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Lane-Emden方程式(7.35)を固有値問題として解いてみよう。
,に対して、Lane-Emden 方程式は
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となる。境界条件は、
でであり、どこか判っていない或るでである。
この表面の値でを規格化してやれば、の範囲は
となる。そこで、独立変数をから
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で定義するに変更すると、方程式は
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となり、境界条件は
で,でとなる。
ここでの値が幾つであるか、まだ判っていないが、このが
特別の値でしか、境界条件を満たせない。そこで、 は固有値という事になる。
適当なフィッティングポイントを設け、
中心からフィッティングポイントまでの解は前節で解説した通りの方法で求め、
その解に、表面、即ちから
積分してきた解が、このフィッティングポイントで一致するようにすれば良い。
からの積分は、
でとし、そこでのの値とを与えれば出来る。
からの積分もを与えれば出来る。
フィッティングポイントでの内側の解と外側の解との差は、従って、と
の関数と見做す事が出来る。未知数2つに対して、
との内側の解と外側の解の差についての2本の式があるから、境界値問題として
Lane-Emden方程式を解いたのと同じ要領で、問題を解く事が出来る。
固有値問題として、Lane-Emden方程式を解け。
Jun Makino
平成15年4月17日