ここで時間刻みというと、 2 つの意味がある。つまり、初期値問題を解く時 に、通常は比較的小さな区間(これを Hとする)に全体を分けて、この H に対して補外法を使う。これは、Hを無制限に大きくとるといろいろ微妙な 問題が起きるからである。
この H を決めたとしても、さらに、そのなかで h (の列)をどうとるか という問題がある。
通常は、 のとり方を適当に決める(例えば、 にしていく、ある いは大体 程度にしていく等)。で、誤差を見ながら H のほうを変 える。誤差推定には、例えば、最終的な補外の値と、一つ点が少ないものとの 差を使うのが実用的である。