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7.1 線形多段階法の考え方

ルンゲ・クッタ法は「一段階法」と呼ばれるクラスに属する。一段 階法とは、ここでは、 における解 がわかっていれば、それだけ から次の時刻 での解 が求まるものである。

これに対し、 での情報だけでなく、その前のステップでの情報(導関 数の値や解そのものの値)を記憶しておいて、それを使おうというのが多段階 法である。これにより、余計な計算をしないで計算精度をあげようというわけ である。



Jun Makino
Thu Aug 13 14:18:16 JST 1998