必要な精度を決めた時、ほとんどどんな場合でも、線形多段階法のほうがルン ゲ・クッタ法よりも少ない計算量で答を得ることが出来るということが実験的 にも、また誤差の係数をつかった理論的な解析からもわかっている。
ルンゲ・クッタ公式が優れているのは、基本的にはその使いやすさにおいての みであるといってよい。が、まあ、使いやすさというのは実際的になかなか重 要であることも確かである。