前回は硬い方程式というものを扱った。これは、わりといろんなところに出て くるので、とりあえずそういうものがあるということは憶えておくといいこと があるかもしれない。
今日もそういう類の話である。今日の相手は「ハミルトン系」、要するに古典力 学系である。が、ハミルトン力学ということで話を始めると、解析力学がどう で正準変換がこうだからとかいう難しい話にたちどころになってしまう。この へんは僕もよく知らないし、それだけで一学期分の講義になるくらいのものな ので、ちょっと違う方向からいってみよう。