後退(陰的)オイラー法
で積分する場合を考えてみる。すぐにわかるように、
から、
となる。なので であり、後退オイラー 法の絶対安定領域は左半平面全体であるということがわかる。言い替えれば、
後退オイラー法は数値不安定を起こすことはない。
これは、前進オイラー法に比べた後退オイラー法の目覚しい特徴である。