さて、このように木構造ができてしまうと、実際の力の計算は非常に簡単にな る。以下が力を計算する関数である。
pt minus 1 pt
void bhnode::accumulate_force_from_tree(vector & ipos, real eps2, real theta2, vector & acc, real & phi) { vector dx = pos - ipos; real r2 = dx*dx; if ((r2*theta2 > l*l) || (nparticle == 1)){ accumulate_force_from_point(dx, r2, eps2, acc, phi, mass); }else{ for(int i=0;i<8;i++){ if (child[i] != NULL){ child[i]->accumulate_force_from_tree(ipos,eps2,theta2, acc, phi); } } } }
これはメンバ関数になっていて、あるノードから引数で渡ってくる場所への力 (加速度)とポテンシャルを計算する(渡ってきた変数に足し込む)。距離の 2乗を計算し、それが を満たしていれば実際に加速度を 計算する。2乗のままで比べるのは、単に平方根計算をしないですませるためである。 また、粒子数が1であればやはり同様に加速度を計算する。そうでなければ、 子ノードを順番にみて重力を計算する。ここでも再帰をつかう。
質点からの力、ポテンシャルの計算は以下のようになる。
pt minus 1 pt
void accumulate_force_from_point(vector dx, real r2, real eps2, vector & acc, real & phi, real jmass) { double r2inv = 1/(r2+eps2); double rinv = sqrt(r2inv); double r3inv = r2inv*rinv; phi -= jmass*rinv; acc += jmass*r3inv*dx; }