まず、このプログラムをmuleで作成し、例えば example1.C といった名 前でセーブしてみよう。
ここで、いくつかの注意をしておく。
コンパイルとは、C++ で書いたプログラムを、計算機が実際に実行できる 形に翻訳する作業である。 これには g++ というコマンドを使う。
コンパイルは、シェルウインドウで
g++ example1.C -o example1
と入れる(例によって最後にリターンする)。すると example1 という名前の 実行ファイルができる。
多くの場合、入力したプログラムは実行前に「エラーです」のようなメッセー ジがでて止まってしまう。エラーの場所に応じてmuleでプログラムを修正 し、セーブしたあともう一回 g++ して見よう。
実行は、シェルウインドウで
./example1と入れる。このあとリターンすると、キーボードから数字を入れるのを待ってい る状態になるので、数字をいれてはリターンするのを2回繰り返せばその2つの 和が表示されるはずである。
少しプログラムを修正して、もう少し芸のあるものにしてみよう。
// program example 2 #include <iostream> using namespace std; int main() { double a, b; cout <<"Enter numbers a and b:"; cin >> a >> b ; cout << "a+b = " << a+b <<endl; cout << "a-b = " << a-b <<endl; cout << "a*b = " << a*b <<endl; cout << "a/b = " << a/b <<endl; return 0; }
最初の // ... はコメント(注釈)といわれるもので、コンパイラは // からその行の終りまでを無視する。このため、自分や他人 が後でもみて分かるようにするためのいろいろな説明などを書いておくこと ができる。
これは四則演算してみただけである。