Next: About this document
Up: 計算天文学 II 第10回 データ構造とアルゴリズム
Previous: 8 その他
今回の話は、まあちょっと難しいというかいかにも講義回数が足りないので、
これに関して必須のレポート問題はなし。というわけで、レポート課題は以下
の通り。
1は必須。後はオプション。 プログラムが必要なものはプログラムを提出
すること。
- この講義全体について、感想、意見、希望等をなんでも好きなだけ書い
て出す。別に褒めてないと点が下がるとかそんなことはないので、率直な意見
を書いてくれると参考になってありがたい。
-
参考プログラム
http://grape.astron.s.u-tokyo.ac.jp/~makino/
kougi/keisan_tenmongakuII/programs/index.html
にある BHtree.C を動かしてみて、総当たりで計算するのと木構造で計
算するのとで計算した加速度、ポテンシャルの値を比べ、 を小さく
したときに差がどのように小さくなるか、また小さくなりかたは粒子数によっ
てどのように変わるか調べてみよ。
- 上の誤差が理論的にはどうなるべきか考察せよ。
- 計算時間はどうなるか、粒子数 100 程度から 10,000 程度までで調べ
てみよ。
- 時間積分や結果表示の関数を付け加えて、実際に多体問題を計算してみ
よ。時間積分公式としては第6回でやった leap frog を使おう。保存量である
系全体のエネルギーや角運動量はどの程度保存するか?時間刻みや
を変えるとどうか?
Jun Makino
Thu Jan 25 14:36:00 JST 2001