% f77 -o sphere sphere.f % sphereと入力しよう。
ターミナルウィンドウは、必要に応じて、複数開いておくと便利である。 ターミナルウィンドウを新しく開くには、マウスをウィンドウ以外の場所に移動させ て、そこで、左ボタンを押す。すると、メニューが出現するが、その中のkterm の部分が反転するまでマウスを押したまま下に動かし、そこでマウスのキーを離す。 暫くすると、画面には格子状のものが表示され、マウスと連動する。好みの場所に 移動させて、マウスの左ボタンを押して離すと、その場所に新しいターミナル ウィンドウが開かれる。
ターミナルウィンドウをいくつも開くと、計算機のメモリー等を浪費する事になるので、 必要な数だけ開くように心掛けよう。
タイトルバーの部分にマウスのカーソルを入れて、中ボタンを押しながらマウスを 動かすと、ウィンドウは格子状になり、マウスの動きと連動する。適当な場所に ウィンドウを引きずって、そこでボタンを離すと、ウィンドウが再現する。こうして、 ウィンドウの位置を変えることができる。
タイトルバーの右端の四角の部分にマウスカーソルを入れ、左ボタンを押しながら 動かすと、マウスの動きに合わせて、格子状のものが伸び縮みをする。格子が適当 な大きさになったところでボタンを離すと、ウィンドウの大きさが変化して再現する。 こうして、ウィンドウのサイズを変更することができる。
f77 コマンドがsphere.f をコンパイルし、-o というオマジナ イがついているので、更にsphereという実行ファイルを作成させる。 計算の実行はsphere それ自身がコマンド名になる。
前の例題sphere2で、 メインプログラムとサブルーチ ンの二つの別々のファイルとして作ったとし、メインプログラムのファイル名を sphere2.fとし、サブルーチンのファイル名を calculation.f としよう。そういった時、それぞれを別々にコンパイルして、 オブジェクトファイルを融合させて、実行ファイルを作るには、次のようにする。
% f77 -c -o calculation.o calculation.f % f77 -o sphere2 calculation.o sphere2.f % sphere2
サブルーチンをコンパイルする時、-c -o のオマジナイを付けておく。結果と して、.oの拡張子の付いたオブジェクトファイルが作られる。メインプログラムを コンパイルする時、後ろにこのオブジェクトファイル名を付けておく。 この方法により、良く使うサブルーチンのオブジェクトファイルをいちいちコンパイ ルする手間を省いたり、プログラムのチェックの効率を上げたりする事が出来る。 外部関数 FUNCTION 文もサブルーチンと同じように、メインプログラムとは別に コンパイルしておき、そのオブジェクトファイルとメインプログラムのオブジェクト ファイルを結合して、実行ファイルを作る事が出来る。