なお、来週以降に適宜紹介していくが、自習用の教材を準備している(ハイパーワークブック)ので、興味、必要に応じて使うこと。
普通の計算機は、誰でもログインできるようになっているわけではない。例えばここのシステムでは、利用者は教養学部の学生と教職員などである。したがって、この計算機システムのどこかに利用者の表があり、君達が名前(ユーザ ID)とパスワードを入力すると、計算機はそれに登録してあるかどうかを調べる。
実際に操作する前に、まず、「補遺」の2章, 2.1 節、 2.2 節、2.5 節を読むこと。
具体的な操作は、「補遺」の3.1節に従う。
なお、パスワードは学生証についてきているはずである。今日パスワードを持ってきていない人は、今日は使えない。来週の講義までの空いた時間に使えることを確認すること。また、96年度あるいはそれ以前に入学した人は、アカウントの有効期限が切れているかもしれないのであとで1階の事務室にいって新しいパスワードをもらうこと。
ユーザ IDとパスワードが正しく入力できれば、しばらくすると(かなり時間がかかるかもしれない)何枚か「ウインドウ」(窓)が開く。
このように、一
つの画面を何枚ものウインドウに分けて使うことで、ウインドウがない場合に
比べていろいろ便利に使うことができる。この画面では、右の大きなウインド
ウが電子メイルの読み書きや文書を書いたり編集したりするため、またその隣
の大きなウインドウが、計算機に様々なコマンドを入力したり、その結果を見
たりするためのウインドウである。左上は計算機システムからのいろいろなメッ
セージがでる。右上の隅の2つの小さいウインドウは、左側は電子メイルが来
たことを教えてくれるコマンドが動いている。右側は今どんなウインドウがあ
るかを表示している。
cal と入力し、リターンキー(キーボードの右端にある、Return と書 かれた少し大きなキー)を押してみよう。今月のカレンダーが表示されるはず である。
cal コマンドは、今月のカレンダーを表示する以外にもたくさんの機能 がある。あるコマンドにどんな機能があるかを調べるには、 man コマン ドを使う。
man cal と入力してリターンを入れると cal コマンドの使い方が画面 に表示される。内容を読んで、いろいろ試してみよう。
なお、 man cal というコマンドの実行を終えるのには、キーボードの "q" を押す。 w というコマンドを使うと、「自分がログインしている計算機にログイ ンしているのは誰か」を調べられる。これで出てくるのはユーザIDだけだが、 さらに、 finger というコマンドを使えば、名前とかいくつかの情報が 出てくる。これらも、 man コマンドで使い方を調べてみよう。
特に最近は、計算機プログラムでパスワードを推測するといったようなことも されるので、このへんは注意する必要がある。
学生証についてくるパスワードは、パスワード破りのプログラムに比較的強い ように作られている。(そのかわり憶えにくい)計算センターでは、パスワー ドを変更することを推奨しているので、「補遺」p. 25-26の記述に従って、パ スワードを変更すること。なお、パスワードは簡単に破られないようなものに すること。センターで随時チェックをしているので、強制的に最初のパスワー ドに変更されることもあり得る。もっとも破られやすいのは、英単語一語、あるいは女の子の名前などである。
比較的安全にするためには、複数の単語をつなげる、数字と単語を混ぜる、大 文字と小文字を混ぜるなどが推奨されている。
とりあえず、前回と今回の講義資料を見てみよう。これには、まず、私のホームページで「情報処理講義関係」のところをクリック(マウスカーソルを持っていき、左ボタンを押すこと)してみる。すると、「情報処理講義資料」というページが出てくる。
ここで、さらに 「98年夏学期(月曜)」をクリックすると、この講義のページがでてきて、そのなかでさらにいろいろなところをクリックするとそれぞれのところをみることができる。
ページが大きい時は、右、または下のバーのところにマウスカーソルを持っていき、いろいろやってみるとページが動く。前のページに戻るには、左上にあるBack と書いてあるところ(ボタン)をクリックする。
最初に見た、私のホームページに戻って、「情報処理ワークブック」を選び、さらに「情報処理ワークブックを見る」を選ぶと、「はいぱーワークブック」のページがでてくる。
さらに「基礎コース学習の手引」を選んで(クリックして)みよう。出てきたページを良く読んで、今日の残った時間で、「操作」の「ウインドウとマウス」、「キーボード」のところを自習すること。余力があれば「導入」のところも読んでおこう。
また、興味に応じてどんどん先に進んでいってもよい。