日記にも書いてますが、ひょっとしてこっちを読んでおられる方の中に興味を
持つ人がいるかもしれないので。
国立天文台天文シミュレーションプロジェクト(CfCA)では、「専門研究職員」という
ものを現在2名募集中です。詳しい情報は
CfCA のサイトにありますが、
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ファイルサーバ、ネットワークの構築・運用
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PC クラスタ、 GRAPE-DR クラスタの構築・運用
をおこなっていただく方で、給与は国立大学等の助教(助手の名前が変わった
もの)相当となります。国立天文台には多数の観測所等に専門研究職員が在籍
していて、機器開発、運用の重要な部分を担っておりますが、 CfCA でもその
ような形で職員の増強を図っていくものです。上のような業務内容ですので、
天文学研究の経験が必須、というわけではありません。もちろん、計算機を使っ
てどんな研究をしているか、ということの理解が、良いシステム構築のために
は必須ですが、これは実地に経験していけばよいことと思っています。また、
博士号も必須ではありません。
本来ならばこのような職は常勤(任期なし)の技術職員等が担うべきものですが、
国家公務員定員削減や国立大学、国立研究所(正式には「大学共同利用法人」)
の予算削減が一律、無定見に行われるなか、運用業務、研究開発を続けていく
ためにはどこでも非常勤職員の増強が必須となっています。
CfCA では、今年度4月から、
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NEC SX-9
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Cray XT4
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GRAPE-5/6/7
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GRPE-DR
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汎用 PC クラスタ
と多種の計算システムを持つことでこれまでの大学・国研の計算センターに比
べて低コストで高い計算能力を多様なニーズを持つユーザーに提供する、とい
う新しい方向性を目指していきます。そのような新しい HPC のための計算セ
ンターのありかた、また GRAPE 等のハードウェア、ソフトウェアの開発等に
興味がある方は是非応募を検討していただければと思います。職務内容等につ
いての問い合わせは牧野まで直接でも結構です。