女子学生にセクハラ、東大教授2人処分
女子学生と女子職員に性行為強制などセクハラをしたとして、東大は24日、大学院理学系研究科の片山武司元教授
(61)に対し、諭旨解雇相当と通知した。片山元教授は既に退職している。また、総合文化研究科の50代の男性教授についても、女子学生へのセクハラ行為
があったとして停職2カ月の処分にした。2人とも事実関係は認めているが「セクハラ行為ではなかった」と話しているという。
東大によると、片山元教授は指導する女子学生と女性職員に対し、教授の地位を利用して性的行為を繰り返し、精神的苦痛を与えた。
総合文化研究科の教授は指導する女子学生に対し、海外旅行に同行するように繰り返し要求。女子学生は食事や睡眠が取れない状況に追い込まれた。
東大の岡村定矩理学系研究科長は「憤りを覚えるとともに、研究科長として責任を痛感している」との談話を発表した。
[2004/12/24/18:39]
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