牧野の公開用日誌
つっても、非公開のを別につけているわけではない。
Copyright 1999- Jun Makino
2014/03
2014/02
2014/01
もっと昔
当面の予定
- 2006/10/xx UP 〆切 仮題「重力多体系と専用計算機」
- 2014/04/02 14 EXA MD
- 2014/04/03 9:30 来客
- 2014/04/03 14 来客(東工大予定)
- 2014/04/03 16 来客
- 2014/04/03 16 DDN(東工大予定) 17:30に変更交渉中
- 2014/04/04 10 AICS 研究連絡会議 東京分室
- 2014/04/04 CREST 何か 13:30-17 東大
- 2014/04/04 18 RH ダイビル18 C5
- 2014/04/04 19:15 待ち合わせ
- 2014/04/07-9 アメリカいけといわれた気がする、、、
- 2014/04/07 11 生産研
- 2014/04/07 14 RF 会議
- 2014/04/07 16 来客予定
- 2014/04/08 10-11 RH 何か。私これでなくてよかったかな?
- 2014/04/08 13:30 増える会議@特別会議室
- 2014/04/09 15-17 FS会議
- 2014/04/10 10 コデザインチームミーティング 井上さんの講義にあたるがもうしょうがない。
- 2014/04/10 10:30 井上さんレクチャー@6階講堂
- 2014/04/10 13 面接
- 2014/04/10 14 増える会議かも
- 2014/04/10 16 MR 会議
- 2014/04/11 9:50 機構長なにか
- 2014/04/11 15 増える会議かも:これは11に移動した
- 2014/04/13 16 増える会議
- 2014/04/15 午後?RF会議 中止
- 2014/04/15 14 エクサ進捗ミーティング?あれ?
- 2014/04/15 16 EXA-MD
- 2014/04/15 18 増える会議@
- 2014/04/16 13:20 ELSI FPC@106 私これでるのか?え?
- 2014/04/16 17- 戦略運営会議 報告会はなし R409
- 2014/04/16 18:30 増える会議@特別会議室 キャンセル
- 2014/04/16 19 くらい 新人歓迎会
- 2014/04/17 8 増える会議@特別会議室
- 2014/04/17 13:30 分子研
- 2014/04/17 18 増える会議@東京分室
- 2014/04/22 13:30 ISAS
- 2014/04/22 16 RF@東京分室 これはパス
- 2014/04/23 15-17 宇川さん
- 2014/04/24 19 宇川副機構長歓迎会
- 2014/04/25 16-17 増える会議
- 2014/04/28-5/2 サンディエゴ? Jon Lindsay
- 2014/05/02 増える会議@13? 牧野は欠席
- 2014/05/08 10 4TL
- 2014/05/08 午後 パート面接予定
- 2014/05/09 10 AICS 研究連絡会議
- 2014/05/12 19 4TL
- 2014/05/13 14 EXA MD ミーティング
- 2014/05/15 15 連携推進開発@AICS
- 2014/05/19 19 4TL
- 2014/05/25 横浜何か
- 2014/05/30 午後 私用
- 2014/06/04 15-17 「京」利用者懇談会@R104-1
- 2014/06/06 10 AICS 研究連絡会議
- 2014/06/08 TL合宿?
- 2014/06/17 14:30 戦略報告会
- 2014/06/17 17 戦略運営委員会
- 2014/06/19-20 アクセラレーション研究開発@IOST?
- 2014/07/04 10 AICS 研究連絡会議
- 2014/07/15 CREST 何か 13:30-16:30 東大
- 2014/07/21-8/1 and 8/4-22 MOL extended workshop
- 2014/08/01 10 AICS 研究連絡会議
- 2014/09/05 10 AICS 研究連絡会議
- 2014/9/8-12 Stellar
N-body dynamics(Aarseth 先生80歳記念)
- 2014/10/03 10 AICS 研究連絡会議
- 2014/10/29-30 札幌。講義その他
- 2014/10/16-17 CREST 会議
- 2014/11/03 京都何か(プライベート)
- 2014/11/07 10 AICS 研究連絡会議
- 2014/11/12-14 分子シミュレーション討論会@仙台
- 2014/12/05 10 AICS 研究連絡会議
- 2015/01/09 10 AICS 研究連絡会議
- 2015/02/06 10 AICS 研究連絡会議
- 2015/03/06 10 AICS 研究連絡会議
- 2015/11/3-8 分野5全体最終シンポジウム@奈良
定例
- 月曜 10 4TL
- 月曜 15 地惑特論B(4回)
- 火曜10:30 ELSI 運営会議
- 火曜16 FSチップグループミーティング
- 水曜 午前(原則)研究室セミナー@115(内部ページ)
- 水曜 13-15 コデザインチーム定例
- 木曜 午前 IBM ネットワーク打ち合わせ
- 木曜 午後14:50藤垣研セミナー 5/30, 6/13,27, 7/3(B4中間発表), 11
- 理研 TL 会議
- 理研 進捗ミーティング
- ELSI Lunch meeting: room? 12-?
地震・原発関係リンク
- リアルタイムモニタデータ
- もうちょっと遅いデータ
- その他
2014/4/30
2014/4/29
- 起きた。7時45分にホテルから UCSD Supercomputer Center へのシャトルがでると書いてある。で、8:30 から5時までセッションである。元気だなあ、、、
- 私が話すセッションのチェアは David Kahaner である。
- オランダ人2号の友人におまえこいといわれてよくわからない研究会にき
ているわけだが、結構本当によくわからない。
- 主催は Institute on Gloal Consflct and Cooperation とかいうもの。
- Tai Ming Cheung という人が主催。今スライドなしで10分くらい滔々と
しゃべっている。
- ふむ、この研究会はクローズドなので云々とかいったような気が。
- "2 bombs, 1 Satellite" approach
- introduce, digest, assimilate, re-innovative process
- technology-push, not demand-pull
- なんか寒い。というか会場大変強い冷房はいってる。
- ちゃんとセーターもってきたけどまだ寒いぞ。
- なんか2度設定を上げるとかいってた気が。華氏68から70だって。
- 自分のトーク終了。このあとでも discussion session があってそっち
のほうが長いの、、、
- NERSC, Cray, Intel to Collaborate on Next-Generation Supercomputer
- 引用:Scheduled for delivery in mid-2016, the new system will deliver 10x the sustained computing capability of NERSC’s Hopper system,
- 引用: a Cray XE6 supercomputer.
- Cray が KNL ベースのマシン出荷するのは mid-2016 になった、ということかしら?
- Hopper が 1.28PF だけど、KNL で1ソケット100万としても 3TF ピーク
として70億なら 21PF? 30 以上にはなる?
- Hopper は 4MW くらい?Top500 では 2.9MWか。
- 3MW とすると、Cray の KNL ベースのシステムは7-10Gflops/W にくると。
10nm でもなかなか 20 はいかないか?
2014/4/28
- 春の褒章〈数学研究〉東大教授小林俊行(51)
- おお、みたいな。
- 平
成26年3月11日「報道ステーション」の報道内容についての 福島県立医科大学
放射線医学県民健康管理センターの見解
- 引用:
番組内ではチェルノブイリとの比較において、被ばく線量についてほとんど触れられておりませんでしたが、現在、様々な研究機関で行われている被ばく線量推計によると、チェルノブイリに比較して福島における県民の皆様の被ばく線量が低いことが分かってきています。
- 引用:
チェルノブイリの知見に留まらず、現在見つかっている甲状腺がんの方の平均年齢が16.9歳(2013年12月末日現在)であり、従来より知られている小児甲状腺がんの年齢分布に非常に似通っていること。
- 引用:
チェルノブイリでは放射線の感受性が高い0~5歳(被ばく時年齢)の層に多くの甲状腺がんの方が見つかったのに対し、福島では現在のところ、その年齢層には甲状腺がんの方は見つかっていないこと。
- 引用:
甲状腺がんの発見率に地域差がみられないこと。このようなことを考え合わせ、現在見つかっている、甲状腺がんと診断された方については福島第一原発事故の影響によるものとは考えにくいとの見解を持っております。
- 「甲状腺がんの発見率に地域差がみられない」ことをちゃんと統計的に議論した公式の文書ってなにかあるんだっけ?25年度分は少ないように見えるというのは以前検討した通り。
- さて、今月2度目の成田。サンディエゴである中国のHPCがなんたらという謎な研究会に何故か呼ばれたのでいってきますみたいな。
- お、Hynix HBMの記事だ。
- なぜかボーディングの時に座席を変えてもらえた。別にアップグレードとかではなくて中央列の真ん中という大変そうなシートから窓際に。ちょっと嬉しい。
- ロサンゼルスついた。とりあえずサンディエゴへの乗り継ぎのゲートまでなんとか到着。 Free Wifi があるのでメイルチェックなど。
- 特に問題なくホテルついた。今回 UCSD の招待ということになっている模様。
- しかし、このホテルなんつーか山の中だ。
2014/4/27
- 日曜日に学生氏と論文の中身の議論をするブラック研究室っぽい私。
- 「平衡解に数値的に摂動いれて分散関係出すっていう方法もあるけど」「いえ、手計算でやりたいです」
- CERN のはこれか。
- 38% RH and 278 K 1点のデータなのね。
- 4モジュールで 1TB/s、30W と書いてある。まあこれメモリとインターフェースロジックだけで、プロセッサ側のインターフェースはいってないんじゃないかしら。
- 第二世代の 2Gbps 品がでてくれば、の話。
- PEZY でやってるみたいな薄いDRAMにして、というのはプロセッサの上につめるかもしれないわけで、方向としてはあり、というか、インターポーザは主流にならない気がするけど、、、
- 薄ければ積んでも冷却できるかもしれないし。
2014/4/26
- 家のスキャナを速いのに変えた。で、これは Win7 の機械につなげたの
でプリンタも Win7 の機械にして XP の機械を動かすのを止めようと思ったわ
けだが、Win7 で共有にして、色々いじっても Linux (CentOSとVine)から送れ
ない。
- XP からは送れるようになったんだけど、、、、
- うーん。で、Linux のほうをプリンタサーバーにして Win7 から送ると
ちゃんと印刷できるんだけど何故かジョブ終了にならなくて、次に送ったもの
がでない。プリンタにリセットかければでるようになるんだけど。
- 届いていた「科学」5月号を眺める。広井さんと藻谷さんという人(すみません、知らないので)の対談がある。
- 表紙によると「研究不正の背景」なるものがあることになっているが目次をみてもそれらしいものはない、、、というか私の?
- study さんの記事がある。
2014/4/25
- 金曜の朝に、週末にプレゼンテーション資料みるから送れとかいったってそんなの知らんわ。研究会来週で飛行機での移動もあるのに作ってるはずがなかろ?
- しょうがないからスライド作った。30枚。ちょっと多いなこれ。
- メモ 平成26年度予算の編成等に関する建議
- 引用: 科学技術に関する大型プロジェクトは、一度開始すると多額の後年度
負担が生じる傾向にある。次世代スーパーコンピュータの開発について
は、国内の研究開発を支えるインフラとして具体的に求められる性能を
精査するとともに、
- 引用: 仮に国産での開発に限定する場合は、これまでの開
発が国内メーカーの競争力向上に必ずしもつながっていない傾向も踏ま
え、費用対効果の観点からそのメリットを十分説明できるか、また官民
の費用分担は適切かといった観点から、その必要性・妥当性を十分精査
すべきである。
- 仮に過酷事故の頻度を1炉・年あたり1×10^-3、被害額を10兆円としてみましょう。(多分、5桁くらい過大評価ですが)
- 引用続き:年間のリスクの期待値としては100億円ということになります。
- さらに引用続き:これは、いつでも動かせる「冷温停止状態」で原子炉を止めているために失っている代替燃料費1年分の1割に過ぎない金額です。これだけ極端な過大評価をしても、とても合理化できません。
- この人の頭の中では今でも事故確率は年間1億分の1なんだな、、、
- で、なおかつ、1000炉年に1度、つまり50基あると20年毎に事故が起きる状態でも原発を運転するのは当然であると。5年に一度でも当然といいそうな勢い。
2014/4/24
- ほえ、いつのまにか discussion の moderator とか別の議論の discussant とかがわりふられてる。
- 報告書作文1つ終了。
- さて、原稿の〆切とか〆切とか〆切とかある気がするが、ちょっと疲れているので昨日の続き。
- Top500 では、最近20年間は Top 1 の性能は10年で500倍である。1000倍よりちょっと少ない。
- 電力増加は、1993 年を NWT じゃなくて T3D におくとまあ50倍。このほとんどは ES の6MW までで食いつぶされた。
- T3D から ES までは、性能 250倍、電力20倍、半導体の電力効率は40倍
なので、アーキテクチャの電力効率は1/3程度にさがっている、というのは昨
日議論した通り。
- ESから「京」までは、性能250倍、電力2.5倍、半導体の電力効率は13倍
なので、アーキテクチャの電力効率は8倍と驚異的な向上をしたことがわかる。
- まあ、ESが悪いから驚異的に見えるだけというところはあるが、T3D に比
べてもさらに 2.5倍である。T3D は B/F が現在の NEC SX-9 並みの 2.5 あり、
「京」は 0.5なので電力性能のほとんどはここで決まっている。
- さて、Top500 のトレンドからずれないためには2019年にエクサで、10nm
だとすると半導体の電力効率は7倍しか上がらない。なので、「京」並みの電
力にするだけでもアーキテクチャの電力効率を14倍にしなければならない。
- これは、 B/F を落とすことと、制御コアを単純にするか SIMD幅を増や
すかその両方かで対応することになる。
- HMC とか HBM とか使っても、トランジスタ自体の性能向上ほどは
DRAM の転送性能の向上はないわけで、結局 B/F は 0.05 程度まで落とす必要
がでてくる。
- 制御コアは、商業ベースのプロセッサでは、同じ命令セットで単純にする
のは結構難しい。同じコア数で実行した時の性能が下がるからである。なので、
SIMD幅をどんどん増やすことになる。
- が、SIMD 幅を増やすと使いにくくなるし、使えるようにすると
電力が増える、というのは昔書いた
- じゃあコア数を増やせばいいかというと、共有メモリでコア増やすのは
共有メモリベクトルプロセッサと同じで 16 前後が限界で、それを大きく超え
た KNC は破綻しているのも不思議ではない。
- 次は1チップといってもNUMA 構成にならざるを得ない。まあそれだと何
故1チップにするの?というところはある。
- チップ内 分散メモリ SIMD が電力性能的にはもっとも有利である。メモ
リアクセス機構が単純なままですみ、また制御コアの数が圧倒的に少ないから
である。
- まあアプリケーションの実行効率に問題がでないかどうかは難しいところ。
- しかし、例えば、差分法で境界のメッシュでは違う(通常低次の)スキーム
になる、といったケースでは、式は同じで係数の値だけが違う形に、計算量が
増えてもいいから書き直す、といった対応は可能である。
- 多くの問題で、問題の並列度は計算機の並列度よりはるかに大きいのに
対して、処理の種類は人間が書ける程度なので10とかせいぜい100とかである。
なので、全体SIMDでやっても大した効率低下はない。
- というのが Danny Hillis の主張。
- B/F 0.05 も、まあ頑張れば(人がというよりコード生成、アルゴリズム生成みたいなところで)なんとか対応できる話である。
- 10nm, 20MW でエクサを、という話にはこの程度で十分。
- 原理的にはどこまでいけるか、をちょっと考える。
- GRAPE-X のSIMD コア
でも演算器自体の消費電力はまだコア全体の 1/4 程度にしかならない。
- まあこれはマイクロアーキテクチャの細かい修正で 1/3 程度まであげる
ことはできると思う。あと演算器を FMA にしてレジスタ等のポート数やセレ
クタの数をちょっと減らすとか。(GRAPE-DR の演算器はFMAじゃない)
- FMAではもちろん演算器自体の消費電力もちょっと減る。
- でもまあ電力性能が1.5倍にはなかなかならない。
- FMA を2個つないで5入力2出力の演算器にして相対的にレジスタ、メモリのポート数を減らせばこれはかなり電力つめられるはずである。まあ内積と多項式評価くらい
には使えるであろう。でもこの2つが数値計算の多くを占めるので、結構適用範囲は広いはず。
- これでまあ電力性能1.5倍強、10nm、13MW でエクサ。
- ここからさらにアーキテクチャ効率を上げるのは相当困難と思う。電圧
とクロック下げるとかのほうが改善の余地が大きい。クロックものすごく落と
すなら電力効率さらに倍はできなくはない範囲。
- あ、単純な内積は駄目か。4readいる。2行でいいから行列でないと。
2014/4/23
- 「原発停止で安全文化低下」=事業者自主組織の代表-規制委
- 引用:原子力規制委員会は22日、原発の安全性向上を目指す原子力事業者の自主規制組織「原子力安全推進協会」(JANSI)の松浦祥次郎代表らと、初めて意見交換した。
- 引用:旧原子力安全委員会委員長を務めた松浦代表は席上「(原発が)長く止まった状態にあると、安全文化的要因はマイナス方向に行く」と指摘。
- 引用:「安全性がしっかりしないときちんと動かすことが難しいと同時に、きちんと動くようにならないと安全文化も高まらない非常に難しい状況にある」と述べた。
- えーと、なんていうんだっけこういうの?
- まあ別に動かさなくても廃炉処理だけで十分そのための安全文化は育、、、たないか。
- Discussion の前まできたのでもうちょっとまって。水曜中にはなんとか。
- 午前中は研究室セミナー(東西合同)
- 「マニアックな、じゃなくて適切な指導を」
- 「自分の論文の図はちょっと大きめに」
- 午後はチームミーティングのあと宇川さんむけなにか。そのあと臨時3者会議、が終わるとこんな時間である。
- 図のキャプションまで全部チェックした。
- 戦略への謝辞のいれかたはわかるがAICSのほうがわからん。
- GLOBALFOUNDRIES、14nm FinFETプロセスのロードマップ更新について説明
- GF は 14XM がなくなって FDSOI の話も消滅して Samsung の Bulk FinFET でいく、という話。2015には量産と。
- AlteraがFPGAに浮動小数点DSPを集積、「FPGAで初めて」
- 引用:単精度浮動小数点演算の理論上の性能として、Arria 10では最大1.5TFLOPS、Stratix 10では最大10TFLOPSを得られる。
- 電力性能ははGPUよりいいと思うんだけど、価格性能比がねえ、、、
Stratix 10 の最大サイズのチップって多分1個100万円とかだし。
- しかし、そういうわけでエクサスケールスパコンは大変なわけである。
- まず半導体の性能が上がらない。これまでのように18ヶ月での世代交代
が進んだとしても、トランジスタ密度が倍にしかならない。
- 動作電圧が下がらないので、演算あたりの消費電力は単純には3年で半分
(フィーチャーサイズに比例)、つまり、10年で1/10弱にしかならない。
- しかも、18ヶ月での世代交代がかなり無理になってきていて、2019年に
大規模システム組むのは Intel 以外では 10nm でないと難しい。「京」が
2011年で45nm だったのから見ると4世代、1世代2年になってしまっている。
- まあでも SX-6 が 150nm で製品 2001 年だから1世代2年は同じで
Intel がちょっと速い時期があっただけか。
- 1993年には 0.8um だから90年代は1.5年に近いか。
- 0.8um 5V から 150nm 1.8V (例えば)に変わると、トランジスタのダイナミック消費電力は単純には 1/40 になるので、阿呆なことをしなければ計算機の電力あたり性能は40倍になる。但し、この時期は電力あたり性能の向上はもっと低い。
- つまり、この時期はまだスパコンの消費電力増えても良かった。
- 150nm 1.8V から 45nm 0.9V では電力あたり性能は 13倍。
- これは、プロセッサアーキテクチャを演算あたりの消費電力が下がる側に
ふる、つまり、演算器以外のコアロジックを単純化するとか SIMD 幅を増やす
とかしないと消費電力が現実的な範囲に収まらなくなってくることを意味する。
- 10nm といってるものが実質11だとしても、0.7V まで下げたとして
電力性能は 45nm の6.8 倍である。
なので、アーキテクチャで7倍あげて、エクサになって電力が「京」の2倍
にはいる。
- じゃあ7倍かせげるか?というと、「京」と同じ 40nm 世代の GPU だっ
て3倍もいかないわけでまともにやったのでは到底無理である。実際問題とし
ては SIMD 幅をいくら増やしても2倍ちょっと改善すれば万歳であろう。
- つまり、汎用プロセッサでものすごく SIMD 幅を増やしたもの
(まあ要するに Intel MIC みたいなもの)ではエクサスケールでは消費電力が
60-100MW になる。空調とか入れるともっと増える。
- 原発0.1基分くらい。
- 関西電力の販売電力量は年間平均では 1700万KW、つまり、17,000MW な
ので、その 0.3-0.6%にもなる。電気代だけで100億円くらい。
- と、ここまでは3年前からわかっている話ではある。
- しかし、ここにきて問題になってきているのは半導体ウェハの値段で、
ずーっと長い間面積あたりの値段が同じか下がる傾向だったのが、28nm から
先はどんどん上がる、という話になっている。10nm だと28nm の 3倍くらい。
にはなりそう。45nm に比べても同じ。
- クロックが同じとするとアーキテクチャ同じだと面積あたり性能が16倍
なので、チップの値段あたり性能が5倍にしかならない。なんとかしてトラン
ジスタあたりの性能を10倍あげてやっと値段が倍で収まる。
- しかし、電力あたり性能と面積あたり性能は比例していて、
上の議論からまあ2倍ちょっと。つまり、普通に考えると値段が10倍になって
しまう。
- もっとも、「京」は富士通の社内プロセスだったので、TSMC のプロセス
なら 10倍になってもまだたいしてことはないかもしれないが、良品
率が相当高くないと大変なことになる。
- GRAPE-X/PACS-G はどうかというと、28nm での試作結果がチップ単体30GF/W (まあ
ちょっと無理してクロック落として低電圧でとかだけど)。
- なので、チップ単体
2GF/W の「京」に比べると15倍、28nmで1世代進んでいることを考慮しアーキ
テクチャで10倍は実現できたことになる。
- 面積効率も大体そんな感じでアーキテクチャで10倍程度。まあ、メモリ
は試作チップは小さいので、増やすと面積効率は落ちる。これは良品率にはあんまり
影響しないはずではある。
- まあその、エクサへの道にはハードウェアとして大変な道とそうでもないのと色々ある、というお話でした。
2014/4/22
- 佐々木力著『東京大学学問論ー学道の劣化』への「あとがき」補遺(折原浩)
- 引用:まず、小生の「あとがき」は、あらかじめ当事者双方の所見を尋ね、比較照合して事実を究明し、そのうえで理非曲直を示す、というものではありません。
- 引用:その点で、公の裁判を経て、当事者双方の所見を比較対照し、「公判調書」も資料として活用し、東大当局の不正・不当(事実誤認による冤罪処分)を立証した前著『東京大学ーー近代知性の病像』(1973年、三一書房刊)とは、著作としての性格を異にします。
- なんか言い訳っぽい文章である。
- とはいえまだ買ってもいません。すみません。
- 午後はまずISAS。それから移動して東京分室。そのあと神戸に移動の予定。
- 分野5のページに謝辞・成果発表の手引きができました。
- 関係者は論文投稿する時には見るように、みたいな。
- まあもちろん、問題が起こるのは関係者という自覚がないとか忘れてるとかそういう場合なんだけど。
2014/4/21
- 若干未完成だがとりあえず送った。
- History Repeats Itself Quotes
- なにか報告書の〆切が今週だったような気がしてメイルチェックしたら「20日」と書いてあった。まだ1文字も書いてない。
- 今週中くらいには書きます。多分。
- 「コピペ容認」で話題の芦田氏の本日のテレビ出演において、私の言いたかったことー 「小保方問題」と「コピペ問題」について
- 引用:「小保方問題」ですが、これについては、まずは「ありえないこと」の発見を彼女は「ある」と下手な仕方であっても叫んだのだから(つまり明らかに、みんなの疑惑を生む主張をしたのだから)、
- 引用:ちまたの科学者たちが、「ミューズ細胞」「OCT4」発光の勘違い説などでいまさら騒ぐのはおかしいということ。それほど(勘違いさえわからないほど)に理研や小保方さんや共同執筆者たちの質が低いというのなら、話は別だが。
- まあだから低いんじゃないのという話であろう。
- 6000語弱を週末にでっち上げたわけだが、次は同じくらいの長さ論文に赤いれである。
違いは100本くらい数式があること。
- うーん、質が低くなるのは実は様々な次元において可能なのではないかと。
- kazooooya氏のグラフみてあれ?と思ったので。
- これは Cs134+137合計6万Bq/m^2 の時の空間線量の減衰のグラフと思われる。
「当初 2.6」と書いてあるのは御愛嬌で、グラフにある通り 0.26。
- で、この 0.26 という値は、IAEA TECDOC-1162 からでてくる値で、別におかしいところはない。 ここでのkazooooya氏が出しているグラフには問題はない。
- が、栃木県の航空機モニタリングの結果を見ると、汚染が6-10万Bq/m^2 は線量率が0.5-1uSv/h に対応している。
- 茨城県、群馬県は違っていて、IAEA の係数とコンシステント。福島も。
つまり、線量率が0.5-1uSv/h のところは10-30万Bq/m^2 に対応している。
- あれれ?
- 私なんか勘違いしている?
- ふむ。なんか私の間違いでもないみたいで、栃木県の航空機モニタリン
グから求めたはずの地表の Cs の量は大体2倍間違っている模様。6万と書いて
あるところは10万くらいあると。
- というか、2011/11/11 の東日本全域図を見ると計算間違いが直っている。
- その結果、栃木県内の 6万Bq/m^2 のエリアが11年7月の県別のよりはるかに広くなっている。
- つまり、「天然核種の影響をより考慮した」こと以外の修正もひそかに行われている、ということか。
- もんじゅ推進自信ない…原子力機構が意識調査
- 引用:
大量の点検漏れが見つかった日本原子力研究開発機構の高速増殖炉もんじゅ(福井県)で、多数の機構職員が「もんじゅのプロジェクトを進めていく自信がない」と考えていることがわかった。
- 引用:機構が全職員(約3700人)を対象にした意識調査の結果を明らかにした。機構の山野智寛理事は「もんじゅは(多くの職員にとって)人ごとで、もんじゅを支えようという意識が低い」と話している。
- 引用:調査は1月末から2月初めにかけて、機構の組織改革に向けた職員の意識を調べる目的で行われた。「安全を最優先にしているか」「部署間の連携はとれているか」など27項目について聞いた。
- 引用:回答の内容によって、最も肯定的な「2点」から、最も否定的な「マイナス2点」までの範囲で数値化した。約7割(約2700人)から回答があった。
- 引用:このうち、「もんじゅに配属されたらプロジェクトを進める自信があるか」という項目で、もんじゅで働く職員約300人を除く約2400人の回答を数値化した結果、マイナス0・6点となり、27項目の中で最低となった。
- まあ自信があったらおかしいわけで、「もんじゅを支えようという意識」があったら自信がでるというものではなかろう。
- つーか、駄目なものを支えろといわれても困るよね。
- 論文半分くらいみた。若干表現が簡潔過ぎるとはいえ論理に穴がない。
2014/4/20
2014/4/19
2014/4/18
- 今日は色々相談のため石川台。
- 天気予報では今日の最低気温は正午くらいである。寒いね。
- スーパーコンピュータ「京」を用いた計算で超新星爆発のニュートリノ加熱説が有望に
- プレスリリースとして大変素晴らしい。組織、研究費はちゃんとはいっていて、実際に計算した人の名前が最初にでてくる。
- あれ、コンタクト先が書いてないな。天文台のってこうだっけ?「ウェブリリース」であってプレスリリースじゃないのか。なんかややこしい。この話そういえば運営委員会であったっけか。
- を、「お問い合わせ」が追加された模様。あれ、FさんCfCA広報担当?
- さて、月末に謎な研究会でサンディエゴにいくわけだが、一昨日くらい
に、18日が原稿の〆切だからね、というメイルがきてた。
- で、原稿ってなんだっけ?とメイルを遡るとなんか書いてもらうからよ
ろしくねみたいなことは確かに書いてあるように見えないこともないが
フォーマットとか長さ指定とかはなにもない。
- フォーマットとかあるの?長さは?と聞いたら a paper that is around 8,000 words in length and well foot-noted と微妙にピントがずれた返事がきたが、8000語って何?へ?
- 週末に3000語くらい書いて許してもらおう。
- Feng
の Green500の論文に書いてある昔の機械の消費電力はデタラメである。
- CM-5/1024 が 5kW で動くわけがない。
- ありゃ、2500語くらい書いたけど書くべきことの 1/3 まできてない。うみゅ。でも今日はもう寝る。
2014/4/17
- 朝8時から会議。そのあと岡崎に移動。それから東京に移動して会議の予定。なんか正気の沙汰ではないな。
2014/4/16
- 研究室セミナー・研究チームミーティング・増える会議がついたり消えたり、なんか理研内での打ち合わせ、のあと30分後戦略運営会議。ふう。
- 夜は研究チームの新人歓迎会ということで元町の某中華へ。大変結構でございました。
2014/4/15
- しかし、小保方研究は極秘で国際特許をとり、安倍内閣の第三だから第四の矢だかになるような願望を理研上層部はみな期待していたのでは
- いや CDB の中の一部だけじゃないかなそんなの。まあ、その辺は頭を丸めて管理職からはずれて、センター長に外から誰か呼ぶくらいはしないといかん気はする。
- 捏造事件としては Nature とはいえ論文1本で、40本とか100本とかの人に比べて大したことはないんだけど、それを世間向けに大発見として宣伝しちゃったことで余計な責任が発生したわけで。
- うむ、ほぼ決着だな。さてと。
- 伊藤君
- 「感想の2つめは、牧野さんの言動が師匠の杉本先生にかぶって見えることです。ただ単に私の印象です。深い意味はありません。」浅い意味はあるんだなおいみたいな。
- ちなみに戦前の理研については伊藤君の『栄光なき天才たち』第6巻・第26話をどぞ
- 昨日は年度が変わって初めての会議がない日だったが、今日は午後ずっと会議、ミーティングだった。。
2014/4/14
- <製薬会社>72社 医師や医療機関に年間4827億円提供
- 先週の記事ですが。
- 引用:
2013年度に業界団体「日本製薬工業協会」に加盟していた70社と加盟社の子会社2社が、12年度に医師や医療機関に提供した資金の総額が4827億円に上ったことが分かった。国の医療分野の研究開発関連予算1955億円の2.5倍にも上る。
- 引用:
降圧剤バルサルタン(商品名ディオバン)の臨床試験疑惑で問題になった奨学寄付金は346億円だった。各社が製薬協の新ルールに従って順次公開した金額を毎日新聞が集計した。製薬業界から医師に流れた資金の全体像が明らかになったのは初めて。
- 引用:
4827億円の内訳は、新薬開発のための臨床試験費用など研究・開発費2471億円▽研究室への奨学寄付金や学会への寄付金など学術研究助成費540億円▽医師個人への講師謝礼や原稿執筆料など270億円
- 引用:
▽医師を集めての講演会や説明会の開催費など情報提供関連費1428億円▽接遇費など115億円。
- 科研費よりはるかに巨額である。
- 未熟な研究者、というのはともかく、未熟な計算プログラムとか未熟な計算機とかもうちょっと上のレベルだと未熟な研究プログラムとか未熟な研究指導者とかって普通にある/いるよね?
- まあその、研究室や組織内の人間関係に適切に対応、なんてことは自分ができてないので、そういうことについて書くのはおこがましいとしかいいようがないわけであまり書きたくない。
- とはいえ、こういうのは、例えば割り算のアルゴリズムが知られていなかった時代には割り算というのは極めて難しいものだった、的なところがあるような気もしなくもない。
- 「知己知彼、百戰不殆」
- だからさ、自分はできてないわけよ。
- 某成果報告書、今年度の書式になにげに英語のが追加された?
- 日本語または英語、の模様。
- あ、そういえば今日は理研内説明会(何のかはいうまでもない)が行われてるんだった。すっかり忘れてた。
2014/4/13
- 間違った見解が広められている事に気が付いてツイッター等で正しい解説をした専門家に対し、自分達の知識の無さを自覚しない人達がその人を盛んに攻撃して、その専門家が解説するのを止めてしまう事例が原発事故問題で散々起きました。
- まあ専門家かどうかはともかく正しい解説をした人が攻撃されることは確かに良くあったわね。
- ないダスとか残念とかそういうのの話だよね?
- STAP 細胞の件は間違いなり捏造なりが非常に短いタイムスケールで発覚・周知されることもある、という例なわけである。まあ、速かったのは匿名で運営されているサイトや掲示板で情報が流通したからかもしれない。
- そういうのが全くなければシェーン事件みたいに最終的にバレるまでに年単位の時間がかかったかも。その前に理研STAP研究所みたいなのができてたら、文部科学省としては絶対に捏造を認められなくなったかも。
- まあ、そういうのは病的科学とでもいうべきもので、まともな研究成果はもちろんでないしその分野が魅力的にも見えない。でも、国の強いサポートが続くと消滅しないでリソースを食いつづける。
- で、国がサポートするべき理由として国家戦略とか安全保障とかがでてくると。
- あー、なんか書いてると色々なことが思い出されて不快だ。
- 昨日導入したラボ・ダイナミクスを読む。
- ワインバーグの本(例えばこれ)とそんなに違わないが、より整理されてる感じ。
- 研究者(ないしその卵)であってどちらも読んでない、という人はどっちかは読むべきだし、両方読んで損はない。
2014/4/12
- 太陽内部、細かく再現=スパコン「京」で世界最高-東大
- 引用:太陽内部の熱の対流構造をスパコン「京(けい)」を使って世界で最も細かく再現することに成功したと、東京大大学院理学系研究科の横山央明准教授や元院生で日本学術振興会海外特別研究員の堀田英之さんらが11日、米天文学誌アストロフィジカル・ジャーナル電子版に発表した。
- 引用:2008年の米国チームより約6倍細かく、計算方法の工夫と京の高性能によって実現した。太陽は表面の磁場が強く温度が低い「黒点」が約11年周期で増減し、地球の気候に長期的な影響を与えている。堀田さんは「メカニズムを解明し、太陽活動の変動を予測する第一歩になる」と話している。
- 微妙な時期でもあるし、ちゃんと分野5やAICSの広報と連絡とってやって欲しかったところ。
- 課題4責任者として文句いわないとだめ?とりあえずコーホーにまかせた。
- ちなみにこれは本当に画期的な成果で、堀田さんの開発した音速抑制法で、これまで陰解法でしか計算できてなかった太陽内部の対流を陽解法でやることに成功し、空間分解能を1桁近くあげたというもの。
- というわけで神戸で過ごすかなり久しぶりの週末である。3年間CPS で夏に滞在型研究会やったし、AICS併任もしてたのでそれなりに神戸にいたんだけど、週末にいるのはかなり久しぶり。
- センター街を歩いていると35年前に戻った気分。まあ、星電社がヤマダ電気になってたりしてもちろん店は違う。ジュンクが当時より巨大化したのは素晴らしい。
- 当時(住吉駅あたりに住んでたわけだが)は大きい本屋というとまず国鉄六甲道の駅にあったやつ(名前憶えてない)で、あとは梅田の旭屋か紀伊國屋。三宮は本買いにくるところではなかった。
- そういえば当時の灘校の学費(年間)って10万円だったような気が。大学はいったら18万になって、国立でも大学になるとそんなに高いんだと思った。今は灘の学費は42万だそうで、物価に比べて随分あがった。まあ国立大学並みではある。
2014/4/11
- 基準値近いトリチウム検出=地下水くみ上げの井戸-福島第1
- 引用:
東京電力は10日、福島第1原発で汚染前の地下水を海に放出する「地下水バイパス」に使用する井戸12カ所のうち1カ所で、8日に採取した水からトリチウムが1リットル当たり1300ベクレル検出されたと発表した。
- 引用:
東電の基準では、放出できるトリチウム濃度は同1500ベクレル未満。この井戸の濃度は上昇傾向にあり、東電は基準値を超えた場合の対応を検討する。
- 「汚染前の地下水」と書いてあるけど既に汚染していると。なんか日本語がおかしくないか?
- これ普通に考えると建屋からではなくてタンクから漏れた奴ということなのかな?
- 小保方氏会見:下村文科相「私も両方の感情」
- 引用:STAP細胞の論文不正問題で、下村博文文部科学相は11日の閣議後記者会見で、理化学研究所の小保方晴子・研究ユニットリーダー(30)による9日の記者会見について、
- 引用:「多くの国民から非常に好意的な見方と、(STAP細胞を)200回以上作製したことが本当かという疑問の声が上がっていると思う」と分析し、「私も率直なところ両方の感情を持った」と話した。
- 文科相がこんなんでいいのかおい?好意的な感情もったわけ?
- 人間関係が主要な役割を果たす状況では、強く思い、強く主張すれば何とかなるかもしれない
- まあ結構なんとかなる、っていう話なわけだ。
- 「『この世界には決して人の思い通りにはならない側面がたくさんがある』という重要な事実」はまあ遅くても小学生くらいのうちに理解しておいて欲しいと私は思うが。
- なんだか今週はとてつもなく疲れた。
- 首相「簡単に原発やめると言えない」
- 引用:
安倍総理大臣は、衆議院本会議で国の新しい「エネルギー基本計画」に関連して、「そう簡単に『原発はやめた』と言うわけにはいかない」と述べたうえで、今後、原子力発電所の運転再開の状況などを見極めて、電源構成の具体的な比率の目標を設定する考えを示しました。
- 引用:
この中で安倍総理大臣は、11日閣議決定した国の新しい「エネルギー基本計画」について、「省エネルギー社会の実現や再生可能エネルギーの導入を進め、原発への依存度を可能なかぎり、低減するのが基本方針だ」と述べました。
- 引用:
その一方で安倍総理大臣は、「ただ、天然ガスなど化石燃料への依存度が高くなっている現実を考えると、そう簡単に『原発はやめた』と言うわけにはいかない」と述べました。
- これも「人間関係が主要な役割を果たす状況では、強く思い、強く主張すれば何とかなるかもしれない」ということだろうか。
2014/4/10
- 今週は昨日までは2個しか会議とかなかった。
- で、今日は朝から神戸に移動。考えてみると昨日のうちに移動でも良かったのか。
- 家にテレビがないのでよくわからないが、たまたまテレビみると理研の
実験ノートってこんなのとか画面にでてて驚く。
- まあ、捏造なんていくらでもあるのになぜこの件だけこんなに取り上げ
られるのってのは確かにどんなものかという気もする。
- もちろん、最初に大成果として発表された上に色々謎な演出があったせいなんだけど。
- 理研の調査報告で「改ざんに当たる研究不正行為を行ったと判断」とかしちゃってしかも一人だけの責任にしたのは拙速だと思う。図が論文に書いてある説明とは違うものであるというだけで論文取り下げには十分なわけで。
- まあ、その辺色々下手なのはそれなりに理由がなくもないのではとか思わなくもない。
(このいいまわしは日本語として駄目な気がする)
- 横の人がみているスポーツ新聞の一面が実物大よりはるかにでかい小保方氏の顔写真になってる。
- 記者会見とかみて小保方氏に同情的になる人が実際にいるのを見ると、まあCDB内でもそんなことがあったのかなあと。
- これから30分は会議じゃない。
- 大変まとめたい連続 tw が見えるが私がまとめるとちょっとまずいかも。
- 2ch のどーすればなくなるか?捏造。初代スレ。今見ると平和だ、、、
- 5年前くらい実名が山のように。
2014/4/9
- 日本はもう9日か。PCの時計はタイムゾーン変えてないのでそのまま。まあ時差ぼけする時間もない。
- 眠い。
- <写真特集>小保方氏が理研に提出した不服申立書
- 論文に書いてある実験とは違う実験の結果であっても存在しているものだから理研の規定を文字通りに解釈すると捏造ではないといいはることができるってか?
- 理研の規定がなんであろうが、こんな主張が認められたら大変なことで、論文に書いてある手順で得られたものとは全然違う図をのっけても、その図自体はこういう手順で得られたとあとで説明できればいいことになる。
- 何が書いてあるかよくわからないと思うが、私もなんだかわからない。
- まあ裁判想定だとこんな感じの主張になるわけだ。
- (素性は不明だが)この全然違う図とはまた別の正しいと称する図があるんだからこの全然違う図をのっけたのはただの間違いであって捏造ではないと。
- まあ話にならんのは同じというか一層駄目な感じ。
2014/4/8
2014/4/7
- 午前中東大いってから成田に移動。
- ESTA の有効期限が切れていてチェックインできない。というのでネットワークにつないで申請。昔と違って申請すれば即座に authorize されるので特に問題なかった。
- なんかここのところ神戸いくだけで体調崩してるのでアメリカなんかいきたくないよ、、、
- 研究ノートは理研ルールだとかいう話が本当にくるっぽい。
- しかし、どーすんだよこれ。
- ホテルついた。
- タクシーの運転手が今年の冬はすごく寒くて零下の日が多いとかいってたが、それって摂氏じゃないよね、、、
- ホテルの私が泊まっている階にある自動販売機は金額表示が 99.95 になったまま反応しない。まあアメリカだしね。
- いつのまにかというか飛行機のってる間に増える会議が増えて元々ミーティングいれてあったところを侵食したのでしょうがないのでミーティングをずらす。
2014/4/6
- エネルギー基本計画の政府案を了承…自公部会
- 引用:
原子力発電は「重要なベースロード電源」と位置付け、安全性を確認した上で再稼働させる方針を明記。「確保していく規模を見極める」と、新増設に含みを残す文言も入れた。
- 引用:
トラブル続きで稼働のメドが立っていない高速増殖炉「もんじゅ」は、「核廃棄物を減らす技術の国際的な研究拠点」として当面活用する。
- 原子力政策は色々な意味で最近の科学技術政策の雛形になっていて、そこでこういうデタラメな主張が普通に行われていることは日本の科学技術に極めて大きなダメージを与えてきたし、今後も与えるであろう。
- STAP 細胞なんかと比べるべくもない。
- もんじゅが「核廃棄物を減らす技術の国際的な研究拠点」として機能するためにはまず運転できないといけない。
- というわけでJ-PARC で核変換研究とかいう話になってるわけで。
- まあこっちもこっちで、記事にも以下のように書いてある。
- 引用:
一方、分別は今後の技術的な課題でもある。高レベル廃棄物から目的の元素だけを抽出する実証実験はこれからで、実用化時は大規模な処理施設も求められる。また、重金属から高速の中性子を効率よく発生させるための陽子照射方法の研究も必要だ。
- これは要するにそっちはそっちで目処がたってない再処理と同じことをするわけで。
- 引用:
研究を担当する同機構の大井川宏之核変換セクションリーダーは「ネプツニウム237の場合、10%未満は長寿命のまま残る可能性はあるが、多くは放射能のないルテニウム102とセシウム133に変換される」と話す。
- これ本当なの?ここ見るとRu-102 の収率なんてゼロに等しいが、、、
- あ、Cumulative のほうを見るべきであると
- それでも「多く」というほど多くない気が。
- 大変に癪に障る
- より一層努力していく所存でございます。(どういう方向の努力かはちょっとおいといて)
- 小保方氏 理研の梯子外しに備え弁護士と反撃準備していた
- 利権闘争、セクハラ… 小保方晴子氏が隠し持つ「爆弾」とは
- 理研 10年前にも研究員2人辞職させ上層部は責任逃れた過去
- まあいくらでも週刊誌ネタが、、、
- つーか、理研って元々色々あるとこで、また一つでてきたくらいの話だと思うんだけど。
- お前はなぜそんなところにいったのか、というと単にエクサスケールの開発機関になったからである。
- まあ、既に書いたように理研といっても AICS は「京」の高度化補助金とか、エクサだとエクサの予算で動いてるわけで、理研本体との関係は薄いんだけど。神戸研とは本体以上に薄い。
- 紙の日経エレクトロニクス、なんかここ数年どんどん薄くなってる気が。昔は200ページくらいあったのが最近の号は100ページだ。
- 指数関数的に減るのか線型に減るのかどっちだろうか?
2014/4/5
- 「風速20mの風に100人がさらされると1人が吹き飛ばされるからといって、風速0.1mの風に20000人がさらされても1人が吹き飛ばされるなんてことはない」
- 確かに「そもそも仮定と現実をごっちゃにしてしまったら変なことになるのは当然」という例である。
- 新廃炉組織は汚染水漏れを繰り返すな (社説)
- 「繰り返すな」っていったって現状では繰り返すよね、、、
- 引用:
浄化能力を持つ多核種除去設備(アルプス)を動かして汚染水を減らす必要がある。アルプスは故障が相次ぐが、何としても安定稼働を実現しなければならない。
- 精神論でなんとかというのが日経の主張であると。
- 引用:
地下水の流入を防ぐ凍土壁を設けることや、冷却水の注入量を絞ることも検討課題だ。
- 凍土壁がよいかどうかはともかく、壁が最優先であることはほぼ自明であろう。
- Dynabook V834 で Vine 6.2.1 を動かす作業中。問題点は 3個
- 無線LAN 認識しない
- X11 の Intel ドライバが動かない
- サスペンドもハイバネもきかない
- 無線LANもX11 Intel ドライバも動かないのはCPUがHaswellで Vine が
kernel も X もだいぶ古いせい?無線LANの問題はとりあえず Buffaro の
WLI-UC-GNM2 をさして回避。
- VineSeed だと X11 intel driver 動く。がさすがに VineSeed を常用するのは無理。
2014/4/4
- これから東京分室を捜す旅にでます。
- 分室みつかった。虎ノ門ツインビルディング東16階。
- 午後は東大工学部8号館。これは南北線が近いか。でも根津あたりで昼飯かな、、、
- 統計数理研究所、新スパコンの愛称を決定。
- AIC
- S もつければよかったのに。
2014/4/3
- 午前中は ELSI 内移動。私の部屋は3階から2階に移動したので、遊びにくる人はご注意。
- で、部屋にあるファイルサーバ(これなんでここにあったっけ的なところはある)
を移動して電源入れると disk I/O エラーがでた上に fsck にもいくという大
変不安な動作を。バックアップは別にとったところではあるが。
- つーかこれ天文台で使うのやめた Seagate 1.5TB だ。今までよく動いてたな。
- 来週一瞬だけアメリカいってくることになった模様。海外いくの(というか長いフライト)嫌い、、、
- で、明日は東京事務所、じゃない、東京分室で会議のあと東大(だったかな?)
- /. エクサスケール・スーパーコンピュータの開発プロジェクトがスタート
- 非公式PDF版SICPの全訳を公開しました
- 私がSICP (っていう表現は当時使わなかった気が)読んだのは D1 の夏、
Piet に呼ばれて IAS いってた時のことである。CM もこの時だな。1987年。
- そのころから私はあんまり進歩してない。
- うみゅ、翻訳って難しいね、、、
2014/4/2
- 午前中に神戸に移動。
- スカイマークのCAの服には別に変化はない。あれは A330の路線の話なので。
- 風邪ひいたかな?
- 原子放射線の影響に関する国連科学委員会(UNSCEAR)報告書:福島での被ばくによるがんの増加は予想されない
- まあ福島で小児甲状腺がん以外が増えると予想するならチェルノブイリでは増えるのが観察されてるだろうという話になるわけで、観測できるような増加が予想されるという報告がでてくるわけはない。
- Report to the General Assembly
- パラグラフ40:
For adults in Fukushima Prefecture, the Committee estimates average
lifetime effective doses to be of the order of 10 mSv
- or less, and first-year
doses to be one third to one half of that. While risk models by inference
suggest increased cancer risk,
- cancers induced by radiation are
indistinguishable at present from other cancers. Thus, a discernible increase
in cancer incidence
- in this population that could be attributed to radiation
exposure from the accident is not expected. An increased risk of
thyroid
cancer in particular can be inferred for infants and children. The number of
infants that may have received thyroid doses of 100 mGy is
not known with
confidence; cases exceeding the norm are estimated by model calculations
only, and in practice they are
- difficult to verify by measurement.
- 小児甲状腺がんに 100mSv の閾値があるかと考えているかのごとき表現をしている(明示的にそうとは書いてないが)
- 1Sv で数十倍とかいう代物なのに。
2014/4/1
- 4月である。今年度もあと12ヶ月。
- で、何故か私は東工大にいて、10:30 から ELSI の会議である。
- 夕方は増える会議@東京事務所。
- 研究論文(STAP細胞)の疑義に関する調査報告について
- 研究論文の疑義に関する調査報告書(スライド)
- 引用:
小保方氏
2つの点について研究不正行為があった。
若山、笹井両氏
- 引用:
研究不正行為はなかったが、データの正当性と正確性等について
自ら確認することなく論文投稿に至っており、その責任は重大である
- 引用:
丹羽氏
論文作成の遅い段階でこの研究に参加したものであり、
研究不正行為は認められなかった。
- まあ、小保方氏以外は不正なしとすると。東大は多比良氏は不正してないが懲戒解雇としたが、理研はこれはそこまでしなさそう。
- 「アルテラと Micron 社による、FPGA - ハイブリッド・メモリ・キューブ (HMC)
相互接続性デモ」
- 停電なう。
- 停電からの回復は夕方以降の見込み(石川台地区)
- 「石川台地区、西8号館、屋内運動場、附属図書館において停電が発生しました。」
- 某機関からのメイル「システム復帰の目途が立ち次第の計算となります」
- 研究論文(STAP細胞)の疑義に関する調査報告について(その2)
- 引用:
今般、2件の研究不正があったことの報告を受け、研究所が定める不服申し立ての機会を付与するなど必要な手続きを十分に行った上で、研究不正を行った者について厳正な処分を行うとともに、論文の取下げの勧告を含めた措置を講じていく。
- 引用:
さらに、研究不正が認められなかった者についても、過失とは言え、研究不正という結果を招いたことは、その立場や経験などからしても、責任が重いとの調査結果を受け、関係者の管理責任も含め研究所の規程に基づき厳正に対処する。
- 理事長声明には研究倫理教育がどうたらと書いてあるな、、、余計なものをふやさないで欲しい。
- 東京分室のカードもらった。
- あ、今日の記者会見は東京事務所じゃなかったんだ。
- 単に終わったあと?
- さて、粒子系チームには新しく強力なメンバーが加わり、というのはいいとしてツイッタアカウント紹介していいかどうかは本人に任せよう。とりあえず理研のメイルアドレス教えて。
- 理研アドレスはまだ不明ということが判明した。どもども。
- 笹井氏コメント:仮に、今回疑義を生じたデータを除いてみたとしも、その他のデータで刺激惹起性多能性獲得を前提としない説明が容易にできないものがあると私は考えており、理研内外での予断のない再現検証に対して積極的に協力して、真偽の解明に貢献したいと思っております。
- うーん。
- 本気なんだろうな、、、
- 多比良・元東大教授が最高裁に上告、一審、二審は懲戒解雇認める
- これは東大の件。まだ裁判中の模様。
- しかし理研の組織って複雑。部門、プロジェクト、グループ、チーム、ユニットってどういう関係なんだ?
- 2014/04/01 9:30 ELSI なにか
- 2014/04/01 17 増える会議@東京事務所