牧野の公開用日誌
つっても、非公開のを別につけているわけではない。
Copyright 1999- Jun Makino
2013/05
2013/04
2013/03
2013/02
2013/01
もっと昔
当面の予定
- 2006/10/xx UP 〆切 仮題「重力多体系と専用計算機」
- 2013/6/19 15 Alchip
- 2013/6/20 13? ELSI RI committee
- 2013/6/20 17 仕様策定委員会@210
- 2013/6/20 18 以降のどこか 台坂君
- 2013/6/21 14 駒場修士発表練習
- 2013/6/21 13 神戸 22 にもつれこむかも
- 2013/6/24 10:30 小南さん
- 2013/6/25 16 待ち合わせ@どこだっけ?
- 2013/6/25 17-19 HPCIなんとか@3F 3F2
- 2013/6/26 16 Alchip?
- 2013/6/26 17 打ち合わせ
- 2013/6/27 15 報告会
- 2013/6/27 17 戦略運営会議@CCS
- 2013/6/28 11 T2L
- 2013/6/28 午後都内私用
- 2013/6/29 札幌私用
- 2013/7/1 13:15 財務委員会
- 2013/7/1 13:30 IBM
- 2013/7/2 10 秋葉原?
- 2013/7/2 16 Alchip
- 2013/7/3 15-17 何か
- 2013/7/10 ELSI 情報セキュリティ委員会@VBL4F
- 2013/7/8 15-17 FS ミーティング@会議室C
- 2013/7/9 10-19 アプリケーションFS@東京
- 2013/7/12 AICS TL ミーティング (TV会議にしたいな)
- 2013/7/17-19 京大集中講義
- 2013/7/18 連携推進会議。今回パス
- 2013/7/18 17-19 何か
- 2013/7/22 17-19 HPCIなんとか
- 2013/7/22-8/下旬 神戸
- 2013/7/26 11 修士論文発表会@石川台
- 2013/7/29 10-12 何か
- 2013/7/30 SDHPC?@小倉
- 2013/7/31 何か@東京?
- 2013/7/31 HPCI推進委員会 15-17?
- 2013/7/22-8/22 あたり: 神戸で滞在型ワークショップ
- 2013/8/5 の週の後半: 神戸でワークショップ
- 2013/8/6 アプリFS@東京
- 2013/8/10 東京でシンポジウムらしい
- 2013/8/10-11 東工大全学停電(大岡山、すずかけ両方)
- 2013/8/21-23 東工大何か
- 2013/8/28 17 戦略運営会議@CCS
- 2013/8/30 15-17 HPCI 何か
- 2013/9/5-6 アクセラレーション研究会
- 2013/9/10-12 天文学会
- 2013/9/11-12 ELSI 現地視察
- 2013/9/13 ELSI アドバイザリボード会議
- 2013/9/14-16 名古屋なにか
- 2013/9/30 17-19 HPCI 何か
- 2013/10/10 10:30-17 CREST 中間評価@東京
- 2013/10/11 CREST 領域会議@未定
- 2013/10/13 工大祭
- 2013/11/20-22 惑星科学会@石垣。これはいく予定じゃない
- 2013/11/23 HPCI 惑星科学なんとか。これはいくのか私?
- 2015/11/xx 分野5全体最終シンポジウム
定例
- 火曜10:30 ELSI 運営会議
- 火曜16 FSチップグループミーティング
- 水曜 午前(原則)研究室セミナー@115(内部ページ)
- 水曜 16 ELSI セミナー
- 木曜 午後14:50藤垣研セミナー 5/30, 6/13,27, 7/3(B4中間発表), 11
- 金曜 10-15 井田研セミナー
- 理研 TL 会議
- 理研 進捗ミーティング
- ELSI Lunch meeting: room? 12-?
地震・原発関係リンク
- リアルタイムモニタデータ
- もうちょっと遅いデータ
- その他
2013/6/30
- TOP500のランキングルールが変わる? - LINPACKに変わるベンチマークが提案
- まあ CG はあかんだろ。B/F 一定で工夫の余地ないベンチマークは未来がない。
- HPL がいいのは、演算数固定だけどその範囲でアルゴリズム自由でブロッ
キングとかしほうだいなところなわけで。
- 某原稿おくった。ふう。
- 1.5 の話は何年か前に50にしようとおもうけどどかね?という問い合わせがきて、馬鹿じゃないの?500でないと困るだろ?という返事をした。
- まあだから 50くらいにするつもりはあったはずなんだけどね。何故未だにかわってないのかは噂はあるが確かなところは知らん。
2013/6/29
- 千歳ついた。色々間抜けなミスをして予約していた便に乗り遅れたが、なんとかなった。
- ミスは基本的には1つで、休日に羽田に車でいくのは時間がよめないので×、ということに対する読みが甘かったこと。首都高が渋滞している上に羽田の中の駐車場が一杯であった。
- まあそりゃそういうもんだよね、、、私の考えが甘過ぎた。
- 私の挨拶無事に終わって今日のイベントは終了、みたいな。
- 大変良かったです。おめでとうございます&お疲れさま>関係各位
2013/6/28
2013/6/27
- 福島第1 ヨウ素汚染を地図に 原子力機構
- 引用:地図によると、セシウムと同様、1平方メートルあたり300万ベクレルを超える高濃度の汚染地域が浪江町など北西方向に帯状に延びていた。一方、セシウムの分布との相違点は、原発から10キロ圏内では富岡町など南側にも高濃度の汚染地域が広がっていたことだ。
- JAEA発表
- 4/3 に半減期補正した値、とかいうものが書いてあるけど、、、
- 3/15 にふったと思うとその時の値は概ね 5倍くらいかな。
- 密行列処理系のアプリケーションは、ちゃんと考えるとアクセラレータとホストの間の転送速度はどんどんいらない方向にいくなあ、、、
- まあ内部メモリに関しては B/F=4 あるわけで2列同時消去でよくて再帰的ブロッキングとか必要ない。簡単過ぎる。
2013/6/26
- pkdrav2公開バージョンってあるんだ。
- しかしチップ内の同期コストが多分「京」全体での同期コストより大きいってすごいぜ。
- 電力も 300W だと、Haswell Xeon と変わらないんじゃないかという気が、、、なんか微妙な製品だ。KNL はまともになるんだっけ?
- 「科学」きた。今月号は見てのお楽しみ。
- 極端な危険派の分類
- まあ、私が極端な危険派と思われてるのは別に 2011/3/11 からずっとだろう。
データと理屈から言えそうなことをいうと危険派とか悲観的とか言われるのはそういうものである。
- 「できる!インフィニバンド」目次案
- はじめてみよう
- OFED ソフトウェアスタックをインストールする
- サブネットマネジャを動かす
- ネットワークの状態をチェックする
- MPI を使ってみる
- スピードがでない時
- IP over IB を使ってみよう
- Lustre ファイルシステムの設定
- トラブルシュート
- まあ入門だしこれくらい?ファームウェアのアップデートとかカーネルなんとかとか書かないよね、、、
2013/6/25
- 昨晩携帯を研究室に忘れて帰ってた。
- Altera Generation 10 FPGA & SoC
- V の次は 10 なの?
- まあ、インテルがハイエンドのファブとして成功するかどうかだが、これがこけると A なくなって X だけという恐ろしい世界に、、、
- Wide I/O は 12.8GB/s 0.6W というのが今ある数字だな。うーん、HBM
で、特に根拠なく電力効率4倍として12W、1/2 なら 24W。まあプロセッサチッ
プ内のことも考えるともうちょっと悪いか。なんだかんだで 1TB/s 30W とす
ると、例えば B/F 1 にすると演算器のことを全く考えなくても 33GF/W を超
えない。
- HPCI なんとか会議。今日もテレビ?がいる。どこ?しかも私の左後方にいる。
- 今日はHPCI計画推進委員会(いわゆる親委員会)と合同。
- まず、パブコメの結果について林室長から報告。
- 6割近くが積極的な意見。1-2割が明確な反対、残りは部分的な意見。
- 「国産プロセッサ開発を見合わせることも含めて多面的に検討すべき」という意見もある。
- 「安価かつ高性能」とか。
- で、常行さんからコンソのほうの中間報告について説明。
- コンソのは H29-30 (2017-18) にエクサ目指せ、と明記してある。
- 土居委員長から、推進委員会委員に「なにか意見は?」と。特にない、
ということで推進委員会で中間報告が承認されたと。
- システム検討サブワーキングの設置について。
- メンバーは浅田、宇川、○小柳、笠原、加藤千幸、小林広明、関口、中島、平木、松岡(敬称略)
- HPCI 産業利用推進状況報告: RIST, FOCUS から。
- 寒い。ちゃんと長袖シャツきてるんだけど、、、
- 会議終わった。産業利用には ISV ソフトウェアが大事ってのはそうだけ
ど、まあそれならエミュレータで X86 動くとか始めから X86 であるとかでな
いと駄目に決まってるわね、、、で、OS も RHEL ですとか。
2013/6/24
- というわけで今日〆切の膨大な作業を、、、一応すんだ。疲れた。とはいえテキスト
書くだけでフォームに入力しなくていいのは本当にありがたい。
- 推薦書一つ済み。
- 午前中は研究員氏と、午後はB4氏と議論とかしてた気もする。というわけでメイル処理48時間遅延中。
- 「宇宙生命計算科学連携拠点」すみません、私はいけません。なんか北のほういくため。
- 遅延2時間まできた。
- 未処理のもだいぶあるが遅延は今の瞬間はゼロ。
- 月末〆切の某原稿を書いているわけだが、えーと、昨日より40kB ふえた
んだけど、1/3 くらいしか話が進んでないぞ、、、
- Wikipedia
太田哲也の項
- 引用:
これは、レース参加者が主催者側の不備について損害賠償を求めるという、過去にあまり例のない裁判として注目を集めた。
- 引用:
裁判中では、通常レース参加に当たってドライバーが主催者に対して事前に提出(該当のレースにおける太田も同様)する「主催者や他の競技者らの責任を追及したり損害賠償を請求したりしない」という誓約書の有効性が争点の一つとなった。
- 引用:
2003年10月、東京地方裁判所は原告側の主張をほぼ認め、JAFを除く主催者に対し約9,000万円の損害賠償を支払うよう命じる決定をした。前記の誓約書の有効性については、「当該誓約書の内容は著しく不当・不公平で公序良俗に反するため無効」と判断された。
- 「主催者や他の競技者らの責任を追及したり損害賠償を請求したりしない」という誓約書は「公序良俗に反するため無効」という判例がある、ということなのかな。
- 最悪の事態として汚染が広がったときに、
政治家が腹をくくって「動くな」と言えるかどうか、
ということをかなり議論した記憶があります。
- まあこれは、首都圏の汚染がもう1-2桁上だったら、というくらいであろう。3桁上がるのはありそうにない。
- それくらいのところはまあもちろん首都圏でないところにはあるわけで、この人達はそういう話をしてるわけだな、、、
2013/6/23
- まああれだよ、FS(フィージビリティスタディとは別のあれ)はないわ。
- いや、FS(フィージビリティスタディ)の話なんだけど。
- 22:37 現在、NHKでは自民49、公明20、民主10、共産10。
2013/6/22
- 鳥人間コンテストを提訴「落下の衝撃で動けない身体に…」
- 昔(我が家に映るテレビがあったころ、、、というか30年くらい前)だと、
飛び出したあと墜落とか途中で翼が折れるとか万歳するとかってそれほど
稀ではなかったような。というか墜落がデフォルトのイベントだったような。
- つまり、要するに10m から人が落ちるイベントだったと思う。あと知恵でいうなら、
こういうことがいつかは起こったであろうイベント。
- 水野さん地面から来る放射線を遮蔽するには?
- いやその、地面の遮蔽3cm くらいで空間線量 1/3 くらいになるってのは横からくるのが多いから当然そうなるんだけど、、、どうしたかな?
- 全くどうでもいいが、第一回鳥人間コンテストの優勝記録が 82m で、機
体の設計者が日本陸軍のなにかの設計者だったことは記憶にある。調べたら
一式陸攻であった。
- 浜岡原子力発電所3号機および4号機 低圧タービン動翼取付部のひび等に対す
る点検結果
- 浜岡3, 4 って BWR5 だっけ?これだと5改と書いてある。
- 浜岡5は ABWR でこれはこれで低圧タービンが壊れた。5、5改、ABWR で日本にまだ残っている BWR のほとんど全部に近い。
2013/6/21
2013/6/20
- 2ch から
独立行政法人理化学研究所は、昔の道路公団にそっくりだよ。
発注条件の調整で合法的な談合を束ね予算をぶんどってくる司令塔。
- 続き:文字通りのリケンの巣。中にいるやつはスパコンに関しちゃ素人ばかり。
- まあ私は中の人なのでアレだけど、、、
- とはいえスパコンの玄人ってだれ?という気もしなくもない。今 Fernbachみたいな人がどっかにいるか?というような。
- え、議事録公開すんの?いや、私はいいけど。サブワーキングも公開するかな?
- 同じような依頼が2つきていて区別がついてなくて1つかと思ってたら、良くみたら3つあってしかも1つは明日が〆切だった。ひー。
- 仕様書2つ確定。1つほぼ終了。あと、、、政府調達は2つか。
- 7時から打ち合わせ。すみません>関係各位。
- で、明日は神戸である。NICあったかもしれないけど発掘するの忘れた。すまん。
- 「淳」で「まこと」と読む名前もあるのか。知らなかった。「あつし」とか「きよし」もあるのね。
2013/6/19
2013/6/18
- J-PARC の事故の報告書みててふと思ったんだけど、ハドロン実験ホール
のエリアモニタの線量って普段で 0.5uSv/h とかで、その外のモニタで高いの
は普段で 2uSv/h とかあるんだ。
- そのへんの分野の人が低線量被曝に割合無頓着なのは、普段からそれく
らいのところにいるからなのかなあ?
- 昨日はそういうわけで会議のあとテレ朝のスタジオいってました。色々
適当なことをいったわけだけど、とりあえず放送されたなかにはあんまり
まずい発言はなかった模様。ふう。
- まあしかし随分なんつーか好意的に取り上げてましたね。なんだろこれ?
- 研究室にアスクル○○○○○○という会社から電話かかってきたらしい。
(こないだもきたかな?)アスクルの関係会社かと思ったら単に不動産勧誘であっ
た。桑田乃梨子の読者としては社長の名前がツボ。
- 計算科学研究機構 広報国際室の研究員公募
- 明らかに処理能力より速く仕事が積み上がりつつある。まあならこんな
の書いてないでやれ、という話だが、よりは根本的な解決は処理能力をあげる
かまたは仕事がこないようにすることである。
- 前者は明らかに現実性のない解と考えられる。このため、唯一可能な解
は仕事がくるレートを下げること、すなわちくる仕事を断ることである。
- というわけで当面そういうことで。できれば未来永劫そうしたい。
- HPCI計画推進委員会(第14回)・今後のHPCI計画推進のあり方に関する検討ワーキンググループ(第18回)合同会議の開催について
- というわけで今日片付けないといけない事務仕事は終わった。これから、、、明日のセミナーの準備と今日中にしないといけない別のなにか。
- まる秘の書き方
- 一応今日どうしてもしないといけなかったことは終了。寝る。
2013/6/17
- 2013/6/17 10 来客
- 2013/6/17 1.日時:平成25年6月17日(月) 16時00分〜18時00分 2.場所:東京大学 生産技術研究所D棟6階Dw601会議室
- HPCI コンソーシアムの臨時総会。私と青柳さんしか質問等してなかった気がする。あ、あと竹村さん(高校の先輩である)と、、、
- というわけで Top500 は前評判通り中国。まあ良く KNC でシステム組む
よね。とはいえ去年とか一昨年ゴードンベルとったようなアプリあたりなら
これでも動くんではないかいな?
- そういえば、いま日本の大学とか国の研究所で、プロセッサアーキテクチャやってるとこってまだあるんだっけ?有名どころだと東大平木研、慶応天野研、東大中村研、これらは高橋・後藤研、相磯研、田中研の伝統を、という感じ。
- でもまあ計算機作ってるかというとどうでしたっけみたいなところがなくもない。
- 私んとことか泰地君とこはまあなんか作ってるんだけどそれ計算機なのかと言われるとまあそりゃ汎用計算機じゃないしそこで OS 動いたりしないからね。
- 「京」とかその後継が1000億、年間 150億規模だとしたら、1桁小さいプロジェクトがいくつか、また1桁小さいプロジェクトがいくつかの自乗(10と100のあいだ)くらいあるのが研究開発の投資効果としては望ましいはずである。
- これは単に分散させるということでもあるけど、まあ成果がでるのはちょっと先なプロジェクトを小規模、多数やっておかないと将来の方向というものがそもそもないわけで。アメリカに追いつけ、だけだったらそこはアメリカにタダ乗りでいいけどそれでは永久に追いこせない。
- それ以前に、おいつく必要もない的な勘違いもあるような気もしなくない。
- 今あるやつを10年後まで定向進化させたら必ず滅亡に向かう、というのが過去のHPCアーキテクチャの歴史なわけで。
- というようなことを今日の会議資料をみて思ったわけ。
- で、文句はいったんだけどこれはコンソでいってもしょうがないのは私もわかってはいる。とはいえ小柳WGはもうエクサの予算だけでいっぱいいっぱいだしねえ、、、
- もちろん、対数的に予算配分して各層に同じ金額だと総予算も対数的に
発散するけどその前にプロジェクト数が指数関数的に発散するわけで必ず
人的リソースのほうが先にリミットがくる。まあ要するに下のほうはCREST領域1つ分くらいだから。
- まあそれでも5-7年で1000-1500億って多くね?という批判は当然ありえるし、特にそれが Top500 一位になるくらいのことしかしないならそういうことになる。それだけなら100もあればできるし。
- まあ、私15年くらい前から同じこといってるからそろそろ主張が時代遅れという可能性もある。
- 本当なのこれ→アルコールを飲み続けると、脳の神経細胞はアルコールの代謝産物である酢酸ばかりをエネルギー源として利用するように変化
- あ、、、「?」つけるの忘れた。でも本当っぽいんだけどこれ、、、
2013/6/16
- この
原子力委員会資料の2ページ目の予算推移グラフ、下の 300-341-379 に棒
の長さが対応してない。
- このため、実際には総額で 10% 強減ってるのに、そうでないような印象
を与えているだけでなく、福島対応その他の予算がさして増えてないのに増え
ているかのような印象を与えている。
- いや、文部科学省の原子力関係の予算どれくらい減ってるのか?と思っ
て、グラフみたらたいしてへってないのかな?と思ったんだけど数字見ると
減ってるのこれ。
- J-PARC は原子力課の予算(少なくともJAEAの分は)か。ILC はKEK単体?
-
この記事だが、有料部分にはこんなことが書いてある模様
- 引用:
まず言わなければならないのは、原発事故の当初の報道で大切だったのは「意見」ではない、ということだ。伝えられる必要性が最も大きかったのは、原子炉や使用済み燃料プールで何が起きているのかという「事実」だった。
- 引用:
その内容によって、放出される放射性物質の量やその危険性は桁違いに違ってくるからだ。
- 引用:
そして、その「事実」に近づくことができたのはあの時、当事者である東京電力だけだった。ほとんどの市民や被災者は福島第一原発で何が起きているのかを直接知り得る立場におらず、その点に限れば、情報源たり得なかった。
- 引用:
外部の学者や専門家はさまざまな意見を述べた。しかし、それらの多くは東京電力が公表した情報をもとにしていた。原子力開発を推進してきた学者であっても、原発に反対してきた学者であっても、その事情は同様だった。
- だから、「放出される放射性物質の量」が問題なんだから、
それちゃんと検討するのが最小限のことで、そっちは外の測定値からわかるのにそこでレベル5とかいうデタラメを1ヶ月放置したことが問題なわけだし、そのことに気が付いてすらいないのがもっと問題。
- スパコン推進議員連盟というのが今回もできてるわけだけど、ILC 推進議員連盟は随分前にできてるんだ。(2008年らしい)
- あ、、、明日は午前中来客ありと。なんか忘れてる気が。
2013/6/15
- どうでもいいことではあるが、この記事では「炉心溶融=メルトダウン」である。
- 引用:
「メルトダウン」というのは、炉心の核燃料が二千数百度を超える高温で溶けて液体となり、重力で下に落ちることを言う。日本の新聞では以前から、外来語ではなく日本語である「炉心溶融」という表現を使っている。
- まあ、5/12 に2、3号機もメルトダウンの可能性…東電認めるとやってるんだから、、、
- 引用:
東京電力は14日の記者会見で、2、3号機の原子炉について「最悪の場合、1号機と同様のケースが想定できる」と説明し、核燃料全体の溶融(メルトダウン)の可能性を初めて認めた。
- 3/15 にいった、というのを新聞社もすっかり忘れて 5 月にはそんなこ
とはいってないと思い込むような状態だったと。
- こちらは 2011/5/13 の記事1号機は「メルトダウン」…底部の穴から漏水
- 引用:
東京電力福島第一原子力発電所1号機で、原子炉内の核燃料の大半が溶融し、高熱で圧力容器底部が損傷した問題で、東電は12日、直径数センチ程度の穴に相当する損傷部から水が漏れていると発表した。
- 引用:
溶融した燃料は圧力容器の底部にたまっていると見られ、東電は、この状態が、核燃料の「メルトダウン(炉心溶融)」であることを認めた。
- 引用:
東電はこれまで、燃料の一部損傷などと説明していた。
- 引用:
東電は、圧力容器の温度は100~120度と安定しているため、事態がさらに悪化する可能性は低いと見ているが、圧力容器を覆う格納容器からも水が漏れだしている可能性が高く、格納容器を水で満たす「冠水(水棺)」など事故収束に向けた作業は難航も予想される。
- 引用:
東電の松本純一原子力立地本部長代理は同日夕の記者会見で「燃料が形状を維持せず、圧力容器下部に崩れ落ちた状態」と現状を説明し、メルトダウンを認めた。
- 引用:
(2011年5月13日01時33分 読売新聞)
- こういうふうだったのに「その炉心溶融について、東電は、渋々ではあ
るが、それが起きた可能性を一貫して認めていた。」とか今になって書くのは
どういうつもりなんだろう?当時の新聞報道が嘘だったの?
- 事実の発見と検証にたいへん厳しい、調査報道のエキスパートである畏友の朝日・奥山記者
- 先日のご紹介した朝日新聞の奥山俊宏さんによる検証記事がネットでも出た
- 同僚記者の渾身の記事。「このままでは、誤った認識と誤った教訓、そして、禍根を後世に残す」と訴えています
- はい、勉強になる論考でした
- 共同通信、毎日、朝日、毎日の記者氏による「僕メルトダウンしたっていったもん」記事への絶賛コメントをご紹介しました。
- 一杯書いてるのね。記者はどうすべきだったか〔1〕 福島原発事故報道を検証する
- 記者はどうすべきだったか〔2〕 福島原発事故報道批判に応える
- 買って読んでないけど、とりあえず論じられているらしい項目見るだけで当時の報道の問題点が全く認識されていないことはわかる。
- まあ、電力会社や国の発表やマスメディアの報道を見る側が、どういうバイアスがあるかをちゃんと経験から学習すればいいという話だと思うけど。
電力会社や国やマスメディアが公害問題についてバイアスがない発表や報道をすると思ったり期待したりするのはあまりに非現実的である。
- だいたい、国の発表やマスメディアの報道を国民がなんでも信用するようではそもそも民主主義国家というのは機能しないであろう。
- じゃあどうすんだよ、というのはそういえば1年半くらい前に書いたんだった。
2013/6/14
- 大量セシウムの魚 事故直後取り込んだか
- 引用:
横浜市にある独立行政法人の中央水産研究所は、樹木の年輪のように魚の成長とともに大きくなる「耳石(じせき)」と呼ばれる組織に注目し、このアイナメが放射性セシウムを取り込んだ時期を分析しました。
- 引用:
その結果、耳石の断面のうち、原発事故が起きたおととし春から夏の間にできた部分で、放射性物質の反応が最も強く出たということです。
- 引用:
このため研究所では、極めて高い濃度の放射性セシウムを含むアイナメは、セシウムを徐々に蓄積したのではなく、原発事故の発生直後に大量に取り込んでいたと結論づけています。
- 引用:
分析に当たった中央水産研究所の渡邊朝生センター長は「高い濃度の放射性セシウムが検出される魚は、事故直後に原発近くでセシウムを取り込み移動したとみられる。魚に含まれる放射性セシウムの濃度は徐々に下がっていくのではないか」と話しています。
- これ、一昨年の春から夏にかけて沢山取り込んだ、というのはいいけど、
現在体内にある分は(耳石とかそういう一部の組織は別にして)最近、つまり
生物学的半減期程度の間に取り込まれたのではないのかなあ?
- まあもちろん、生物学的半減期が50日として、2年前にはさらに100倍くらい多
かったとかそういう可能性はある(測定は去年の8月)。これは昨年夏に
38000Bq/kgだったやつで、最近でも原発近くでは71万とかそういう桁違いのが
見つかってるから。
- まあでも最近見つかった71万は、2年前に1万倍取り込んでた、というわ
けではさすがにないと思うが、、、
- 秘書さん用新規導入 PC がなんか不思議な動作。Z77 マザーなんだけど、
DDR3-1600 4GB のメモリだと別におかしなことなく動くのが、その辺に転がっ
ている 1333 8G メモリをつけるとなんだか不安定。BIOS 見ると正しく認識
してるんだけど、、、
- 仕様書案1つ作って、1つ改訂した。
- 《原発報道を根底から検証する》 意図的に過小報道したという マスメディア批判に反論する
- あほくさ。意図的かどうか知らないけど東電や政府が過小評価した発表
をしてたのをそのまま報道してたんだから、自分には過小評価する意図はなかっ
た、っていってもだから何?というしかない。
- メルトダウンがどうたらより、外部への放出量が問題なわけで(メルトダ
ウンならスリーマイルでもしてたんだから)3/15の時点で計算すればわかるの
に4/12 までレベル7だといわなかった公式発表の問題を放置したことが問題。
- まあ、朝日は3末に「レベル6かも」くらいのことはいっていて、ちょっとまし。
- いや、メルトダウンしてない、といった人に問題がない、というわけではなくて、僕がメルトダウンしたっていったよ、といわれてもだから?という話だということ。
- 公式には国は3/18から4/12 までレベル5といっていたわけで、3/18 の時
点で放射性物質の放出量を少なくとも2桁過小評価していた。私の見積もりは
3/19 時点でレベル7。
- まあその、最大の問題はこういう、「我々に落ち度はなかった」「しかたなかった」的な、過去の経験から学ぶことを拒否すると宣言しているような代物を《原発報道を根底から検証する》とかいうタイトルで発表できるメンタリティにあろう。
- 原発事故と調査報道を考える
奥山俊宏(朝日新聞記者)×藍原寛子
- 天文学会年会予稿に赤いれ。2つ終了。今回自分のはない予定。
2013/6/13
- 2013/6/13 17 来客予定-VBL1F
- 復興庁 水野靖久参事官の主なツイート
- この辺が官僚の考え方を表してるのかな→「明らかに政治主導が定着しているのに、なぜ官僚主導と言われ続けるのか理解不能。」「官僚組織は、大臣が無能であれば徹底的に指示を骨抜きにするが、有能であれば盛り立てる。政治主導が実現できるか否かは実は大臣の資質次第。」
- これは「我々の気にいらないことは政治から指示がきてもやらないよ」と宣言しているに等しいであろう。大臣が有能かどうかは官僚が判断するわけだ。
- 午前中に打ち合わせがあったのを忘れて(予定表に書くのを忘れてた)大幅に遅刻した。すみません。
- 午後は学生氏1と議論、研究員氏1と議論、セミナー、会議、学生氏2及び研究員氏2と議論、その合間にコーディング。大体できたがこれは大体では×である。
2013/6/12
- Zhang
et al 2012
- 地惑セミナー地震研、本多了さん。マントル対流。
- コンパイル通った。もうちょっと書き直し必要。
- VHDL のコードを読んで VHDL のコードをだすプログラムを Ruby で書く。
- 暮らしている福島市のMPの数値が上昇して、、25μSv/h前に下がり始めた時は心底安堵しました
- どんどんあがっていくより下がり始めたら、、、というのはそうだろう。
- 私は 3/16 に安全といっていいレベルじゃないと思うと書いたけどまあそれだけ。
- 3/19 のこれでは:
- 引用:福島市の測定点での放射線レベルは 20uSv/h と、 自然放射線の500倍(γ線のみ数えた場合に)に上昇しました。また、文部科学省の測定では、福島市と福島第一原発の中間くらい、原発から30km 程度の場所では、180uSv/h と自然放射線の5000倍もの値が検出されています。
- 引用:放射線による急性障害でがでるのは 200mSv 程度からとされているので、 それには1000時間必要で急性障害の危険はありません。が、長時間いたり、あるいは体内被曝では発ガンが増加する等の影響がでる可能性があります。
- まあこんなのは、いうべきことをいってないわけじゃない、という自己弁護くらいの意味しかない。
- でもまあ、当時はチェルノブイリの 1/10 くらいでてる、というとなんか物事を大袈裟にするな、みたいなのがあちこちからきたし。
- あ、、、問い合わせをいただいた、、、意味がわかりにくい書き方で申し訳ありません。
2013/6/11
- 2013/6/11 16 理研東京事務所
- 会議に出ると会議が増える。ふえる会議ちゃん。理研だからしかたないのか。
- ゴミ箱型、じゃない、円柱形 MP って冗談じゃなくて本当の話なのか。
- 【連載】
京コンピュータをどう使って行くのか
2 京コンピュータでダークマターの分布をシミュレーション - 東工大
- 私の名前が谷崎になっとる。
- 引用:この研究が短いタイムスケールで我々の生活に役に立つとは考えにくいし、効果を金額に換算することも難しい。しかし、宇宙の成り立ちは人類が太古から考えていたテーマである。ダークマターは宇宙の成り立ちの理解の最前線であり、素粒子研究の最前線でもある。
- 引用:その意味で、この研究は人類の知識の地平を広げる努力の一環として重要である。
- まあなんとなく苦しいよね。
- 計算科学的な観点からは、こういう研究は、非一様性の極めて高い系の
数値計算法、並列化法、高速化法の研究の割合良いフィールドになっている。
そもそもツリー法はこの分野で生まれているし。SPHもそうとまあいえるであろう。
- これらの手法は分子動力学計算機とか計算工学での数値流体でも使われ
ているわけで。
- それなら始めから分子動力学計算機とか計算工学での数値流体の研究を
やってればいいのでは、といわれて否定はできないが、問題が同じではないの
で違うアプローチがでてきて、でてきたアプローチは他の分野にも有効と
いうことはある。
- 天体現象はある面では単純(関わる物理法則が単純)であり、ある面では
複雑である(構造形成で密度が何十桁も上がったり、温度も何桁も上がったり
する)。そのような系に対応する方法、というのは割合一般性があったりする
こともある。
- いわゆる、「一般的な問題のほうが解きやすい(こともある)」みたいな。
- 安倍首相が毎日吸入している(いた?)ラドンガスの量には諸説あるが、
数万Bq というのがいくつかある。線量換算係数に 9e-6(mSv/h)(Bq/m^3) を
使って1時間の呼吸量を 1m^3、吸入量を 1e4Bq/day とすると、結局 9e-1
mSv、つまり1日0.1mSv?
- 記事
- この資
料だと線量換算係数が 4e-6 か。こっちが正しいなら 0.05mSv くらい。
年間20mSv とか?
- これ実効線量係数だから、、、何年もやると肺がんリスク結構高くないこれ?
2013/6/10
- 明日の準備できた。寝る。
- 2013/6/10 7-8限 科学技術イノベーション政策のための科学実例西9号館935。その前に事務室(209)に。11時までに資料送付すること
- 今日の講義資料。まあ福井でやったのとSS研でやったのの合成。あんまり大学院生むけになってない。
- 講義終わった。
- まあその、中国のスパコンのポイントは、「ネットワーク部分は自前」ということなんだよね、、、
- で、別にプロセッサも作っている。
- 日本だと、とにかくオールジャパンで1台、ということになって、これは
要するにリスク分散をしないでみんなで破滅に向かおう、ということである。
- みんなで破滅すればだれの責任でもない。
- 評価報告書に「成功」と書けばいいわけだし。
- あ、もちろん、こういうことを(ワーキンググループとかで)いうと、「今複数のマシンの開発なんか無理」と偉い人がいうわけである。
- まあ、無理なのは開発プロセスが×だからなわけだ。
2013/6/9
- 2013/6/9 あたり?FSヒアリングがあったような気が?
- 全然別の探しものをしていてふとみつかった原子炉安全基準専門部会 安全審査指針等検討小委員会
集団線量検討ワーキンググループ
- 事故時のめやすは 2万人・Svであり、福島第一のLOCA 時の推定値は
900-2200人・Svなんだそうな(資料9-1)。
- このめやす線量とはなにかというのはこの辺参照。
- それなりに正しい予測している感じ?まあもちろん数倍の誤差はあるとして、桁はあってるかも程度だけど。
- 明日の講義資料が、、、、去年福井で話をしたやつが、PDF しか残って
ないんだった、、、
2013/6/8
- 資料1 県民健康管理調査「基本調査」の実施状況について
- 外部被ばく線量推計結果というのがある。2011/3/11 以降4ヶ月間のもの。
- 県北及び郡山では人口の 2/3 程度がこの期間 1mSv 以上。
- 飯舘は9割近くが1mSv 以上で平均も 3-4mSv くらい?という感じ。浪江町、
双葉町とかは一部高い人がいるが平均は県北より低そう。
- これは年間でなくて最初の4ヶ月の話。
2013/6/7
- 2013/6/7 惑星形成大規模シミュレーション小研究会
- 今日は「太陽系形成論勉強会」私、井田さん、奥住さん、武藤さん、圦本さん、
玄田さんで「惑星形成、惑星系円盤の大規模シミュレーション」に関係する話
を、という感じ。
- ほえる戎崎さん。
- と、昨日の晩書いたエントリが上がった。
- 一応30+10でスケジュール書いたけど、元々約2時間バッファがとってあるプログラムで一番大変だった人は1時間以上になってたような。お疲れさまでした。
- とはいえ、私には大変勉強になりました。
- 計算サイズとしてはこの辺はメッシュなら 10000x10000x2000 くらいで
100万力学時間とかの計算をしたい感じ。エクサで1ヶ月、メモリ30TBとかだ
な、、、1タイムステップ0.1ms とか。強スケーリング重要。
- あ、来週月曜は 7-8限に虎先生から依頼のあった講義1コマを西9号館935室でやります。科学技術政策なんたら。 7-8限って何時からだっけか?
2013/6/6
- 2013/6/6 13 ELSI-RIC(SW)@VBL1F
- 2013/6/6 17:15- FS推進委員会
- 福島第1原発:地上タンクで汚染水漏れ つなぎ目部分から
- 引用:
東京電力は5日、福島第1原発で地下貯水槽からの汚染水移送先である地上タンク1基で、汚染水が漏れたと発表した。東電は計約1リットルが漏れたとみて、原因を調べている。
- 引用:
東電によると、5日午後0時15分ごろ、敷地南側の地上タンク(容量500トン)の高さ約4メートルの壁面から3〜4秒に1滴程度の汚染水が漏れているのを作業員が発見した。
- 引用:
タンクは鋼鉄製の板をボルトで組み合わせた円筒形で、つなぎ目部分から漏れていた。東電は直後に汚染水の移送を停止した。
- まあ漏れるよね、、、
- ああ、なるほど、上海さんがなにをいいたいのかやっとわかった。
- A=「LNTはALARAと組み合わせないといけない」B=「低線量で掛け算してはいけない」
- えーと、 B を主張しているのは ICRP とか UNSCEAR である。これは片瀬氏の文章で引用されている部分が示すとおり。
- で、A も、同じ ICRP とか UNSCEAR の主張(防護の目的にはLNT使っていい、という形だけど)である。
- セット、というのはそういう意味で、同じ人が AとBを主張している、ということである。
- これは
既に書いた通り。
- 上海さんが A と B の関係の説明として求めているものはおそらく何か
違うもので、だから上海さんは私が説明してないといいつづけているんだと思
われる。それがなにかは良くわからない。すみません。
- なお、片瀬氏の問題の文章での主張はBよりもはるかに強いもので、
そもそも個人のリスク評価にLNTを使うべきではない、となっている。これは
ICRP とか UNSCEAR の文書に書いてあることとも違う独自の主張と思われる。
- 6/10 に講義と会議がバッティングかと思ってちゃんと確認したら会議は 6/17、、、かなこれ?
- もうちょっとハッキリ言わせてもらうと、起点と終点となった、2つのツイートが同じ意味であるならば、これはレトリックであり
- うーん、Aを主張している人のほとんどがBも主張しているなら、A は B とセッ
ト、といっても問題ないと思うが、そうではない、というのが上海さんの信念なのであろう。
- ALARAを唱えながら平気で掛け算してる人なんていくらでも居ると思う
- 上海さんは「LNTはALARAと組み合わせないといけない」という主張とALARA そのものを区別しない議論をしている、といってもいいんじゃないかなあ、、、
- だそうです→屁理屈
- しかし、ここは本質的なポイントであり、「LNTはALARAと組み合わせないといけない」という主張と ALARA の原則とは同じものではない。これが屁理屈に見えるということは、つまりこの2つを区別していないということであろう。
- なるほど。少し理解が進んだかもしれない。誤解が深まっただけの可能性もある。
- 山本さんとハイパーマニアックな議論してたら会議の時間になってて昼飯が今である。
- あああ、、、そうではなくて、 10 日と 17 日の両方に会議があるというのが判明した。勘弁してくれ、、、
- つくば FS で検討しているアーキテクチャは、ある意味 80年代後半から
90年代前半への回帰である。で、それは時代に逆行しているのではないか?と
か言われるので、ここでは本当にそうか?というのをちょっと議論してみる。
- 時代のこれまでの方向というのは、メモリ階層の複雑化である。多階層
キャッシュで、演算器から遠くなるほど容量は大きく、バンド幅は小さくなる。
これは CPU も GPGPU も同じ。
- で、「古典」ベクトルはそうではなく、レイテンシはともかくとしてバ
ンド幅の大きい主記憶があった。
- しかし、実は「古典」ベクトルの前にはやはり多階層メモリの汎用大型
計算機というものがあったわけで、ベクトル計算機が可能になったのは、
実は磁気コアメモリから半導体メモリに主記憶が置き換わったという技術革新
によっている。
- Cray-1 の頃の話である。要するに、半導体メモリが kbit オーダーに
なったので、MB クラスの主記憶を半導体メモリで構成できるようになった。
そうすると、演算器の必要とするバンド幅よりメモリチップトータルのバンド
幅が大きくなる。
- そういう観点からすると、ベクトル計算機がすたれてきたのは
これも半導体の進歩のためで、演算器とメモリを別チップにもつ限り、
チップ間転送バンド幅の増加はチップ内で可能な演算能力の増加よりも遅いの
で、メモリ階層が復活するわけである。
- これが、95年くらいからあとの
マイクロプロセッサベースのシステムの進化の方向。92年くらいまでは
DRAM でもバンド幅がそこそこあって、 i860 みたいなチップが可能だった。
- しかし、半導体プロセスがさらにどんどん進化すると、
プロセッサとメモリを統合して1チップにしても十分なメモリをもてる
ようになってくる。
- そうすると、古典ベクトル以前のメモリ階層ありの大型計算機からメモリ
階層の浅い古典ベクトルに進化したのと同じ進化がもう一度起こるわけである。
それがいつ起こるかは、、、HPC では 7nm とか 4nm とかになれば起こる。
- もうちょっと細かくいうと、この進化をいつ起こしていいかはもちろん
アプリケーションの特性による。あんまりメモリいらないアプリケーション
はこっちにでいいわけ。
- まあだから、つくばFSは時代に逆行しているわけではなくて、次に必ず
くる進化の方向を先取りしているだけなわけである。
- さて、明日は研究会であり、私が最初のトークをしないといけない、と
いう状況に先程まで目をつぶっていたわけだが、そろそろ準備を始めないとい
けない。
- スライド20枚くらいつくればよかろう。
2013/6/5
- 2013/6/5 10-12 FS ミーティング@会議室C
- つくばいって帰ってきたというか石川台きた。なんか既に精神的に疲れはてた感じ。家帰って寝たい。
- 3時から2時間セミナーで5時から会議か。
- 甲状腺がん「確定」12人 福島の18歳以下、9人増
- 引用:
二〇一一年度は、一次検査が確定した約四万人のうち、二次検査の対象となったのは二百五人。うち甲状腺がんの診断確定は七人、疑いが四人。ほかに一人が手術を受けたが、良性と分かった。
- 引用:
一二年度は、一次検査が確定した約十三万四千人のうち、二次検査の対象となったのは九百三十五人、うち診断確定は五人、疑いが十一人。
- 結局12年度分は人口あたりだと、現在確定だと11年分の 1/5,疑いあり同
士でも 43% か、、、
- 統計的には、「同じ分布」かどうかは微妙な感じ。99% だと多分違うとは言えない、90%だとどうだろう?
- あ、、、県民健康管理調査検討委員会
- 資料2 県民健康管理調査「甲状腺検査」の実施状況及び検査結果等について
- p11 を見ると、24年度の2次検査はまだ 1/4 しかすんでないことがわかる。そうすると、まだ3-4倍になるかもしれないわけで、まあH23, 24 で違うとかそういう話ではない。
- だそうです→ まあ、(一部のひねくれた人達を除いて)あの記事はほぼきちんと理解してもらえています。
- まあ私はほぼきちんと理解したと思っているので、ひねくれていないということだな。
- と、それはともかく、検査結果の解釈が、、、何故こう毎回小出しにす
るんだろう?23年度の結果は最初1名とかで、最終的にはこれが7名+疑いが4(今
日の数字)になったわけで、24年度の結果も来年の今頃まで確定しないのかなあ?
- 被爆量では23年度調査が多いはずだが、24年度調査は1年遅いわけだから、
被曝の影響が一切ないならH24年度調査のほうが多く見つかってもいいところ
ではある。これは多分2-3割程度の違い。
- で、現在のニ次検査実施者に対する「疑いあり」の人数の比は
(11/166)/(16/255)=1.05 で、H23 のほうが多い。まあもちろんこれは
まだ有意ではない、というか、H24 がかなり小さくならないと有意にならない。
- 割合が半分とかね。
- とはいえ、H23 の検査のところと H24 のところで、平均の被曝量の差は
どうなんだっけ?これはきっと study2007 さんが詳細に分析してくれると期待。
2013/6/4
- 2013/6/4 13 仕様策定(ELSI) : メイル審議に変更
- 2013/6/4 14:30 NPG?
- 2013/6/4 17 仕様策定(つくばTV会議@会議室C)
- ICRPなどに於けるLNTとALARAの関係や集団線量の扱いについて説明しただけで、(中略)被害を小さく見せる(牧野さん)とか言われたら
- なお、ICRPが掛け算やめてと言ってるのは、絶対数を予測することであって、
- 私は片瀬氏が意図的に被害を小さく見せようとしているなんてことはいっ
ていない。でもまあ、低線量の被害の絶対数を予測しなければ、被害見積りに
はその分が入らないわけで当然小さくなる。
- 放射線被曝と健康に関する情報
。おお、wordpress だ(見るポイントがずれている)。
- メモ: 検索: k? or k/ unmark U 仮想フォルダ作成 m/
- 月末につくばで研究会があるわけだが、これは某私用と重なってましたね。
まあその私用とはいえ大変大変重要なものなので研究会をキャンセルする方向で。
- 仕様書案を眺めている。あと3つくらい作らないと、、、まだできてないんだよ、、、
- メモ reevaluation of cancer incidence near the Three Mile Island nuclear plant: the collision of evidence and assumptions.
- つくばとTV会議。終わったあと、 35 とかいう話が聞こえてきたような気が。
- LNTモデルを「個々の人がガンで死亡する危険性を見積もるための目的で数字を出して使うのには適していない」と説明しているのを
- まあそういう解釈をすることが不可能だとはいわないが、同様に、「委員会は、チェルノブイリ事故によって低線量の放射線を被ばくした集団における影響の絶対数を予測するためにモデルを用いることは、その予測に容認できない不確かさを含むので、行わないと決定した。」を(続く)
- (続き)「低線量で掛け算してはいけない」「低線量分は被害推計には考えるべきではない」と解釈したと考えることも可能であり、もちろんこちらが自然な解釈である。
- 「低線量の放射線を被ばくした集団における影響の絶対数を予測するためにモデルを用いること」は低線量で掛け算することなので。
- 同様に、「特に,大集団に対する微量の被ばくがもたらす集団実効線量に基づくそのような計算は,…… このような計算はこの防護量の誤った使用法である」というのもある。
- これらは片瀬氏による UNSCEAR 及び ICRP 文書からの引用である。
- 片瀬氏は「LNTモデルの適用の仕方については、原子放射線の影響に関する国連科学委員会(UNSCEAR)と国際放射線防護委員会(ICRP)から次の様な方針が出されています。」と述べており、これらには同意しているのであろう。
- これに対して、「個々の人がガンで死亡する危険性を見積もるための目的で数字を出して使う」ことは掛け算ではないのは片瀬氏にとっても明らかであったはずである。
- つまり、片瀬氏は、「掛け算するな」という文章を UNSCEAR 及び ICRP
文書から引用している自分の文章から、「掛け算するな」とは関係ない
自分の一文をもってきて、私がそれを「掛け算するな」とすりかえた、と
いう主張をしている、ということになる。
- ちなみに、そういうわけで片瀬氏が引用した ICRP や UNSCEAR の文章に
は「掛け算するな」ということしか書いてない。
- 従って、片瀬氏が引用した ICRP や UNSCEAR の文章からは片瀬氏の主張
である「個々の人がガンで死亡する危険性を見積もるための目的で数字を出し
て使うのには適していない」はでてこないことになる。
- 山下俊一は、なぜグラフを改ざんしたのか?
- なんだろう?論文の最終バージョンのとは違う図を使っちゃったとか?
2013/6/3
2013/6/2
- 2013/6/2 10 東京事務所
- 10時から会議、、、
- ガジェット通信に掲載された「LNT説とALARAの関係に関する勘違い」という記事について
- 何故これはこれと違うところに書いてるのかな?
- 放射線の健康影響をめぐる誤解
- 「LNTはALARAと組み合わせないといけない」「低線量で掛け算してはいけない」というのは、チェルノブイリでの被害をもっとも少ない側に見積もっている人達が主張していることである。
- で、被害の見積もりに低線量の分をいれない、というのは、それにどのようないいわけをつけたところで、低線量被曝は被害をもたらさないとみなす、ということである。
- そこの数字は不確実性が大きいから、というのはあまりまともな理由ではない。
- 例えば、 10mSv 被曝した人々が 1万人、 1Sv の人が 1万人であれば、10mSv の人の分を足しても結果はあまりかわらないし誤差も大きくならないので、足すことに別に問題はない、となるであろう。
- ところが、10mSv 被曝した人々が 1000万人、 1Sv の人が 1万人であれば、10mSv の人の分を足すと結果が10倍になる。現実の状況はこういう感じで、ここで 10mSv の分を足すのはやだ、というのが ICRP 文書に書いてあることである。
- 足すのがいやなのはわかるけど、足す必要はない、と主張するためにはLNT より被害が少ないのがありそうである、という根拠があるべきである。そんなものはないので不確実だからどうこうといいわけが書いてある。
- まあ要するに、「LNTはALARAと組み合わせないといけない」という主張は、「低線量分は被害推計には考えるべきではない」、という主張とセットになってる、ということである。そういう主張が科学的に正しいかどうかはまた別の話。
- なんだかすごいことに
片瀬久美子がなにを間違えているか、
続、
続々
- ワタミが自らブラック企業告白をしている件について
- なるほど。
- 「ブラック企業」と呼ばれることについて
- 引用:時間外労働時間については、ワタミの外食事業の平成24年度月平均は38.1時間。これは、36協定で定めた上限45時間を下回っています。
- で、年間360時間、という限度は実は平均で超えてる、と。なんかすごい。
2013/6/1
- 東北FSの発表資料
- これ、地震計算で 9.6PB, 1.6e20 演算って書いてあるけど、計算あわないな。
- 格子点あたり10変数として、 9.6PB なら 10^14 格子点なんだけど、
これで例えば 10^5 x 10^5 x 10^4 の格子にしたとして、タイムステップ数は
10^6 くらいいるはず。
- そうすると、1格子点、1ステップあたり 1.6 演算しかしないことになっ
てそんなはずはない。なので、多分格子点数が30-100倍くらい間違ってて、
必要メモリは 100-300TB であろう。
- RSGDX も、これにあるFMMとかH行列とか使うならメモリTBオーダーであろう。
- 大メモリでバンド幅がいる話でないとNなベクトル(演算性能低くてメモ
リ量大きい)は意味がないんだけど、そんなのが必要なアプリケーションは
東北FSの資料にはないように見える、ということであろう。
- まあ、これはある意味当然で、大昔には 1Mflops 1MB という話があったわけだが、これから12桁演算能力が上がった時にメモリ量は3次元計算なら3/4 乗の9桁しか増えないので、 1EF には 1PB がせいぜいであり、大抵のアプリケーションはそんなにもいらない。
- 昨日の懇親会では Modylas の中の人と某氏の話で、、、
- 今後のHPCI計画推進のあり方に関する検討ワーキンググループ(第17回)の開催について
- 引用:
標記会議を下記のとおり開催いたします。本会議は企業秘密に係る情報が含まれる可能性があるため、非公開での開催になります。
- 引用:
1.日時
平成25年6月3日(月曜日)17時~19時
2.場所
文部科学省 3階 3F1特別会議室
3.議題
フラッグシップシステムについて(理化学研究所からのヒアリング)
その他
- というわけで非公開なので実況はありません。すみません。
- LNT説とALARAの関係に関する勘違い
- まあその、「掛け算してはいけない」というのは「掛け算には順序がある」並みの2重思考であるという話だと思う。2重思考している人にお前は2重思考しているといってもしょうがないので、まあねえ的。
- 特集「科学を試す」
- 先週ジュンクにいった時にみて、次本屋にいった時に買おうかなと思ってたら今日発見できなかった。まあそのうち導入されるであろう。
- その代わりにというわけではないが導入した廣野さんの本。「サイエンティフィック・リテラシー」
- 6章「グレーゾーン」がチェルノブイリの被害推定の話。要するにどの範囲で掛け算するかで25倍違う、ということ。
- それはいいけど、この章の「年間」は全部間違いなんだけど、、、、えーと、、、
- UNIS
press release
- タイトル:
No Immediate Health Risks from Fukushima Nuclear Accident Says UN Expert Science Panel
- 引用:
On the whole, the exposure of the Japanese population was low, or very
low, leading to correspondingly low risks of
- 引用:
health effects later in life.
- 引用:
The actions taken to protect the public (evacuation and sheltering)
significantly reduced the radiation exposures that would
- 引用:
have otherwise been received, concluded the Committee
"These measures reduced the potential exposure by up to a factor of
10.
- 引用:
If that had not been the case, we might have seen the cancer rates
rising and other health problems emerging over the next
- 引用:
several decades," said Wolfgang Weiss, Chair, UNSCEAR report on radiological Impact of the Fukushima-Daiichi accident.
- しかし、"No Immediate Health Risks" って、、、
- TMIの事故というの
は、ヒューマンエラーに対する従来の考え方(十分な教育・訓練で防止できる)
が変わる大きなきっかけとなった事例
- 原因は人やその教育・訓練であってコンピュータではない。
- 「心に棚を作れ」みたいなあれ?