牧野の公開用日誌
つっても、非公開のを別につけているわけではない。
Copyright 1999- Jun Makino
2013/04
2013/03
2013/02
2013/01
2012/12
2012/11
2012/10
2012/09
2012/08
2012/07
2012/06
2012/05
2012/04
2012/03
2012/02
2012/01
もっと昔
当面の予定
- 2006/10/xx UP 〆切 仮題「重力多体系と専用計算機」
- 2013/5/27 13 仕様策定(ELSI)VBL棟1F セミナールーム(仮)
- 2013/5/28 16 Alchip
- 2013/5/28 19 研究打ち合わせ
- 2013/5/29 15 DDNJ+T2L
- 2013/5/29 16 AICS なにか
- 2013/5/30 13 ELSI COM-SW, VBL 1F
- 2013/5/31 アプリFS 10-19
- 2013/6/2 10 東京事務所
- 2013/6/3 11:30 Piet
- 2013/6/3 13 ELSI FPC
- 2013/6/3 17 なにか@どこか
- 2013/6/4 13 仕様策定(ELSI) : メイル審議に変更
- 2013/6/4 14:30 NPG?
- 2013/6/4 17 仕様策定(つくばTV会議@会議室C)
- 2013/6/5 10-12 FS ミーティング@会議室C
- 2013/6/6 17:15- FS推進委員会
- 2013/6/7 惑星形成大規模シミュレーション小研究会
- 2013/6/9 あたり?FSヒアリングがあったような気が?
- 2013/6/10 7-8限調君関係なにか
- 2013/6/21 14 駒場修士発表練習
- 2013/6/25 17-19 HPCIなんとか
- 2013/6/27 15 報告会
- 2013/6/27 17 戦略運営会議@CCS
- 2013/6/28 午後都内私用
- 2013/7/9 10-19 アプリケーションFS@東京
- 2013/7/17-19 京大集中講義
- 2013/7/18 連携推進会議。今回パス
- 2013/7/22 17-19 HPCIなんとか
- 2013/7/22-8/下旬 神戸
- 2013/7/30 SDHPC?@小倉
- 2013/8/10-11 東工大全学停電(大岡山、すずかけ両方)
- 2013/8/21-23 東工大何か
- 2013/9/5-6 アクセラレーション研究会
- 2013/9/10-12 天文学会
- 2013/9/11-12 ELSI 現地視察
- 2013/9/13 ELSI アドバイザリボード会議
- 2013/9/14-16 名古屋なにか
- 2013/10/10 10:30-17 CREST 中間評価@東京
- 2013/10/11 CREST 領域会議@未定
- 2015/11/xx 分野5全体最終シンポジウム
定例
- 火曜10:30 ELSI 運営会議
- 火曜16 FSチップグループミーティング
- 水曜 午前(原則)研究室セミナー@115(内部ページ)
- 水曜 16 ELSI セミナー
- 木曜 午後14:50藤垣研セミナー 5/30, 6/13,27, 7/3(B4中間発表), 11
- 金曜 10-15 井田研セミナー
- 理研 TL 会議
- 理研 進捗ミーティング
- ELSI Lunch meeting: room? 12-?
地震・原発関係リンク
- リアルタイムモニタデータ
- もうちょっと遅いデータ
- その他
2013/5/31
- アプリケーションFS 遅刻した、、、というか場所間違えた。八重洲なんとかセンターがなくなったので場所が変わってたのを見落としてた。
- アプリケーションFSの報告書案、300ページあって 30MB だ、、、
- 午後最初は宮野さん。BRCA1 の話をちょっとしている。
- 「女性の方にはご存じの人が多いと」というところで会場を見ると事務局以外に女性がいない。
- 「だれでもわかる説明というのを考えた」
- 「がんというのは霞が関の官僚システムのようなものである」
- 「システムとして壊れているにも関わらず自滅するシステムが機能していない」
- 「官僚システムが終わるのは国家が終わる時」
- で、本題はシーケンスデータ解析。1人のデータ解析が100ドルとかのオーダー。
- シーケンスデータ、1個体で1000億バイト: 100GB か。これくらいを
計算機で1日くらいで解析、という話だった。
- データ取るほうから考えると、シーケンスデータを臨床目的で使えるようになってきた。
- がんの治療(抗癌剤の選択)にも全遺伝子解析が有用なケースがあるとか。
- Implementing genomic medicine in the clinic: the future is here.
- 100万人ゲノム、 1EBストレージ、計算能力は?
- ヒトゲノム解析センター 6年(2009-)60億、225TF、3PB Lustre, ニアライン2PB
- 1ジョブセットで数万ファイルを、ということもある。さらに年間1300万ジョブとか
- あ、そういえば、午前中に Python, Ruby 使えないか?という話が。
これは結局、EP で山ほどスクリプトを走らせたい、ということみたい。
- ただ、それは本当にスクリプトを並列に走らせるのがいいのか、
MapReduce (あるいは同様なことがもうちょっと柔軟にできるデータパラレル
環境)のほうがいいのか、というのはどうなんだろう?
- 「京」で困ること: R を使うところが動いてない、、、
- ステージングであげても次には残ってない
- 数千全ゲノムの解析を同時にとかの話も国際的にはあるが、、、
- というわけで、実際にどういう処理をしているのか、なにに計算時間かかってるのかは今一つわからない。
- そういえば、100万人のゲノムデータって、どれくらい(可逆な)圧縮かけられるんだろう?
- Compression of Genomic Re-Sequencing Data
- 100-10,000 倍くらい圧縮かかると。そういうもの?
- 東大が公開してたので公開
- しかし、三鷹からのプロジェクト長の他組織への移動多すぎないか?私もその一部とはいえ、、、台長になってもどってきたすばるはともかく、岡山、CfCA、ひので、系外惑星、RISEと年1-2人のペース。
2013/5/30
- 国立天文台、約502TFLOPSのCray製Xeonスパコンを運用開始
- 引用:
今回新たに導入されたスパコンはCrayの「XC30」で、同プロジェクトによっ
て「NS-04 ATERUI」と名付けられている。
- 引用:
今から1,200年ほど前の征夷大将軍・坂上田村麻呂による蝦夷討伐の際、蝦夷をまとめて勇敢に戦った英雄「阿弖流為(アテルイ)」に由来している。
- 引用:
Crayのスパコンはキャビネットの前面を自由にデザインできることが知られているが、ATERUIは左寄りの部分に篆書で書かれた“阿弖流為”の文字を電気回路風にデザインしたもの、右寄り部分に銀河が描かれている。
- 引用:
なお、倍精度演算性能が501.8TFLOPSであることを前述したが、2014年度中にはシステムのアップグレードを行ない、1PFLOPSに到達させる予定とのこと。
- 引用:
XC30のノードは、2個単位でボード交換できる仕組みになっており、現在使っているSandy BridgeベースのXeonを、Haswell世代のXeonへ交換する計画になっている。
- Emergence of two types of terrestrial planet on solidification of magma ocean
- というわけで、ELSI の玄田さんが著者の一人である論文が Nature に掲載されました!
- ELSI のウェブページにまだプレスリリースがでてないですが、東大との
共同発表のため東大が公開するのを待ってます。
- ELSI 広報委員会委員長からのお知らせでした。
- J-PARC ハドロン実験施設からの放射性物質の放出に伴う環境影響評価について
- 16時の段階で500cm^3 に 350Bq、70万Bq/m^3 である。そのうち 8% が I-131。
- 換算係数は Na-24 4e-4, Hg-203 3.6E-3 (半減期46日。197は65h)
Kr-76 不明、 I-131 1.1E-2 Br-82 不明、Nb-95 2.7E-3。単位は(mSv/h)/(kBq/m^3)
- 甲状腺の預託実効線量だと同じ単位で 2.3E-1。60kBq/m^3 なので、
1時間いると預託実効線量が 14mSv になるけど、、、というか、この数字だと
内部被曝はほとんど I-131 ? この計算あってる?
- 計算上は甲状腺にサーベイメータあてて検出できるレベル。
- 実験設備の建物が内部 40m x 40m x 6m くらいとして体積は1万m^3 なので、大気中にでた放射性物質の総量は 70億ベクレルとなる。1000億っていう推定値と整合的でないのはなぜ?
2013/5/29
- 能澤徹氏のブログが2年ほど止まっていて、価格性能比の比較のまとまった数値が
ないのは実は結構不便だ。
- 2013/4 国立天文台、月額 2300万、60ヶ月、500/1000 TF(後者は中間アッ
プグレード後), Cray XC30
- 2012/4 東大、月額 6600万、72ヶ月、1135 TF 富士通 FX10
- 2013/3 分子研、月額 1386万、47ヶ月、137 TF 富士通 Primergy
- 1万円あたり 5.1(700TFとして), 2.4, 2.1 Gflops。東大 FX10 が分子研
Primergy より安いのはなんだかすごいが、天文台 XC30 の倍。
- もちろん、1年違うので、価格性能比は2倍は違わないにしてもだいぶ変わ
る、と思うとFX10 は XC30 に比べて若干高い程度。
- で、若干高い程度だから競争力があるといえるか、というと、これまでの
売れゆきはそうではないことを証明しているといっていいであろう。ノード数
では東大のがほとんど全部なわけで。
- ポスト「京」でもこれくらいしかいかないと、産業育成になってるとは
やはりいいがたいであろう。ロケット開発並み。
- まあその、結構違うのは、計算機開発はそれでも当初予算と計画期間の
範囲でやってるというところではある。(その代わり始めから目標が低いという話はある)
- XC30 より若干高い程度では勝負にならない、というのはまあ当たり前
で、XC30 は現状でおそらく「もっとも使いやすい」側の機械である(まあ、
10PF とか入れると色々あると思うけど、 1PF あたりなら)
- ソフトウェアも icc, gcc が動くし、安定していて、アプリケーショ
ンもいれやすい。
- XC30より価格性能比では良くて、使いやすさでは劣る計算機は
BG/Q とか GPGPU クラスタとか色々ある。
- という中で、FX10 はハードウェア信頼性といったところで優れていると
しても、いったいどこにマーケットがあるか、は難しい。ハードウェアの
信頼性が問題になるのは現在まだ極めて巨大なシステムだけといってもいいから。
- まあ こんな感じ
- 一応念のため。これは「京」の「使いやすさ」を云々するものではなく
て、あくまでも 1PF 以下くらいでの FX10 の位置付けを議論してるだけなの
で誤解ないように。
- 要するに、競争力があるためには XC30 と Titan を結ぶ斜めの線の上に
でないといけない。どうやってそれを実現するのか?という話。
2013/5/28
- あれ、 Vine についてくる inkscape で日本語入力がなんか変だったのがなおってる。
- 【福島第1原発の現状】 地上タンクに劣化の恐れ ボルト式多く、対応急ぐ
- 引用:
タンクは円筒形、角形、横置きの3タイプで、いずれも鋼鉄製。最も大きい円筒形のタンクが貯蔵容量の大半を占める。横置きと角形はつなぎ目を溶接しているが、円筒形はボルトで部材をつないで組み立てる構造のため、パッキンの劣化やボルトの緩みによる漏えいが懸念されている。
- 引用:
昨年1、2月には実際にボルトが緩んで漏水した。
- 引用:
東電によると、パッキンの耐用年数は5年ほどとされているが、交換するにはタンクを解体しなければならず、現実的には不可能。そのため、ボルト部分に外側から止水材を塗ってコーティングし、劣化を防ぐ方法が検討されている。
- 「劣化を防ぐ」は日本語として正しくない気が、、、パッキンが劣化しても漏れないようにする(そもそも外側からコーティングで上手くいくのか?だけど)という話では?
- 常田さんの後任公募でている。
- 新たなICT戦略に関する提言 デジタル・ニッポン2013-ICTで、日本を取り戻す。- 全体版
- 「コンクリートにICTを(クラウド基盤による連携を前提としたICTインフラ構築)」
- なんか頭悪そうなスローガンだ。
2013/5/27
- 4つ(と思ってたけどよく考えると7つ)仕様書書かないといけないがまだ3つだが今日はもう寝る。
- 下北沢の博文堂がなくなった(再開発関係?)ということだが、こういうとこだったのか。
- えーと、記念日カレンダーの中。
- しかし、この辺どんどん本屋なくなるね、、、どの駅にもあった駅前の小さな本屋さん、というのがどこにもなくなったような。
- まあ、元々その辺で本買ってたかというとそうでもない気もするが。
- Message from the Director of J-PARC Center
- 英語がちょっと不思議。"As many of you will have already heard,"
とか、 accident. のあとに謎な "?" があるとか。急いで書いたんだろう。
- J-PARC の事故、昨日書いたようなわけで少なくともこれまで日本にあっ
た加速器と原発では関係する放射性物質の量が6桁とか8桁とかくらい違うわけ
で、外への害、ということではそれくらい違う。
- なので、厳しい安全管理が必要、という議論は、少なくとも「リスクは
比べられる」という立場をとるならおかしい。まあ J-PARC は6桁でなくて
4桁くらいしか違わないかもしれないけど、それでもリスク比べていいなら原発に比べ
て大事故の確率が1万倍あってもいいことになる。
- そこで仕事している人にはそれでは危なくて話にならないので、もっと
ちゃんとしているべきだけど、それはそこで仕事している人のリスクである。
- で、まあ、やっぱり、原発と違って、これは普通の事故で、必要な対策
をとるべきだけどそれ以上の話ではないように思う。
- と、それはともかく、 固定標的の論文みながらちょっと考える。
- まあ固定でも回転でも同じなんだけど、エネルギー密度が高すぎて、遅
い取り出しがちょっと速くなると(400倍でなくても、多分5倍とかで)伝導冷却
が間に合わなくなって溶けるように見える。
- つまり、その辺の故障や誤動作に対して全く配慮されていないことが
論文から明らかにわかる。ちょっとどんなもんかという気もするけど、
これはもちろん事故が起こった後だからいえることかもしれない。原発の
電源喪失みたいに予測されてたわけではない。
- でまあ、安全文化のなんとか、ということをいうなら、設計レベルでの
配慮の欠如を問題にするべきで、事故がおこってから適切な対応をとれなかっ
たことを問題にしてもしょうがない。予想外で対応できない事態が発生したか
ら事故になるわけで。
- 溶けて蒸発してもいいようにシールドつけるのと、溶けないようにする
(例えばビーム太くする)のとどっちが実際的なんだろう?他にもっといい方法
があるのかなあ?
- あ、安全文化なんたらってのはこんなの→加速器漏えい事故はレベル1 規制委「安全文化が欠如」
2013/5/26
- 原子核実験の人には良くあることなのかしら?→同様のトラブルで僕は一瞬で1mSv被曝した事がある
- 毎日:放射能漏れ:電磁石の故障が原因か 被ばく6人に
- 引用:
茨城県東海村の加速器実験施設「J−PARC(ジェイパーク)」で起きた放射能漏れ事故は、加速した陽子の流れを制御する電磁石の電源トラブルが原因である可能性が高いことが分かった。
- 引用:
このことで、実験材料の金から想定以上の放射性物質が発生したとみられる。運営主体の一つの高エネルギー加速器研究機構の理事が取材に明らかにした。
- 引用:
原子力機構は、おおむね南西方向に1000億ベクレルの放射性物質が放出されたとする推定値を明らかにした。年間の放出管理目標の100分の1に相当する。
- 引用:
職員が23日午後3時半ごろ、実験室内の空気をサンプル採取し、排気ファンで既に外部へ放出された分も加味し放出量を推計した。
- 私の多いほうというか修正後の見積もりよりさらに1桁多い数字。
1桁しか誤差がないのが驚きであるような計算なので、まあ。
- J-PARC の年間の放出管理目標って 10テラベクレルなの?
- J-PARC 放射線管理年報
- 17ページの表 2.7-3 には確かに気体だと合計年間 10TBq オーダーになる数字
が書いてあるけど、これ稀ガスで半減期110分の Ar41 の数字で、なんだかわからないものがでた時に
これ使ってはいかんであろう。
- 放射線を放出する同位元素の数量等を定める件(平成十二年科学技術庁告示第五号)
- この別表第二というのに書いてあると。
- 排気中濃度限度は 1e-3から1e-6 Bq/cm^3 とかなので、何桁も超えたであろうと思われる。1000億ベクレルを規定濃度にするには1億立方メートルの大気で薄める必要あるし。
- もちろん、1000億ベクレルは色々な核種全部の合計で、濃度限度は核種
毎の規定だから比較はややこしいけど。
- クローズアップ2013:加速器施設放射能漏れ 「想定外」の遮蔽材貫通 排気、経緯検証へ
- 引用:
高エネ研の峠暢一(とうげのぶかず)理事によると、陽子の流れを制御する電磁石の電源にトラブルが発生し、予定より400倍強い陽子線が照射された可能性が高い。この結果、金が過熱して蒸発したり、金から目的外の放射能を帯びたナトリウムやヨウ素などが生じたりした。
- 引用:
これらの放射性物質は、通常より高いエネルギーを持っていたため、金属製の真空パイプやその外側に積まれていた樹脂やコンクリートの遮蔽(しゃへい)材を貫通し、施設内を汚染した。峠理事は「ここまでエネルギーの高い粒子が出てくることは想定していなかった」と認める。
- ビーム強度があがっても陽子のエネルギーが上がるわけではないのに、
生成する粒子が高エネルギーになるのはなぜ?多重衝突とかでエネルギー上がるとか?
- 【知ってた】"オープン型オフィス"は生産性低下と病気を社員にもたらす:米研究
- これ昔から知られてなかったっけ?
- Development of Vacuum Windows for J-PARC
- そもそも T1 標的は大気圧と書いてある。うーん。
- 実際、この構造なら大気圧である。真空にしたら水が沸騰する。
- 今回のはこういう回転タイプじゃないけど。
- だから、真空もなにもなくてただ部屋の中においてあるだけなんではないかと、、、もちろん、遮蔽はあるんだろうけど気密ではないと。
- J-PARCの事故に関して科学者だけど専門家ではない人がツイッター上で計算してるけど、その上に全く計算に自信が無いと言うのなら、ツイッター上で計算をしなければ良いのに。
- まあ確かに最初3桁間違ってたしね。しかしこれのうち2桁は瞬間ビームパワーが 300kWと加速器による物理が専門の人が書いたのを信用したせいだしなあ、、、
- 自信がなかったところはあんまり間違ってなくて、とんでもないところに間違いがあった。間違えるときはそういうものだけど。
- まず仕様書1つ。
- なんつーか、「加速器と原子力(原子炉)は違う」といいたくなるのは
わかるんだけど、それだけだと「日本の軽水炉とチェルノブイリの原子炉は違
う」という程度の話でしかない。
- じゃあ何が違うか、っていうと、原子炉では核分裂で熱出力で 3GW とか
くらい出してて、それに相当する核分裂生成物も作ってるわけだけど、
加速器では量は少ないけどものすごく高エネルギーの粒子(陽子とか電子)を作っ
てそれを標的にあてる。
- 標的にあてると色々なものができるわけで、その中には
核分裂生成物と同様な放射性物質もある。でも、量は、発電用原子炉でできる量に比べるとすごく少ない。
- つまり、基本的には量の違いである。
で、量は基本的には核反応に関わるエネルギーの大小で決まる。
- J-PARC で、計画中だったビーム増強ができて平均パワーが 1MW になると
かいう話で、原子炉の 1/3000、現在だとさらに1桁近く小さい。で、日本にこ
れまであった他の加速器はさらに2桁くらい小さい、というような感じみたい。
- あと、1つの標的にそんなに長い時間ビームあてつづけるわけではない
(と思う)ので放射性物質がすごい量たまるとかしないはず?
- あ、でも、今回の事故の場合、異常が起こる前にある程度の時間正常に
運転して放射性物質を作ってたかもしれないのか。
- にしても、原発に比べれば放射性物質の量は6桁とか7桁とか多分もっと
少ないわけではある。それでもこれまでの加速器に比べて桁違いの
放射性物質がでて、30人が内部被曝とかいうことになったと。
- それでも、原発事故に比べればやはり何桁も小さい(集団線量にすれ
ば、、、)わけで、今後こんな事故が起きないように色々ちゃんと改良しましょ
う、という話ではある。1度の大事故の被害があまりに大きい原発とはやはり
違う。
2013/5/25
- J-PARC の事故、まあ、実験施設でも大規模、というかつまり J-PARC が
売り物にしているビームパワーが大きいと事故の規模も比例して大きいわけか。
- 5ms(ミリ秒)巾の短パルス.瞬間ビームパワーは300kWだそうだ
- というわけで1kJくらいが投入されたと。仮にその1%ができた放射性物質
から後で放射されるとすると、10J=6E19eV。
- 1日くらいの半減期のものが結構あって、そこから 1E19eV でるとすると
レートは 1E14eV/s = 1E8MeV/s なので、典型的な崩壊エネルギーを 1MeV のオー
ダーとすると 10^8 ベクレルくらいのものが生成されたかもしれない的な感じ?
- 福島原発に比べると1億分の1くらいの規模ということになる。
- 全く計算に自信がない。
-
原子力機構:放射能漏えい想定せず 通報に1日半
- 引用:
事故があったのは、J−PARCの一角にある「ハドロン実験施設」。原子力規制庁と機構によると、23日午前11時55分ごろ、実験設備で金に陽子線を当てて素粒子を発生させる実験中に、照射装置が誤作動。
- 引用:
通常より400倍の強さで陽子線が当たり、高温になった金の一部が蒸発、原子核が崩壊し放射性物質が漏れた。
- 引用:
直後の午後1時半ごろ、施設内で放射線量が通常時の毎時約0.4マイクロ
シーベルトから同4マイクロシーベルトに上昇したが、機構は「管理区域内で
の想定範囲内の汚染」と判断。排気措置をとり、外部へ放射性物質を排出した。
- 引用:
午後4時には一時低下した放射線量が同6マイクロシーベルトに上昇した。
- 引用:
また、隣接する研究所などに設置されたモニタリングポストの値が通常時よりもごく微量の毎時約10ナノグレイ上昇したのを確認した24日午後、機構は施設外への漏えいを初めて確認した。
- 10nGy/h が例えば数千Bq/m^2 くらいに相当すると思うとやはりまあ10億ベクレルとかくらいか。
- 熱抵抗を下げるべく散髪に。
- 久しぶりに下北沢をうろうろ。色々変わっててよくわからん。
- J-PARC ハドロン実験施設におけるトラブルについて(追加資料)
- 6ページ(と2ページ)に、陽子2e13個と書いてある。そうするとエネルギー
が 2e13(個) x 30e9 (eV) x 1.6e-19(J/eV) = 96kJ となって上の私の見積も
りの1kJ(早野さんの 300kW から推定)と100倍違う。
-
J-PARC 加速器の概要
- 300kW とか 100kW は時間平均したビーム強度である、と書いてあるよう
に読める。そうすると、1パルスで 100kJ というのは別におかしくない。
- 上の見積もりに比べるとエネルギー100倍になって、発生した放射性物質
の量も1億ベクレルじゃなくて100億とかになる?
- 陽子ビームのエネルギーから放射性物質のエネルギーへの変換効率 1%
は全く適当な数字なので、1桁程度は誤差があると思う、、、
- 「瞬間ビームパワーは300kWだそうだ」より公式資料信用するほうが無難そうではある。
- 教えていただいた Operation status of water-cooling fixed target at J-PARC Hadron Facility
- テストではビーム強度14kW,50kWくらいまであげたい、と書いてある。運
転は 6秒サイクル、2秒有効なので 50kW て動いていると1回のサイクルで
100kJになって、大きいほうの見積もりとコンシステント。
- しかし、こんなの専門家ならすぐ計算できそうなもんだ。
- その辺の航空写真
- 何をいえばいいのかわからない→美文書作りには「方眼紙」シートを使う
- 日経サイエンス7月号の次号予告にはまた製薬会社のアレがあった。3度目の正直なるか?みたいな。
2013/5/24
- まあアメリカの事例を紹介するまでもなく日本も同じということではある。
- 戸谷君の 学生心得。
- 引用:
あたりまえですが、どんなに素晴らしい研究成果をあげていても、人格に問題があったり組織に適応できない人はどこにも就職できません。 (実際にそういう人たちがいます!)
- そだっけ?これが正しいなら就職できている人はすべて人格に問題がないことになり、例えば私は人格に問題がなく組織に適応できていることになる。
- あー、政府調達の仕様書4つ書かないといけない、、、
- ちなみに東工大地惑の人事の方針は、「研究能力以外のことを問題にしない」であるそうな。
- で、研究者にとって大変素晴らしい事務体制を用意した。そのおかげでなんとか賞をとって教授会で挨拶した時に「これからは少しは教授会にもでて下さい」と理学系長にいわれた人がいたような気も。捏造した記憶かも。
- まあでもそういうわけで東工大地惑は大変素晴らしい研究成果をあげてきていて、それが ELSI の設置にもつながったわけではある。
- んでですね、、、何がいいたいかというと、、、いやなんでもないです。
- 放射能移住電波日記、あるいは優雅なる神戸放射能対策ガイド
- なんか面白い、のと、前通ってよさげだったあそこはやはりよいのか、みたいな。
- 2013/5/24 14 Piet 何か? これは中止
2013/5/23
2013/5/22
- うーん、ポスト「京」について色々取りざたされてるわけだが、うーん、
現状での手続き的な意味での一番の問題点は実際の意志決定が例によってどこ
でだれによって行われているのか明らかではない、ということではなかろうか。
- 実施機関がどこになりそうか、というのはなんとかWGで明示的にとはいいがたいが実質合意されているし、それはそれでいいんだけど。
- なんのために開発するのか、というのが結局不明確だよね、、、
- まあ公式の目的が不明確でも、プロジェクトリーダーが明確な方向性をもってまとめればいいんだけど、そうならないといろいろ、というのが前回の教訓でもあろう。
- 本日のセミナーのハイライト:「××さんがまだそこまで解析してくれてないから」
- 評価書1つ書いた。今日あと2つ。
- メイル処理遅延がやっと3時間まできた。
- 某委員会(私は委員じゃないので出席義務はない)に、某先生から「風邪なので欠席する」というメイルが。いやただそれだけですはい。
- MC862, Vine Linux の機械からだとフォントがおかしいとかいう問題が
あったんだけど、ppd ファイルつかわないで単純に Generic PostScript Printer Foomatic/Postscript としたらでるようになった。
- 前これもやってみたと思うんだけどなあ、、、まあ記憶違いなんであろう。
- Firefox アップデートしたら何故か cups が英語ででるようになったん
だけど、これが関係あるとも思えないし。
- 昨日は午前中に打ち合わせがはいってない、ラッキー、と思ってたらそ
うではなくて定例の会議だったのを忘れてただけだが、明日は本当に午前も午後も会議がないぞ。
- 2013/5/21 14 IBM
- 2013/5/21 16 Alchip
2013/5/20
2013/5/19
-
【申込み受付開始】フードバンクシンポジウムを開催します!
- 『今年のテーマは「日本のフードバンクの多様性」』だそうで、確かに講演者は「多様」というか多彩な気がする。
- 朝日「民間提言」に経産省が関与 原発の再稼働や輸出求める
- なんか聞いたような話と思ったら毎日の 虚構の環:第2部・政策誘導と同じ話。
- 原稿書いた。6、7月は甲状腺がんの話じゃない予定。
- で、先週金曜〆切の報告書がまだかけてなくてそれから仕様書、、、
- 新産業育てるスパコン計画に
- 引用:
文部科学省が世界最高性能のスーパーコンピューターを2020年ごろまでに開発する方針を示した。スパコンは最先端の研究や製品開発に欠かせない。性能面で世界一を狙うだけでなく、多くの企業が使えるようにし、産業競争力を強める戦略を描いてほしい。
- まああれだ、性能のわりに安くて電気くわないものを作れたら使って
なんかしようとする人はでてくる、というのが GPU の示したことで、高くて
は駄目というだけの話であろう。
- JAEA の報告書サイトシステムメンテナンス中だそうで、、、
- 宇宙政策委、次期ロケットH3民間主導に-設計・開発段階から、予算は文科省ではなく内閣府?
- まあなんつーか、今上手くいってない理由が{官,民}主導であることだか
ら次は{民,官}主導にすれば上手くいくはず、というのはあまり良い方針とは思えない。
- それより、失敗したのであればそれは何故かをちゃんと分析することが
必要だし、もちろんその失敗を修正したからって周りの状況も変化しているか
らそれで成功できるはずがない、ということも認識しておく必要はあろう。
2013/5/18
- 東電、計器誤差に気づかず推計 原発汚染水の漏えい量
- 引用:
東京電力福島第1原発の地下貯水槽で4月に発生した汚染水漏れに関し、東電は漏えい量の推計を当初の最大約120トン(約12万リットル)から、6千分の1の約20リットルに修正した。
- 引用:
当初は大量の放射性物質の拡散が懸念されたが、水位を測る計器の誤差が大きくなっていたことに気づかず、推計ミスにつながったという。
- ちゃんと誤差の方向もわかってるのかなあ?
- 福島第一原子力発電所5・6号機RO装置処理水タンクにおける水漏れについて
- これの全βってトリチウム含まない数字?含む?
- jolissrch-inter.tokai-sc.jaea.go.jp がへんじをしない。
2013/5/17
- study さんのH23年度福島県甲状腺検査市町村別結節割合と土壌汚染の関係についてについて、なるべく批判的な検討を以下に。
- この散布図を見ると、相関はあるように見える。
- が、分散の大きい広野、川俣、葛尾のデータはあまり意味がないので、
重要なのは田村、伊達、飯舘のほぼ3点だけである。田村と伊達の結節割合に
は統計的に有意な差はない。
- つまり、このデータが地域差、ひいては被曝量の影響を表している可能
性があるかどうかは、飯舘の数字が田村、伊達より有意に大きいかだけにかかっ
ている、といえる。
- 田村、伊達の平均はおよそ 0.6% であり、99% 信頼区間をとっても 0.9%
まではいかない。これに対して、飯舘村は 2.3%、917 人中21人である。
- 飯舘の本来の数字が、田村、伊達で想定しうる最大である 0.9% であっ
た時に、偶然観測数が 21 以上になる確率は、平均値 917*0.009=8.23 のポア
ソン分布で観測値が 21 以上になる上側累積確率であり、計算すると 1.38E-4、
つまり1万分の1くらいの確率である。
- なお、伊達、田村の値が 0.9% というのがそもそもありそうにない
(1/100くらいの確率)わけで、 0.7% をとると 4E-6、つまり 25万分の1となる。
- 要するに、飯舘の数字が「たまたま」である確率はものすごく小さくて、
極めてありそうににない(万が一、より小さい、、、)
- というわけで、現在のところ、「飯舘での結節の発生率は田村、伊達よりも大きい」
のはかなり確実に見える。もちろん、そのことが被曝との因果関係を証明したりはしない。
何故かは別にして、大きい、ということである。
- ただし、これは全結節をカウントした場合についていえていること
で、 5.1mm 以上とすると ytkhamaoka さんの解析のように、浪江をいれない
と今のところ有意差はでない、ということになる。
- 2013/5/17 10:30 来客
- 2013/5/17 12:20 大学院教員会議@石川台実験棟1-103号室
- 2013/5/17 14 CJ
- 2013/5/17 17 理研東京事務所
- 2013/5/17 19 本郷?
2013/5/16
2013/5/15
- Stars
and Stripes の記事
- タイトル:Osaka mayor: ‘Wild Marines’ should consider using
prostitutes
- 引用:Patronizing a prostitute is now subject to court-martial under the Uniform Code of Military Justice.
- 引用:
“The Navy does not condone patronizing prostitutes, massage parlors,
Soaplands and any other manner of establishment
- 引用:
that offers sexual services, as this is entirely against our core
values of respect for persons, moral integrity and human dignity,
- 引用:
” Jon Nylander, Commander Naval Forces Japan spokesman, said Tuesday.
- いやまあそうだよねえとしか、、、
- 今日の午前はセミナー。小南さん、斎藤さん。
- 広報/ネットワーク委員会終了。今週の会議はだいぶ終わった、、、
- という気がしただけで5時から仕様策定か。
- 大学院生らにアカハラ=30代助教を停職-大阪大
- 引用: 大阪大は15日、大学院生ら2人に対し怒鳴ったり蹴ったりなどのアカデミックハラスメントをしたとして、基礎工学研究科の30代の助教を停職3カ月の懲戒処分にしたと発表した。
- 引用: 同大によると、助教は2012年12月、研究科所属の大学院生を怒鳴ったり、背後から脇腹を蹴ったりしたほか、座っている椅子を蹴るなどした。
- 怒鳴ったり蹴ったりは自分ではやったことがないつもりだが本当にそうだろうか?
- というわけでソフトウェア改修した。テスト。
2013/5/14
- 2013/5/15 17-18 仕様策定@筑波大(TV会議予定)
- 以下昔話モード。
- 87年冬にアメリカのケンブリッジ、つーかボストン、というか Kendal
Square 近くにある TMC に机もらって CM-2 いじってた時に、 Gerry Susman
が MIT に SX-2 がはいることになったんだよ、という話をしていた。
- Gerry が大変嬉しそうに、 SX-2 の命令セットは大変美しい。PDP-10
(だったか 11 だったか忘れた)と同じように命令からハードウェア構造が想像
できる。ハードウェアも単純で美しい、といってた。
- まあそのわりに浮動小数点データ型がいわゆる IBM フォーマットである
ことを知らなかったりしてちょっと面白かった。
- で、89年の夏に、この年サバティカルで日本にいた Piet Hut が当時東
工大だった米澤先生のところを訪問するというのに私もついていって、で、
ETA をみせてもらったような気が。当時プリンストンにもあったんだけど、
液体窒素製造機のほうは東工大で初めてみた。
- しかし週末会議だと体力的にきついな、、、
- スパ
コン性能評価基準、アプリ稼働に変更を-理研機構長
- 引用:理化学研究所の計算科学研究機構の平尾公彦機構長は13日、都内で講演し、世界のスーパーコンピューターの性能ランキング「トップ500」について「連立1次方程式を解くことで計算速度を競っているが、そろそろやめた方がいいのではないか」と述べた。
- 引用:そのうえで「本当のアプリケーションで性能を計れる基準を作るべきだ」とし、スパコンの性能評価基準の見直しを求める考えを明らかにした。
- これについては昨日の懇親会でも某H先生(って全然某じゃない)とかIさ
んと議論したんだけど、要するに計算機作るほうとしては明確な数値目標がな
いとハードウェアの設計しようがない。
- で、HPL は割合良い目標で、特に重要なのはアルゴリズムを固定してい
ないので、非常に高いレベルの最適化を含めて、ソフトウェア・ハードウェア
の協調設計的な考え方ができる。
- アプリケーション、というので特定の実装をもってこられると、
アルゴリズムも言語も固定、ということになって本来できる最適化が
できなくなり、必然的に現状のハードからの解析接続的マシンになってしまう。
- まあだから、例えば「宇宙論的N体計算を粒子数 xxx 精度は yyy で」と
いうくらいを「アプリケーション」として、アルゴリズムと実装込みで開発す
る、それをいくつかのアプリケーションで要請、とかするのでもいいとは思う。
- まあ、そうことをいうと「我々の分野では計算方法は日進月歩であり、特定のアプリケーションやアルゴリズムだけに最適化されては困る」という人がでてくる。
- まあ、それはハードウェアは国際標準でね、って話なわけで、 x86 買っ
て下さい、と。それはそれでいいわけだし。みんなの使ってる計算機と違うの
はやだ、ってのは、極めて正当な要求である。
- 今後のHPCI計画推進のあり方に関する検討ワーキンググループ中間報告(案)に関する意見募集の実施について
- というわけでパブコメです。牧野死ねでもなんでも出してみて下さい。
- JAXA主任研究員を逮捕
- 引用:宮城県警は14日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)に虚偽の納品書を提出するなどして、約97万円をだまし取ったとして、同機構の主任研究員須浪徹治容疑者(46)=宮城県名取市=と、自称派遣社員西村風歌容疑者(25)=東京都府中市=を逮捕した。
- 引用:逮捕容疑は、西村容疑者が代表だった東京の会社にプログラムの改修を発注した上で、虚偽の納品書をJAXAに提出し、2011年4月に約97万円を振り込ませてだまし取った疑い。
- 5/17 ハードデッドラインと書いてある原稿がまだ1文字もないような気
がするが、それ以外の緊急のものはだいぶ片付いた。
- 週末会議であんまり寝てないからなんか不調。
- JAXA 主任研究員って理研の主任研究員くらい偉いんだっけ? ISAS は教
授とかのままなのでよくわからない。
- でもまあそうだとすれば教授クラスで、給料は教授クラスよりいいんじゃ
ないかなあ?97万円か、、、
- 2013/5/14 13 IBM キャンセル?
- 2013/5/14 14 ELSI 何か
- 2013/5/14 16-18 Alchip
2013/5/13
- 2013/5/13 「京」シンポ@東京。何故か私が話す。
- というわけで
「京」シンポにきた。
- これは AICS と RIST 共催。まあ研究部門は企画・実施にはあんまり関係ない。
- 前のほうになんとか議員とか書かれた席が。AICS は機構長、副機構長。
- このシンポジウムのプログラム、個別の研究に関する講演が6個あるんだけど、何故か午前中に私のだけあるんだよな、、、休憩ないからあんまりみんなでていかないよね、、、
- 理事挨拶でゴードンベル賞の話をしとる。計算科学、計算機科学の総合評価としてあたえられる最高の賞とかいってる。そんなすごい賞だったっけか?
- 次は丹羽秀樹(文部科学大臣政務官)挨拶。
- 宇宙の起源の解明。
- エクサスケールについて。文部科学省有識者会議で「2020年頃まで」に
国として戦略的に整備すること、となったと。一応それ 5/8 の会議で
なんで 2018-19 じゃなくて 2020 頃ってのが突然でてきたの?と私および
若干名が文句いったところ。
- 自民党スパコン推進議員連盟 桜井議員、左藤章議員、藤井比早之議員、
維新の会三木けえ議員から祝辞。
- 平尾さんの講演。
- 平尾さん、タイタン動いてない、と。検証はすんでないか。
- 何度も書いてるけど、目標が低いことも問題だけど、「京」から8-9年後に
なっちゃう、というのが問題。
- 平尾さん。Linpack やめたほうがいい、と。実アプリケーションでの持続的性能が重要であると。
- 「実際にの多くのアプリケーションで、「京」のほうがより効率良く実行する」
- スライドには効率と書いてあるが、口頭では「京」のほうが性能が上と断言された。
- ここでもやはりゴードンベル賞が。「「京」は科学的成果をだすことができるスパコンである」
- またサイエンスの Dennis 記事が取り上げられている。
- でもまあ事後評価でもベンチマークのことしか問題にしてなかったのもまた、、、
- 次は「政策講演」菱山豊(文部科学省・大臣官房審議官(研究振興局担当))
- スライドがうつってない。
- うつった。フォントがなんかアレな感じだ。
- 「Top500 国別性能割合、日本は長期的には減少傾向」とのこと。
- なんか明日の会議までに案作って回覧しないといけない案件がいくつかあった気が。調達とか。
- 報告書とかも、、、
- 次は JST の人。
- 自民党、桜井議員から質問。ソフト開発の統合のリーダーシップをどのように作っていくべきか?だったかな?
- 桜井議員: もっと産官学が一緒になって特に産官が大事。電化製品で負けたようなことが起きないように、、、というような。
- 自分の講演とお昼御飯終了。つかれた、、、
- 桜井議員からの質問は、
初期ゆらぎはどうやってモデル化しているのか、メッシュはどれくらいか、自
由度は?という感じのバリバリ専門的なものだった。
- 常行さんの講演はなんか、、、総花的、、、
- 加藤さん
「式は使うな、と理研と文科省からかたく命じられている」
- なんか流体計算の話だけするっぽい。
- 流体計算、車の計算メッシュ。領域は 8x16x32m。
- 小野さんとこの計算の絵がでてる。渦のスケールは数ミリという話。
「京」を使うと 300-1000億格子点くらいで。
- 大規模メッシュの自動生成技術、大規模計算を高速に実行する技術、実
験との突き合わせによる信頼性の確保「このスライドはけずれといわれたが見せて自慢したい」
- 圧力変動の時間スペクトルとかみせてる。加藤さんスゲー。
- 自動車の周りの超精密計算
- さすがにメッシュ数とか計算時間とかは、、、あ、300億自由度というのはでてきている。
- いつのまにか桜井議員がいなくなっている。
- 次世代スパコン計画批判に関する論点整理
- 引用:そもそも元々スパコン開発はかつての通産省が音頭をとって強力に推進した結果、日本が一人勝ち状態になってしまい、1990年代以降にアメリカにいちゃもんつけられ「お前らは卑怯なことをしている」と世界中の市場から締め出されたことから文科省に移管せざるを得なくなったという経緯がある。
- 問題:この1文の中にある間違いを指摘せよ。
- 回答例。 1. かつての通産省が音頭をとって強力に推進した:実際にはスパコン開発を主導したのは航技研なので、通産省でも文部省でもなくて科学技術庁の下である。もちろん、通産省による大型計算の3社体制の構築には一定の役割はあった。
- 回答例。 2. 「日本が一人勝ち状態になってしまい」とてもそこまでは
いってない。常に Cray が一人勝ち状態。もちろん、90年代にはいるとアメリ
カは既に共有メモリベクトル並列の時代ではなくなっているので、残存マーケッ
トでは NEC が強かった。
- 回答例。 3. 「1990年代以降にアメリカにいちゃもんつけられ」実際には80年代後半である。
- 回答例。 4. 「世界中の市場から締め出された」アメリカだけでヨーロッパでは普通に売っていた。
- 回答例。 5. 「文科省に移管せざるを得なくなった」元々科学技術庁である。
- なんでこういうどうしようもないのがぞろぞろでてくるの?
- 日本のスパコンについてあんまりひどくでたらめではないものを読みたい人は こちらをどうぞ。
- とある人に教えていただく(ありがとうございます)原子炉注水システムに異
常が発生した場合の原子炉・燃料の状況についての 11分20秒あたりで
10mSv/h といっている。
- 資料 PDF は こっち
- まあその、口頭でいっているのはいい間違い、という可能性もかなりある。
- が、この資料にあるように 18-19 時間で水−ジルコニウム反応が急激に
進展する温度になるとすると、
- こっちの31枚目にある12時間で注
水再開できて、480度ですんでも 3.7mSv というのに比べて何桁も高い数字
でないとおかしい。
- つまり、PDF資料にある 10mSv 以上というのは、確かに以上ではあるが
これが積算線量だとすると 100mSv かもしれないし 1Sv かもしれないしもっ
と大きいかもしれない、というようなものと思われる。
- とはいえ、敷地境界で 10mSv/h はいくらなんでも大き過ぎる。現在まで
にでた量のさらに 1-2桁上の放出が必要なので。口頭でいった 10mSv/hはやは
りいいまちがいではないか?
2013/5/12
2013/5/11
- M林君とこから 1000億円という途方もないスーパーコン補助金
- 認識の間違ってないところを捜すのが難しいレベル。
- でもまあ、聞いたほうがいいとこも:「日本の産業が世界と競争力を持って、戦えるようにすることが国の役割ではないか。ひたすらたくさんの補助金を出して無駄な開発を許すことによって、却って競争力を弱めてきたことは90年代から今日までの歴史が証明してきた。」
- 批判がでたらめだからといって、批判される対象が素晴らしいものであるということになるわけではない。
- 2013/5/11-12 AICS 何か
2013/5/10
- 今日の会議+週末の会議のため神戸に移動。眠い。
- なんかこうどっちかなんとかしたいな、、、ポイするとかそういうの。
- しかし、ここでのf_zebra さんの論理と ここでの大橋教授の論理の類似感がすごい。
- 予想されたことではあるがやはり月曜のシンポジウムのスライド案に A,R 双方から文句がきた。まあなんというか○○○PA的プレゼンを期待されてるわけだしね、、、
- 三宮でポートライナー乗り場にいくエスカレータのとこにイーライリリー
の骨粗鬆症がなんとかという馬鹿でかい広告があった。SciAm の記事の
ことを考えると感慨深いものである。
- 前半5枚くらい削って、後半4枚くらい追加してもうちょっと宣伝はいれたが明らかに期待されている宣伝とは方向が違う。まあねえ。
- Rはここ
- 2013/5/10 PI会議@神戸
2013/5/9
- 2013/5/9 13-14 D論審査@315
- 2013/5/9 9:50 ELSI なにか 212
- 2013/5/9 16 DDN
- スパコン世界一なるか 「京」後継機、1000億円で開発
- 引用:
ただ、東京工業大学の牧野淳一郎教授は「世界最速の達成にこだわるのではなく、使いこなせるスパコンを目指すべきだ」と指摘する。
- 私から記者氏におくったメイルには、「世界最速には大いにこだわるべきだが」って書いてあるんだけど、日経側の事情があったようである。
- とかいう話の合間にコンパイルとシミュレーション。明日中に送るっていってあるし、、、まあとりあえず1つできた。
- しかし、日経、サンケイ、読売はスパコンも推進なわけだ。なんとなくわかりやすい。朝日は記事にしないの?
- どうでもいいといいつつだんだん気になってきたんだけど、何故昨日の
委員会の座席配置は普段と違ったんだ?五十音順で委員を並べるのは同じなん
だけど、全体にほぼ90度回転していて普段なら私は入口から奥のほうだったん
だけど、昨日は入口に一番近くだった。
- 沸騰したまま...発電所敷地外への影響は特にありません。
- 3/15の2号機からの放出と3号機のベント以降、大規模な放出があったとは考えられません。
- つまり、この人は 2011/3/20-21 にあった放出くらいは大規模じゃないから気にするな、と考えるんだな。ちょっと頭がくらくらしたが寝不足なせいかも。
- ここのグラフ見れば、半年後と2年後で発熱量は倍も違わないことはわかる。
- 2011/10/1での原子炉注水システムに異常が発生した場合の原子炉・燃料の状況について「環境中に大量の核分裂生成物が放出されることにより,発電所敷地境界において退避
目安の線量(10mSv)を超える見込み」
2013/5/8
- 某S誌のライターを長年やっている某さん(まあ去年ベンチマーク向きが
なんたらというタイトルの記事のせた彼だ)のことは10年くらい前から知って
いて、と思っていた。
- んだけど、さっきメイルを確認したら 2001 年に彼から
きたメイルに、「お前は憶えてないと思うけど95年にあった××だ」と
書いてあった。
- 今日のセミナーはそういうわけで似鳥君である。
- 神戸は Polycom で、こっちが Sony で、こっちの画面転送はできるんだけど向こうの画面転送ができなかった。そういうもの?
- というわけで HPCI なんとか会議なんだけど、、、TV カメラがはいっている。NHK とかいるぞ。
- なんか欠席多くない?定数足りてるんだっけ?開かれたということは足りてるはずか。
- 会議開始。カメラは冒頭に限って許可だって。
- 喜連川さんは東大に籍おいたままで NII の長になったと。
- カメラ終了。ふう。
- 林室長から中間報告案について説明。
- 報告案の前回からの(私の観点からは)最大の変更は、「1-5 技術動向」
がはいったこと。プロセッサ、メモリ、インターコネクト、ストレージ、
信頼性、省電力、ソフトウェア、の各項目についてそれなりに。
- 特にひどくおかしなことは書いてないと思う。ものすごく細かくみたわ
けじゃないけど。
- しかし、アプリケーションというか、何のために作るか、という話は相
変わらず総花的だ。これは決して悪いことじゃなくて、本来そういう多様な
目的に使えるんだけどメーカーに任せていたのでは上手くいかない
技術開発に対して国が方向を示す、というものであればいいわけだけど。
- そのためには、技術動向をふまえた上で研究開発の方向性を示す、と
いう必要性があるんだけど、中間報告案の3章の「研究開発の方向性」
はそういう議論は開発主体候補さんよろしくね、と書いてある。
- ひー。
- こうして私の週末は会議に消えていくのであった。
- というわけで、 1-5 のところ林さんから説明中。
- 省電力のためにメモリ階層制御の多層化が必要、っていうのは実は多分逆だな。時間があれば文句いう方向で。
- 3章、確かに「2020年頃までにエクサスケールコンピューティングの実現を目指すことが適当である」と書いてある。まえからこうだったっけ?
- 石川さんから、 1-5 はメーカー名とか固有名詞が多すぎではとコメント。
- 室井さんから、「手作業のデバッグ」っ表現としてどうよ、と。あと、
「研究開発の基盤」から「社会の基盤」というのだと、研究開発では重要では
なくなるみたいに見えると。
- 用語集つけるとの話あり。
- NHK 京の100倍 新スパコン開発
- 引用:
文部科学省は、おととし計算速度の世界一を達成したスーパーコンピューター「京」の100倍の性能を持つ、新型のスパコンの開発を来年度から始めることになりました。
- 引用:
日本のスーパーコンピューターは、理化学研究所などが開発した「京」がおととし計算速度で世界一となりましたが、その後はアメリカのスパコンに相次いで抜かれ、現在は世界で3番目となっています。
- 引用:
こうしたなか、文部科学省は、来年度から「京」の100倍の処理能力を持つ新型のスパコンの開発に乗り出すことを決め、8日開かれた文部科学省の有識者会議に報告しました。
- 引用:
この新型のスパコンは、「京」と同様、1000億円ほどの予算をかけて開発する予定で、1秒間に1兆の100万倍に当たる100京回の処理能力を目指します。
- 引用:
文部科学省は、このスパコンによって、地震による被害予測のシミュレーションがより高い精度でできるほか、複雑な構造を持った病気の原因物質に対する薬の開発などが可能になるとしています。
- 引用:
文部科学省は今後、開発の段取りなどについて具体的な協議を進め、2020年ごろの稼働を目指すことにしています。
- 引用:
「1位を目指すこと重要」
有識者会議の主査を務める神戸大学の小柳義夫特命教授は、「計算は科学技術の基本であり、大規模な技術開発を行うためには、トップクラスのスピードを持つ計算機を作る必要がある」と話しています。
- 引用:
また、世界一の性能を目指す意義については、「1位を目指す技術と、2位のままでいいという技術は質が違うものだ。最先端のものを実現するため、1位を目指すことは科学にとって重要だと思う」と話しています。
- 2020年頃って遅くね?といってみた。
- 加藤さんは賛成、石川さんは反対、宇川さんは保留。
- 土居さん: エクサスケールの後どうするかを書け、とのこと。大変もっともである。
- 修正は主査に一任された。
- RIST から HPCI システムの利用支援と課題の実施状況について報告。
- 私がtwしているところが放送されとる: NHK
- 2013/5/8 17-19 HPCIなんとか
2013/5/7
- 2013/5/7 16 Alchip
- 2013/5/7 「京」シンポジウム資料〆切
- 31 枚から27枚に減らした。まあこんなもんだろ。
- そういえば、PKA さんの年間被曝量に対する考え方はこんな感じ:年間100mSvはちょっと多いと思います。
- で、チェルノブイリでの被曝由来の甲状腺がんに関する理解はこんな感じ
- これは先月:I-131シンチ
よりも多くの量を摂取したとは到底考えにくく、またI-131シンチは甲状腺癌
に統計的増加をもたらしません。
- ちなみにI-131シンチは20MBq とかだそうです。
- 読売
- 読売は私んとこには取材にきてない。日経はかなりあちこち回ってちゃんと話を聞いてたみたい。
- まあ、「2位じゃダメ」に関する私の主張は 2009年(というかもっと前)
から変わってなくて、価格性能比や電力性能比で世界一を目指すのでないと
やる意味はない、というもの。
- 実アプリでの性能、というのの例にゴードンベル賞をもってくると、去年の石山君・似鳥君の計算で「京」はピーク性能2倍の BG/Q の 2.4倍の性能を発揮したわけだけど、これはどっちかいうと石山君・似鳥君がすごいという話で「京」とBG/Q の比較にはなってない、、、
- 今年のゴードンベル賞はなにが起こることやら。
- Titan は信頼性がなあ、、、I の石の PCIe 周りはどうも信用できないところがあるし。
いや、こっちの実装にも問題あるだけど。
- 5/2 から放置してたオランダ人1号メイルにお返事。そのスキーム多分駄目だってば、、、
2013/5/6
- 三菱というかアトメアがトルコに売るって話か。
会社はフランスにあるし、技術のほとんどはフランス起源に見える。
- 2011年にトルコ原発、加圧水型炉の検討要請したと。
- で、東芝-WH じゃなくてアレバのになったと。そもそも「日本の原発技術」じゃないと。まあ東芝でも同じか。
- 真面目な話、並列計算の理論的問題ってあったとすればほぼ Feynman と
Hillis と Steele によって解決されていて、単にそのことを認めたくない人がいるだけじゃないかという気もする。
- Hillis による Richard Feynman and The Connection Machine
- ほぼ Feynman が TMC 作ったみたいなもんだなこれ。
- そういえばレムからシーベルトに変わったのっていつごろなんだろう?
チェルノブイリの時はもちろんレムだったわけで、93年にもまだそうなら
30シーベルトではなくて30レムだった可能性はある?
- スライド2枚できた。寝る。
- これによると Orrery にも関わってたのか。
- 玄妙さんまとめで起こったのと同じことが同じ人によってすでに引き起こされていた。
- 同じような間違いをしていれば同じ指摘がくる、という解釈も可能であろう。
- 2012/9 のPKAさん:とりあえず10万人に10人くらい見つかったら、「ちょっと多いから、他の地域で調べた数字と比較したいね」って言うと思います。
- 「比較したいね」に私も賛成である。
- 麻布の山賀先生による君たちの地球はどうなっているのか
そして、どうなっていくのか
-かけがえのない地球-
- 読んで損はしないのではないかと。福島の事故についての記述も追加されているが、基本的にそれ以前に書かれたもの。中高生(つっても麻布の?)向けのものかな。
- 日経のポスト「京」記事ってこれ?以下ちょっと引用。
- 引用:
8日に開く文科省の有識者会議で開発計画が了承される見通し。来年度予算の概算要求に研究開発費を盛り込む方針だ。
8日のって私がでてるWGだよね?私も「有識者」か?
- 引用:
今後、理研を中心に次世代スパコンの具体的な性能を詰める。開発主体は京で実績がある富士通などが有力とみられる。
うーん、「理研を中心に」って、まあ、WGではその話はでてたけど、決定ではないと思う。Fが有力とみられる、ってのは日経の見方だから別に問題はないか。
- 引用:
エクサ級スパコンは既存技術では数十万キロワット以上と発電所1つ分の電力が必要になるといわれ、消費電力を大幅に減らす半導体の開発が主要テーマになる。半導体から出る熱を冷やす技術、大量の情報や計算結果を効率よく保存するメモリーなどの開発も進める。
- だれがこういう適当な話したの?「半導体の開発」なんかするわけないじゃん、というのはちゃんとわかってたはずだが、、、プロセッサ開発はすると思うけど。
- 2ちゃん。
- 私もこれはちょっと聞いてみたい的→FPGAのコンパイルにi3770で十五分ぐらいかかるんだけど、
京だと何秒ぐらい?
- 80年代だと、スパコンの用途の1つに論理シミュレーションというのがあっ
たんだけど、現在ではソフトウェアもそれが動くハードウェアも全部外国製。
しかも、分散処理とかほとんどできてなくて、、、
- 大規模FPGA のコンパイルに数時間、っていうのは 20年前からまるで変わっていない。
- スライド8枚になった。時間何分だっけこれ?質問いれて30分だから25枚
もあればいいか。
- なんか全然シミュレーションの話じゃなくて宇宙膨張の紹介だけで終わる勢いだがこれ、、、
- 母校の文化祭風景
- ピンク氏の横にいる大きな人が Tehu さんであると。
- スライド13枚になった。あと10枚だ。
- スライド19枚でまだ本題にはいってない。ちょっとやばいかも。
- あれー、この辺の話何度かしているんだけど、英語のスライドしか作ってなかったかな?
- というわけで30枚になった。どーしよ?
2013/5/5
- というわけで渋谷の丸善ジュンクで調達した調査報告 チェルノブイリ被害の全貌を眺める。
- IAEA/WHO/ICRP 的にはこういった資料に書いてあるもののうちリクビダートルに関わるものと小児甲状腺癌の一部以外はすべて存在しないことになってる。
- そういう扱いが統計的有意性の観点からしても疑問である、というのはずーっと前の「科学」に書いた。連載4、5回目なので1、2月号。
- なお、印刷された翻訳には参考文献リストがついてないけど、無償公開
されてる。元論文へのリンクも一部だけどついてる。大変素晴らしい。
- 「科学」高い、という人向けに島薗先生による要約のまとめを以下に。
- 2、
3、
4、
-
5、
8
- 1 は前置きなのでまあ、、6は症例対照研究の例のアレ。7は100mSv 以下
では害が認められていない、というのはどういう意味かについての検討。
- 安藤さ
ん。私が適当に書いた4-500W を、2ソケット構成から4ソケット構成にし
た時の増分から計算して 336.5W としてる。
- あれ、でも、結局それ4ソケット構成で 1554 W、1ソケット大体400Wということでは?と思わなくもない。
- あと、初代ESは8CPU共有メモリなんだけど、それベースの SX-7 では32CPU まで共有メモリの範囲が増えてて、SX-9 でも16CPU共有メモリだった(ここまで1CPU=1チップ)のが、チップ間共有ではなくなった、というのがやはり大きな変化ですね。
- 最近 AMD ノーマークだったんだけど、 A10-5800 とか 6800 とかのGPU
部分の性能って結構すさまじいのね、、、 Green500 ならこっちのが
Kepler とか Xeon Phi より有利?
- 島薗先生による要約のまとめは宍戸俊則さん karitoshi2011 によるもの。いつもありがとうございます。
- あれ、でも。HD6000 だから倍精度は単精度の 1/4 とかだっけ?ふみ。
- 来週のシンポジウムでの講演の準備をしないといけない。スライドを火
曜日にだせっていうのがきてるから。
- 去年も講演しているのか私。なぜ2年連続で私なのこれ?
- 去年のスライド
- 使い回しですましたら某Uさんから怖いメイルがきそうだな、、、
- 原発元作業員:警報の中、線量計外し汚泥除去 実名で証言
- 引用:
石澤さんによると、同原発1号機のプラント改良工事に従事した93年ごろ、圧力抑制室にたまった汚泥の除去作業で線量を測定しかけたところ、累積線量を測る個人線量計の警報が鳴り出した。
- 引用:しかし、元請けの現場監督から工期が遅れるとして続行を指示され、被ばく隠しのため線量計は外した。毎時30シーベルトまで測れる放射線測定器の針が振り切れ、防護服を着ても作業できないレベルだったが、同僚約50人とバケツリレーで汚泥を除去した。
- 引用: 今も所持する放射線管理手帳に記された累積被ばく線量は95・15ミリシーベルト。法令上の被ばく線量限度内だが、しばしば線量計を外して作業していたため「実際はその5倍か10倍か分からない」。
- 引用:石澤さんが証言する労働実態について、東京電力広報部は「調べたが、現時点ではそのようなことがあったという事実は確認できていない」としている。
- 30Sv/h はちょっとない気がするけど、、、マイクロ?ミリ?30マイクロ
で作業できないってこともないというか、100mSvまで3000時間あるわけだし、
30ミリ?
- まあ、線量計つけないでの作業は日本人の誇りなんだそうだし。
2013/5/4
2013/5/3
- Wordpress をいじる。Wiki の記法とか使えると便利かなと思うとちゃん
とそういうのがあるのか。
- 福島県での甲状腺がん検診のこれまでの結果で、甲状腺がんの発生が多発と言えるのか?とりあえず論理のおかしいところを簡単に。
- この論
文から成人の検診における超音波検査における甲状腺がん発見確率(有病
割合)を 0.49% としている。
- で、それを「全年齢」平均の年間発生率である 10万人あたり 7.1 人で
わって平均有病期間を 70年としている。
- で、それを福島県での甲状腺調査にあてはめて、年間発生率100万人に1
人で今回の調査で 38000人で3人 ならコンシステントであろう、と結論してい
る。
- というのがこの人の論理。おかしいところは以下の3点くらいかな(他に
もあるかも)
- 第一に、上の論文での甲状腺がん診断基準と、福島の調査のそれは同じ
という保証はない。福島の調査では「甲状腺がんの疑いがある」7名をあ
わせた10名の平均の腫瘍サイズが 15mm だが、上の論文はこの 0.49% の数字
についてはサイズの言及がない。
- サイズ言及はしかし全くないわけではなくて、著者らの調査で
10mm以下、11-20mm、21mm 以上の3グループに対して 54, 127, 60例
の穿刺吸引細胞診を行い、23, 22, 12 例が悪性だった、とある。
- 10mm以下は腫瘍ありの人数の7割程度を占めるが、
細胞診した割合は少ない。この調査での発見率は 0.38% と若干低くなってお
り、これは他の調査ではよりサイズが小さいものも発見していることを
意味しているかもしれない。
- 年齢もサイズもわからない 0.49% という数字よりは、その辺が明記され
ている 0.38% を使うべきと思うので以下そちらで。
- そうすると、上のサイズ分布からは、平均が10mm よりはだいぶ大きいで
あろうから福島で 15mmと いうのとは同じようなものとも考えられる。
- が、平均年齢は50歳とあるので、この時に「全年齢」平均の年間発生率
を使うのは明らかに間違いであり、実際の年齢分布を考慮した数字を使う必要
がある。まあ、でも、7が10-11 に変わるくらいだと思うけど。
- 最後に、福島での発見数を 3 として、細胞診では悪性の可能性が高いと
されている7を無視するのは論文データとの比較としては適切ではない。
論文では細胞診で悪性なものを癌として数えているので、同じ基準で比較する
なら福島では10名となる。
- というわけで、このブログでの見積もりは、 0.49 を 0.38 に置き換え
ると 1.3 倍、発生率の 10万人あたり7 を 10.5 にするとさらに 1.5 倍、
福島での甲状腺癌発生を(論文と比較可能な数にするために)10とするとさらに
3.3倍。
- つまり、相対的に福島での発生率を6.5 倍ほど過小評価しているように思われる。
- 平均年齢50歳程度のグループでの平均有病期間(ここでは、超音波
+細胞診では発見されたであろうものが実際に発見されるまでの時間、という
ことになる)が40年なり70年だったとして、18歳以下のグループについて
同じ数字を適用していいかどうかはわからないという問題もある。
- 一方、普通だと実際に発見されるのが例えば10年後だとすると、その時
には年齢が10-28歳になっているので発生率としてはその年齢のを使うべきで
0-18 歳のを使うのは算数としておかしい。これは確か NATROM さんがだいぶ前に
指摘していたような。
- これか、結構最近だな。
- なお、以下宣伝ですが、私の書いた「科学」5月号の記事ではその辺まで考慮して検討してます。
- 私の指摘の肝心な点である津田氏の「長めの7年」という代表的Dの選択と方法への1桁違い疑惑は解消していませんね。
- まあ、私がここまでで述べているのは片瀬久美子氏の方法の1桁違い疑惑であって、津田氏の方法が適切かどうかということではない。(ブロックされてるからメンションとかしない)
- なお、「科学」5月号での平均有病期間のとりかたについての津田氏のロジックは、実際に専門家が切除が必要という判断をした、ということは平均有病期間が寿命程度とかではなくもっと短いことを意味するであろう、というもの。
- 片瀬氏のブログ記事は、このロジックに対する有効な反論にはなっていない。比較対象の数字は 0.49% と 0.38% のどちらも悪性と診断されただけで切除されたものではないから。
- 何故なら、津田さんは、最小の人数3人で長めの7年を採ってもコレなんだ、と言いたいんだから、それに従えばどうなるかをまず示さないとアカンねんから。
- であるとすれば、「3人」に対応すると考えられる数字をもってきて比較するべきであり、「10人」に対応すると考えられる数字をもってきてもなにかを示したことにはならない。
- 日経サイエンスは Scientific American Dec 2012 の "Is drug
research trustworthy?" と題された記事の翻訳を載せる気があるかどうか
わからないので以下に簡単に紹介。
- まず、一例:リンドセイ博士は骨粗鬆症に対するエストロゲン製剤(商品名プレマリン)の有用性を確立した研究者であり、学会の長も務たる権威である。
- リンドセイはプレマリンのジェネリック版の認可に「正確に同じではないかもしれない」という理由で反対した。彼はプレマリンの製造元であるワイエス社と長期に渡る密接な関係があった。研究論文の草稿をワイエス社に書かせていただけでなく、多額の研究資金を受け取っていた。
- 問題は、リンドセイがやったこと自体ではなく、そのようなことが広く行われていることである。Cancer 誌に2009年に掲載された論文は、著者に利益相反がある場合には、ない場合に比べて何故か被験者が長命である傾向があることを示している。
- 2000年代中頃にワイエスの別のエストロゲン製剤であるプレンプロの副作用についての裁判が起こった時には、ワイエスが論文をゴーストライトしていたことが中心的な争点になった。
- 他の会社の同じような話が以下しばらく続くけど省略
- リンドセイのもっとも評価が高い論文の1つである 2002年のプレンプロについての論文は、最初にワイエス社が査読誌に載せる論文をゴーストライトするのに使っている会社であるデザインライト社によって書かれた。
- リンドセイはデザインライトが問題の論文あるいは自分のどの論文についても a large role を果たしたことは否定し、 merely "provided a draft under our direction" であるといっている。
- で、他の論文でも証拠がある的話が続く。で、さらに、2009年、10年に12万4000ドル以上をイーライリリー社から受け取っている、とも。
- リンドセイは、このような製薬会社との関係を論文中で常に明らかにしてきたわけではない。また、これらの薬の使用についての医師むけのガイドのような本でも全くふれていないケースがある。研究費申請でもそういうケースがある。
- NIH は、そのような利益相反や研究費の不正な申請を防ぐべき立場であるが、いいかげんなチェックしかしていないようだ。
- Louis Ptacek は、色々な製薬会社の株式をもっていて、ファイザーから5万ドルのコンサルタント料をもらっているのに、重要な審議会のメンバーであ
る。
- あと同じような例がまた延々と、、、
- 結論:研究者は製薬会社からの資金の影響を止めることができない。病院や大学も止めないし、NIH は止めることを拒否した。
- 倫理的ガイドを提供し、ピアーの圧力を与える最善の望みは学会と査読誌にある。リンドセイの分野では、学会は NOF であり雑誌はOsteoporosis
International である。
- これらの組織は問題の根を明らかにすることを望むだろうか?またそうできるだろうか?その質問を投げるべき相手は、前学会長であり現在の雑誌編集長である、リンドセイその人である。
- おしまい。
- まあその何かおかしくなってるのは別に日本だけの問題じゃないという話。
- おお、DesignWrite ってプリンストンにあるのか。IAS とか大学からは数キロ北だ。住所を検索するとなんか微妙に違う名前の会社がでてくるけど。
- 卒論代筆とかいう話は時々みるけど、そんなのじゃなくて学会長を務めるような人の論文がゴーストライト業者によってるって結構すごい。
- 研究費については、えーと、とりあえず自分のことを書いておこう。2006年度(だったと思う)に富士通から50万くらい(だったはず)委任経理金をもらっている。これは、理研からの委託研究でアクセラレータを「京」につける方式検討の共同研究の関係。
- 検討結果は理研に無視されたんだけどそれはまた別の話。
- あと、NEC とSX-9 の有効利用に関する共同研究を受託研究としてやった。これは元々当時の副プロジェクト長が代表だったんだけど、途中で南の島に逃亡したから私がひきついだもの。(という経緯であってるよね?>南の島)
- というわけで計算機メーカーから過去に研究費をもらったことはある。これが利益相反にあたるかどうかは自分では判断できないのでなんか規定によって欲しいけど、文部科学省にはそういうのあるのかな?
2013/5/2
2013/5/1
- 2013/5/1 13 ELSI 広報委員会
- 2013/5/1 14:30 Piet なにか?
- ELSI ポスドク募集
- 財務委員会、広報委員会、計算機ネットワーク委員会、、、
- 今日は午前中は研究室セミナー、それからELSIランチ、ELSI広報・計算
機ネットワーク合同委員会、それからELSIセミナー、それからELSI PI 会議
- LPM では showahead なんだな。ふむ。