牧野の公開用日誌
つっても、非公開のを別につけているわけではない。
Copyright 1999- Jun Makino
2013/03
2013/02
2013/01
2012/12
2012/11
2012/10
2012/09
2012/08
2012/07
2012/06
2012/05
2012/04
2012/03
2012/02
2012/01
もっと昔
当面の予定
- 2006/10/xx UP 〆切 仮題「重力多体系と専用計算機」
- 2013/4/28 13 理研東京事務所
- 2013/4/30 14-15 仕様策定@筑波大(TV会議予定)
- 2013/4/30 16 Alchip
- 2013/5/1 13 ELSI 広報委員会
- 2013/5/1 14:30 Piet なにか?
- 2013/5/2 14 ELSI なにか?
- 2013/5/7 16 Alchip
- 2013/5/8 17-19 HPCIなんとか
- 2013/5/9 13-14 D論審査@315
- 2013/5/10 PI会議@神戸
- 2013/5/11-12 神戸?
- 2013/5/13 「京」シンポ@東京。何故か私が話す。
- 2013/5/14 16 Alchip
- 2013/5/15 17-18 仕様策定@筑波大(TV会議予定)
- 2013/5/17 17 理研東京事務所
- 2013/5/20 15-17 筑波大学FS 会議室?
- 2013/5/21 16 Alchip
- 2013/5/28 16 Alchip
- 2013/5/31 アプリFS
- 2013/5/11-12 AICS 何か
- 2013/6/6 17:15- FS推進委員会
- 2013/6/9 あたり?FSヒアリングがあったような気が?
- 2013/6/10 7-8限調君関係なにか
- 2013/6/27 15 報告会
- 2013/6/27 17 戦略運営会議@CCS
- 2013/6/25 17-19 HPCIなんとか
- 2013/7/22 17-19 HPCIなんとか
- 2013/8/21-23 東工大何か
- 2013/9/5-6 アクセラレーション研究会
- 2013/9/10-12 天文学会
- 2013/9/11-12 ELSI 現地視察
- 2013/10/10 10:30-17 CREST 中間評価@東京
- 2013/10/11 CREST 領域会議@未定
- 2015/11/xx 分野5全体最終シンポジウム
定例
- 火曜10:30 ELSI 運営会議
- 火曜16 FSチップグループミーティング
- 水曜 午前(原則)研究室セミナー@115(内部ページ)
- 水曜 16 ELSI セミナー
- 木曜 午後14:40 藤垣研セミナー
- 金曜 10-15 井田研セミナー
- 理研 TL 会議
- 理研 進捗ミーティング
- ELSI Lunch meeting: room? 12-?
地震・原発関係リンク
- リアルタイムモニタデータ
- もうちょっと遅いデータ
- その他
2013/4/30
- ちょっと NewA 仕事した。こんな雑誌もできてるのか:Physics of the Dark Universe
- エルゼビアからなんかすごいメイルが、、、米国の人はイラン政府の雇用者の論文を扱えなくなった?研究機関ならいいみたいなことが書いてあるけど、、、
- さて、明日は研究室セミナーであたっているんだけど、最近そもそもなんもまともな研究してないから話すネタがないぞ。
- なんか開発作業とかデバッグとかはしてるんだけどね、、、
- 今日の落とし穴: first-word fall-through. あ、そっちでしたか。
2013/4/29
- 土壌で放射能濃度10倍=1号貯水槽、2日前と比べ―福島第1
- 引用:
東京電力は28日、福島第1原発で汚染水が漏えいした1号地下貯水槽外側の土壌から27日に採取した水の放射能濃度が、1ミリリットル当たり1.1ベクレルを計測し、25日に同じ場所から採取した値の10倍超になったと発表した。
- 引用:
各貯水槽外側の土壌の測定場所は2カ所あり、今回の上昇が判明した場所から採取される水は、これまで濃度が低い状態が続いていた。
- いや2日前のも十分異常に高いんですけどね、、、というのはともかく、
これどこに資料あるんだろう?ここにはなさげ。
2013/4/28
2013/4/27
- メルトダウン後の再臨界とかそれによる爆発は起こりえない、っていって
る人はどういう物理的根拠でいってるんだろう?まあ、実際の3号機の爆発と
かが再臨界によるものだというのはすごくありそうなわけではないと思うけど。
- 思うだけであんまり根拠はないけど、中性子がうかったとかそういう、
再臨界であることを示唆するデータはないから。
- 松浦さん:去年こういう記事を書きました。原子力発電を考える
- 「核爆発をなめるな」とのことなのですが、まあ色々な事実誤認があるような気がのでその辺簡単に。
- 引用:
3号機建屋爆発が核爆発である可能性は、今現在、福島第一の敷地内に人が入って収束作業を行っている事実で簡単に否定される。核爆発が起きるとするならそれは、核燃料が核分裂反応を一気に起こしたということだ。
- 引用:
だから確実に核燃料の破片が爆発の及ぶ限り周囲に飛び散ることになる。核燃料には大量の放射性同位体が含まれているので、破片は非常に強い放射線を発している。
- これらは、具体的な量が全く不明なので特に情報があるものではない。
まあ、こういう理屈だとチェルノブイリで実際に起こった臨界も否定される
(人がはいって作業はしてるから)わけで、その意味ではこれはおかしい。
- 引用:
事故から1年以上がたった今年の3月27日、東京電力は2号機の格納容器内にカメラと放射線測定センサーを挿入し、内部の様子を観察した。格納容器の底から4.2mのところでは毎時72.9シーベルトという非常に強い放射線が観測された。これは人が10分も浴びたら死に至るほどの強い放射線だ。
- 引用:
もしも3号機原子炉建屋の爆発が、核爆発であったならば、これと同レベルの強力なホットスポットが3号機周辺にいくつもできて、とても人が近づくことはできなくなっていただろう。
- これは、この「毎時72.9シーベルト」がどれくらいの広さで発生しうる
か考えてないので、正しい推論かどうか疑問である。実際に大雑把に見積もっ
てみよう。
- 原子炉1基の核燃料の総発熱量を 1MW とする。そうすると、これは例え
ば1000トンの水に全部吸収されれば 1W/kg = 3600Gy/h なので、 100Sv/h になるため
には4万トンの水に吸収されればいい。
- そのために、厚さ20cm くらいの水の球
殻で線源を覆うことを考える。表面積は 20万平米となり、半径150m 程度、地
上で100Sv/h を超える面積は5万平米くらいである。
- つまり、全ての核燃料物質が建屋からほうりだされて、自己遮蔽が起き
ないような理想的な形状におかれたとして、100Sv/h になる面積はやっと数万
平米である。
- 実際には、核爆発が起こったって全ての核燃料物質がばらまかれる必然
性はない。まあそもそも全ての核燃料物質がばらまかれるためには建屋を完全
にふきとばす程度のエネルギーは必要だし、その規模ではなかったことはわかっ
ている。
- 引用:
また、発電所外部の放射線モニタリングによって、大規模な放射性物質漏洩が起きたのは、3月15日と23日であることが分かっているので、3号機建屋の爆発が起きた3月14日の時点では、少なくとも格納容器はまだ閉じ込めという機能を保っていたと推定できる。
- 引用:
格納容器内部で核爆発が起きていたとしたら、14日に大規模な放射性物質漏洩が起きているはずだ。
- もちろん現在では、 12-14 日の間に大規模な放射性物質漏洩が起きていたことがMPデータからもわかっている。松浦さんがこれ書いた時点ではMPデータは公開されてなかった
かもしれないが、12-14日の間に放出があったことを示唆するデータは色々あった。
- 松浦さんは、そういうデータを全てデマであると無視した、ということであろう。
- 小さ
い核爆発を起こすことは、とても難しいのだ。
- これは、実際に例えば JCO 事故で起こった臨界の規模を考えるとかなり
意味不明な発言である。バケツで溶液を沈殿槽にいれただけで臨界は起こせる。
- もちろん、原爆級、つまりTNT10キロトンとかの爆発を起こすためには
条件を整える必要があるが、もちろんそんな爆発はおこっていない。
- 要するに、ここの論理は「広島級の爆発は起きていない」ということの
根拠にしかなってないけど、そんなのが起きてないのは当たり前で起きてたら
建屋とか残ってない。より小さなエネルギーの爆発が起こっていない、という
根拠は特にない。
- 計算おかしくない?との指摘があるので別方法でチェック。1MW に相当
する放射性物質の量は大体 1E19Bq くらいである。
- これが点源であるとして
1m のところでの線量率は IAEA TECDOC 1162 の表 E1 の Cs-137 のCF7係数を
使うことにすると 6E-8 (mSv/h)/(kBq)
- これは 6E-14(Sv/h)/(Bq) なので、1m での線量率は
6E-14*1E19=6E5Sv/h、100m のところでは4桁下がるので 60Sv/h。
えーと、あってる気がする。
- Bq とW の換算は、適当にやるなら 1つの崩壊のエネルギーが大体 1MeV として、これが
1eV=1.6E-19J で 1Bq=1崩壊/sなので 1Bq=1E-13J/s = 1E-13W。なので、
1W=1E13Bq, 1MW=1E19Bq。
- 久しぶり更新 NEC の次世代ベクトル
2013/4/26
-
福島第一 汚染水 破綻明かさず
- 引用:
計画は新装置が予定通り動かない場合の備えをせず、汚染水量がタンク容量をぎりぎり超えない程度の甘い内容だった。慌ててタンクを増設したが、年明けには水量がタンク容量を超えてしまうことが確実になった。
- 引用:
このため東電は一月八日、3番池に一万一千トンの汚染水を入れ始めた。続いて二月一日には、2番池にも一万三千トンを入れ始めた。
- 引用:
だが東電はその事実を説明せず、毎週公表している汚染水処理状況の資料で、厳しいながらもタンク容量は順調に増えていることを記載していた。
- 引用:
一月九日の記者会見で、本紙記者がタンクの残り容量が一週間分の処理量(約二千八百トン)を下回った点をただすと、尾野昌之原子力・立地本部長代理は「タンクは約三万トンの余裕があり、足りなくなることはない」と強調し、池に汚染水を投入したことには触れなかった。
- 引用:
一月十五日付以降の処理状況を示す公表資料では、実際にはタンク増設は全く進んでいないのに、池に投入した汚染水の量をタンク容量が増えた形にして公表していた。タンクが増設されたのは、二回の池への投入が終わった後の三月になってからだった。
- 東電の
我々は嘘はいってない
- 要するに、 1/8 から東電的にはビニールプールはタンクだ、ということ
にしたし、それは(証拠はないが) 1/4 になんか関係することをいったんだ、
と。
- まあその、問題は東電がビニールプールはタンクだ、ということにしたからって
ビニールプールに汚染水をいれても大丈夫になるわけではない、ということな
んだけど、、、
- でたらめなことをする、というのは我々は説明したから、我々は悪くない、みたいな。
- 2013/4/26 10-12 Intel
- 午前中は某社某製品ラインのお話。まあその某社だしねえ、、、
- 2013/4/26 15-17 筑波大学FS 会議室C
- 会議のあと前せんたちょとお話してそれからコーホー1号とお話。
- 家帰ってきたら9時近い。
- 科学5月号がきている。なんの雑誌だったっけこれ感がなくもない。
- トリチウム汚染水の話はある意味タイムリーである。仮にALPSか蒸発濃縮が動いたとしても除去・濃縮できないトリチウムは大丈夫か?という話。
- もちろん H2Oとは分子量が違うので、蒸発させると蒸気と水で分配比率
が違うから、そういうのを繰り返すと濃縮できる。が、大量のエネルギーを消費するわけで、、、
2013/4/25
- 12 時回って仕事できるかと思ったら11時すぎに役所からメールが。明日の午前中に返事をくれと書いてある。書いた。
- 2013/4/25 11 Cray すずかけ?
2013/4/24
- 午前中はセミナー。なんか TV 会議システムが妙で、放浪したあげく去
年私の部屋に導入したのを使う羽目に。まあそのこれは素晴らしくちゃんと動
いて良かったんだけど。
- 午後はELSI広報委員会。とりあえず会議することと議事録の取りかた、
資料置く場所を決めて、喫緊のいくつかの話を大体決めた。皆様お疲れさまで
した。
- それから補正ななにか。
- あ、、、午後のセミナー出るの忘れてた。
- で、なんか書類書きしてたら夜になった。
- 汚染
水漏れ:「お粗末だ」福島県が貯水槽調査
- 引用:貯水槽に敷かれている3層シートのうち、最下層の「ベントナイト」(厚さ6.4ミリ)について、協議会委員の中村晋・日本大教授(地震工学)は「厚さが50センチ〜1メートルあれば漏れを抑えられたはずで、お粗末だ」と述べた。
- まあその要するにそういうことだよね、、、
- 2013/4/24 13 ELSI 広報委員会
- 2013/4/24 14 Brocade
2013/4/23
2013/4/22
- 2013/4/22 10 理研東京事務所
- 2013/4/22 18:30 理研東京事務所
- 1日に2回も理研東京事務所にきている。
- で、また会議が増えた。
2013/4/21
- 2ちゃんから 虚構の環:第2部・政策誘導/5止 有識者「緊急提言」、エネ庁職員が素案作り
- 引用:
民間の有識者団体「エネルギー・原子力政策懇談会」(会長・有馬朗人元東大学長、座長代理・望月晴文元経済産業事務次官)の有志が2月25日、安倍晋三首相と茂木敏充経産相に「緊急提言 責任ある原子力政策の再構築」を提出した。
- 引用:
「原発の必要性は自明で再稼働を図るべきだ。同時に核廃棄物処理、再利用システム(核燃サイクル)の実用化を急ぐ必要がある」などと訴える内容だ。東京電力福島第1原発の事故から2年。政財界を中心に同様の声は日増しに強まり、その裏で経産省資源エネルギー庁が動いていた。
- 引用:
取材班は提言のたたき台に当たる「骨子案」の電子データを入手した。1月に作成され、A4判2ページ。右上に「機密性○」と表記されている。「原発は早期に再稼働させるべきだ」「核燃サイクルは重要」など11項目に及び、提言と似た表記が多い。
- 引用:
プロパティー(更新記録などの付属情報)の作成者は「情報システム厚生課」、会社名は「経済産業省」だ。
- 引用:
経産省によると、公文書は重要度によって機密性1〜3のいずれかに指定する。このため、パソコンでファイルを新規作成すると自動的に「機密性○」という表示が現れる。また、ソフトを同課で一括購入するため、経産省のどの部署の職員が作成しても、作成者名は同課になる。
- 引用:
取材班は2月上旬に作成された「提言素案」も入手した。実際に提出された提言とほぼ同じ内容だ。このプロパティーも「経済産業省」になっている。関係者が明かす。「エネ庁職員が作成した。幹部はこうした事情を承知していた」
- 引用:
有馬氏は取材に対し「原案を誰が作成したのかは分からない。だが私もある程度は書いているし、内容をよく読んでチェックもしている。我々の責任で作成したものだ」と説明した。望月元次官も「現職の関与はあり得ない」と話した。
- 引用:
核燃サイクル政策の見直し。2年前はエネ庁内部にも「事故を機に改革しよう」という熱気があった。しかし熱は冷めた。職員が語る。「政権交代がすべてだ」(肩書は当時)=おわり
- 「緊急提言 責任ある原子力政策の再構築」ってこれか。
- 「【提言1】福島の再生なくして、原子力に将来なし」つまり、原子力
の将来のために福島の再生が必要であると。
- 「【提言2】
国際スタンダードに則ったプロフェッショナルによる安全規制の確立を」これもなんだかすごい。
- 引用:
新安全基準の検討や活断層の
評価等の議論の場から過去の安全性審査に関わった専門家を排除するなど、
必ずしも我が国最高水準の叡智と現在得られる最大限の情報を活用した検討
が実現していないと考えられる。
- 要するに、3.11 前と同じようにやろうよ、と。
- 「【提言3】
安全を大前提にしたエネルギーの総合最適政策を確立すべき」このへんから「自明」がでてくるのかな?
- 引用:
こうした事実を踏まえれば、すぐれた安定電源としての原子力発電の必要性
は自明であり、政府は、原子力から逃げるのではなく、東日本大震災を含め、
予見される最大級の地震と津波に対し、徹底した安全性の確保を行い停止中
の原子力発電所の再稼動を図るべきである
- 本当に書いてある。で、こうした事実ってのは昔通りに
「我が国のエネルギー自給率は4.8%に過ぎず」とかアジアでも
アメリカでも原発推進しているとか温暖化がどうとか化石燃料輸入コストがとか。
- 原発の本当のコストはどうとか再処理どうすんだよとかいうのにはもち
ろん目をつぶっている。
- 「安全を大前提にした」というのは「原子力発電は安全であることを大前提にした」
という意味ではもちろんないはずなんだけど、そう読むほうが自然な代物。
- まあその、こういうふうに、「原子力は私が必要だと思うから必要だ」
みたいな論理が国とかの組織の中でまかりとおることは別に原子力に限らず
普通にあることで組織というのは概ねそういうものである。
- で、民間企業だとこんなことはない、という人がいるかもしれないけど、
別にそんなことはなくて民間企業では国から支援がなければそういうやり方で
はそのうちに潰れる、というだけのことである。
- では国は潰れないのか?というと、これは多分国の政策は国の経済のほ
んの一部しか制御してないから、衰退していくにも時間がかかる(まあ衰退し
てる気はするが)というような話であろう。
- で、国のお金でやってるものは速く衰退するけど「必要なのは自明」み
たいなことを主張する人はずっといると。
- いやまあその原子力がどうこうというわけではなくて、国の政策が
その分野の発展の方向に逆行するようなものであるのをもうちょっとなんとか
できないものかみたいなことを、、、
- まあ具体例ではスパコン開発で例えば N,Fにやらせる、というのと、40年
前のアーキテクチャであるベクトルとか30年前のアーキテクチャである SPARC
の開発を継続させるというのはだいぶ違うことで、後者になってるから駄目、
ということではある。
- 今日の貯水槽。3号貯水槽土壌で放射能7倍=東電「変動大きくない」-福島第1
- 引用:
東京電力福島第1原発で、放射能汚染水が地下貯水槽から相次いで漏えいした問題で、東電は21日、3号貯水槽外側土壌で1ミリリットル当たり1.1ベクレルの放射性物質を検出したと発表した。前回検出した値より約7倍上昇した。
- 引用:
同貯水槽外側でこれまで計測された最も高い濃度だが、東電は「監視を続けるが、大きな変動とは考えていない」としている。
東電によると、この値は20日午前中に採取した水から検出された。19日午前に同じ場所から採取した水の値は同0.15ベクレルだった。
- 1日で1桁近く濃度があがって1リットルあたり1000ベクレルになっても「大きな変動とは考えていない」
- 「大きな変動とは考えていない」といえば大きな変動が大きな変動でな
くなる、というような考え方と思われる。これは呪術的何かとかそういうのだろうか??
2013/4/20
- 汚染水漏れ 水圧で貯水池ひびか 福島第一 東電が原因推定
- 引用:
貯水池は地面を掘削し、防水シートを三重に敷いた構造で、底部はシートの上に保護用のコンクリートを敷いている。
東電が推定する原因の一つは、水圧で底部のコンクリートにひび割れが生じ、下にある防水シートを損傷させて水が漏れたというもの。
- 引用:
また、この底部コンクリートと、貯水池ののり面が接触する付近で、コンクリートの鋭角な部分が防水シートに当たって破れたとも考えられるとした。
- 引用:
このほか、漏えいを検知するためのり面に設けた穴の周辺で防水シートが破損したケースや、貯水池の角で防水シートのつぎ目に変形が生じ、損傷したケースを挙げた。
- 今日の電脳戦の金子さんのグループのはWikipedia
によると ECC の iMac 666台 と書いてある。
- ということで、GPS将棋が圧勝
2013/4/19
- 朝からHPCI なんとかWG。坂内さんから喜連川さんに委員交代とのこと。
- 「京」の事後評価について。林室長から報告。
- プロジェクトの目標がLinpack 10PF と HPCC 4項目で世界最高、と明記されている。
- 事後評価はまあこれらが早期に達成できたので問題ないと。
- で、今日の本題は中間報告案
- なにか根本的に欠けてる気が。要するに、技術的課題は何か、という議論が中間報告には一切はいっていない。これは3章の「研究開発の方向性」の部分。去年のアーキ作業部会での問題意識等が全く反映されてない。
- 「リーディングマシン」の「整備」とか「開発」と、例えばスパコンのためのプロセッサ研究開発の関係(するかどうかを含めて)が明らかじゃない。
- というわけで、松岡さん、村上さん、私が同じようなことを指摘みたいな。
- アプリケーションの必要はこうである、ハードウェアの方向性はこうである、なのでこういう問題があり、それにこうアプローチする、という構成がいる、と。
- こう書くとすごい当たり前だ。
- 昨年度末に買った新しいプリンタ・スキャナー複合機を設定。
- 沖の MC862dn である。A3 両面をADFからスキャンできる大変素晴らしい
機能がついてて値段は結構安い。スキャン専用機でもA3 ADF 付きだと20万切
るのないし。
- スキャンしたファイルを Samba サーバーに上げることができるんだけど、
MC862dn 側は一応なにかユーザー名とパスワードを入れないといけないっぽい。
- なので一応それに対応するユーザーを、、、あ、作らなくても動いてる。
なんか適当だな。
- あ、でも EPSON DS-70000 とかよさげだな。
- 2013/4/19 10-12 HPCIなんとかWG 3F1
2013/4/18
- 続発していた シート破損
福島原発貯水槽と同会社
東電 「一番能力ある」と評価
放射能汚染水漏れ問題
- 引用:
明野処分場は前田建設工業を中心とする共同企業体が建設し2009年5月に操業開始しましたが、漏水検知システムが異常値を示して操業停止中です。
- 引用:
処分場の底面は水漏れ防止のために厚さ1・5ミリの合成樹脂のシート2枚と、粘土質の層を重ねた3層構造です。
この構造は福島第1原発の地下貯水槽と基本的に同じ。東電が明野処分場などの工法を転用して貯水槽をつくったためです。
- 明日の午後はまだ会議がはいってない気がする。なんか忘れてなかったっけ?
- 2013/4/18 10:30 ELSI 運営会議
- 2013/4/18 17 戦略運営会議@CCS
2013/4/17
- で、今日の9時から打ち合わせしたい、って連絡が昨日の夜7時にきて私
は9時に返事をしたわけだが、本当にこの打ち合わせはあるだろうか?現在
8:58 である。
- 打ち合わせあった。疲れた。もう家に帰りたい。
- 会議一つでたら2つ増えた。
- 4個目終了。3個の他に打ち合わせもう一つあったの。帰る。
- 2013/4/17 12 ELSI web 打ち合わせ
- 2013/4/17 14 理研東京事務所
- 2013/4/17 17:30 CJ
2013/4/16
- 興味深い資料: (2013/2/1講演) 放射線被ばくと甲状腺がんについて
~これまでの知見を踏まえて~
長瀧重信
放射線影響協会理事長
- スライド11、10^6 人・Sv で甲状腺がんが50人、となっている。つまり、
2万人・ Svで1人、と見積もっていたことになる。
- 現在の常識的な数字は例えば田
崎さんとこにある1万人・Sv あたり「2.2人/年」
- で、生涯発生率を例えば50倍
とすれば100人・Sv あたり1人。つまり、1987年のレポートは 1/100 に過小評
価していたことになる。
- 100倍間違ってた数字をだして講演者が何を主張したかったのかはスライ
ドをみてもわからないが、同じような間違いがまだ他のがんやがん以外の病気
については残っていても別に不思議はない。
- スライド30は Cardis et al. 2005 の症例対照研究の結果。これは
実際の甲状腺がん発生の相当部分を起こしている事故時点で 0-4歳の小児の数
字「ではない」ということについては科学3月号に書いたので省略。
- あ、 1/100 でなくて 1/200 だった。
- 「ポスト 3.11 の科学と政治」をパラパラみてなんとなくいらいらした理由をちょっと。
- なんつーか、結局、相変わらず「科学はこうあるべき」という議論になっ
てて、そもそも科学なり科学者/科学コミュニティの活動やその社会との関係
はどういうものであるか、ということの記述や説明になってない。
- その辺分かりやすいのが、4章の田中さんによる「第三の波」の紹介で、
これは「正当的科学観に賛成/反対」「現状の仕組みの改善必要/不要」の平面
で「賛成、改善必要」に位置付けられる。
- こんなものが21世紀の今頃になってでてくるのは、もちろん相対主義の無限後退の後でどうするか、という話であるにしてもある種の思考停止ではなかろうか?
- 例えば、進化生態学と同様なゲーム理論的視点を科学者の行動、科学理
論、科学コミュニティに対して導入する(まあドーキンスのミームである)
なら、「通常の科学観」にたった上で「科学コミュニティと科学理論の数理生
態学」を構築することはできる。
- まあ、(数理生態学そのものがそう言われるのと同様)理論家のお遊びであろうとか言われるとは思うけど。
- でもまあ、その辺から始めないとどこにも辿りつけないのではないかと思うわけだ。
- 「京」使った成果を論文にする時には課題番号を忘れないようにとのこと。
戦略への謝辞だけじゃなくて課題も。
- 明日9時から会議だ。明日は会議3個とセミナー。
- なんかもう駄目である。
- 影浦さんの「信頼の条件」を眺める。
- ある意味ポイントなのは、論理が循環している、という話で、それはそのとおりなんだけど、これは要するにパラダイム論的な科学論、特に強く相対主義的なものの主張と全く同じ形ではないか?
- 相対主義的な科学論に対する批判ってのは要するに、相対主義の立場だと結局原理的には科学理論が現実と無関係で事実がなんであっても修正されないということになる(少なくともそういうことがありえる)ことになって、それは科学についての理論としてはなんかおかしくね?というもの。
- でまあ、現時点でまだ原発は安全という主張が普通になされるコミュニティがある、というのは、事実がなんであっても理論が修正されないようなコミュニティが現実に存在している、ということで、相対主義的な科学観であればなんの困難もなく説明できる。
- まあ、じゃあどうすんだよ?というところで相対主義は役にたたないんだけどさ。
- 東電 漏水事例知っていた
- 引用:
高濃度の放射能汚染水が東京電力福島第1原発の地下貯水槽三つから相次いで漏れた問題で、東電は貯水槽の建設当初から、水漏れ防止に使ったシートの漏水事例を把握していたことが本紙の取材で分かりました。
- 引用:
建設中に行った国への説明では、シートを使った工法の実績を強調しながら、漏水事例は報告していませんでした。
- 引用:
東電は2012年4月から13年1月にかけて、地下貯水槽7基を建設。この際、産業廃棄物処分場の構造を参考に、合成樹脂のシートで水漏れを防止する工法を採用しました。
- 引用:
この工法について東電は12年8月15日に原子力安全・保安院(当時)に
行った説明で、シートを使った処分場などが「全国で400カ所以上ある」と
し、すでに安全性が確認された技術であるかのように強調していました。
- 引用:
実績のなかでシート破損などによる複数の漏水事故が起きていることは示していませんでした。
- 引用:
東電は本紙の取材に、「ほかの事例で漏水していたことは建設前から知っていた。把握した漏水事例はシートが1枚だったので、2枚にすれば漏れないと考えた。結果としては漏れた」(広報部)と説明しています。
- まあその、ここまでばかばかしい事態をパラダイムの違いとかいってもしょうがないんだけどね、、、
- まあでも、そういうわけで、科学者(でも専門家でもなんでもいいけど)ならば事実を目にして考えを改めないのはおかしいとか正しい理屈は理解すべきとかいうのはホイルが死ぬまで定常宇宙論だったとかアインシュタインが量子力学をとかいうのがある以上まあそのみたいな。
- 2013/4/16 14 連携推進会議@神戸
2013/4/15
- 2013/4/15 15 Alchip (牧野の都合で月曜に)
- 2013/4/15 17:30 (……無理)なにか@東大どこか
- しかし、汚染水処理に関する東電のでたらめさ加減をみていると、この会社が原子力発電所なんてものを運用できるとはとうてい思えないし、それは原子力規制委員会も同じだよな、、、
- ハンフォードでは 1973年に再処理の後の高レベル放射性廃液の大規模な漏洩があった。岩波新書「原子力発電」によると430m^3, Cs-137 1 x 10^15
Bq, Sr-90 5 x 10^14 Bq.
- Sr-90 の濃度は100万Bq/cc くらいで、今問題の地下貯水槽にはいってるのと3倍くらいしか違わない。
- で、ハンフォードでは「今年2月」にも漏洩事故が起きている。
- だからまあ高レベル放射性廃液をタンクにためておけば必ず漏れるわけで、
2年後か20年後か、という違いがある程度。
- とはいえ、2年で大規模な漏洩事故を起こすような体制では、今後も同じようなことが起こる可能性が高いと思うのが普通であろう。
でもそれをあと数十年ないし数千年おこさないように管理しないといけないわけで。
- で、再処理とかもしもやると、今汚染水タンクとかにある量の100-1万倍くらいの(放射性物質の量で)高レベル放射性廃液が発生して、その100万分の1とか1億分の1くらいが漏れると今回のようなことになる。
- あー、今週は会議がない日がないぞ、、、
- メモ:OhHelp
- まあPIC専用並列化スキームかなあ、、、ORB(とかRM)に比べて利点があるようには見えない。
- 車輪の再発明する中に研究の進歩があるわけだし、それはそれで。
- 研究室のネットワークもつなぎかえ。床を横断する線をほぼなくてちょっと片付いた感じに。
- さて、これから本郷、つーか浅野だ。
2013/4/14
- え?と思ったが確かにそうなってる。twilog はいつのまにか個別 tw を
削除する機能が追加された?
- あれ、こんな昔からそうだったっけ?【機能追加】個別のつぶやきを削除できるようになりました。
- やっぱり蒸発濃縮装置(いわゆる蒸発缶)とALPS の関係が良くわからない。
- 11年11月資料ではALPSはなくて、RO濃縮水が蒸発缶にいっている。
- 先月29日資料では、結局、逆浸透膜装置のインプットもALPSにいくパスがある。
- 蒸発濃縮のインプットにももちろんALPSにいくパスがある。
- なかなか不可解なことに、これらの出力にもALPSにいくパスがある。
- 要するに、現状蒸発濃縮装置は動いてないし、逆浸透膜装置もなんか問
題があって、まだ試験すんでないALPSはひょっとしたら動くかもしれないから
なんとかなるかもしれない的な状況であると。
- というより、逆浸透膜装置は元々塩分とるだけの想定だから、これが動
いてるからといって何かとれるわけではないのか。
- 11月の水処理設備
- 2月の水処理設備
- 2月だと Cs とか処理水側にも残ってるし。
- 要するに、蒸発缶を動かせてれば、トリチウム以外のものは何桁も下げた蒸留水が大量にあって、濃縮塩水は今よりはるかに少ない、という状態だったはず。
東電的に蒸発缶がほぼなかったことになってるのは何故なんだろう?
- まあその、ALPS が動くはずだからこっちは放置、としたんじゃないかと思うが。
- 「東芝製」蒸発濃縮装置。あ、、、そゆこと?
- 家の無線APとルータの更新をした。ルータは更新といいつつ大学で使わなくなったヤマハ RT-57i だが。
- 家庭用のルータって大抵負荷かける(特に多数のクライアントが通信する)と落ちる気がするが、ヤマハのはそんなことない気が。
- まあ値段もそれなりではある。でも新しいのは3万切ってるのか。
- あとNのも落ちない気が。
2013/4/13
- 今日の東電
- 引用:
地下貯水槽の漏えいに関わる本日(4月12日)の作業実績
漏えい原因の可能性が高いNo.ii北東側の漏えい検知孔貫通部の遮水シートや検知孔の状態を目視により確認する
調査の結果,異常は認められなかった。
- 1号貯水槽では別のとこに穴があいてるとわかってるのに「漏えい原因の可能性が高いNo.ii北東側の漏えい検知孔貫通部」とか発表できるのは何故なんだろう?
- ELSI 現地視察というものと天文学会がバッティングしている。PI はしょうがないけどあとは学会優先で。
- 今後のHPCI計画推進のあり方に関する検討ワーキンググループ(第15回)の開催について
- 日程的には中間報告「案」の段階で来年度概算要求を準備するわけである。そういうフェーズ。
- 淡路島震源の地震があったのか。
- ポーアイが結構近い、、、
- 福島県内における大規模な内部被ばく調査の結果の話の続き
- もちろん、「三春町」サンプル、という時点で福島県全体の情報とはほぼ関係ない話
である。論文の図1を見ればわかるように、三春町は中通りの汚染地帯の端に位置していて
汚染レベルが高くない。
- 高くないことは数字としては論文に
while the 137Cs
deposition density ranges from 9,000 to 160,000
Bq/m2 (mean 80,000 Bq/m2).
という形で書いてある。
- が、そのあとに
Some Miharu residents
are therefore potentially at high risk of internal
exposure. と謎な文が書いてある。
- 図3にはWBC 測定の対象者の居住地の土壌汚染の分布が示されているが、折角
「サンプリングバイアスが無い測定」をした三春町サンプルについては
それは示されていない。
- つまり、プレスリリースにある
「サンプリングバイアスが無い測定により福島の内部被ばくが低いことが示された」
という表現は(1)「福島」ではなく三春町であり(2)測定者による干渉の後の数
字であるということで少なくとも2重に不適切であろう。
- 論文にもあるがこっちでも、1回目に高い数値だったのは服のせいでは?とある。
- そうすると、その服からの被曝は内部被曝とオーダーでは変わらない、という議論は前にしたので省略。
- 汚染水漏れ 規制委員長が現地視察
- 引用:
この中で、田中委員長は「普通は大きな貯水槽をポリエチレンのシートで作ることはなく、かなり例外的に緊急対策を進めている。
水を移す先のタンクも何十年も大丈夫かどうかは確認していない」と述べて、
対策が十分に検証されていない現状に懸念を示しました。
- 引用:
そのうえで、田中委員長は「どんな危険性があるのか、どんな課題があるのかを全部出すようお願いした」と述べて、東京電力に対し、汚染水対策に加え、廃炉作業も含めて、今後起きうる「危険」や「課題」を改めてすべて検討したうえで、規制委員会に報告するよう指示しました。
- あれ、
「全く予想外。たまたまかと思った」っていうのは?
- 「大きな貯水槽をポリエチレンのシートで作る」の自体が予想外だったのかな?
- まあ、規制委員長が「東京電力に対し、汚染水対策に加え、廃炉作業も含めて、今後
起きうる「危険」や「課題」を改めてすべて検討したうえで、規制委員会に報
告するよう指示」したってどうにもならないよね、、、
- そういえばこの資料(P30)では数mmのベントナイトだけでセシウムを閉じ込めることになってたな、、、
- 広井さん(というほど知っているわけじゃない。話をしたことあったっけ?)の「人口減少社会という希望」をパラパラ見る。
- 人口が減って幸せな社会に、というのは星新一のショートショートにあった。
- 3/28 現在で蒸発濃縮装置は停止中と。これも漏れたからだっけ?
- 11年12月になんか漏れたあと直せてない?
2013/4/12
- 福島県内における大規模な内部被ばく調査の結果
- 引用:特に、2012年秋に三春町の小中学生全員を測定したところ、検出限界を超えた児童生徒は皆無であった。サンプリングバイアスが無い測定により福島の内部被ばくが低いことが示されたのは、これが初めてである。
- この三春町の調査は「2度目」で、1度目は2012/2までに行われている。1
度目に検出限界を超えた人にはそう知らされているんだろうから、その人達は
気をつけた結果測定値がさがった、ということが考えられる。
- 例えばこんなふうに
- もちろん下がること自体はいいことなんだけど、2度目の調査結果には
1度目の調査があったことの影響が非常に強くでていると考えるべきであろう。
- 論文から:
This is the first sampling-bias-free assessment
of the internal exposure of children in Fukushima.
- 記者発表だけ「サンプリングバイアスが無い測定」といったのかと思っ
たら、論文にも "sampling-bias-free" と書いてあるのね。
- 「一人ひとり個別で話を聞くことで、(原因を)突き止め」(アピタル記事から引用)た結果を「サンプリングバイアスが無い測定」というのは違和感がある。
- まあ、いずれにしても(ICRP的係数使うなら)外部被曝より桁で低いんだから、さがったからどうという話ではないが。
- 2013/4/12 10:30 来客
- 2013/4/12 午後 すずかけ
- 2013/4/12 13 打ち合わせ@ELSI 棟1F
2013/4/11
-
福島第一原発、汚染水の移送中にも水漏れ
- 引用:
汚染水の対策作業中にも水漏れです。福島第一原発で地下の貯水槽から相次いで汚染水が漏れた問題で、東京電力は、汚染水を別の貯水槽に移す際にも配管の接続部から汚染水が漏れたと発表しました。
- 引用:
福島第一原発では、今月に入って7つある地下の貯水槽のうち3つの貯水槽から汚染水が漏れているのが確認されています。このため、東京電力は、11日午後2時から、漏れの見つかった3号貯水槽から、漏れが確認されていない6号貯水槽に汚染水を移していました。この際、移送開始から3分後に配管の接続部から汚染水が漏れたと発表しました。
- 引用:
漏れた汚染水の量はおよそ22リットルとみられ、放射性物質の濃度は高濃度の1立方センチメートルあたり29万ベクレルで、すべて3号貯水槽付近の土にしみ込んだということですが、海など敷地外への流出はないとしています。
- 掛け算が苦手な人のために書いておきます。漏れた放射性物質の量は「64億ベクレル」です。
- 貯水槽自体から漏れるた汚染水の量は 120立方メートル(以上)なのでこ
の5000倍以上なのですが、何故か東電発表では放射性物質はこの100倍しか漏
れてないことになってるわけです。
- ??→ちなみに、身元探りが本格化するあたりで、某マキノ先生も絡んできてますねw いやもうなんだかオールスターキャストだ。
- これのことかな?
- みゅー、来週も毎日会議になった、、、何かをやめたい。
- 漏え
い調査に本格着手 収拾の道筋見えず
- 引用:
東電は当初、原因の一つとして水漏れを検知するためのパイプの設置部分を想定していた。パイプが貯水槽の上部でシートを貫通しており、汚染水の重さでシートが下へ引っ張られることで貫通部に隙間が生じ、ここから汚染水が漏れた可能性があるという。
- 引用:
だが1号貯水槽では、全体の5割程度の水位で漏れが見つかり、上部で漏れたという見方と矛盾する。東電は「シートの継ぎ目から漏れたか、穴が開いた可能性もある」としている。
- こういうのは単なる希望であって想定じゃない。
- 2013/4/11 13:30 米原さん
- 2013/4/11 15 DDN
2013/4/10
- つくばついた。
- はやすぎた、のはいいが、ACアダプタ研究室に忘れてきた。
- というわけで、CCS にいて VAIO S のACアダプタしばらく貸してくれる人募集中。ワークショップ室にいます。
- 部屋寒い。
- 現在 narray の田中さんが発表中。Pwrake の話。山ほど run を並列に
流してその結果をなんかややこしいことをして最終結果に、みたいな時に
rake で書くと勝手にいくらでも並列実行を、みたいな結構なお話。
- 経産相 汚染水保管に地下貯水槽使わせず
- 引用:
東京電力福島第一原子力発電所の地下の貯水槽から大量の汚染水が漏れた問題で、茂木経済産業大臣は、今後、汚染水を地上のタンクに順次、移したうえで、地下の貯水槽は、今後、汚染水の保管用としては使わせない方針を示しました。
- 引用:
そのうえで、「水漏れが確認されている地下貯水槽の汚染水は、地上にある鋼鉄製のタンクにすみやかに移す。そのほかの貯水槽の汚染水も移せるよう、来月中に地上のタンクを増設させ、その後、地下貯水槽は使用しないこととする」と述べ、
- 引用:
今後、東京電力に地上のタンクの増設計画を前倒しさせるとともに、今後、地下の貯水槽は汚染水の保管用としては使わせない方針を示しました。
- まあそうだよね、、、とはいえ、結局今回ので一体どれだけのものが漏洩したのかはおそらく藪の中。
- 社長会見配布資料
- この資料のスライド3をみると、地下貯水槽が空になるのは5月半ばなので、これから1ヶ月の間汚染水はだだ漏れの状態が続くかもしれないということと思われる。
というわけで結局どれだけ漏れるのかは現在は本当にまだ全然わからない。
- なんだか大変そう:科研費電子申請システムへのログインについて
- 引用:
4/1より本日まで継続して、ログインができなかったり、ログインできても各種操作の際に非常に時間がかかってしまったりという現象が生じております。御利用の皆様に御不便をおかけいたしまして大変申し訳ございません。
- (途中省略)
- 引用:
e-Rad上からは科研費電子申請システムに接続するためのバナーを4/11(木)午前5時以降に削除いたします。これにより、通常のようにe-Radを通して科研費電子申請システムにログインすることができなくなりますのでご注意ください。
- この辺とか関係するものをみてちょっと思う。
- なんか、こういうのでもあるといいのかな?「人間の特性8箇条」みたいな、「専門家の特性6箇条」
- 専門家は不勉強である
- 専門家は自分が間違っていると認めない
- 専門家は自分の説に反対するのは言論弾圧だという
- 専門家は自分の説に反する事実を受け入れない
- 専門家は論理的思考力が弱い
- 専門家は何をいいだすかわからない
- もちろん、全ての専門家が全ての場合にこう、というわけではなくて、
全ての専門家が全ての場合にこうでない、というわけではない、というだけ
だけど。
- つーかさ、この人は専門家なんだから、明らかな間違いならちゃんと理
解して認めて修正するはずである、という期待や修正するべきであるという考
えは、過去の科学史上の論争で反例が山ほどあるのであんまり現実的じゃないわけです。
- と、今日回ってきたレフェリーレポートをみて思ったわけさ。
- 汚染水漏れ「全く予想外」=田中規制委員長、批判に反論も
- 引用:
原子力規制委員会の田中俊一委員長は10日の記者会見で、東京電力福島第1原発の地下貯水槽から汚染水が漏れた問題について、「全く予想外。たまたまかと思ったら(漏れた貯水槽が)二つも三つもなので、原因を明確にしていく必要がある」と述べた。
- 引用:
汚染水漏れが判明した当初、原子力規制庁が別の貯水槽に移送するよう東電に指示したことを記者が誤りと指摘すると、「他に持って行きようがないから」と反論した。
- 引用:
また、立て続けにトラブルが起きている現状について「誰でもそうだが、車をぶつけたりすると慌ててさらに大きな事故を起こしたりする。多分、東電の現場もそういう状況」と推測した。
- まあこれは「人間は何をするかわからない」(とまあ、「専門家は何をいいだすかわからない」)の例なわけだ。
- そういうのは PSA 解析でモデル化されてるのかね?いや、されてるんだけど、適切なパラメータがはいってるかというと、、、
- 大学から理研VPNにアクセスできないことを思い出す的、、、
- 2013/4/10 14- CREST つくば
2013/4/9
- あれ、、、フラグが逆に出るな。なんでだっけ?
- コンパイル通ったので寝る。
- 世界最大のシミュレーションでダークマターの正体にせまる
- なんだかとってもマトリックス感が、、、
- 井田研セミナーは金曜10-15、B4 は火曜、木曜の10-12、牧野研セミナーは水曜10-12
- NHK移送先の貯水槽でも水漏れか
- 引用:
国の原子規制庁によりますと、東京電力福島第一原子力発電所で、最初に水漏れが確認された地下の貯水槽から移送していた先の貯水槽でも水漏れが起きている可能性があることが分かったということです。
- 引用:
東京電力によりますと、貯水槽からの水漏れを検知するための穴の中から水漏れを示唆する910ppmの塩分が検出されたということで、8日の時点では、4ppmだったということです。
- 引用:
このため東京電力は、水漏れの可能性がある貯水槽への汚染水の移送を、9日午後0時47分に停止したということです。
- 「やっぱり1ヶ月もたないんじゃないの?」と土曜に書いたんだけど(こ
の時点では3月頭から漏れてるデータはでてなかったから)、もちろん1ヶ月ど
ころではなかった。
- メモ
- 東電の
報道配布資料、貯水槽の話が一杯あるけどもうなんだかわからない、、、
- というか、これ、ポリエチレンシートの池は要するに使えないわけで、
そうするとあと何日かでどうしようもなくなると、、、
- つーか、この貯水槽の構造って、こういうのと同じだよね、、、
- つまり、雨水ためます、のレベルのものに3億ベクレル/立方メートルを、、、しかも、何故かシートの「上に」コンクリートを打ってる。これそういうものなの?普通やってなさそう。
- 蒸発濃縮とかかけて量減らすしかないんじゃないかと思うんだけど、、、
ALPS って蒸発缶に比べていいことあるんだろうか?運用コストは安い?
- 「蒸発缶 処理能力」で検索したら蒸発缶凝縮器の性能低下事象の解析 - 原子力安全基盤機構がトップにでてきた。
- 2013/4/9 13-15 拡大井田研なにか
- 2013/4/9 16 ELSI 運営。あ、ダブルブックだ。
- 2013/4/9 17 Alchip ずらしてもらった。すみません
2013/4/8
- 月曜は会議かと思ってたら予算の関係(暫定予算だし)で中止だそうな。
- 曲解→稀な事象はそれが現実に起きているってことを示さないとダメ、ということなんですね
- 今日の地下貯水槽
- ii の漏洩検知孔は昨日の7000 Bq/cm^3 からさらにあがって 8000 に。
- iv 以外の全ての貯水槽で「なんか」は検出。
- 今
日の東電
- 引用:本件については、漏えい量が約120m3、全γ放射能濃度が約
1.5×10^Bq/cm3、全β放射能濃度が約5.9×10^3Bq/cm3であったことから、
- 引用:漏えいしたγ線放射能量が約1.8×10^Bq、β線放射能量が約7.1×10^11Bqと推定しているが、詳細については調査を行っているところ。
- こういう非科学的な態度はやはり問題であろう。残りの34TBq はどこに消えたのか?
- まあ、元々2年前にでたSr90 が 140テラベクレルということになってた
から、今回 20も 30もでたとかいうと大変。
- 雨は 4/2,3,6,7 で合計 100mm 以上は降ってるのか。3月はほぼ0。なんかなあ、、、
- クレイジャパンからいただきもの、というか、天文台にあった XT4 のフ
ロントパネル。斎藤ー武田組のCGを全面パネルにした、それまでのクレイの
製品になかったデザインなのでまあ歴史的な価値もあろう。
- このスライド 12-14 を参照。
- 某君がやってきてありえないほど素晴らしい革命的な計算結果をみせていった。素晴らしいっていうか、今までの研究はなんだったんだみたいな。
- 2013/4/8 10-17:30 アプリFS --- 中止らしい。
2013/4/7
- この単純に比較できない2つの事象ですが、どうやって解釈すれば良いのかを自分なりに考えました。
- こういうのは多分、「自分なり」に考える前にその論文での2つの数字の扱いを検討しないといけない。
- 「(1)「米国の小児10 万人あたり一年間に甲状腺ガンになった数は0.54人」」はこの論文がベースにしている SEER 統計データから直接でてくる。
- 一方、「(2)「米国の小児10 万人あたり50~100人が甲状腺ガンをもっている」」は、この論文にでてくる場所は2つある。
- イントロの "affecting approximately 1 in every 1000 to 2000 children in the United States." これは出典がない
- もう一箇所: Whereas there are no long-term temporal trend studies
to our knowledge,
- the limited studies done in these perspectives identified incidence of pediatric thyroid cancer to be one in every 1000-2000 children [17].
- "the limited studies" という辺りから、著者達はこの数字をあまり信用してなさそう。
- しかも、この論文17というのは例のアレ。そもそもこの論文17には one in every 1000-2000 children なんてことはどこにも書いてない。
- しかも、pubmed をみるとでてくる 30% がどうたらというのも論文本体には書いてない。
- というのは 2/15に書いた。
- もっともちゃんと調べてるのが sivad さん
- まあ結論は同じで、「そんなことどこにも書いてねーよ」
- しかし、原発3基汚染水の処理もまともにできないのに使用済燃料の再処理とか核燃料サイクルとか100万年早い、という気がする、、、
- さて、今朝の状況
- えーと、貯水槽iiiの検知孔2つで全ベータ2200, 1800 (Bq/cm^3)(スライド13)
- 東電発表としては「当該貯水槽の水位低下はないものの、一番外側のシート(ベントナイトシート)から外部へわずかな漏えいの可能性あり。」
- スライド15汚染水の数値はやはり 2.9e5Bq/cm^3で、昨日いくつかでてい
た数字のうち最大。放射性物質の漏洩量は東電発表の50倍。
- スライド16、貯水槽ii, iii の水位。えーと、これ、iiほどではないにしても iii も1ヶ月で 0.3% くらい減ってない?
- つーか、ii のほう、このグラフと昨日の数字あってなくない?昨日のス
ライドの22ページには水位 94.3% というのがあったけど、今日のグラフだと
絶対そんなとこにきてない。
- つまり、今日のグラフだと、漏洩は3/3 に満水になってからすぐ始まっていて、始めから孔があいてたように見える。遅くとも 3/10 には始まっている。
- なんだかなあ、、、iiiの水位がずるずる下がってるのに気が付いてなかったはずはないが、1ヶ月間放置したと。水位はさがってるけど、漏洩検知孔ではまだでてないからいいことにしよう、とかやってたのではと思ってしまう。
- つーか、そういうわけで資料から計算すると漏れた量は昨日の東電発表
の50倍とわかるけど、相変わらずその数字は修正してないわけだ。
これはまあ極めて明白な隠蔽であろう。
- 「大きな数と小さな数を掛け算してはいけない」というのはこういう時
に使うべき話。昨日東電が掛け算に使った 5900Bq/cm^3 は本当の数字より
小さい方向に大きくずれている可能性が高いものであったわけだから、それを
使って総量を出すと大きな誤差がでます、という。
- まあその、「小さな数」かどうかでなく、単に誤差がどれくらいか、というだけなんだけど。
- あ、、、ちょっと間違い。「iiiの水位がずるずる下がって」は(一応今
のところ) ii のほう。iiiもさがってる気がするけど ii ほどあからさまではない。
- tsokdba さんのとても詳しい地下貯水槽から約120トンの濃縮塩水が地中へ漏出!(2)
- とんきょさんの「「症例対照研究だから比較には使えない」が間違って
いる」って、要するに、全くの偶然によって、症例対照研究における
(例えば被曝量の)分布が、母集団の分布と一致することも絶対にありえない
とは断言できない、って話なんだよな、、、
- つまり、「あらゆる症例対照研究でのリスク因子の分布が、母集団のそ
れと異なる」ということを数学的に証明することはできない、と。
- 一方、「一致している」という保証がない、というのはとんきょさんも十分わかっているようである。
- で、一致している、とわかってなければもちろん比較には使えない、と
いうただそれだけの話である。
- つまり明らかに適切ではない方法で得たデータについて、「方法は悪いが
結果としてたまたま正しくないとは断言できない」「間違ってる、というのは論理的に
おかしい」といっているのと同じ。
- いや、いうのは勝手だけど、正しいかどうかは別に正しい方法でデータとらないと分からないわけ。
- そういえば、某論文について、「解析おかしいから、結果も間違ってるよね?」「いや、結果はまだ間違ってるとは断言できません」「それ、要するに、たまたまあってる、ってこと」「……そういうことになりますね」「それ論文としては意味ない、ってことだよね?」みたいな会話したことが。
- これは論理のすりかえ→論理的に正しいことを現実に起きることが稀であることを理由に適切でないと判断するのは論理のすり替え、あるいは詭弁ですね
- 何故すりかえか、というと、「使える」というためにはその
「現実に起きることが稀である」ことが実際におこっていることを示す必要が
あるから。で、示されていない限り「使えない」。
2013/4/6
- なるほど、牧野氏は「比較には使えない」データを比較に用いることは間違いとは言えない、という認識なのか
- なるほど、この人の場合「」内は引用じゃなくて、本人の解釈がはいったものか。
そういう人にはこれ
- 貯水槽から汚染水漏れか 福島第1原発
- 引用:
東京電力は5日、福島第1原発内の地下貯水槽から土壌に汚染水が漏れ出した
可能性があると発表した。貯水槽は地盤を掘り下げ、防水シートを三重に敷い
た構造で、縦約60メートル、横約53メートル、深さ約6メートル。
- 引用:
外側のシートと地盤の間にたまった水から放射性物質が検出されたという。地下貯水槽は福島第1原発の敷地内に計七つある。
- 東電の資料はこれかな?
- ここ
が「報道配布資料」これは原子力関係のほうから辿るとでてくる。
- 資料を要約すると、なんとかシートをしいてプラスチックの枠かなんかいれて作った貯水槽にセシウムだけ除去した汚染水をいれたら3週間ちょっとでだだ漏れになったので汚染水を横のに移すことにしたということに見える。
- えとえと、横のも構造は同じなんだから、やっぱり1ヶ月もたないんじゃないの?
-
福島第一原子力発電所地下貯水槽No.2からの水漏れについて(続報2)の
ダメダメ感がすごい。以下引用
-
【訂正後】
また、本件については、漏えい量が約120m3、全γ放射能濃度が約
1.5×10^0Bq/cm3、全β放射能濃度が約5.9×10^3Bq/cm3であったことから、漏え
いしたγ線放射能量が約1.8×10^8Bq、β線放射能量が約7.1×10^11Bqと推定し
ておりますが、
-
詳細については調査を行っております。
-
【訂正前】
また、本件については、漏えい量が約120m3、放射能濃度が約1.5×100Bq/cm3であったことから、漏えいした全放射能量は約1.8×108Bqと判断しました。
- 引用終わり。
- ストロンチウムが大量に残っているRO濃縮水であるのに、最初はγ線だ
けで評価した数字で発表したらしい。で、今は大丈夫かというと、ちょっと疑問。上の
「全β放射能濃度が約5.9×10^3Bq/cm3」はどこで測定したものか明らかでは
ないように見えるから。
- パワポ資料には、貯水槽の外で測った数字が 5.838E+03Bq/cm^3 と書い
てある。外で測っているので、地下水とまざって薄まっている可能性がある。
- RO濃縮水は現在全部で15万トンと資料にはあって、このうち100トンなの
で 0.1% が漏れたと。そうすると、全ストロンチウムのうちどれくらいが漏れ
たことになるか?
- えーと、そもそもストロンチウム90の総量ってどれくらい?まあCs137と原子数でもベクレル数でも同じオーダーのはず。セシウムがでたことになってる量が1万テラベクレル、10^16オーダーで、これがあった量の10%より少ないことになってるはずだから、総量は10^18。
- RO濃縮水自体でのストロンチウム濃度が5.9×10^3Bq/cm3だと、RO濃縮水
にあるストロンチウム総量が 10^15Bq になってちょっと少な過ぎるような気がする。
- 例えば
この資料だと、試験に使ったRO濃縮水のSr90濃度は 1.1E5Bq/cm^3で1桁半ほど
高い。
- 2012/11/8資料をみても6.8E4で1桁ほど高い。
- なので、漏れた総量は東電発表の「β線放射能量が約7.1×10^11Bq」より1桁程度以上多くて、10テラベクレル程度ではないか?
- 【福島第1原発の現状】セシウム17兆ベクレル海へ流出か 原発港湾内濃度から試算
- この見積もりが正しいとすると、ストロンチウムもだらだら漏れてた可能
性があるわけだけど、それもやっぱり10TBq 程度とすると同じくらいの量がこ
の1週間で漏れたかも、という感じかな。東電見積もりでもその1/10程度。
- 《57》 検出限界を考えない運用だった以下引用
-
Cs 137の結果ですが、 200±200 Bq/body、1000±400 Bq/bodyという数字が並んでいました。ND(検出せず、検出限界以下)という表示はないのです。
-
つまり、検出限界がどの程度なのかということは気にしていません。200±200 Bq/bodyのスペクトルを見ましたが、案の定セシウムの山は全く見えませんでした。この値は器械付属のスペクトル解析ソフトが自動計算した値です。
-
ご存知のように、放射性物質は完全にゼロまで計測することは理論上できません。遮蔽を強くし、時間をかければかけるほど、細かくまで計測できるわけですが、それでもゼロを保証することはできません。
-
「検出限界は?」と質問すると、「そんなものを考える必要があるのか?」という返事が返ってきました。
-
「介入が必要なぐらいの値で無ければよいでしょう?1mSv/年が数万Bq/bodyぐらいに相当するので、それ以下であればよいでしょう」
- 坪倉氏の相手がいっていることになんの問題も感じられない。バイアス
のない結果がでる解析プログラムがはいってる機械なら200±200 Bq/body といった数字を多数集めれば多数の人の平均値とかは求まるわけだし。
- あ、11/8の資料のリンクが間違ってたこっち
- でまあ、10TBq 以上という見積りが本当だと、、、えーと、ストロンチ
ウムのヨウ素換算は、、、 INES User Manual 2008 だと施設汚染7、大気放出20。
- 何故大気放出の係数が Cs 137 より小さいのこれ?表15だと、内部被曝
への寄与は大きいけど地上にふった分からの外部被曝が小さいからか。
- 海洋放出は INES 的には評価しなくてもいいことにしてあるのかな?それはそれでなんだかすごいが、、、
- 地上というか大気放出ならレベル5ないし6の事故で、東電がおおあわてで対処するのは当然。
- 気になってきたので発熱量も出しておく。30万Bq/cc でベータ線のエネル
ギーが1 MeV くらいとすると1kg あたり 1.6e-19*3e8*1e6=5e-5W。1万トンで
この1000万倍なので1kW程度。これは大したことない。
- 水中での放射線強度は 5e-5*3600=0.2(Gy/h) くらい。
- ポリエチレンのγ線による劣化のグラフ
- 東電資料の「HDPE」って単にポリエチレンなのね。で、もちろんベータ線でも劣化はあると。
- ATOMICAの耐放射線材料(有機材料)
- グラフに 1Mrad=10Gy と書いてあるけど 3 桁間違ってないかこれ?問題
は線量の横軸は正しいかどうかだけど、、、
-
この辺みるとATOMICA のは換算式だけが嘘っぽい。
- まあ、高線量率で 10Mrad=10^5Sv くらいでボロボロになる感じ。低線量率だともっと少ないとこかも。
- えーと、その、こんなのわかってるはずだよね、、、
-
これ、No. 3 も一杯はいってるの?
- あ、影浦さんの本届いた。ありがとうございます>関係各位。
- 汚染水さらに47トン流出 移送にポンプ増設、福島第1原発
- 引用:問題の地下貯水槽には約1万3千トンの汚染水があり、増設分も含めて移送用ポンプは計5台になった。漏れた汚染水の量は、最大で約120トンと推定されている。東電は移送完了までにさらに最大で47トンが流出するとみている。
- うーん、東電資料の数字をみる限り、 4/4-4/5 の1日で水位が 0.2% 変わっていて、30トンくらい漏れてるように見えるけどなあ。あと47トンって、少なくとも最大値の予測としてはちょっと楽観的に過ぎないかね?
- まあその、予測はともかく、漏れた放射性物質物質の量のまともな計算
もできない(まあその私の見積りがあってるとしての話だが)会社に原発の安全
な運用ができるわけないつーか、そもそもポリエチレンシートしいた池に1億
Bq/l の汚染水をいれてどうするつもりだったんだろう?
- もちろん、照射劣化も全γでしか評価してなかった可能性もあるが、、、
- 東電資料地下貯水槽 分析結果
- まず最終ページ。全ベータが6000から7000に増えてる。なので東電計算
なら漏れた量が7000億から 8000億(まあ水漏れもさらに2割増えただろうから1
テラベクレル)に修正されないといけない。
- まあその、要するに、漏れた汚染水の濃度はもちろん6000よりずっと高いということである。
- で、P3、地下貯水槽i, iiiのドレン孔の全ベータが検出限界超えしてい
る。iのはiiから流れていったとして、iiiのはどこから?が問題、、、
- いやこれ、ウィンズケールとスリーマイルの中間くらいの、莫大な量を
だしてるわけで。なんか感覚が麻痺して大した量じゃないと思ってる人が多い
と思うけど、、、
- 原発事故の発生「100万年に1回」に 規制委が安全目標
- 引用:放射性物質の抑制目標については、福島の事故で放射性セシウム137が1万テラベクレル放出されたと推定し、その100分の1となる100テラベクレル以下になるようにする。100分の1であれば、長期の避難を余儀なくされる警戒区域などが設けられることはない。
- まあその、福島の事故から2年でストロンチウムが10テラベクレル以上漏れたというのと、この100テラベクレル以下の事故でも100万年に一度以下とかいう「目標」の間のギャップがすごすぎる。
2013/4/5
2013/4/4
- 線量急低下に戸惑い 蓄積データ断絶 測定機器の移動
- 引用:
郡山市のパート女性(57)は2日、県発表の郡山合同庁舎に設置されたモニタリングポストの測定値が半減しているのを見て不思議に思った。その後、測定場所が変わったのが原因と分かった。
- 引用:
市内の放射線量の傾向を把握する数値として、公表された測定値を気に掛けてきた。放射線量の低くなる傾向は最近緩やかになっていると感じていた。そんな時に毎時0.5マイクロシーベルト程度だった数値が同0.2マイクロシーベルト台に低下した。
- 引用:
「今までの放射線量はいったい何だったのか」と訴えた。
- 3月まで。確かに郡山は 0.52とかだ。
- 2013/4/4 10:30 理研東京事務所
- まあその打てる手は打っておこうみたいな。
- 北陸先端大が最新鋭の「スパコン」導入
(石川県)
- 引用:能美市にある北陸先端科学技術大学院大学に「アジア初」という最新鋭のスーパーコンピューターが導入された。
- CfCAのも、、、と思ったが、報道は4月だけど運用は3月に始まってたのかな?
- 「線源が散乱して正面照射されるとヤバい」
- なるほど、こういうことか。等方な場合とは倍くらい違うと。
- いやもちろんここにある話。
- なかなか良い問題だと思いますこれ→論理性の練習問題。以下引用(番号は牧野がつけた)
- 引用1:
ある疾患について発症数の分布や、リスク因子暴露程度、同じ曝露でのリスク増大程度などに年齢差、性別差、地域差が大きいというのは、チェルノブイリの小児甲状腺癌に特異的な現象であって「症例対照研究一般」に当てはまるものではありません。
- 引用2:
逆に、そういった因子に年齢、性別、地域の差がなければ症例の分布はもともとプロトコールを見る限り可能な限りランダムにサンプリングしているようですし、従って(症例とマッチングして選ばれてくる)対照の分布も非罹患者の母集団の分布に漸近していくわけです。
- 引用3:
つまり、自分で「この研究対象が有する特異的な条件」を列挙しているわけですが、それは「症例対照研究全て」の属性ではないわけですね。つまり、「症例対照研究だから間違っている」というのは論理的に誤り、ということです。
- まず、引用1に書いてあることは、私がいってないこと(というより、いっ
たこととは逆のこと)について書いている。
-
私が書いたことは「このため、仮に、この患者のサンプルがある地域の中の患
者のバイアスのない サンプルであるとか、完全なサンプルであるとかしても、
その地域の平均より 被曝量は大きくなる」であるが
- このまとめ氏は「ある疾患について発症数の分布や、リスク因子暴露程度、同じ曝露でのリスク増大程度などに年齢差、性別差、地域差が大きいというのは」云々、と書いている。
これは私が書いたこととはなんの関係もない。
- 引用2も私のいったこととも元々のデータとも関係ない。何故なら、そも
そも示されているデータは「症例・対照の合計」であるのに対して、引用2は
「対照の分布」についてしか述べていない(で、実際これは症例の分布について
はもちろんあてはまらない)から。
- 従って、引用3 に書いてあることも私が書いたこととも元々のデータと
も無関係である。
- もちろん、極めて形式的にいえば、症例対照研究のサンプルの分布が
母集団の分布と一致するようなケースはありえる。例えば、研究対象にした
リスク因子(被曝)が実際にはリスクがなく、
-
さらにまとめ氏が書いている通り、
被曝量に年齢、性別、地域その他の差がなく、さらに
症例も対象も母集団のランダムなサンプルになっていればいい。
- まあ要するに、被曝にリスクがあれば、症例対照研究の全サンプルの
被曝量の分布は通常は母集団のそれからずれるし、リスクがない場合でも
一致する保証はない。
- 言い換えると症例対照研究のデータに対してコホート研究の手法を適用したら、(式省略)ダメ、ということになる。ということかな。
- 論理性の練習問題、例が付け加わってさらに良い問題になったように思う。私のさっき書いたもののなかで何故か最後の一つだけ省略されているのが興味深い。
- 引用:「保証がない」のは「間違っている」ことの積極的な証明にはならんよね。
- まあ私そもそも「間違ってる」って書いてないしなあ。この人はなんの話をしているつもりなんだろう?
2013/4/3
- 2013/4/3 10 和光
- 2013/4/3 13 ELSI 何か@どこか
- 2013/4/3 16 ELSI PI meeting バッティング解消
- 午前中理研にいって、すごい風で傘を破壊される。
- 午後1でELSI運営委員会
- そのあとPI会議
- そのあとセミナー
- で部屋に戻るとネットワークがおなくなりになっている模様
- あ、直ってる。ありがとうございます>関係者の皆様。
2013/4/2
- 2013/4/2 16 Alchip
- 火曜午後打ち合わせいれたような気がするんだが日程表には書かれていない。確認メイル投げた。
- 午前はなんかあるのかどうか不明。多分ある。
2013/4/1
- 2013/4/1 11:30 Piet その他
- 所属が変わったような気がする。 grape.ircs もそのうちつけかえないといけない。
- あ、でもって、ELSI PI (日本語名称は確認中。多分主任研究員)になったので「教授」ではないです。そこのところよろしく、みたいな。
- 昼は ELSI なミーティングと並行。
- で、2時からその続きがあって3時半からまた別の打ち合わせがあった。全部ELSI関係。
- 最後のやつの話通りにいけば5月以降はもうちょっとなんとかなるかな、、、
-
「できるなら日本の政治史から抹消したい」教科書に載った菅元首相
- 引用:
「震災処理の不手際もあって菅内閣は同年8月に総辞職に追い込まれ、かわって野田佳彦が組閣した」(日本史A)
「菅内閣は、放射能汚染の情報を十分に国民に開示しなかったことや、復興計画の立案と実行が遅れたことから、国民の批判を浴びて倒れた」(日本史B)
- なんかすごいなあ。歴史はこうして作られる、みたいな。
- 新年度なので、これから自炊(スキャンじゃないよ)する人に推薦図書。「日本世間噺大系」「壇流クッキング」
- ついでなのでもうちょっと推薦図書。T. デマルコとG. M. ワインバーグの書いたもの全部。対象:多少ともプロジェクト的な研究開発に関わる仕事をする人。
- 日経サイエンスの6月号にはやっとDrug
Research Trustworthy?.の訳がでる模様。