牧野の公開用日誌
つっても、非公開のを別につけているわけではない。
Copyright 1999- Jun Makino
2013/01
2012/12
2012/11
2012/10
2012/09
2012/08
2012/07
2012/06
2012/05
2012/04
2012/03
2012/02
2012/01
もっと昔
当面の予定
- 2006/10/xx UP 〆切 仮題「重力多体系と専用計算機」
- 2013/2/4 午前 川崎NEDOなにか
- 2013/2/4 13:30? 来客
- 2013/2/4 16-19 分野5作業部会 3F 3F1
- 2013/2/5-6 10- 修論発表会牧野が審査あたってるのは 2/5 のみ
- 2013/2/5 19? 来客
- 2013/2/7 15-17 中嶋 WG なんかある?
- 2013/2/7 14:30 ELSI PI会議@115
- 2013/2/8 卒論提出〆切
- 2013/2/8 16 ELSI セミナー@315
- 2013/2/12 10 卒論発表練習
- 2013/2/12 11 廣瀬さんの部屋
- 2013/2/12 16 来客
- 2013/2/13 15:30 NEDO 八重洲
- 2013/2/14 卒論発表会
- 2013/2/14 18 卒論お疲れ会@115
- 2013/2/15 10 NEDO ミーティング -- 中止
- 2013/2/15 14 ELSI何か@315
- 2013/2/18 17-19 文部科学省なんとかWG 3F 3F1
- 2013/2/18 アプリFSなにか
- 2013/2/19 12 ELSI 221
- 2013/2/19 15 ELSI 運営会議
- 2013/2/19 17? Alchip
- 2013/2/20 11-12 @315
- 2013/2/20 教授会
- 2013/2/20 15 つくばFS
- 2013/2/20 19 大岡山?
- 2013/2/21 ELSI 地文台 (理研?)
- 2013/2/22 16? IBM
- 2013/2/25 神戸で何か
- 2013/2/27 13 ELSI
- 2013/2/27 16 和光 中止
- 2013/2/28-3/1 AICS 国際シンポジウム
- 2013/3/1 13 打ち合わせ@AICS
- 2013/3/4 10 来客
- 2013/3/4 16 Alchip
- 2013/3/5-6? 分野5シンポジウム
- 2013/3/6 HPCI 推進委員会
- 2013/3/7 9 ELSI 何か
- 2013/3/7 16 ELSI PI ミーティング
- 2013/3/8 10 ELSI 何か
- 2013/3/8 13 ELSI 何か
- 2013/3/11 17-19 文部科学省なんとかWG
- 2013/3/12 9:30 318
- 2013/3/13 13 つくばFS
- 2013/3/14-15 地惑専攻発表会
- 2013/3/15 FS 中間評価 16-19
- 2013/3/18-19? つくばFS 国際ワークショップ
- 2013/3/20-23 天文学会
- 2013/3/21 教授会(3/20が春分の日のため)
- 2013/3/25 13 分野5運営委員会
- 2013/3/27-29 WPI シンポジウム
- 2013/3/27 16-19 文部科学省なんとかWG
- 2013/4/5 午後 都内私用
- 2013/4/8 10-17:30 アプリFS
- 2013/4/10 14- CREST つくば
- 2013/4/16 14 連携推進会議@神戸
- 2013/4/19 10-12 HPCIなんとかWG
- 2013/5/8 17-19 HPCIなんとか
- 2013/5/11-12 AICS 何か
- 2013/9/5-6 アクセラレーション研究会
- 2015/11/xx 分野5全体最終シンポジウム
定例
- 月曜10-15 井田研セミナー
- 火曜16 FSチップグループミーティング
- 水曜 午前(原則)研究室セミナー@210(内部ページ)
- 木曜 午後14:40 藤垣研セミナー 5/17, 24, 31, 6/7,14,21,28, 7/5,12
- 金曜 10-12 NEDO グループミーティング(隔週)
- 理研 TL 会議 6/1, 7/6, 8/3, 9/7, 10/5, 11/2, 12/7, 1/11, 2/1, 3/8
- 理研 進捗ミーティング 7/26 8/16 9/20 10/25 11/22 12/13 1/24 2/14
地震・原発関係リンク
- リアルタイムモニタデータ
- もうちょっと遅いデータ
- その他
2013/2/28
- 明日(でもないか)の資料だいぶできた。
- 機構長氏が the most powerful and user friendly supercomputer といっている。
- HPC Challenge のほうが LINPACK より良いという感じのことをいって
いるがこれは昨年度の作業部会での議論の結論にあからさまに反対している
わけでちょっとどうかと思う。
- でまあゴードンベル賞の話になって石山・似鳥組のコードで効率 55% が
でた、という話を。「「京」が使いやすい機械なのでこんな効率がでた」
というわけではなくて石山君、似鳥君が偉いだけである。
- まあ、効率自体は確かに高い。これは浮動小数点演算性能に比べて他の
ものが(費用的な観点からは)バランスが悪い程度まで高いからである。
- まあこれは私はプロジェクトが始まる頃からいってる話。
- と、人の話にケチつけてる場合じゃなくて自分のスライドを、、、
- 次のトークは Franchetti, Automatic generation of massively
parallel FFTs.
- オランダ人(日本語メイルよこさないほう)+NMTの3人とお昼。
- N君のPM3 (P3MでもP2M2でもない)ポスターをみる。
2013/2/27
- WPI は研究振興局担当なのか。高等教育局じゃなくて。「京」と同じ。
- これからまた神戸。
- で、例によって明日する話の準備がまだ全くなにもできていない。なにするんだっけ的状態。
- オランダ人から日本語メイルがきてる。
- お、去年の8月に作った英語スライド発見。これでなんかすればいいかな?
- なんかこう某所が沈む船になっててネズミが逃げ出し始めてないかみたいな。(もちろん東工大の話ではない)
- PPPT の話をいれて DISPH の話書換えて Gordon Bell
finalist だったのをとったにすればいいか。でも時間足りないな。
- 8月には粒子シミュレーション一般の話をしたんだけど、今回の先月書いた(らしい)タイトルとアブストラクトだと天文のシミュレーションの話でフレームワークの話はしないでごまかすことになってる。過去の自分の危機予想能力に感謝みたいな。
2013/2/26
- 神戸から戻る。
- 4 時からテレコンだったのをすっかり忘れていた。リマインダあって助かった。
- 2013/2/26 19 打ち合わせ
- 4年生と議論。なんかよさげ。
- 明日夕方の打ち合わせはなくなった模様。
- で、英語でなんだかわからないメイルを山のように書いたり読んだりする。なんかおかしいなあ、、、
2013/2/25
- 100行の Excel 入力が嫌なので30行の ruby プログラムを書く、というのはあまり賢い行為とも言えない気もするが、まあ精神衛生にはそっちがいいの。
- 今日は神戸。「ゴードンベル賞論文エントリー論文の作法」という大変
アレゲなタイトルでお話する予定。
- なんかちょっとこんなのどうよという気もすると思うけど、こういうの
ができてないところで損してファイナリストに残りそこなうとかいうことが
あるとある意味国家プロジェクトとしても損失なので、皆様ちゃんとやってね、
というような話。
- 某君のエントリー論文(こっちは公開されてるものだから問題ない)と別の某君の
エントリー論文(こっちはまだ発表されてない(まあつまり落ちたということ
だ))を資料に使わせてもらっている関係上スライドは公開できません。すみま
せん。
- 公開版つくろうかな?
- とかいってる間に論文改訂稿が私のところにスタックされて、、、すみませんすみませんすぐにみます。
- 一つみた。論文は先週みてて、レフェリーへの御返事をみた。これはまあ喧嘩になるがしょうがない。
- でセミナー(「講習会」と書いてあった気もするが)は一応終了。
- そのあと某氏と相談的。
- それから「チームミーティング」晩飯ともいう。
2013/2/24
- 1991 IAEA レポート
THE INTERNATIONAL CHERNOBYL PROJECT
AN OVERVIEW
- いわゆる、「今ココ」的なものとして参考になるであろうもの。以下引
用(4章の最後のほうから)
- IAEA1991:
The official data that were examined did not indicate
a marked increase in the incidence of leukaemia
or cancers.
- IAEA1991:
However, the data were not detailed
enough to exclude the possibility of an increase in the
incidence of some tumour types.
- IAEA1991:
Reported absorbed
thyroid dose estimates in children are such that there
may be a statistically detectable increase
- IAEA1991:
in the
incidence of thyroid tumours in the future.
- IAEA1991:
On the basis of the doses estimated by the Project
and currently accepted radiation risk estimates,
- IAEA1991:
future
increases over the natural incidence of cancers or
hereditary effects would be difficult to discern,
- IAEA1991:
even
with large and well designed long term epidemiclogical
studies.
- IAEA1991:
Reported adverse health effects attributed to radiation
have not been substantiated either by those local
studies
- IAEA1991:
which were adequately performed or by the
studies under the Project.
- IAEA1991:
Many of the local clinical investigations of health
effects had been done poorly,
- IAEA1991:
producing confusing,
often contradictory results.
- 甲状腺がんについてはこんな感じ
- IAEA1991:
Review of USSR data indicated that reported
cancer incidence had been rising for the last decade
- IAEA1991:
(starting before the Chernobyl accident occurred) and
has continued to rise since the accident.
- IAEA1991:
The Project
team considered that there had been incomplete
reporting in the past and could not assess whether the
rise is
- IAEA1991:
due to increased incidence, methodological
differences, better detection and diagnosis or other
causes.
- IAEA1991:
The data did not reveal a marked increase in
leukaemia or thyroid tumours since the accident;
- IAEA1991:
however, owing to the classification scheme used and
other factors, the possibility of an increase in the incidence
- IAEA1991:
of these tumours cannot be excluded. Only
hearsay information relating to such tumours was
available.
- 要約すると91年時点でのIAEAレポートでは、チェルノブイリの影響でのがん等の健康被害は一切見つかっていない。ひょっとすると将来には小児甲状腺がんは統計的に検出できるくらい発生するかもしれない。被害がでているといういろいろな報告があるけど全部信用できない、と書いてある。
- 富士通、パナが「半導体再編」を急ぐ事情
- まあその、日本の半導体製造業がなんとかできる可能性があったのは日
の丸ファブ構想があった7年前くらいまでの話で、それが消えた時点でもう駄
目だったとしか思えない。
- で、N、Fが日の丸ファブ構想にのらなかった背景にはアレがあるわけで。
- まあ、日の丸ファブなんてものが成功する可能性があったとも思えないんだけど、、、
- TC300S が改修から帰ってきてるのをやっと再設定(というか鉛のブロッ
クを積み直した)。なんか150keV まで数字がでるようになってる(前は200keV
までだった)。しかも妙に綺麗。
2013/2/23
- スーパーコンピュータ「京」事後評価委員会(第1回) 議事録
- 【平木委員】 2点ほど確認である。1点目は、非公開というのは、それほど気にしないが、前回の経緯を見ると、どのぐらい文部科学省が私たちを守ってくれるかということに対して若干の不安があるが、その辺はいかがか。
- 何から守るんだろう?○○○から?
- しかしぬるいな。
- まるちゃんののうないをいじんさんにせつめいみたいな。ひー。
2013/2/22
- 午前中すずかけにいって某ボード回収。某所に送るもの。
2013/2/21
2013/2/20
- 明日のセミナーの用意はできたことにした。
- セミナーのあと11時からなんか会議が、、、
- 11時からの会議のあと専攻会議にでてそれから筑波にいって3時から3時間半くらい FS の会議(なんか長過ぎだと思う)でさっき帰ってきた。
- 地球生命研究所教育研究支援員(計算機ネットワーク担当)公募
- 私としてはもうちょっと給料良くしたいんですが、諸般の事情で、、、
- 皆様御応募よろしくお願いいたします。
- で、明日も発表があるんだけど、もちろんまだなんの準備もできてない。
なにを話すかも決めてない。
2013/2/19
- 本文にある「xxx宛お返事を」というのと Reply-To: ヘッダの指定が違うメイルを送ってくる人は、そのメイルおくった人全てに余計な手作業を発生させているわけで、、
- 大変結構な依頼がきたという話が回ってきた。
- というわけで今日は3個会議があった。こういう生活になるはずじゃなかったのに感で一杯、、、
- でもって明日の研究室セミナーで順番があたっているという衝撃の事実がいま明らかに。
- いやもちろん忘れてただけである。
2013/2/18
- 富田FS中座してHPCIなんとかWGに移動。
- 今後の予定がでとる。 3/11, 3/27, 4/19, 5/8。これは変わってないけ
ど、3/27 が3時間に伸びてる。。。
- 4/19 には「京」の事後評価について報告あり。5月くらいにパブコメ。
- 「これまでの議論の論点整理(案) 」の説明。
- まだ説明中。
- 今日はこんなのもあったのか:スーパーコンピュータ「京」事後評価委員会(第2回)の開催について
- あー、もう事後評価ですか。使った成果はどうでもいいのね?とかちょっといいたくなったり。
- 東京工業大学大学院理工学研究科 地球惑星科学専攻 教員公募 准教授(惑星)
- 私は選考に関係ないので念のため。
- 説明終わった。
- 推進委員会からのコメント。グランドデザイン、リーディングマシン:
そもそも計算科学を日本としてどう考えるか、という根本の立場を明らかに
- 国際協力:協力と競争。もっと掘り下げた議論が必要ではないか
- 今後の技術のロードマップを踏まえて議論が必要。
- プロセッサをどうするか、明確に書いてないがこれは大きな問題でそれ
で戦略が変わるのでは?
- 理論・実験に「次ぐ」という必要はないのでは?
- ここまでメインなコメント
- リーディングマシンについても議論があった。
- あった、ということだけ報告があった。
- 私の隣の人(Mで始まる)は午前中のその会議にでてたと。その話をしてい
る。というかネットワーク大事、という話。
- というわけで、論点整理はひと区切り、ということだそうである。
- 室長からHPCI戦略プログラムについて説明。グランドチャレンジと戦略プログラム
- なんか疲れた。この会議終わったあとで某氏と打ち合わせがはいってるんだよ、、、
- 常行さんからのコメント紹介:ソフトウェア開発にはハードウェア独立と
いう観点も必要。あと、基盤的アプリケーション開発は分野別アプリケーショ
ン拠点とそのための予算措置が必要。
- 次は金田さんからの。「社会実装」といういかにも怪しげなコトバが使われている。
- 東大で手法開発、他はユーザーみたいな私から見ると気の狂ったとしか
思えない絵をみたような気もするがきっと気のせいではないかと思いたい。
- 秋山さんからプレゼン。年間3桁の計算能力の向上のうち1桁は台数=規模
=投資だ、といってるけど、これはむしろノードあたりの価格が下がったから
ではないかなあ。ASCI 計画で 50-100MUSD になってからアメリカでは上がっ
てない。
- 秋山さん:主張のメイン:新しいアルゴリズムや数理モデルは個人研究から、それを
吸収する研究コミュニティに投資するべき。
- なんかこう単に OSS でやろうと書いてあるように見えるんだけど、、、
- 加藤さん。今後の課題:メモリバンド幅の低下に対する対策等:ハードウェ
アの専門家との連携あるいはミドルウェア、ライブラリの効率的利用
- 加藤さん続き。大規模データのハンドリング、フロントエンドどバック
エンドの関係、設計情報の抽出
- 加藤さん続き。アプリケーションの研究開発を効率的に推進するための投資が必要
- 配布スライドと見せてるのが違うので話が良くわからない。
「アプリケーション開発に関する具体的な施策(案)」というのが配布資料にはない。
- 青木さん。QCD共通コードとCANSの紹介。予算をどうするかと、開発の中心となる人のキャリアパスをどうするかが問題、という話。
- でまあAICSでやってよとか。あと、例えばKEK-AICSのジョイントのポジションを作るとか。
- KEK とは青木さんはいってなくて私が勝手に補完した。
- 某氏が某所でいったのとまるで反対のことをいうので驚いたが、金もらう前ともらった後で違う、ということか。
- というわけで次の打ち合わせまでちょっと休憩。
- しかし、「事後」評価、平木さんいれてるのか。いやその、一体どういう結論にもってく気なのそれ?
- 打ち合わせは10時くらいに終了。つーか、陰謀だとかはめられたとか私はちょっといいたいぞ。
2013/2/17
- 訂正後の数字がまだ間違っている→3000Bqの服を身にまとったとして、その体の中の空間線量の増加分は0.002μSv/h程度と計算されます
- 田崎さんとこには「1 kBq = 1000 Bq に汚染された服を着ることによる被ばくの線量率はざっと見積もって約 2×10−3 μSv/h=0.002 μSv/h である。」と書いてある。
- いわゆる3倍間違っている。
- B612財団のとこにはツングースカ隕石は直径40mって書いてあるんだけど、そんなもの?
質量で10倍しか違わないの?
- このページ Piet が見てるはずだから嘘は書いてないと思うんだが。
- 大きいと爆発が起きるのが多分低高度になるので、地表での衝撃波は(狭い範囲では)より大きくなるかな?
- 外気にトップハット的に汚染があったとして、室内の空気の汚染はどう
なるかを考える。外気の汚染は単位時間、単位濃度で、換気のタイムスケール
をTとする。
- 室内の汚染は 0<t<1で 1-exp(-t/T), t>1 では[1-exp(-1/T)]exp[-(t-1)/T]
- これをt=0から無限大まで積分すると、外にいた人に比べて中にいる人がどれ
だけ吸入するかがでる。外の人は1。
- これはもちろん解析的に積分できるけど面倒なので漸近形だけ。T>>1 だと1に漸近する。つまり、
気密性が高いと、室内にはいってくる量は少ないけどはいってきたものが容易
にでていかないので人が吸入する量は減らない。
- 減らすためには、プリュームが去ってからすみやかに換気する必要があ
る。
- デルタ関数に対する応答(インパルス応答)にするともうちょっと綺麗に示せる。
- 「○之助教」を助と教のところで切って読んでしまってしばらく意味がわからなかった。
- エディタ仕事。いくつかレフェリー回さないで落とす。新しいボーデの法則を発見したので自分の名前つけますなんてのが投稿されてくるの、、、
2013/2/16
- 第6回検討委員会(平成24年4月26日開催)資料
- 引用:
対象者 国が指定した警戒区域等避難区域の市町村の対象者
47,766名(対象市町村からの報告数値に基づく。)
田村市、南相馬市、伊達市、川俣町、広野町、楢葉町、富岡町、川内村、大熊町、
双葉町、浪江町、葛尾村、飯舘村
- まあだから、23年度分は福島県内でももっともヨウ素による甲状腺被曝が多いグルー
プになっているはず。とはいえ被曝量自体はよくわからないわけだが。
で、24年は福島市と他色々。
- 被爆量は多分違うはずなのに結節の割合はあまりかわらない(むしろ、被
曝量が少ないはずの24年度調査で多い)のは、結節の割合が(従って原因も)被
曝とは無関係だからである、という可能性もある。但し、単に1年時期が違う
ためかもしれない。
- 結構気になるのは、サイズ分布、特に 5mm 以下の分布が全く違うこと。
23年検査では 3mm以下、3-4, 4-5 がそれぞれ 67, 69. 65 でほぼフラットな
分布、24年は 76, 153, 184 で、 4-5mm に結構鋭いピークを持つ分布。
- したければKS 検定でもカイ自乗検定でもすればいいけど、これはおそら
く3σとかよりずっと高いレベルで有意。
- もう一度整理。福島県の23年度調査分と笹川プロジェクトのチェルノブ
イリでの調査を単に数字として比較してみる。
- 5mm以上の結節は福島県調査で 0.49%、笹川調査では地域全体で 0.47、
ゴメリでは 1.74、それ以外では 0.23%。
- 甲状腺がんは福島県調査で 0.02-0.03%、笹川調査では地域全体で 0.05、
ゴメリでは 0.2、それ以外では 0.025%。
- なので、結節では福島と笹川調査全体でほぼ同じ、甲状腺がんはゴメリ
を除いた残りと同じ程度で、結節に比べて甲状腺がんはまだ若干割合が低い感
じ。
- ゴメリと比べると 1/10 程度。で、ゴメリでの増加は10倍よりずっと大き
い。なので、バックグラウンドが同じ程度だとするとあれ?ということに。も
ちろん。バックグラウンドが日本では何倍か多いという可能性も今のところは
ある。
- こういう活動もあると:福島診療所建設委員会
- 先日のブログで、服の汚れからの空間線量変化について、私の計算ミスがありました。お詫びして訂正致します。学習院大学の田崎先生が計算し直してくださいました。ありがとうございます。
- 「先日のブログ」の中身はそのままなのね。紙じゃないんだからそっちを修正しようよ、、、
- 発送電分離なら「原発持てない」 八木電事連会長
- 引用:
【上地兼太郎】電力会社から送配電部門を切り離す「発送電分離」について、
電気事業連合会の八木誠会長(関西電力社長)は15日の記者会見で、「今の
状況では(原発は)多分持てない」と述べた。
- 引用:
送配電網が切り離されれば売り上げが減り、原発の維持費用などを出せなくなると心配しているからだ。
- 引用:
経済産業省の専門委員会は8日、「5~7年後をめどに分離を進める」との報告書をまとめた。電力会社の子会社に送配電部門を移す「法的分離」(別会社方式)を想定している。
- 引用:
これに対し、八木氏は「低廉で安定的に電気を送れるのか検証されていない」「お客さまの利益につながるシステム改革にはならない」と反対した。
- まあその、持てないなら持たないようにすればいいのではないかと思う。
原発は別会社にして最終的には国に買い取らせるわけだ。
ル……とかと同じ。
- あれ、隕石1万トンになったの?昨日は10トンという話だったような、、、
- 1万トンが 15km/s で落ちてきた時のエネルギーは1.125E15 J で、TNT
換算 268キロトン。広島型原爆の30倍。
- 20kmくらいの高度で「爆発」したということだと、おそらくほとんどのエ
ネルギーはその爆発で大気に与えられて、点源爆発的になる。温度は最大10万
度のオーダーなので、極端紫外くらいでX線まではいかないくらい?
- 密度成層があるので多分衝撃波のエネルギーの大半は上に抜けるんじゃないかな?セドフ解の数値計算できる人だれか計算して。
- で、今改訂中の某論文についでにのっけて、、、
- 輻射はどれくらいかというと、単純に全部輻射になったとすると 20km先
で 2E5J/m^2 のレベル。太陽の150秒分。これが秒オーダーできたら紙とか燃え
る。まあ紫外線ならほとんど地表までこないから大丈夫だっ
たのかな?おそらく大半は衝撃波のエネルギーになったかな?
- このスライド
の「チェルノブイリ」は30km圏からの避難者全体の統計である。
- 福島のほうが少ないのは確かなんだけど、30km内の統計と外側の統計を比べるならそう断わるほうがいい、と私は思う。
2013/2/15
- 小児甲状腺がんは多いと書いてあるらしい論文
- アブストラクト第一文: Thyroid nodules are clinically evident in approximately 1% of children and about 30% of these are malignant.
- 但し、エディタ権限で本文のどこをみてもそんなことは書いてない。なんだこれ?
- Up to 30% of "cold" nodules are malignant [40]. とは書いてある。
- [40]はこれ
- この論文はオンラインでは読めないのでパス。まあでも surgical
slides がどうたらと書いてあるので甲状腺切除手術した人の話みたい。
- チェルノブイリの山下教授の調査では結節のうちがんが見つかる割合は
7%となっている。まあオーダーは同じ。
- 福島県の「県民健康管理調査」検討委員会についてのページ
- 地球に落ちてきた隕石がある。相対速度 30km/s で太陽の方向から落ち
てきた。この隕石の太陽周りの軌道の軌道長半径と離心率を求めよ。
大学院入試にはちょっと簡単過ぎる。
- まあ微妙にひっかけ問題ではある。
- 某所からのメイルについていた注意書き:
注意:本メールはなりすましメールの可能性があります。添付ファイル、リンク
先の閲覧には、十分ご注意願います。
- 続き:不審なメールの可能性がある場合
は、××の場合は不審メール窓口またはヘルプデスク(内線XXXX)、×××の
場合は情報管理担当者またはヘルプデスクへ連絡願います。なお、正規のメー
ルの場合でもこのメッセージが表示される場合がありますので、ご了承願いま
す。
- 了承したらどうすればいいのこれ?
2013/2/14
- 自分とこの4年生の発表終了。大変結構でございました。お疲れさまでした。
- 「炉内空冷式焼却炉を用いた放射性物質の減容化」といった発表もある学科である。
- 「富士山の固有振動に関する研究」
- 前にも書いたんだけど、福島県の甲状腺検査と直接比較できそうな規模
と精度の調査はまずはチェルノブイリでの山下教授らによる
調査
- これは比較的被曝量が多い6地域で、それぞれ対象は2-3万人。ゴメリで
は甲状腺がん39人、他の5地区では 2-9人で、今回の福島での発見数はゴメリ
以外の5地区と数字としては同じくらいになってしまっている。
- その意味が何かはまだもちろん決定的なことは言えないんだけど、チェル
ノブイリでの山下教授らの調査が今回の福島での同じ山下教授らの調査と近い
条件になっているとすると数字は理解しがたいものではないかという気が。
- 天文台では CMB というと背景輻射だが、東工大地惑ではコア・マントル境界である。
- なにかものすごい勢いで学内会議がはいっていく、、、なんかこう失敗した気がするがちょっとこれ当面しょうがないんだよな、、、
- 学内じゃない某会議のなんとかをなんとかで問い合わせがなんとか(わはは、これではなんもわからんと思うけどわかったら困る)なメイルに対応。私はどうなっても知らんぞ。
- で、学内なんとかのなんとかをこう、みたいなのも。えーん。
- 前にE後にAみたいな。
2013/2/13
- これは間違い。元資料では2万なのはCs→首都圏での放射性ストロンチウム、底質での凝縮進む 環境省調査で判明 千葉・柏は2万ベクレル(FGW)
- HPCIなんとかWG開催案内
- 赤い3倍がネタではなかったというのが、、、
- NEDO 説明会。今年度のは 3/31 までなので、継続がないとすると4/1-10 の間に確定検査がある。
- 期間延長するとやはり同じ時期に中間検査がある。
- つまりはどっちにしても来年度早々の検査がある。
- 去年のNEDO説明書今年のは処分事例になんかみた記憶があるのがが追加されとる。
- 福島子ども調査:甲状腺がん、新たに2人 他7人に疑い
- 引用:
福島県が行っている子ども(震災時18歳以下)の甲状腺検査で、新たに2人
が甲状腺がんと診断されたことが、13日の県民健康管理調査の検討委員会
(座長・山下俊一福島県立医大副学長)で報告された。昨年9月に判明した1
人と合わせ計3人になった。
- 引用:
他に7人に甲状腺がんの疑いがあり、追加検査を行う。同検討委は原発事故の影響について否定的見解を示したが、「断定も否定もできない」と話す専門家もいる。
- 引用:
疑いのある人を含めた10人の内訳は男性3人、女性7人で平均年齢15歳。
11年度に受診した原発周辺13市町村の3万8114人の中から見つかり、
地域的な偏りはないという。
- 引用:
甲状腺がんと判明した3人は手術を終え、7人は細胞検査により約8割の確率で甲状腺がんの可能性があるという。7人の確定診断は今後の手術後などになるため、最大10人に増える可能性がある。
- 引用:
記者会見した鈴木真一・県立医大教授によると、子どもの甲状腺がんの発生率
は「100万人に1人」が通説。今回の検査は大きく上回るが、甲状腺がんは
自覚症状が出てから診察する場合がほとんどで、今回のような精度での疫学調
査は前例がなく比較できないという。
- 引用:
さらに、チェルノブイリ原発事故では最短で4年後に発症が増加しているとして、鈴木教授は「元々あったものを発見した可能性が高い。(原発事故との因果関係は)考えにくい」と語った。
- 「甲状腺がんと判明した3人は手術を終え」ってのは、手術する必要があるくらいだったということ?
- あれ、チェルノブイリがチェックになってた。
- チェルノブイリ後のベラルーシでの2009年あたりまでの小児甲状腺がん。19歳までだと最大で年間10万人あたり5人以下。
- まあその、比較できる対象がないのでなんとも、というのは今のところそうかな?
- とはいえ、全国平均の年間罹患率だと100万人あたり1-2人なわけだ。
- 【速報】第10回福島県民健康管理調査検討委員会(おしどりマコ)
- 引用:
平成23年度に3万8千114人の小児甲状腺検査が行われたが、
B判定となり、二次検査の対象になったものが186名いる。
- 引用:
このうちに実際に二次検査をしたものが162名、(再検査11名、二次検査終了151名)
その中で、細胞診まで実施したものが76名。
- 引用:
66名は良性と診断されたが、10名は悪性もしくは悪性の疑いとのことであった。
10名のうち3名は悪性と判明され、手術等の治療を受けたとのこと。
- 引用:
この10名は、男子が3名、女子が7名で、平均年齢は15歳、
甲状腺腫瘍のサイズの平均は15mm とのことであった。
- 引用:
平成24年度の小児甲状腺検査で二次検査の対象になったものは549名であるが、
検査はまだ進行中で結果はとりまとめていないとのこと。
- うーん、平成24年度の2次検査の結果がでるとなんか結論でる感じ?
- この時は12万人調査で64名。チェルノブイリ原発事故後の健康問題
- 朝日の記事
- 引用:県は事故当時、18歳以下だった約18万人のうち、約3万8千人
の甲状腺の超音波検査結果をまとめた。計10人の平均年齢は15歳、男性は
3人で女性が7人。腫瘍(しゅよう)の直径は平均15ミリ。確定診断された
3人は全員、進行がゆっくりしたタイプの早期だった。
- 引用:
甲状腺の被曝線量などは不明だ。今回の調査対象は、飯舘村や浪江町など避難区域などの子どもたちだ。3人は手術でがんを摘出、通常の日常生活を送っているという。
- 「進行がゆっくりしたタイプ」ってのは多分乳頭がんだってことだよね。
- あ、、、明日は9時からって書いてある。
2013/2/12
- 今日理研で定例ミーティングがあって私があたっていることが判明する。
話をするのはできるが神戸にいくのは無理だな、、、TV会議かなあ?
- 理研定例のなにかは某I君にピンチヒッターお願いして、こっちは 11時からずっと会議となんだかわからない調整作業、、、
- 組織の運営とか調整とかって私が得意なわけないのに何故こんなことに、、、
- 自作PCってなんの話かなと思ってたらこれか:PC遠隔操作事件 押収PCに自作も 遠隔操作ウイルスも作成か
- 引用:
パソコンの遠隔操作事件で、逮捕された男の自宅から押収されたパソコンに自作のものが含まれていたことがわかり、警視庁などは、IT技術に精通した男が、遠隔操作ウイルスも作成したとみて調べている。
- 自作っても CPU から設計するとかじゃないしねとか書いてみる。
- ピンチヒッターご苦労さまでした。大変助かりましたでございます。
- その間私はなんだかわからない相談事をしていたのでございます。
- 今日〆切 原子力災害対策指針(改定原案)に対する意見募集について
- なんだこれ的内容。30km 圏外では避難はしないで屋内退避から1週間程
度での一時移転しかないことになってる。まあ、30km圏内でも1日で避難とか
現実的かどうかわからないから、それが 100km とかになったら不可能に
決まってるわけでこう書くのは「現実的」ではある。
- つまりは、30km より外の人は事故が起きてなんかきたら黙って被曝して
下さい、と書いてある。
- まあ各御家庭でなんかすごいエアフィルタでもつけておくとかの自衛策をとるか、とにかく逃げるかであろう。
- 一応なんか書いて出した。まあなんの意味もないわけだが。
2013/2/11
- でもって今日は休日出勤。
- 矢ケ崎氏の主張とか計算の前提は、エネルギーの量が同じでも狭い領域に集中していればより危険である、というもので、これは LNT はおかしくてしきい値や非線型性があるんじゃないの?みたいな話。
- 但し、1桁程度のレンジの話ではなくて、局所的に5桁とかもっと大きなものが集中した時の話。実際にそういう効果があるのかどうかは私には判断不能。
- 風でシンチの数字が変わるはずがない、っていう主張はまあ良く聞くん
だけど、0.3-4uSv/h あるとこで TCS-172 くらいでも風が吹くと数字が、と
いう話は2011/5頃には聞いた。これは、植物の葉とかについてたのが見えてた
とすればありえなくはない話だと思う。
- 葉とかの角度が動けばかなり変わってもいいので。まあもちろん、「福島原発からの放射性物質がとんできているから」風で変わったわけではない。
でもこの辺ちゃんとした定量的な話聞いたことないし自分で測ったこともないので断言はできない。
- あ、11年5月に「福島原発からの放射性物質がとんできているから」風で変わったわけではないというのは断言できる。
- あー、でも、葉の厚さとか考えると角度変化で変わる吸収量って小さい
か。うーん、地表の埃の移動とか?そんな目でみえるほど動くかなあ?
やっぱりなんか変。
- やっぱり、機械なにで測定モードがどうみたいな話がないところで
適当なことを書くのはよくないですね、、、この話は動いてたとしたら
原因は私にはわからないということで。
- 今の話題はでも GM の話なのかな?
- これは2009年の:小学館発行誌ビッグコミックスピリッツに掲載された「美味しんぼ」
における六ヶ所再処理工場に関する記載への当社見解について
- まあ「当社見解」はそうだろうねとしかいいようがないわね、、、
- 真実はここにはないなにかであると。
2013/2/10
- 中山茂氏の自伝的なにか
- 私は大学院の時に宇宙地球科学(昔の地学教室)にいたので、「何かやや
こしいことがあったらしい」というのはなんとなく知ってたわけだけど
この辺読んでもやっぱり良くわからない。
- 形式的な話としては中山さんは地学教室の専任講師で、定年前に助教授
になった。所属的には科史科哲には関わってないはず。
- 中山氏の書いたものでは、「科学史を教えられるポスト」ということになっている。
- 一方、地学教室のポストは小尾さんが休職して留学中のポストに当座、ということだったと思われる。中山さんも天文出身で、本郷から力が働いている。
- というわけで、結局、中山さんのパーマネントポストとして誰が何を用
意するつもりだったのか、が問題なんだけど、それは良くわからない。
- まあその、大学で人事関係でわけのわからないことになるのは
それほど珍しいことでもないけど。
- 東電、調査妨害でウソ上塗り 「真っ暗」自ら切り出す
- 引用:
問題が発覚した7日、東電は自社ホームページなどで、国会事故調側から 現場の明るさについて質問があった際、事実を誤認して説明したが、何らか の意図をもって虚偽の報告をしたことはないと釈明した。
- 引用:
ところが、国会事故調側から明るさについて質問があって説明したというのは虚偽で、説明の席では、玉井俊光・東電企画部部長(当時)の方から「建屋カバーがかかり、今は真っ暗だ」との明るさをめぐる話を切り出していた。
- きっと、意図はなくて、こう、いわずにいられない無意識のなにかがあって資料作ったり発言したりしたんであろう。
- 小人さんが資料作ってたのかも。
- You can't win. You can't even break even. You can't get out
of the game. が C.P. Snow の本にでてくるって本当?
- 私はこれをパーネルのSFで憶えた。で、検索したら Michael Jackson の歌があるのね。
- なんだかわけのわからない話のメイルを英語と日本語の両方であちこちに送るはめに、、、ひー、、、
2013/2/9
- 何らかの意図をもって虚偽の報告をしたことはございません。
- 引用:その中で、現場の明るさについてご質問があり、「建屋カバー設置後の映像」を「建屋カバー設置前の映像」と誤認してご説明したことは事実であり、大変申し訳ございません。
- まあ意図がなくて無意識に都合のいいように間違えるということならそれはそれで一層問題な気もするが。
- まあ、ベータ線を考えると矢ケ崎氏の 62uSv/h は(もちろん本人が了解
されているように)過小評価で、3000Bq の点源が皮膚についたら、その影響する面積が
10mmsq くらいとして 50mSv/h になる。もちろんものすごく狭い範囲。
- これくらいだとでもベータ線熱傷になったりしない?まあそのあくまでも点源だったらの仮定の話。
2013/2/8
- メイル処理してたら大変対応が微妙なものが色々。日本語でも困難なの
にこんなのを英語で書けねーよ。
- 日本語はまたそれはそれで爆弾的何かが別のところから、、、
- セミナー前にさらに英語メイルの件に対応なんとか的な相談が発生
- セミナーは色々面白かったが寒かった。
- みーゆさん紹介(だいぶ前に)の1990年時点での甲状腺がん発生予測がすごい。
- 何がすごいって、WHO レポートに書いてある数(これ自体が1桁近い過
小評価の可能性がある)に比べてもさらに1桁発生数を過小に予測している。
- そうなっている原因は、0-7歳の甲状腺被曝の I-131 によるリスク係数について 0.83e-4/Sv/y (生涯リスクで 2.3e-3/Sv) と最近の数字に比べると1桁程度過小評価していることと、被曝量自体を 1/3 程度に過小評価しているように見えること。
- リスク係数は88年の UNSCEAR レポートによってるんだそうな。
- UNSCEAR 1988 は ICRP 1990 のベースで、これからいわゆる 1Sv で 5%
というのがでてくる。甲状腺がんについてはリスク過小評価だったというのは
はっきりしているわけだが、他は今のところ問題ないことになってると。
- 坪倉正治氏『それは内部被曝じゃなかった』に対する、矢ケ崎克馬先生による「科学的批判」
- 坪倉氏の計算がへろへろであることは間違いないんだけど、以下のよう
な議論はちょっとどうかという気もする。
- 引用:ところで衣服が汚染されているのですから衣服上の一つの点線源は、
身体までの距離が1mm程度です。点線源から考えている点までの距離の二乗が
そこに描いた球面の面積に比例しますので、この場合半径1mと1mmの距離の比
率は1000倍違います。
- 引用:表面積はその二乗に比例しますから100万倍大きさの程度が違いま
す。すなわち6ケタ違います。坪倉さんのどこかの文献で見つけ出してきた線
量を100万倍したら、皮膚に密着した場合の線量の目安となります。
- 引用:坪倉さんの出している数値0.000062μSv/hの100万倍は62μSv/hになります。巨大な被曝線量です。そのあと、3000Bqの服を身にまとったとして、と「計算した」と称している数値はまさに被曝計算の物理的設定もできない者が、「専門家」ぶった安全論を説いています。
- 数字は間違いではないけど、点源なら人体のうち 62uSv/h を受ける体積
は 0.1g くらいなわけで、、、こういう議論ではなく、体全体での被曝量に
基づいた議論をするべきなのではないか?実際に点源なわけでも多分ないだろ
うし。
2013/2/7
- メモUNSCEAR
2008 Annex D
- 被曝量の時間変化はパラグラフB62
- ELSI PI会議。今後は第一水曜 16-
- 論文の所属はもう ELSI にしてね、との拠点長からのおおせでした。
- 富士通 国内外で5000人削減へ
- 引用:
大手電機メーカーの富士通は、不振の半導体事業などの経営合理化の一環として、国内外で正社員と派遣社員などの非正規社員、合わせて5000人を削減する方針を明らかにしました。
2013/2/6
- 政府調達に係る苦情の受付及び処理の状況
- PHASE の件。報告書はこれ
- 仕様書案の段階で公開してよければこんな問題は起きないけど、
競争上公開したくないとかあるわけだし。
- 修論発表で「高レベル放射性廃棄物地層処分への応用」とかいう声が。
- グラフとも数字ともまるで無関係→もともと、発癌率が地域・年代で変わるので、当たり前ですね。
- 見積もり依頼をあちこちにだす。年度末というか来年度の予算申請的何か、、、
- ひととおり出したかな。ふう。
- 企業による告発だって匿名が認められてるっていうのに、、、、
- まあ、新聞記事では社名でてたような気がしなくもないが。
2013/2/5
- 修正主義とかいうより、なんか神話を語りたいんじゃないかしら。
例えばきくちさんの語っているのは科学の歴史についての神話、
片瀬さんのは現実の科学についての神話、みたいな。
- 神話というか、民間伝承みたいな?
- 某君は本人についての、、、
- 今日は東工大地惑修論発表会。まあ問題はない。
- 私はその委員会の委員じゃなかったはずなんだけど、、、という感じのメイルがきた。
- 7日の中嶋WGなんとかって HPCI コンソーシアムか。パス。
- 私は文科省のなんとかWGには一応関わってるけど中嶋WGは(これは形式的
というか少なくとも予算的にはAICSが担当なんだけど)一切無関係。
- 100 mSv がLSS での限界、というののとっても大雑把な見積もり。
- 集団は大体8万人。非常に単純化して、この半分が0被曝、残りが
100mSv とする(もちろん、本当はこの中間も多いのでこれだと有意性を
過大評価する)
- もともと30%、つまりそれぞれの 1万2000人ががんで死ぬ、とする。
そうすると、それぞれの標準偏差は 110人、合わせるとそのルート2倍の
160人で、2σをとると 300人、4万人の0.75% になる。つまり、死亡率で
0.75% くらいの差がでないと有意にならない。
- つまり、LSS の全体で8万人くらいのサンプルで、仮に
1Sv で10%で LNT が本当だとすると、理論上75mSv より下は
統計的に有意にならない。
- いやだからこんなことは当たり前なんだけど、100mSv 以下は有意ではな
い、っていうのは単に LSS のサンプルサイズがそれくらいだ、というだけの
ことで、サンプルが変われば当然変わる。
- 例えば、これも大雑把な話だけど、1000万人が 10mSv 被曝して DDREF=2
を使うと5000人余計にがんで死ぬので、元々の300万からだとまあ
有意になる。 DDREF=1 を使うなら 1000万人5mSv、又は 250万人10mSvで有意。
- 原理的には、もしも 1Sv 5% が(DDREF とか色々な理由で)4倍くらい間違っ
てたら、60万人10mSv で有意。
- 仮に1Sv 20%で、さらに例えば10歳以下の子供が3倍リスクが大きいとする
と(これはまあこんなもの)、子供6万人10mSv で有意。まあこれは、
子供は 10mSvで 0.6%、という仮定をしたことになってるから。
- まあその、普通の係数を使って DDREF=1 とするだけで
子供のリスクは 10mSv で 0.3% とか。
- 中通りだとガラスバッジの測定からでも 5-10mSv 程度にはなりそう。
- まあその、ベラルーシで有意、というのはそういうレベルの話。ゴメリ
での被曝量が 20mSv とかで、他の地域よりがんが増えてる、とか。
これは統計的には有意だけど被曝のせいじゃないと我々は判断する、
と WHO レポートには書いてある。理由はまあ、、、
- LSS の係数自体、ランダム誤差だけでもファクターの幅があるもので、
さらに系統誤差の可能性も色々指摘があるわけで、本当の値が2-3倍大きくて
も特におかしいことはない。
- 100mSv 以下での色々なものは全部被曝のせいとは示されていない、とす
るのが政府の見解である、というのは、これから色々起きても全部とりあえず
認めない、ということでもある。まあ認めるとチェルノブイリでも甲状腺以外
にもなんかあったということになって国際的にも大変。
- でまあ、今回の事故で甲状腺がん以外の被曝による健康被害がでたと
して、それを国とかが認めるのは少なくとも25年、多分50年とか先になる。
- なので、国がなんとかしてくれるのを待つ(あるいはなんとかさせるため
に努力する)のはどれくらい意味があるのか?と個人的には思わなくもない。
- 東電「廃炉措置等に向けた取り組みの進捗状況」(PDF 5.99MB
2013/2/4
- 週末に家のネットワークが何かおかしかったんだが、ルータ交換とか
してたら設定がどっか落ちてる、、、あれ? ssh は通るけど web server
見えないねこれ。
- どこからか RT57i が発掘されてきた。なんでこれここにあるんだろ?
2013/2/3
- 恵方巻きというと唐獅子源氏物語にでてくるあれ、と思ってたら、いつのまにかコンビニで売るようになってあれれと思ったものだ。
2013/2/2
- 来週末くらいが〆切の論文みる。ここしばらくあちこちでtwが見られるような「改訂」とかそういう作業は不要なレベルである。
- とても偉い。
- 那須の放射能話、2013年1月、離婚の危機
- 那須野が原公園というと
文科省マップで 0.5-1 の中だ。
- 《48》 それは内部被曝じゃなかった
- 引用:
その原因は、スーツに残った汚染でした。実はこの男性は病院のスタッフで、
前回の検査は器械の調子を調べるためのトライアルとして行い、着衣のまま検
査をしていました。今回も着衣のまま検査しました。その後、着衣を脱いで検
査をすると検出限界以下という結果でした。
- 引用:
今回のことで言えることは、検査前は着替えましょう。というだけです。
- 引用:
理論上、この外部被曝の影響を考える必要はありません。たとえば、1000Bqの
セシウム137の(非常に小さい)固まりがあったとして、1mの距離での空間線
量は6.2x10^-5(0.000062)μSv/hほど上がる計算になります。
- 引用:
3000Bqの服を身にまとったとして、その体の中の空間線量の増加分は0.001μSv/h程度の桁にすらならないと計算されます。空間線量計の精度をご存知であれば、意味がある数字かどうかはお分かりになると思います。
- この計算はおかしい。服についてるセシウムなら、ベータ線の半分くら
いは体が吸収するだろうから、体内に半分の量があるのと同じにならない?
- というか、ちゃんと記事中に引用されてるTECDOC 1162に書いてある。
- Procedure E4 Skin contamination. Purpose: To assess skin beta dose from material deposited onto skin or clothing.
- で、係数は Cs-137 で 1.6(uSv/h)/(Bq/cm^2)。3000Bq が1平方メートル
に均等分布していると 0.5uSv/h くらい。但し、体内でCs-137 の
ベータ線は数ミリしか飛ばないはずなので、全身ではなくて表面近くだけ。
- とはいえ、体重に対して数パーセントになるから、0.01-0.02uSv/h くら
いに相当するはず。
「0.001μSv/h程度の桁にすらならない」ということは全然なくて桁で大きい。
- ICRP 公式の計算方法としては、皮膚だけとして組織荷重係数の 0.01 を使え
ばいいのかな?とすると 0.005 でやっぱり「0.001μSv/h程度の桁にすらならない」ということはなくてそれよりは桁で大きい。
- TECDOC-1162 にはガンマの寄与はベータのせいぜい数パーセント、と書
いてあるが、皮膚だけならそうだけど全身ならコンパラにならない?
というか 0.01 とか勝手な係数をかけた寄与よりは大きくなりそう。
- 3000Bq が体内にあるとしての被曝は体重とかにもよるけど
0.01-0.02uSv/h のはず(計算ファクターで間違ってるかも)なので、
服についてるものの寄与は体内のものに比べてファクターでは
小さいけどオーダーは下がらない。
- つまり、「検査前は着替えましょう。というだけです。」ではなくて
そんな服は着るべきではないというほうが本当であろう。
- まあ、「内部被曝を正しく測る」ことが目的であるとか、あるいは、
「内部被曝は外部被曝よりはるかに危険」というECRR風な信念をもっている
とかなら「検査前は着替えましょう」でいいわけではある。
2013/2/1
- 2013/2/1 10 NEDO ミーティング
- 2013/2/1 11 GSIC 運営委員会。うむ、重なっている
- 2013/2/1 13 会議@212
- 夕方、森下文化センターにいってきた。マウスパッドその他導入。
- 富士通・パナソニック半導体統合 ルネサスは交渉継続
- 引用:
富士通とパナソニックは半導体の事業を統合する。2013年度中にシステムLSI(大規模集積回路)を設計開発する新会社を設立し、日本政策投資銀行に数百億円の出資を要請する。
- 引用:
半導体工場の扱いについては今後検討していく。富士通は多額の投資が必要な製造部門については縮小する方針で、主力の三重工場(三重県桑名市)は、台湾の半導体受託製造大手、台湾積体電路製造(TSMC)と売却交渉している。
- 検討ていったって、28とか22とかやるわけじゃないんだから、、、