牧野の公開用日誌
つっても、非公開のを別につけているわけではない。
Copyright 1999- Jun Makino
2012/12
2012/11
2012/10
2012/09
2012/08
2012/07
2012/06
2012/05
2012/04
2012/03
2012/02
2012/01
もっと昔
当面の予定
- 2006/10/xx UP 〆切 仮題「重力多体系と専用計算機」
- 2013/1/22 18 NSW
- 2013/1/23 10-12 なんか会議はいった模様、、、すみません、、、
- 2013/1/23 教授会
- 2013/1/23 17-19 分野5運営委員会
- 2013/1/24 16 つくばFS 会議室B
- 2013/1/25 13:30 TS
- 2013/1/25 17-19 文部科学省なんとかWG
- 2013/1/28 10:30 来客
- 2013/1/28 14-16:30 AICS 何か(TV会議の予定)これは泰地君にかわってもらった
- 2013/1/30 10-12 理研なにか
- 2013/1/30 セミナーは13:30 から
- 2013/1/30 18:30 会議@多分本館どこか
- 2013/1/31 午後全部 アルチップなにか
- 2013/2/1 10 NEDO ミーティング
- 2013/2/1 11 GSIC 運営委員会。うむ、重なっている
- 2013/2/1 13 会議@212
- 2013/2/4 午前 川崎NEDOなにか
- 2013/2/4 13:30? 来客
- 2013/2/4 16-19 分野5作業部会 3F 3F1
- 2013/2/5-6 10- 修論発表会牧野が審査あたってるのは 2/5 のみ
- 2013/2/6 17 来客
- 2013/2/7 15-17 中嶋 WG なんかある?
- 2013/2/7 14:30 ELSI PI会議@115
- 2013/2/8 卒論提出〆切
- 2013/2/8 16 ELSI セミナー@315
- 2013/2/12 10 卒論発表練習
- 2013/2/14 卒論発表会
- 2013/2/14 18 卒論お疲れ会@115
- 2013/2/18 17-19 文部科学省なんとかWG
- 2013/2/18 アプリFSなにか
- 2013/2/20 教授会
- 2013/2/20 15 つくばFS
- 2013/2/21 ELSI 地文台 (理研?)
- 2013/2/25 神戸で何か
- 2013/2/27 16 和光
- 2013/2/28-3/1 AICS 国際シンポジウム
- 2013/3/5-6? 分野5シンポジウム
- 2013/3/6 HPCI 推進委員会
- 2013/3/11 17-19 文部科学省なんとかWG
- 2013/3/13 13 つくばFS
- 2013/3/14-15 地惑専攻発表会
- 2013/3/15 FS 中間評価 16-19
- 2013/3/18-19? つくばFS 国際ワークショップ
- 2013/3/20-23 天文学会
- 2013/3/21 教授会(3/20が春分の日のため)
- 2013/3/25 13 分野5運営委員会
- 2013/3/27-29 WPI シンポジウム
- 2013/3/27 17-19 文部科学省なんとかWG
- 2013/4/5 午後 都内私用
- 2013/4/10 14- CREST つくば
- 2013/4/19 10-12 HPCIなんとかWG
- 2013/5/8 17-19 HPCIなんとかWG
- 2013/9/5-6 アクセラレーション研究会
- 2015/11/xx 分野5全体最終シンポジウム
定例
- 月曜10-15 井田研セミナー
- 月曜16 FSチップグループミーティング
- 水曜 午前(原則)研究室セミナー@210(内部ページ)
- 木曜 午後14:40 藤垣研セミナー 5/17, 24, 31, 6/7,14,21,28, 7/5,12
- 金曜 10-12 NEDO グループミーティング(隔週)
- 理研 TL 会議 6/1, 7/6, 8/3, 9/7, 10/5, 11/2, 12/7, 1/11, 2/1, 3/8
- 理研 進捗ミーティング 7/26 8/16 9/20 10/25 11/22 12/13 1/24 2/14
地震・原発関係リンク
- リアルタイムモニタデータ
- もうちょっと遅いデータ
- その他
2013/1/31
- 自分が書いた原稿の校正する。なげーよこれ。こんなの読む奴いるのかよ。
- 基研はちゃんと後任人事がでたと。結構なことである。
- Tgif の代わりは OpenOffice 使えばいいのか。ふむ。
- おお、退職金規則がなんたらとかいうのが、、、
2013/1/30
- 先週末にできてないといけなかったもの一応でっち上げた。ふう。
- 午前中は TV 会議。ネットワークの線が、、、、つながってなかったの。接続遅れてすみません>関係各位。
- なので今日は午後セミナー。そのあとちょっとご相談的。
- で、18:30 からまた TV 会議と予定表に書いてあるぞ、、、
- SC12 参加報告 - スーパーコンピューティング部門 - 東京大学
- 引用:
このプログラムは、N体問題を京コンピュータ上で行ったもので、
他のファイナリストで Sequoia を使ったチームがFLOPS値では
2倍の性能を出していた。
- 引用:
しかしながら、氏らは、アルゴリズム上
浮動小数点演算が減っており、FLOPS値は下がっているが、アプリケーション
が目的とする答を得る時間は Sequoia のチームより高速であると主張した。
最優秀賞はこれが評価された形となる。
- なんか書き方が気にくわないと思ったんだけど、それ以前に日本語が
アレなので他意はなさそう。
- アレなのは例えば「問題を……行った」「時間は……高速である」とか。
- 微
量の放射性物質漏えい 岡山・人形峠の施設
- 引用:
4日午前11時45分ごろ、岡山県鏡野町の日本原子力研究開発機構人形峠環境技術センターで、排気ダクトから水滴が漏れているのを作業員が見つけ、同センターが確認したところ、微量の放射性物質が含まれていた。同センターは「人体への被ばくや、環境への影響はない」としている。
- 引用:
漏えいが見つかったのは、ウランの加工をしていた「製錬転換施設」の3階。同施設は解体待ちでウランの貯蔵はしておらず、同センターは配管に残っていた付着物が結露によって漏れたとみて原因を調べている。
- 引用:
同センターではウランの採掘や濃縮などをしていたが、1999年に運転を停止。現在は廃止措置を進めている。
- そういえば2年前の 3/12 にも「微量」っていってたよね、、、
- もちろん人形峠で大した量がでるわけではないと思うけど、「微量」「人体への被ばくや、環境への影響はない」は枕言葉でしかなくて情報ゼロ。なんか学習してない感じ。
- JAEA, 規制委があると教えていただく。
- JAEA:「環境への影響:調査中」。規制委:「本事象の発生に伴う外部への放射性物質の影響はありません」
- いや、大した影響はないと思うけど、漏れた水の量のオーダーと
か水中の放射性物質の濃度とか書いてないと「影響ありません」の判断の根拠が不明なわけで。
2013/1/29
2013/1/28
- 明日というか月曜の午後のなにかはパスで大丈夫なはずだな。なので明
日は割合時間が、、、
- 某君某論文のレフェリーコメントがくる。うみゅ、これはあんまり問題ないな。
- 週末に〆切過ぎた書類作成やってたのでメイル処理が遅延中、、、というかおいついたところでもう5時である。ふう。
- で、さらにまたもうひとつ別の先週末が期限だったお仕事をする。
- と思ったらその前にさらにもうひとつ別の先週末が期限だったお仕事が発見された。
- ダークマターシミュレーションの社会的意義についての作文。
- あ、良くみると「科学的又は社会的」って書いてある。
- でも折角だから社会的意義も書いた。
- 少なくとも「ご静聴ありがとうございました」だったら「余計な質問するんじゃねーよ」って意味なんだろうから、そのスライドをだす意図は明白であろう。「清聴」だったら違うかも。
- というわけでさっき push したお仕事 pop。
- 雁屋
哲が 2011/3/12 に書いてた文章が保存されてるブログ。これに誹謗中傷
から DOS攻撃まできたのか、、、
- 極めて正しいことが普通に書いてある。基礎科学科出身で、ウィキペディ
アによると量子力学専攻と書いてある。えーと、武田さんとか海部さんより年
上だけど卒業はだいぶあとなのか。
- 栗田さんはともかく山岡の顔が、、、いつのまにこんなことに。単に絵柄の変化?
- 「甲状腺被曝は30ミリ以下」 原発事故巡り放医研推計
- 引用:
放医研の栗原治・内部被ばく評価室長らは、甲状腺検査を受けた子ども108
0人とセシウムの内部被曝検査を受けた成人約300人のデータから、体内の
放射性ヨウ素の濃度はセシウム137の3倍と仮定。
- 引用:
飯舘村、川俣町、双葉町、浪江町などの住民約3千人のセシウムの内部被曝線
量から、甲状腺被曝線量を推計した。最も高い飯舘村の1歳児でも9割は30
ミリシーベルト以下、双葉町では27以下、それ以外の地区は18~2以下だっ
た。
- 引用:
国際基準では、甲状腺がんを防ぐため、50ミリシーベルトを超える被曝が想定される場合に安定ヨウ素剤をのむよう定めている。
- 「体内の放射性ヨウ素の濃度はセシウム137の3倍と仮定」が適切か
どうかこれではよくわからない。「飯舘村の1歳児でも9割は30
ミリシーベルト以下」はちょっと過小評価な気がするけど、、、
2013/1/27
2013/1/26
- チェルノブイリで知られている移行係数使った予想値は2ミリSv/年.福島は二桁低い.
- でまあ、WHO レポート的な数字としてはチェルノブイリで外部被曝と内部
被曝は同じ程度。なので、このへんの数字と WHO/IAEA/ICRP 的係数を使う限り、
内部被曝を下げる努力ってのは全く無駄で、内部被曝が今の数十倍あっても発
がんリスクはさして増えない。
- つまりは、内部被曝を現在程度までに減らそうという努力はそもそも適切
なリスク評価に基づいていなかった、ということになるわけだが、避難のリス
クとか停電のリスクとかいう人はあんまりこれについては文句いってない気がする。
- 私は WHO/IAEA/ICRP 的係数にはちょっと大きいめの安全率をさらにかけ
といたほうが幸せになれるかもと思うけど、そうするとやっぱり外部被曝も減
らそうよということになる。
- 東京電力 汚染水濃度下げ海に放出の考え
- 引用:
東京電力は、第一原発の中に溜まり続けている汚染水について、濃度を下げる処理をし、漁業関係者などの同意を得た上で海に放出する考えを明らかにした。
第一原発では、放射性物質で汚染された水が溜まり続けていて、東電は敷地内のタンクを増設して管理している。
- 引用:
東電は、きのう原子力規制委員会に対し、汚染の濃度を下げる処理をした上で海に放出する対策案を説明した。
- 多核種除去設備に関する補足説明資料によるとこれはまだ動いてないと。
- えーと、状況が良くわからない。ALPS が動いた後で、処理水を海に、と
いう話?でないとすれば Cs しか除去できてないんだからそうのはずなんだけど。
- ALPS のホット試験はまだであると。
- 何故汚染水が増えるかというと、結局建屋内水位を地下水位よりさげて
いて、どこかから大量の水が流れこんできている、ということ。建屋内水位
をあげると逆に建屋内の高濃度汚染水が漏れちゃうわけでまあこれはしょうが
ないと。
- モニタリングポストに関する文部科学省の回答(改修工事の前後)
- 改修後も「三春町役場から借りた線量計」PA-1000に比べて相変わらず低いと。
2013/1/25
- 春に提案書に書いた数字が1桁間違ってたような気がする。過大評価でなかった方向だけど採択されたのでよかったんだけど、、、
- HPCI なんとかWG。まず林室長から説明
- いきなり、政権交代の影響もありとかいう発言が、、、
- で、これまでの論点とかとは全然違う「検討用資料」というのが発生。
- これ公開だからこういうの書いて大丈夫だよね?
- 議論の中身は省略。
- 春くらいまでに議論、それからパブコメとかもいれて夏には報告書(中間まとめとかいう名前?)ができるかも、とのこと。
- なにかこうなにもかも間違っている気がするんだが、どこから手をつければいいのかまったくわからない。
2013/1/24
- うー、関節が、、、
- Stanford researchers calculate global health impacts of the Fukushima nuclear disaster
- 引用: But most of the radioactivity was dumped in the Pacific -
only 19 percent of the released material was deposited over land
- 引用: - keeping the exposed population relatively small.
- 海にいったのが4倍って、そんなもんだっけ?見積り色々あって良くわからない。
- 筑波に通勤的な日々(日曜日含めて今週で3回目)。疲れた、けど昨日が〆
切の資料がまだできてないの、、、
- 資料作成がなんだか泥沼感、、、
- ちょっと
これの話。
- これはベラルーシの子供から青年までの甲状腺がんの10万人あたりの数。(多分)2009年までのデータ。年齢は発症時点の年齢。
- これは
筆頭著者は同じ論文の2006年までのデータ。ぱっと見には2つはあってるよう
に見える。
- これはCardis et al. 2006 にある2002年までのグラフ。前の2枚とは著者が重なってるが数字は明らかに一致していない謎のグラフ。
- 0-14 歳が Cardis et al. 2006 では 2002年にゼロになっているが、前の2枚では全然そんなことはなくて 2002-2009の間ずっと 0.5 あたり。これは
事故前の 10倍くらい。
- 同様に、 15-19 歳も、事故から20年たった2006年以降も 2-4 程度の値になっていて、これも事故前の平均の10倍以上に見える。
- 論文みても特に解釈は書いてないみたいなんだけど、どういうことなんだろう?これ甲状腺がんの手術した数の統計だし、サーベイのせいで10倍とかでもないと思うんだけど、、、
- まあその、この増加はセシウムによる内部被曝とか、外部被曝によるもの、とか主張したいわけではないけど、事故当初のヨウ素の影響はない子どもでも甲状腺が増えている、ということをデータは示唆しているように見える。
- 8項目のうち7つ書いた。明日の午前中には、、、
- 79%海とかいうのは単にシミュレーションの結果なのか。論文はここにある。
- 論文の図2をみると、日本各地への降下量のシミュレーション結果が実測とまるであってないことがわかる。
- まあ緯度・経度の分解能 1.5度のモデルで日本の陸地の上の分布についてなにかいうというのはあまりに豪快だわね。アメリカから見れば日本はほぼ1点、みたいな計算。
2013/1/23
2013/1/22
- 充填率 60-70% とかいうのが現状であると。
- なにか 2.5 というような言葉が聞こえてきた。ほお。
- 2013/1/22 14-16 連携推進会議@理研東京事務所
- しかしまあ、新しい組織を立ち上げるのって大変。私あんまりなにもしてないんだけど、それでも、、、
- まだまだ続く 今後のHPCI計画推進のあり方に関する検討ワーキンググループ(第11回)今週金曜。
- ユーザーがいなくて利用率が低いのはしょうがないけど、
ジョブ入るのまってるのに低いから、、、スケジューラで
っていう話ではないし、というのも連携推進会議でも
私今日初めていったわけじゃないと思う。
- 単に、運用側でいくつかジオメトリを指定して、それに合わせて投入し
てね、といえばいいだけの話なんだけど、、、その中でEPな計算したければ
できるんだし。
- 3Dトーラスでもこれくらいの稼働率は本来可能。
- まあ、これはノードアロケーションのやり方が全然違うんだけど。
2013/1/21
- ふむ、コンパイル通るくらいまできてる。
- 2013/1/21 10-17 アプリFS@TKP東京駅八重洲カンファレンスセンター 5階ホールA
- F の井上さんが「理研の井上です」になっていた。
- 簡単なところは答があうわけだが、、、
- 某君になんか投げたらそれは去年別のほうからとんできたといわれたのでその別のほうに投げる(もう一度某君にいくように、ということじゃない)。
- さて、前には2行くらいかいたら嫌になったものを書くのと、3000行ある
ruby プログラムをいじるのとどっちがいいか、といっても後者はどうせするのか。
ふむ。そうすると理論的には始めから後者をするべきなのは明らかな気がする
が、それが現実的な解決策と思えないのは何故か?
- まあでもそういうもんだよね?
- 遠隔操作ウイルス事件での冤罪・誤認逮捕を警察自身が問題点検証した報告書
- 「電話での問い合わせに対し1~2時間程度で快諾を得ることができた」
というのは電話で1-2時間問答したというのではおそらくはなくて、
1~2時間後に回答があったという意味であろうと想像される。
-
これ、google の検索結果だと直接見えるけど、このリンクふむと
research gate に登録しろって言われる?
- 引用:
However, even more recently (2005-2008) the thyroid carcinoma
incidence rate (IR) in patients under 18 in Belarus amounts to 1.29
- 引用:
per 100 000. Thus, paediatric thyroid cancer incidence is still high
in Belarus among radiation-exposed and unexposed patients (Fig.1).
- 高いとは書いてあるんだけど、事故のあとに生まれた子供でも甲状腺がんが多いのは何故か?については特に原因とかは書いてなさげ。
- と、3000行をいじる前の逃避行動的何か。
- 某所で話題がでていた「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」調達。
- まあ私は今でも電話とか嫌いだ。
2013/1/20
- 2013/1/20 14 打ち合わせ
- うーん、某氏に指摘を受ける。Cardis et al. 2006
の、ベラルーシの甲状腺がん発生率のグラフがおかしい。
- 何がおかしいかというと、これは 0-14, 15-18, 19-34 の3区分の年齢に
ついて10万人あたり1年間の発生率の時間変化をプロットしているんだけど、
19-34 の1989年以前の数字が小さ過ぎる。0.1 程度になっている。
-
例えば日本でも1-2程度なので桁で少な過ぎるレベル。
- こっちの論文をみてみる:Mahoney et al. 2004 Thyroid cancer incidence trends in Belarus: examining the impact of Chernobyl
- これだと 15-34 歳、1980-1986 で男女平均で 2 くらいで、日本とあまりかわらない。
- 但し、この論文は 0-14 歳の発生率の計算を間違えているように見える。
表2で1980-86 が発生数 1 で発生率(10万人あたり) 0.08、
1992-1996 が発生数 80 で発生率 49 となっていて計算があわない。
- ベラルーシの人口ピラミッド
- 14 歳までの人口が 1/10になってたりはもちろんしない。
- とはいえ、おそらく Cardis et al. 2006 の 19-34 歳というのはなんか
間違ってて、もっと年齢低いところであろう。24歳までならそれくらいでも絶
対におかしいとは言えないくらい。
- しかし、Mahoney et al. 2004 もグラフの縦軸に書いてあることと本文
での説明が違ったり、そもそも Rate が意味不明だったり、、、
- と、それはそれとして、宿題を片付けないと、、、
- ひたすらドキュメントを書く。ほぼ自分用。
2013/1/19
2013/1/18
2013/1/17
- 2013/1/17 10:30 和光
- 和光にきた。建物にはいれない。というかなんとかはいった。
- で、石川台にもどってきている。
- ところが表示されたのはCPM(1分当たりの放射能計測単位、およそ60CPMは1ベクレル)と、単位がまったく違う。
- なんか何重にも間違っている。もちろん cpm は uSv/h ではないというのは正しい。
- 東大に入札契約破棄求める
- 引用:
東大が昨年6月に実施した入札をめぐり、事前に利害関係業者から発注仕様書への助言を受けたのは政府調達協定違反として、内閣府政府調達苦情検討委員会は17日、東大に落札業者との契約を破棄するよう求める提案をした。
- 引用:
検討委が違反認定したのは、材料設計などに用いる計算ソフトの開発事業の入札。大阪市の「ヴァイナス」が約2800万円で落札した。同事業は、文部科学省が2008~12年度に予算総額約23億円を計上して進めている研究開発プロジェクトの一部。
- スパコン調達だと資料招請して仕様書案作って意見聞いて、というのを
全部オープンでしないといけない。
- 来年度は政府調達もある見込みなので手続きとか調べとかないといかん。
- 朝日の記事にはなんだかちょっとなことが書いてあるような気もしなくもない。
- 10687cpm をだしたのはこ
の機械?「校正定数: 150CPM/uSv/h, Cs-137にて」って書いてあるような。
- そうすると 100uSv/h ではなくても 70 くらいはあったということ?
- Forbes の記事についてと
Forbes記事「放射線と発がん、日本が知るべき国連の結論」への反応
- 日経はデタラメグラフはのせてないのか。
- ここも70uSv/h くらいの場所であろうという見解か。
2013/1/16
- 2013/1/16 第5回 HPCI戦略プログラム合同研究交流会パス
- 2013/1/16 13:30 IBM
- 予算案みても FS にいくらついたのかわからんぞ。
- きょうのごぜんちゅうはせみなあでいいかげんなはなしをした。
- それからりっつせんせーのすてきなけいさんけっかをおがませてもらった。ありがたやありがたや。
- それからけいさんきしつのそうじをみんなでした。どもども。
- このへんから時系列が既にわからないが、B な人、Dな人、来客、
別のBな人、オランダ人2号+2名、さっきのBな人、というあたりがきたような。
- ふう。
2013/1/15
2013/1/14
- 寒い。
- 駒場
- LNT で色々な人の twilog を眺めると大変興味深い。
- 菊池さん
- 水野さん
- buveryさん
- とんきょさん
- LSS14報の論文には
- 引用:
The maximum
likelihood estimate of a dose threshold was 0.0 Gy (i.e.,
no threshold)
- 引用:
with an estimated upper bound of 0.15 Gy for
95% CI as determined by minimizing the deviance.
- つまり、LSS の結果は、閾値なしが最も確からしいということを示唆す
る、と論文に明確に書いてある。
- その前のセンテンス引用:
The lowest dose range with a significant ERR for all solid
cancer was 0 to 0.20 Gy with an estimated ERR/Gy of 0.56
- 引用:
(95% CI: 0.15, 1.04, P=0.01) and included 74,444 persons
with 9,063 solid cancer deaths. For the range of 0 to 0.18,
- 引用:
the ERR/Gy was 0.43 (95% CI: -0.0047, 0.91, P = 0.052)
and included 8,920 deaths (Fig. 5).
- これは、「被曝量が0から200mGyの範囲のデータを使って、95%CIで
有意な結果になった」ということ。これを「200mGy以下でははっきりしたこと
が言えない」と解釈するのは非常に問題あり。
- というのは、書いてある通り、この意味は「被曝量が0から200mGyの範囲
で被曝の影響が有意」ということだから。例えば、150mGy に閾値があってそ
こから線型、というのは、 95%CI で否定される。
- で、さらにもうひとつ前のセンテンスには
It
was particularly notable that the ERR/Gy estimates for
linear functions calculated for various low-dose ranges
- 続き:
showed higher values for ranges less than 0.1 Gy compared
to estimates obtained from higher dose ranges (Fig. 5),
- 続き:
i.e.,
the slope was not shallower in the low-dose range than at
high dose levels.
- となんだか思わせぶりなことが書いてあって嫌な感じである。
- LSS14報論文はここ
2013/1/13
- とんきょさんから文句がついてないとかえって心配になる。
- Forbes
- 引用:
There are no observable effects in any population group around the
planet that suggest LNT is true below 10 rem/yr (0.1 Sv/yr)
- 引用:
even in areas of the Middle East, Brazil and France where natural background doses exceed 10 rem/yr (0.1 Sv/yr).
- とりあえず1桁間違えているようである。
- グラフの LNT の線の傾きも多分30倍くらい間違ってる。なんだこりゃ?
- わわ、早野さんがこれRTしてんのか。
- どういう間違いをしたか、からバイアスの方向はみえるよね。私もそう
なわけだ。
- ATOMICA からブラジルの高自然放射線地域における住民の健康調査
- 引用:
ブラジル南部大西洋岸のモナザイト岩石地帯と海岸から内陸のミナスゲレス州
の火山性噴出物地帯は自然放射線のレベルが高く、モナザイト地帯のガラパリ
では個人被曝線量率が屋外と屋内とを併せて平均5.5mGy/年、範囲は0.9~
28mGy/年であり、
- 引用:
ミナスゲレスのポソスドカルダスでは空間線量率が約245mGy/年に達する場所がある。これら高自然放射線地域の住民の末梢血リンパ球染色体異常は対照地域と比べて増えていた。しかし、健康への影響は認められなかった。
- 要するに健康調査のデータがあるのは「平均5.5mGy/年」の影響であって、
「natural background doses exceed 10 rem/yr」というような場所のデータではない。
- 謎のラムサール研究
- 特許庁のシステム開発が破綻した本当の理由
- 引用:
調べれば調べるほど、この問題の根底には(1)コスト意識が欠如し自分たち
が「公僕」であることを忘れてしまった霞ヶ関官僚、
して票を稼ぐ政治家、
- 引用:
(2)霞ヶ関から流れて
来るお金にたかる IT ゼネコン、(3)そのお金の流れに対する影響力を利用
という原子力業界と全く同じような構図があることが明らかになり、ウンザリしてしまった。
- まあその、なにかが原子力業界と同じ、というより、原子力業界が他の
色々なものと同じ、というだけの気もする。
2013/1/12
-
<東海学院大>男性教授が2ちゃんねるで中傷
- 引用:
東海学院大学(岐阜県各務原市)を運営する学校法人神谷学園(神谷真弓子理
事長)は11日深夜、同大人間関係学部心理学科の男性教授(53)がインター
ネット掲示板2ちゃんねるに「同大を中傷する書き込みをしていた」と発表し
た。
- 引用:
教授は自分が書いたことを認め「軽率なことをした」と陳謝したという。
- 引用:
大学によると、同大に関して「パワハラや恣意(しい)的人事、ご乱行も多々ある」「理事長は不法行為、不正経理をしている」などと2ちゃんねるに書き込まれていた。
- 引用:学園は昨年10月、2ちゃんねるの運営会社に対し、書き込んだ人物の情報の開示を求める仮処分を東京地裁に申し立て、同地裁が開示の仮処分を決定。教授による書き込みだったことが開示されたという。教授は昨年12月に退職願を提出したが、大学は受理しておらず、処分を検討するという。
- ユーロスペースっていつのまにか円山町に移転してたのか。東急本店脇からちょっとあがったところだ。
- 移転前のユーロスペースには一度いったことがあるが、何をみたのか思いだせない、、、
- やっぱり世界一目指さないと…首相が「京」視察
- 引用:
安倍首相は11日、神戸市の理化学研究所(野依良治理事長)を訪れ、様々な細胞に変化する能力を持つiPS細胞(人工多能性幹細胞)の研究施設などを視察した。
- 引用:
首相は同研究所で、かつて世界1位の処理能力となったスーパーコンピューター「京」も視察。記者団に「やっぱり世界一を目指さなければだめだ。世界一を、そして、未知の分野に挑戦する精神があって初めて大きな成果が出る。国の支援が大切だ」と述べた。
-
未知のアーキテクチャに挑戦して世界一の価格性能比くらいは実現しましょうねみたいな。
- 浜岡1号燃料損傷について
- トラブル情報
2013/1/11
- フィルターベント着工へ 柏崎刈羽原発、15日から
- 引用:
東京電力は10日、柏崎刈羽原発(新潟県)7号機で、原子炉格納容器が事故で高圧となった場合に蒸気を外部に放出する「フィルター付きベント設備」の基礎工事を15日に始めると発表した。配管の耐震設計などが必要で、本体工事の開始時期は未定という。
- 引用:
東電によると、原子炉建屋付近に直径約4メートル、高さ約8メートルの円柱形のタンクを設置。原子炉格納容器や圧力抑制室から出たガスを配管でタンク内の水に通し、放射性物質を除去することで、濃度を約1000分の1に低減できるという。
- これ水50トンくらいだよな、、、ベントに成功したとして、さらに
炉心に水をいれるのにも成功したとして、その水を連続的にいれて循環させる系統が
なんらかの動力で動くようになってないと駄目なんではないか?
- でないとどんどん蒸気がでていって、数時間で沸騰してフィルタにならなくなりそう。
- 炉心がメルトダウンして圧力容器が壊れた後の対応の話なんだよねこれ?
- 論文一本処理終了。遅延が、、、
- Nの社長がAの前の社長みたく世界一大好きというのもあるし、、、Power
Mac G5 が世界最速とかあったような。まあ、Intel MIC が××(一応ここは伏
せ字であるといっておく)なのはそうだとして。
- 現状の私の理解の整理。まあその、このまとめとか読めばわかるよう
に、マッチングした対照群に対する解析方法を良くわかってないところから始
めてます。
- で、、よくわからなかったところを昨日大体理解したつもりになったとこ
ろなのでまだ全然勘違いあるかも。
- えーと、(私の観点からの)そもそもの疑問は、症例対照研究ででている、
チェルノブイリで 0-15(18という研究もあり)で甲状腺被曝して10-15年後の
甲状腺がんの発生増加が1Gy で5倍とかその程度、というのは本当か、という
こと。
- 何が疑問か、というと、それと、15歳以下の平均の甲状腺被曝は 0.15Gy
程度ということになっているベラルーシで小児甲状腺がんが数十倍、というの
の整合性はどうなっているんだろうか?ということ。
- 1Gy で5倍なら、 0.15Gy では 1.6 倍にしかならないわけで、それと、
数十倍っていうのの関係が?というような。
- で、私の現状の理解は、この 5/Gy っていう Cardis et al. 2005 の結
論は、発症者からマッチングをとって、「オッズ比の年齢依存性がないと仮定
して」解析した結果として多分正しいけど、それからさっきの、平均被曝量
が 0.15Gy だから全体で 1.6倍、とかすると過小評価になる、というもの。
- こうなる要因は3つの年齢依存性。被曝量、被曝量当りの相対リスク増加(OR)、元々の
発症率の全てに強い年齢依存性があって、元々の発症率だけの年齢が高いほど
大きくなる。
- この時に、 Cardis et al. 2005 でやってるような症例対照研究からで
てくる値は一体なにか、ということを考えてみる。
- ORに年齢依存がなければ、被曝量や元々の発症率に年齢依存があっても、
Cardis et al. 2005 でやっている individual matching と conditional
logistic regression という方法を使うと、正しい OR がもとめられる。
- (ここの数学私は完全にはわかってない。層化解析して平均とるのの、
マッチングペアが1層と思うようなものということみたい)
- で、OR に年齢依存があると、結局なんらかの意味での年齢平均した OR
がでる。なんらかの意味ってのは、統計解析で最尤推定をしているので、
「信用できるところほどウェイトが大きい」ということ。
- では年齢が低いとこと高いとこでどっちが信用できる推定値がでるかと
いうと、OR は年齢が高いほど信用できるはず。これは、被曝がゼロに近い甲
状腺がん患者は圧倒的に年齢が高いとこだから。
- ベラルーシとかウクライナの「元々の発症率」はよくわからないので、
日本の数字だと、 10-14歳と 20-24 歳では 10-15倍違う。また、
15-19歳と 25-29 歳でも 3-5倍違う。
- なので、1998年のデータでみてい
る12-16歳と 22-26歳でも10倍くらい違うであろう。
- これがほぼそのまま推定値(の対数)の分散の違いになるはず。
実際にはサンプル数が小さいとこなので分散の違いはもっと大きい。
- 年齢が低いほうが被曝量が多いのも、推定値の誤差を大きくする方向に
いくはず。0に近い被曝量の人がより少なくなるから。
- 層化解析の場合、最尤推定は層毎の推定値に分散の逆数でウェイトをか
けた平均値になるので、 conditional logistic regression でも同じことが
起こるはずと思われる(本当?)
- そうすると、要するにでてくる値はほぼ年齢が一番高い数年分のグルー
プの値になる。被曝時点で10-14歳で、12年たった 22-26歳の時のリスク増加
が求まっているような感じ。
- なので、 Cardis et al. 2006 とかベラルーシ政府統計にでてくる、測定時点で
0-14歳の甲状腺がんが最大で事故前の数十倍、というのと Cardis et al. 2005
の5/Gyというのの間には矛盾はないことになる。全く別のものをみているから。
- 被爆量の大半が事故時5歳以下に集中しているし、被爆量当りのリスク増
加も被曝時低年齢のほうが大きいのに対して、 Cardis et al. 2005 の結果は
大雑把にいって被曝時10歳以上くらいのところだけを反映したものになってい
るのではないか、ということ。
- あと、LSS と同じような問題点として、被曝量の見積りの精度は?とい
うのはあるのかな。見積もりにランダムな誤差があっても、相関を消す方向に
でるので。これは考慮されているようには見えない。
- 2013/1/11 10-12 AICS TV会議??
- 2013/1/11 午後 都内私用
2013/1/10
- 2013/1/9 17 Alchip
- 2013/1/9 地惑卒研ガイダンス。ELSI 関係者はどうなるかな?
- 2013/1/10 11 つくば これはなくなった。わーい。
- 論文改訂稿とお手紙見る。
-
観察的疫学研究報告の質改善(STROBE)のための声明: 解説と詳細
- 7. conditional logistic regression for matched sets - IARC
- 要するに unconditional logistic regression ではマッチングに使ったパ
ラメータも説明変数にいれて重回帰をするだけなのでパラメータ間の
相関がはいる。conditional ではそれを除くようなことになると。
- まあ、なので、「ちゃんとやっていれば」大丈夫なはず。
- (本当に色々な依存性を全部除去できるのかどうかは私良くわかってない)
- もちろん、このためには分布へのマッチングに使ったパ
ラメータの影響を知っている必要がある。
- 明日の神戸の会議は2つともなくなった。1つは日が変わったが私はその日は別の会議。わーい。
- お手紙みたら改訂稿がきた。
- つうわけで2つか。今日中になんとかしたい。
- あれ、低年齢で被曝量が少ない症例ってほとんどないわけだから、そこの
誤差はものすごく大きくて、データ全体使ってフィッテイングした結果に寄与
できないんじゃないかしら?そうするとオッズ比が高年齢のデータのほうにバ
イアスがかかるような。
- 年齢によってリスク係数変わる、というモデルにしてないし、
そういうモデルにしても年齢依存性を精度良く推定できないわけだから、、、
2013/1/9
- というわけで簡単な例を。
- 被爆だと本当は被曝量の分布があるし、関係が線型かどうかとかいろい
ろあるのですが、ここでは簡単のため、被曝量はみな同じで、被曝したら
がんになる確率が何倍かになるとします。
- で、ある集団からがん患者を100人見つけてきたら、
82人が被曝、18人が被曝していなかったとします。
- さらに、同じ集団から 100人がん患者でない人を調べたら、
10人が被曝、90人が被曝していなかったとします。
- そうすると、オッズ比は (82/18)/(10/90) = 41 になります。
さて、ここで、この集団が、実は被曝率20% のA と0の B の2地域に分かれて
いたとします。
この場合、A地域ではB地域の9倍のがん患者が発生します。
そうすると、おおむねですが、Aで90人、Bで10人症例群と対照群をとって、
合計してからオッズ比を出す、というのが Cardis et al. 2005 でやられてい
ることに相当します。
- もちろん、B で被曝率がゼロなのでこの例はちょっとおかしいのですが、
例えば A で 18%、Bで2% で平均は10%としても計算が面倒なだけで、ほぼ同じ
結果になります。まあ、これは自分で計算して下さい。
- また、 A で90人、Bで10人、という割合についても、これを変えても
結果の傾向は変わらないことは計算すればわかります。
- で、この時に、Aでは(被曝あり、なし)が症例、対照でそれぞれ(82,8),
(18,72) となり、B ではもちろんどちらも(0,10)です。
- なので、合計すると(被曝あり、なし)が症例、対照でそれぞれ(82,18),
(18,82) で、オッズ比を出すと 20.8 と、A、Bの区別をしなかった場合の
41より小さくなります。
- 仮にA, B から症例、対照とも同じ人数をとって合計すると、オッズ比は
7.53まで小さくなります。
- Bの被曝率が0でない場合には、Aだけでオッズ比をだしてもBだけでだし
てももとの数字と同じ 41 がでますが、混ぜてから出すと必ず下がります。こ
れはもちろん容易に数学的に証明できることです。
- 直観的は、これは、もともとの全体の区別なしにやった場合にくらべると、
A と B で被曝率が違うとわかっているのに、対照群を Aに余計なウェイトをか
けてとってしまったために対照群の被曝率が大きく見えているから、と理解で
きます。
- このように、被曝率が違う地域毎にマッチングサンプルをして症例群に
比例した大きさの対照群をとって、その合計で症例群、対照群を作ると
必ずオッズ比が本当の相対的増加率より小さくなります。
- 年齢によって被曝率が違うのに、症例群と対照群の年齢分布を合わせる
ようにサンプリングすることでも同様な問題が起こります。
- なので、こんな馬鹿な解析をしているはずがない、と思うのですが、
どう論文を読んでもそうしているように見えるので困惑している、というのが
私の現状です。私がなんか勘違いしているのではないかと思うのですが、、、
- 研究室寒い。
- 【レポート】
SC12 - 高エネルギー効率な重力N体問題専用アクセラレータ「GRAPE-8」
- 安藤さんどもども。
- うーん、私勘違いはしてるような気が。Cardis et al 2005 の図 1 の、
地域合計の数字からオッズ比を出すと、図2のビン毎の数字より小さくなる。
なので、その辺の補正はなんらかの形ではいっている。
- 例えば、 0-15mSv と 1250-1499mSv でオッズ比をだすと、図1の数字で
は(10/16)*(138/22)=3.92 なんだけど、図2の値は9くらいで、倍くらい違う。
- なので、私が書いたような、単純に合計したものでオッズ比をだすのよ
りはもうちょっと賢いことをしている。
- でも、ではこれで大丈夫か、というと、すでに書いたように被曝量の地
域依存、年齢依存、比例係数の年齢依存と少なくとも3個くらい要因があって、
単純に合計した時のオッズ比のバイアスは2倍くらいよりかなり大きいように
見えるので、まだ数倍のバイアスは残ってるんではないかと。
- うーん。
- こういうのを overmatching bias というと。この場合 matched analysis をやる
べき、といったことが教科書には書いてあるらしい。
- 私が作った例だと、matched analysis をやるとちゃんと正しく 41 がでる。
でも、被曝量に分布があると使えそうな気がしない。
2013/1/8
- 1/7 の日経産業新聞に GRAPE-MP の記事がのってるとのこと。素晴らしい>会津方面
- これは開発は私が天文台にいた時の話なので国立天文台の名前がでてて東工大はでてません。
- まあ中身は全部中里君で私はお金見つけてきただけ。
- 2013/1/8 11 会議@どこか
- 今日のとても大事ななんとか委員会終了。ふう。皆様どうもありがとうございます。
- 補正、、、(高次の補正とかでないほうの話)
- 認識論とか実在論とかのややこしい話はしないことにして、「客観的な世
界の実在」を仮定する場合でも、「現在の我々の科学的推測」と客観的な世界
の事実は様々な理由によって違っている(なのでまだ科学に進歩の余地がある)
- これはまあプラトンとかベーコン的立場と同じこと。
で、現実の我々の科学はプラトン的理想とは違うところがまだあるのに、理想が実現したものであるかのような主張はどうかなあと。
- あ、この辺の話
- まあニセ科学批判云々の話も結構そういうところがある。
- ところで、しばらく前から、 Message-ID が <?[20 (?はアルファベッ
ト1文字)なSPAM が山ほどくるようになったんだけど、なんだろう?検索した
ら昔からあるものらしいが、、、
- これとか。
- Youtube にある:G2 Plasma Cloud Encounter with Milky Way SMBH in Summer 2013
- 論文ドラフト1つ処理。もう一つきた。あと未処理なのが、、、えーと、、、
- というわけで頑張ってもう一本処理、、、のための気力蓄積中、みたいな。
2013/1/7
- 4文字なんとかというのがあったが、「補正予算」「財務原案」「待機要請」「ポンチ絵」とかね、、、
- 合同研究交流会すっかり忘れてた。
- と、誕生日プレゼントありがとうございます>関係者の皆様。
- 更新されとる:チェルノブイリ小児甲状腺癌に関するCardisらの論文についての牧野さんの考察についてちょっと考えてみた
- えーと、これ読んでなんだかわけがわからなくなった人は、、、うーん、
解説というか原稿書いたんだけど、でるのは来月なのでしばらくお待ちを。
- まあ、ただの算数なので専門家を自称する人とか私とかのいうことを信
用しないで自分で考えてみればいいと思います。
- 2013/1/7 17 つくば
2013/1/6
- おや、珍しい→これは確かにそうだな、私の勘違い。
- しかし、RT となってるけど私の id とは違うものになってたり、面白い人である。
- 論文は参考になる。
- 私は Preston et al. のグラフから 10歳-70歳で 30歳-70歳の「2倍に
ならないくらい」と書いたんだけど、新しい論文では 10-60 で 30-70 の
Preston et al. の数値のほぼ 2倍になっているということのようである。
- Cardis et al. 2005 のほうをも真面目に読んでみた。
- 得られたオッズ比はコホート研究で得られる相対リスクに対してそこそこよい近似になっていると考えられる。は間違いではないが、結構微妙。
- これが問題なのは特に、年齢によって被曝量が大きくかわる Cardis et
al. 2005 のほう。
- これはどういう調査かというと、 1986年に15歳以下で、1998年に甲状腺
がんになった300人くらいと、やはり1986年に15歳以下で、甲状腺がんにならな
かった人を同じ割合での各地域からのサンプルになるようにとった1300人を比較する。
- そうすると、甲状腺がんになったほうが被曝が多くなっていて、
これを説明するような線量と発がんリスク増加の関係を決めることができる、
という方法。
- これは数学的にはもちろんきっちりしてて、論文として問題ない。
- 但し、この結果の数字を例えば 7歳被曝19歳発症のERRに近いとみなせる
かどうかというと、まあオーダーは大丈夫というくらいではないかと思う。
- というのは、論文にもちゃんと書いてあるが被曝量も同じ被曝量での発が
んリスクも低年齢のほうが高いので、被曝によるがんは低年齢層で発生してい
るのに対してバックグラウンド群のは高年齢層で発生しているから。
- ところが、解析はそういう効果は特に考えないで、全ての年齢依存性を
無視している(なので数字が1つでてくる)
- このため、でてきたオッズ比は、低年齢層の被曝によるがんの増加を
元々ある高年齢層のがん発生で割ることででるようなものに
なっている。従って、例えば前向きコホートで低年齢層(5歳以下とか)だけ
でだした数字よりずっと小さくなる。
- 15歳以下の平均の増加としてはそれでもこれでいいのではというと、この
場合にはそうでもない。
-
というのは、低年齢層の増加は相対的には大きいが絶
対的な発生率としてはそれでも大きくないので、被曝量が低年齢に偏っ
ていることは(10年目とかの早い時期には)トータルの発生数を減らす効果があ
るから。
- 私の論文の読み方が間違ってなければ、だけど。
- これは、年齢を 10歳以下とか5歳以下とかに切った解析をしなおせばすぐ
にわかる話だが、論文の表1を見ればそういう傾向があるのはわかる。
- あと、コントロールのとりかたも、でてきた数字をERRと比べられるかど
うかという点からは問題である。というのは、コントロール群を「各地でそれ
ぞれ甲状腺がんになった人の5倍くらい」とっているから。
- これが何故問題かというのは人によってはややこしいかもしれない
ので以下で説明。
- まず、簡単な状況として、対象地域で発生したがん患者のほうは全数確認できてい
る場合を考える。この時に正しいコントロールのとりかたは、対象とした全地
域で人口に比例してランダムサンプルすることである。
- ところが、この論文では、ベラルーシ(ゴメリ、モギレブ)、ロシア(4地
域)の6箇所から「それぞれ患者数に比例するように」コントロールをとってい
る。ゴメリでの被曝量は(従って患者数も)他より桁違いに大きいので、これは
コントロール群の被曝分布を線量が高いほうに歪める。
- case control study の場合、これは患者群とコントロールの被曝量の差
が小さくなるので、被曝しなくてがんは結構発生していた、ということになっ
て影響を小さく評価するようになる。
- じゃあロシアとかいれないでやったらどうなるの?というと、
論文にでている数字からはベラルーシだけでやるとオッズ比が大きくなりそう。
患者もコントロールも低線量側だけで減るんだけど、その割合は患者のほうで
大きいから。
- つまりその、 tonkyo_hanage さんのいう case control study はエビデ
ンスレベルが低いというのはこういうことで、でてきた数字は過小評価になっ
てる可能性もある、で、この研究の場合には明らかに過小評価になるバイアス
がいくつかある、ということのように見える
- 大変勉強になった。ありがとうございます。
- というわけで原稿ネタができた。これで書くか。
- 原稿でけた。
- チェルノブイリ小児甲状腺癌に関するCardisらの論文についての牧野さんの考察についてちょっと考えてみた
- とりあえず私の書いたものに問題はないことがわかったので、その辺詳しくは来月でる「科学」あたりで。
- 正確には、問題ないことがじゃなくてこのまとめで書いてあることについては問題ないことが、です。
2013/1/5
- 色々追加されている→ ちょっと考えてみた
- 但し、数字については特に変更されてないし、私の推論の間違いの指摘も
ない(特に意味のないほのめかしのようなものはある)
- とりあえず、このまとめの比較では DDREF を使っていないというのは
間違いないようである。
Preston et al. 2007 より Imaizumi et al. 2006 を使うべきという
適切な根拠もあげられていない。
- 結局、このまとめの意味するところはDDREF で2倍、年齢依存等の論文のデータ
の解釈違いでやはり2倍程度ずらすと、LSS と Cardis et al. の差を2倍以下にでき
る、ということでよいようである。
- まあだから、LSS ベースで DDREF 使うと 10倍違うというのと整合的なわけ。
- かなりどうでもいいが、「JAMAの方は被爆後約50数年時点でのオッズ比増
加を見ていて」と書いてた人が「55~58年後時点での発症例だけを見ていたらそ
れはそもそも症例対照研究にもならんわけだけどな。」というのはかなり意味
不明である。
- 実際、Imaizumi et al. では、甲状腺がん以外の甲状腺疾患については
2000-2003 の調査期間に発見されたもののほうがそれまでの累積より多いもの
もある。これについては「症例対照研究にもなら」ないということになってしまう。
- 「Prestonらの研究は年齢、性別ごとに全部層別化しちゃって個別に出し
ている」これも間違い。データ全体に対してモデル関数でフィッテイ
ングをかけている。
- 「当然誤差範囲(というかポアソン回帰の最尤推定値)も精度悪くなるん
だけどな。」も間違いで、実際、信頼区間は Preston et al. の数字
(0.24-1.1) のほうが Imaizumi et al. の(0.67-4.92)よりかなり狭い。
-
(但し、前者は90% で後者は95% なので、ある程度はそのためと思われる)
- 「大事なのは(層別化する前の)サンプルの総数ではなく、モデル推定に
使うデータの(症例の)サンプルサイズ」これはそうで、サブサンプルにして
症例のサンプルサイズが大きくなるわけはないので、全体を使っている
Preston et al. のほうがよいわけである。
- tonkyo_hanage 氏の tw を読んで統計について良くわからなくなった
人のための解説でした。
- ちなみに「LSS調査の中のサブコホートの集団(AHSコホート)を用いたNested case control study」も若干微妙な表現である。実際には AHS の調査時点での生存者の 1/3 程度のサンプルで、このことによるバイアスがないかどうかは不明。
- コンパイル通った。
- コンパイル終わらない。30分たって 9%とでとる。これは fit できないのわかってるテストなので適当に打ち切っていいんだけど。
- 結構充実してきている
現行 goyo@ウィキ
- コンパイル終了した。Design contains 241368 blocks of type combinational node. However, device contains only 64000.
- まあやってみたかっただけで、、、というか syntax check は必要だったんだけど。
- 1、
2、
3、と。
- まあ知っている人は知っているわけだが、専門家同士の専門分野につい
ての議論もどうかするとこんな感じである。
- 私のでてる某ワーキンググループとかね。
- 除染作業員証言:枝葉「その辺に」 洗浄「流しっぱなし」
- 引用:東京電力福島第1原発事故を受けた国の直轄除染で集めた枝葉や汚
染水を川などに捨てる不適切処理が明らかになり、環境省が実態調査に乗り出
した問題で、現場の男性作業員が毎日新聞の取材に応じた。
- 引用:作業員は「そもそも仮置き場が足りない。『置くところがないから仕方ないべ』と捨てることが日常茶飯事になっている」などと証言した。
- 置くとこはまあないよねえというか、、、結局、始めから置くとこのあてなしで予算つけてるんだよねこれ?
- 原子力関係の話なので捨てる場所のあてなしで物事を始めるのはデフォルトではないかという気もする。
- 〈次世代技術〉実用性“世界一”のスパコン「京」 本領発揮はこれから
- 機構長の発言引用:
スパコンを運用する理研計算科学研究機構の平尾公彦機構長は「高い目標を掲げて、決して妥協しなかった結果だ。日本のものづくりの潜在力を示した」と胸を張る。
- 私の意見はすでに書いたしワーキンググループでも何度か述べているのでここでは繰り返さない。
- リリース版あげた。
2013/1/4
- メモ:PSA(確率論的安全評価)は「おおまか」なものらしいぞ・・・。
- 教えていただいた検討チーム第5回会合 資料1、資料2及び資料3に対する
検討チームメンバーからの意見
- 引用:
これに対して、PSA の精度はどうかと言えば、私は以前から、PSA の最大の不確実さ要因として次の3
項を挙げています。
(1) 外的事象のハザードの不確実さ
(2) シビアアクシデントの進展の不確実さ
(3) 運転員のマインドセット
- 引用:
(2)については、シビアアクシデント時に起きる可能性のある個々の現象・事象については多くの場合何
らかのモデルがあるのですが、複数の現象・事象が同時にあるいは前後して起きたらどうなるかなどに
ついてはほとんど想像に頼っているはずです。
- 引用:
また、見逃しや考え落としもあると思われます。
たとえば、「格納容器から漏洩した水素が原子炉建屋に流出してそこで爆発」も、「3 号機で生じた水素が
4 号機原子炉建屋に漏洩してそこで爆発」もPSA ではモデル化されていません
でした。
- 引用:
「2 号機の圧力抑
制室で爆発音がして圧力抑制室の圧力がゼロになった」時には多くの関係者は2 号機の圧力抑制室が破
損したと誤解しました。どれも、私たちの想像力が不十分であった証拠です。
- 引用:
PSA は元々、シビアアクシデントはどのくらいの発生頻度で起きそうか、シビアアクシデントに至る事故
シーケンスで重要そうなのはどれか、シビアアクシデントが起きたときには事故はどのように進展しそ
うか、といった問題について「おおまかに」示すためのものです。
- 引用:
PSA の結果そのものは規制の直接対象
にはしにくいものです。
- 先月の第6回発電用軽水型原子炉の新安全基準に関する検討チーム会合の資料なんですね。
- まあ要するに「おおまか」なものであると。で、色々抜けがあるので、
影響を過小評価する方向にずれている可能性が高い。
- 発生確率自体、こういうのが積み重なって、実際に1000炉年で起こる事故
が計算上は10万年だったり100万年だったりしてきたということで、、、で、さ
らに事故の影響も過小評価すると。
- 神戸の月末事務処理的なにか。こーゆーのなんかオンライン化で手間増えてる気がするよな、、、
- いろいろ労働。
- 何故かファイルサーバがマウント要求を拒否するようになっていた。
"getfh failed: Operation not permitted" という謎なメッセージが
でてた。
- ここ参考に
/etc/rc.d/init.d/httpd restart でなんか直ったのでいいことにする。。
- VHDL でコード書いたあとの疲労感は C や F77 に比べてもはるかに大きい。
まあ言語みたいな顔してるけど回路図だもんね、、、
- ちょっと考えてみた
- DDREF のことは忘れてるみたい。まあ倍違うだけだけどね。
- まあもちろんこの人は DDREF を使うことには否定的な立場であるという可能性もある。
- それ以前の問題として Imaizumi et al. 論文って LSS サンプルそのものとは違うよね?サブサンプルをこの著者達が放影研とは別に調べたものだから。
- まあだから、2倍間違えた上に LSSとは違うものをもってきてそれがチェルノブイリのデータと信頼区間の範囲内だからといって、 LSS についてなにかいったことにならないのではないかと思うのでした。
- あ、著者はちゃんと放影研だ。なので別にじゃないけど、LSS そのものとはやっぱり違う。
- えーと、論文ちゃんと読むと、甲状腺がんのほとんどは調査期間「以前」に手術
したものなのか。それで数が妙に多いのね。つまり、甲状腺がんについては
調査期間のものではなくて2003年までの全体であると。
- つまり、「JAMAの方は被爆後約50数年時点でのオッズ比増加を見ていて」は間違い。
- というわけで、Imaizumi et al. 論文の価値は甲状腺がん以外の甲状腺
疾患について追加調査をしたことで、甲状腺がんについては Preston et
al. 2007 とかの LSS 調査に比べてデータが良くなっているわけではない。
- というかサンプルが減って悪くなっている。
- なので、甲状腺がんについては Preston et al. 2007 の30歳被曝、70歳
時点で ERR が 0.57/Gy という数字を使って議論するのが適切であろう。
10歳被曝にしてもERRは倍にはならないくらい。
2013/1/3
- 想定していなかった建屋の水素爆発
- まあその、BWRで圧力容器がこけた後の建屋での水素爆発がもしもこれまでPSAとかで想定されてなかったんだとすれば、次の事故でも想定外のことが起こるわけで、確率的リスク予測はまるで信用できない、ということになる。奥村さんはそういう立場なのかな?
- 凧上げするならぐにゃぐにゃ凧とかがよいのではないかと。
- tgif がなんか日本語入力×な感じなので inkscape 使ってみる。
2013/1/2
- コンパイル通った。なんかこればっかり。
- twitter の連携アプリで、あまり必要なさそうなのに「新しくフォローする」「プロフィールを更新する」「ツイートする」あたりをします、といってくるやつはあんまり信用できない気がするんだが、、、
- 悪意があるとかでなくても、必要ない機能を使わせることを要求してくる時点で技術的に問題ありそうだし。
- 天皇陛下のご感想(新年に当たり)
- 第1文:
東日本大震災から2度目の冬が巡ってきました。放射能汚染によりかつて住ん
でいた地域に戻れない人々や,仮設住宅で厳しい冬を過ごさざるを得ない人々
など,年頭に当たって,被災者のことが,改めて深く案じられます。
- 第2文:
今後,震災や津波による被害の経験を十分にいかした防災教育やまちづくりが行われ,人々の安全な生活が確保される方向に向かうよう願っています。
- 第3文:
日本は,大震災の影響等により,現在厳しい状況に置かれていますが,皆が被災者に心を寄せつつ,互いに支え合って様々な困難を克服していくよう期待しています。
- 第4文:
本年が,我が国の人々,また,世界の人々にとって少しでもより良い年になることを祈ります。
- ここの某S氏
の写真が素敵、というか君いくつになったんだっけみたいな。
2013/1/1
- あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
- 今年もまあぼちぼちいきましょう。
- 人が書いたプログラムに山ほどバグを入れる作業(仕様変更ともいう)が終了したのでこれからバグ取り。
- コンパイル通った。あー、でももうひとつ面倒な変更あり。