つっても、非公開のを別につけているわけではない。
Copyright 1999- Jun Makino
2009/11 2009/10 2009/09 2009/08 2009/07 2009/06 2009/05 2009/04 2009/03 2009/02 2009/01当面の予定
○ 国立大学法人運営費交付金 11,695億円 ⇒ 11,585億円 ○ 科学研究費補助金 1,970億円 ⇒ 2,000億円 (+30億円、+1.5%) ○ 戦略的創造研究推進事業 498億円 ⇒ 505億円 (+8億円、+1.5%) ○ 特別研究員事業 163億円 ⇒ 167億円 (+4億円、+2.6%) ○ 最先端研究開発戦略的強化費補助金(仮称) 400億円(新規) ○ 革新的ハイパフォーマンス・コンピューティング・インフラの構築 190億円 ⇒ 228億円 (+37億円、+19.7%)スパコンはすでに発表があった通りとして、学振が減らないのはめでたい。色々 な方法での働きかけにも効果があったものと思う。しかし、特別教育研究経費 はどうなったのよ?
かつてのGRAPEのような専用演算器から始まり、ここ数年のGPUコンピューティングのめざましい性能の向上によって、ハードウェアのみならず CUDA CやOpenCLのようなソフトウェアにおいても革新がもたらされました。まあ、ねえ、、、
基本的な観点は、スパコンの開発側の視点から利用者の視点に変えていくということ。それから、ナンバーワンの性能を引き続き目指していく、科学技術の競争原理というものを目指していくんですが、しかし、この事業仕分けで多様なユーザーからの提言、あるいは様々な切り口で議論していただいたということによって、そうしたニーズにこたえるオンリーワンの革新的ハイパフォーマンス・コンピューティング・インフラの構築を目指すということであります。これを言い換えれば、現在既に大学等にスパコンと言われるものが20箇所程度配置されているわけでありますが、こうした既に作られたスパコンと、今回10ペタを目指すスパコンをネットワークで包み込む、いわゆるクラウドのシステムを構築しながら、ユーザーとしてはそれぞれに配置されている既存の20からなるスパコンを通じて、中心になるスパコンを共有できる、使っていけるシステムを再構築していくということ。それから、多様な形で皆さんに提案していただいたわけですが、多様な選択肢ということについてもこれから考えていくということ。それから、グローバルストレージクラウド、いわゆるクラウドのシステムの構築をするために必要なソフトウェアの開発をこれからやっていく。いや、だから、利用者の視点ならディスクを安く沢山つけてくれればよくて、 「いわゆるクラウドのシステムの構築をするために必要なソフトウェアの開発 をこれからやっていく。」というのは利用者と称するけど何か違う人に××さ れてるんだと思う。
Grid でなんとかとかそういう無駄なところにお金をまた落とします、みたい な。何かが駄目だったからといってもっと駄目なものに投資してもしょうがな いと思う。大臣)
俗に言われている10ペタ級というのを完成させるという、現時点で世界最速を目指しているという意味では、それを変えるつもりはありませんが、どの時期までにということに関しては、若干の加速をするということで、今回予算を相当上乗せした部分がありますので、それは一度見直したいと思っております。記者)
神戸のスパコン以外にも、少し広がりを持たせるような、そういうイメージですか。大臣)
というか、一杯あるんです。100テラ級とかということで言えば、20台以上あると思います。それを、今回開発しようというスパコンも含めて、トータルとして日本にはそれだけの財産があるわけですから、それが総合的に使えるという、まだイメージですが、世界一のレベルを目指すものと同時に、世界初のシステム開発ができたら素晴らしいなというふうに思っています。オンリーワンとナンバーワン。
また、東京大学、東京工業大学、宇宙航空研究開発機構、海洋研究開発機構などに既にある100テラ級のスパコンを含めた日本全体のスパコン整備計画についても見直す考えを示した。こっちに手を付けますか。まあ、この辺と、あと他の7帝大のセンター合計し たら単年度予算で次世代と大して変わらないわけだし、次世代を始める時点で 手をつける話はでてきて不思議はなかったけど。JAXA、JAMSTEC、東工大、筑波あたりはともかく、 7帝大の大計は発足時の使命は終わってる気が。
完成を遅らせると、CPUの製造などで700億円とされる今後の事業費を大幅に圧縮させることが可能になると判断した。その代わりに、スパコンの用途を広げるためのアプリケーション開発やネットワーク化に力を入れる。まあ、 F のパイロットラインをこれのためだけに増強するとかいう話をして いたはずで、それをやめると1年遅れると。そもそも 45nm はこれしか作らな いに等しいし。
世界一を目指す立場には固執せず、より多くの研究者が使いやすい体制を念頭に、政府内での調整に入る。まあ、使いやすいスパコンって、要するにディスクが沢山あっていくらでも計算 結果をおけるものだと思うが。T2K とかって各サイト 1PB しかディスクなく て、東大なんか 100GB*年あたり 1万2000円もとる、、、10TB 使うと 120万円。 これでどうやって大規模計算しろというのか私には理解できん。
政府の行政刷新会議(議長・鳩山由紀夫首相)が、平成22年度予算の概算要求の無駄を洗い出す事業仕分けで「事実上の凍結」と判定された次世代スーパーコンピューター(事業費267億円)の判定結果について、見直しのための公開討論会を開催する方針であることが9日、分かった。予算を要求している文部科学省の責任者やコンピューターに詳しい専門家を交えての再仕分け作業となる。これ、、、理研側で呼ばれても批判側でもババひかされるようなもんだよ な、、、
一方、システムの主要な演算部であるスカラ部については、順調に開発が進捗しており「スカラ部については」。この報告書に書いてある時系列だと、
CPU のメモリバンド幅がかせげないのが、実装の問題だとするなら、 原理的にはこれはメモリモジュールを小さくすれば解決する。つまり、 現在は DIMM になっている8個くらいを1パッケージにいれて、CPU との配線の 長さを今の 1/3-1/4 にすれば、大雑把にいってその分インターフェース のクロックをあげられないわけでもない(そんな簡単じゃないけど)。 原理的には、そういう構成にすることで CPU とメモリの間のバンド幅 を現在の技術で電力もあまり増やさないで 10 倍くらいにはできる かもしれない。
サーバ用プロセッサでは結局メモリバンド幅が全てなので、(アクセス粒 度があまり大きくないという問題もあるけど) そっち向けの開発はそろそろそういった、配線を短くすることで クロック上げる、というところまでいかないわけにもいかないだろう。 Cray-1 的な方向。でも、そんな技術がコンシューマ向け製品に 使われるのかなあ?サーバプロセッサだと浮動小数点演算性能は まあそこそこ程度に留まるわけだし。