牧野の公開用日誌
つっても、非公開のを別につけているわけではない。
Copyright 1999- Jun Makino
2014/04
2014/03
2014/02
2014/01
もっと昔
当面の予定
- 2006/10/xx UP 〆切 仮題「重力多体系と専用計算機」
- 2014/05/22 14 RM
- 2014/05/23 9 I
- 2014/05/23 11 星さん
- 2014/05/23 13 Calypto
- 2014/05/23 14:30 ELSI (Piet)
- 2014/05/23 16 Alchip
- 2014/05/25 横浜何か
- 2014/05/26 10 アプリなんとか戦略なんとかワーキング@東京連絡事務所(分室じゃない)
- 2014/05/26 13-15 4TL
- 2014/05/27 11 電話打ち合わせ予定
- 2014/05/27 13-15 4TL臨時@神戸
- 2014/05/27 夜 林さん
- 2014/05/28 16 4TL
- 2014/05/29 17 増える会議@東京分室
- 2014/05/29 18 RH@東京分室
- 2014/05/30 午後 私用
- 2014/05/31 17 つくば
- 2014/06/02 14 文科 3F1
- 2014/06/02 16 文科 どこか
- 2014/06/03 16 RF
- 2014/06/04 15-17 「京」利用者懇談会@R104-1
- 2014/06/05 13 RH? ない?
- 2014/06/06 14 RH? ない?
- 2014/06/06 10 AICS 研究連絡会議
- 2014/06/08 TL合宿?
- 2014/06/09 10-12 連携推進WG
- 2014/06/11 16 来客(神戸) これキャンセルしたよね?
- 2014/06/12 14 EXA MD ミーティング
- 2014/06/13 10-12 RH? 日立製作所日本生命丸の内ビル
- 2014/06/16 10-12 連携推進WG
- 2014/06/17 14:30 戦略報告会
- 2014/06/17 17 戦略運営委員会
- 2014/06/19-20 アクセラレーション研究開発@IOST?
- 2014/07/04 10 AICS 研究連絡会議
- 2014/07/15 CREST 何か 13:30-16:30 東大
- 2014/07/21-8/1 and 8/4-22 MOL extended workshop
- 2014/08/01 10 AICS 研究連絡会議
- 2014/08/6 九州 何か講演
- 2014/08/8 高校生対応
- 2014/08/9-10 東工大停電
- 2014/08/22 午後 私用
- 2014/09/05 10 AICS 研究連絡会議
- 2014/9/8-12 Stellar
N-body dynamics(Aarseth 先生80歳記念)
- 2014/10/03 10 AICS 研究連絡会議
- 2014/10/29-30 札幌。講義その他
- 2014/10/16-17 CREST 会議
- 2014/11/03 京都何か(プライベート)
- 2014/11/07 10 AICS 研究連絡会議
- 2014/11/12-14 分子シミュレーション討論会@仙台
- 2014/12/05 10 AICS 研究連絡会議
- 2015/01/09 10 AICS 研究連絡会議
- 2015/02/06 10 AICS 研究連絡会議
- 2015/03/06 10 AICS 研究連絡会議
- 2015/11/3-8 分野5全体最終シンポジウム@奈良
定例
- 月曜 10 4TL
- 月曜 15 地惑特論B(4回)
- 火曜10:30 ELSI 運営会議
- 火曜16 FSチップグループミーティング
- 水曜 午前(原則)研究室セミナー@115(内部ページ)
- 水曜 13-15 コデザインチーム定例
- 木曜 午前 IBM ネットワーク打ち合わせ
- 木曜 午後14:50藤垣研セミナー 5/30, 6/13,27, 7/3(B4中間発表), 11
- 理研 TL 会議
- 理研 進捗ミーティング
- ELSI Lunch meeting: room? 12-?
地震・原発関係リンク
- リアルタイムモニタデータ
- もうちょっと遅いデータ
- その他
2014/5/31
- 以下記録用。
- PKAさん。5/24?
- 引用:あと、どう計算したのか知らんけど、3週間後にもγカメラに黒く写るようなやつで何ミリグレイとかのオーダーで、あるかどうかも分からんような微粒子が鼻に付いたのを試しに計算したら6Svってなったら、普通は「あの天文学者が間違って変な数字を出した」ってなりません?
- 引用続き:あまりにも常識がなさすぎるのでは。
- PKAさん。5/23?
- 引用:「天文学ってこういうやり方でも通用するような学問なの?」って思われかねないから、いい加減現実に反する机上の空論をご開陳するのはやめた方がいいと思いますよ。
- 引用続き:誰も「私が間違っておりました」って言うことなんか期待してないんだし、フェードアウトするだけならプライドも傷つかないでしょう?
- 最近のPKAさんの主張がどうなってるかよくわからないが、多分これらは変化していない、という理解で問題なかろう。
- 原稿書いてるので、主張が全然変わっているとちょっと面倒くさい。
- 天文学は常識でなんとかなる学問じゃないし、、、
- 株価急降下…小保方氏に翻弄されたバイオベンチャーの苦境
- セルシードの話。主語と目的語の選び方に疑問が。
- あ、書評が増えてる
- 引用:家庭にはヨウ化カリウムを備え、内服方法を理解し、マスクと線量計で武装しなければなりません。
- それよりも逃げることだと思う。線量計は重要。
- 安藤さんの最近の話題
- 64GFは1コアの性能で1チップ(=1ノード)は 4コア256GF。こっちでないと数字があわない。
- ADBには B/F=4 と。ADB が 16MB とかあればそれなりに使えると思うんだけど、SX-9 のは小さ過ぎた。
- というわけで土曜だというのに筑波で会議である。
- 守谷PA(上り線側)は改修が終わってすっかり綺麗になって、空間線量も0.05uSv/h 以下とかにさがっていた。(車内で TC-100S 測定)
- 伊東さん学生とれることになったのか。
- 何があったのかしら。
- あ、そういえば、PKA さんの、「3週間後にもγカメラに黒く写るようなやつで何ミリグレイとかのオーダーで」って、誰かそういうことをいったのかな?私が書いたのは「治療に使う最大量の I-131 7.4GBq で多めに見積もって 2Gy 程度」。
2014/5/30
- 今日は病院いって体調悪くする日。
- しかしハイエンドFPGAってチップ1個100万とか200万するんだよな、、、
- 科学最新号より
- 「牧野淳一郎氏の好評連載「3.11以後の科学リテラシー」では、2月発表の「県民健康調査」による甲状腺がん発生数について分析。5月発表分の分析は次号に掲載予定。データからはいえないことを政府や県の機関が主張する、という重大な過誤を指摘しています。」
- 「好評連載」
- 「絶賛上映中」的なアレか?
- と、それはともかく、そういうわけで7月号は鼻の被曝の話題ではありません。それはその次の予定。
- ところで、原子力学会の
考えるところの根本原因をみておく。
- 以下スライド24から
-
根本原因分析の概要
事故の直接要因
1.不十分であった津波対策
2.不十分であった過酷事故対策
3.不十分だった緊急時対策,事故後対策および種々の緩和・回復策
-
事故の背後要因
1.専門家の自らの役割に関する認識の不足
2.事業者の安全意識と安全に関する取組みの不足
3.規制当局の安全に対する意識の不足
4.国際的な取組みや共同作業から謙虚に学ぼうとする取組みの不足
5.安全を確保するための人材および組織運営基盤の不足
- まあ一見まともそうなことが書いてあるように見えないこともない。が、
「認識」とか「取り組み」とか「意識」とかの不足が事故の原因、と書いてし
まっているところですでにどうしようもないといっていいのではないだろうか?
- 何故「認識」とか「取り組み」とか「意識」とかの不足が起こったのか、ということの理解がなければ「根本的な原因」を解明したとはいえないであろう。
- と、それはともかく、原子力学会の考えるところの事故の「根本原因」っ
て「認識」とか「取り組み」とか「意識」とかの不足なわけだから、大飯原発
3、4号機運転差止め裁判の判決における「事故原因」とは別次元の話ではない
か?
- 「事故の根本原因は私達の意識です」って、いわれても裁判所はそんなの知らんよね。
2014/5/29
-
理研「笹井ビル」暗雲 STAP余波、空室続出の懸念
- 引用:
STAP(スタップ)細胞の論文問題で、理化学研究所がこの春神戸市に着工したビル計画が揺れている。計画を主導してきた理研発生・再生科学総合研究センター(CDB)の笹井芳樹・副センター長(52)は、小保方(おぼかた)晴子・ユニットリーダー(30)とともに論文を執筆。
- 引用:
処分されれば、計画がつまずきかねないからだ。関係者は気をもんでいる。
- 引用:
渦中のビルは、神戸市中央区のポートアイランドに建設中の「融合連携イノベーション推進棟」。近くにはCDBやスーパーコンピューター「京」など、理研の主要施設が集まる。
- なんかの会議資料でみたような名前だ。我々の行き先ではなかったんじゃないかと思うが記憶が明確ではない。
- 5 時からの会議に間に合うように東京に移動。
- プレスリリース「関西電力大飯原発3、4号機運転差止め裁判の判決に関する見解」
- 引用:第一は、事故原因が究明されていないとの指摘は事実誤認でありま
す。本会は一昨年から学会を挙げて事故調査に取り組み、本年3 月、最終報告
書を取り纏め、直接原因のみならず、根本原因まで明らかにしています。
- まあ確かにこのリリース読むと根本原因がなにかは大変よくわかる。
- 被災地診療支援のための電子診療鞄の開発と臨床
- PDF
- 大和証券ヘルス財団災害医療に関する調査研究助成
- 引用:
これら反原発運動家の災厄がもたらす死傷者、困窮者、経済破綻者の数は、東日本震災の
地帯から全国に離散しているので経済規模の把握は困難である。
- 引用:
震災前の東北地方の人口は
1千万近くであり、この1千万規模の日本人に加えて北関東、東京の人口が反原発運動家に
より有形無形の多大な被害を受けた人口であるという推定を行うこともできる。
- 引用:
原子力発電所はなくなっても日本の生活には影響はないかもしれない。
- 引用:
リスクを考えれば、
これ以上の原子力発電所の新しい建設は、事実上、不可能であろうし、止めなくてはならな
いが、日本人に最大の不幸をもたらしたのは反原発運動家であるという、明確な事実は、歴
史に記録しておかなくてはならない。
- 引用:
これまでも、そしてこれからも、反原発運動家の流言飛語は、被災地に多大なストレスを
もたらしている。
- 引用:
被災者の人命を救助するためにも精密なストレス負荷の測定は必須である。
- なんだこりゃ???
- サイバーサイエンスセンターという文字も見える。
- 平川君:(あすを探る 科学)美味しんぼ騒動、見えたもの
- 引用:
同様の問題は、先日の『美味しんぼ』騒動にも見ることができる。ここで問題にしたいのは作品自体の是非ではなく、それに対する政治家たちの「不安や風評を払拭(ふっしょく)するために正しい情報を発信する」という発言だ。
- 引用:
正確な情報発信は確かに重要なのだが、この発言には「政府として対処すべき問題は、放射線に関する国民の理解不足や情報の伝え方にあり、政府が発信する情報や施策の内容には何も不足はない」といった姿勢が見え隠れしている。
- 引用:
そこには原発事故の対応で本来求められるデュープロセスの不履行という問題が潜んでいる。
- まあ繰り返しになるからいいや。
2014/5/28
- 次期規制委員候補、田中知氏のこれまでの活動について
- まあこのまとめにある通り田中知氏のトンデモ発言はいくらでもある。トンデモであるにも関わらずというよりトンデモだからこそ委員に選ばれるのであろう。
- もちろん、田中知氏個人がトンデモであるというよりは、現状では原子
力工学会が全体として(少なくともそこからでてくる公式見解に関しては)トンデ
モであるというべきであろう。
- これは別に原子力工学会会員が全てトンデモとかいうことをいっているのではなくて、組織として、という話。
- 白元が民事再生法の適用を申請
- ゆたぽんに危機。ゆたぽんって素晴らしい製品だけど、その素晴らしさが売り上げにつながりにくい気が。安価でしかも繰り返し使えるという、、、
2014/5/27
- まあ、天文台でプロジェクト長やってるままだったら私もどうだったかわからん。
東工大はまあ問題ならやめればいいだけだし、理研もそういうところはある。
- 「自分の信じる何か(理論とかモデルとか行動方針とか)」が自分にとっ
ては自明に正しく見えるので、それを理解しない(共鳴しない)人のことを馬鹿
にするとか罵倒するとかいった人はまあそんなに沢山はいないけど全くいない
というわけでもないような気が。
- 研究者(の卵)でこれだと査読誌にだした論文を通せない(レフェリーはも
ちろん、エディタに対しても説得力がある文章を書けない)し、
共同研究者が手をだすと論文改竄とかいって非難されたりするので結構大変である。
- 編集のきちっとついた書籍とは 比較になりません。責任がともないますから
- 責任の例
- 自分でも論考を書き、他の専門家の寄稿分は一点も分からぬことが無いよう注釈を整備、公刊出版することで随分理解が深まった。
- ということなのでまあ責任があるということなんだろう。いやまあ、「編集のきちっとついた」例ではないということかもしれないけど。
- 「小保方さんを解雇したら違法」弁護団が理研・懲戒委員会に「弁明書」提出(全文)
- まあ調査委員会の結論は拙速だというのは>4月に書いた
- 最初が駄目だとあと結構どうしようもないということはある。
- 遠藤さん hyd3nekosuki が色々書いてくれてるので私の推定におかしい
ところがないかどうか確認。1つよろしくないのは、私の計算では I-131 の鼻
腔の被曝への寄与を全部粒子状としているところ。東海村の測定とこでは大体
1:1。
- なので、I-131 の寄与は半分。で、 Te-132 は東海村データではほぼ全部粒子なので変更なし。
- Te-132 と I-131 の(Bq/m^3での)濃度が同じ、という状況では、(0.5+1.4)/(1+1.4)=0.79 で、私の見積もりより2割ほど少ないことになる。
- あ、でも、 Te-129m が Te-132 の半分から等しい量くらいはあるから、その分も数えるとほぼ同じ。Cs とか色々全部勘定すればさらに 1.5倍くらいにはなるかも。
- 飯舘の土壌データでは Te-129m は少ないし、大抵のところの空間線量の
初期の減衰の速さは Te-129m がそんなに多くなかったことを示唆しているは
ずだが、JAEAの東海村測定と CTBT データでは Te-129m が多い。
- ガンマ線放出希少核種(Te-129m, Ag-110m)データの処理について
- まあCs-137 との比較で 0.1-3 と1桁半程度違う(これ6月の比較なのでTe-129mは1桁へっている)から別に不思議ではないか。
- 核災害時に核医学の検査を比較に持ち出すのは、やはり不適切ではないだろうか?
- いや、等価線量とか実効線量での比較自体には意味はあると思う。
Bq 数でどうこうとかいうのは比較ですらない。
2014/5/26
- 午前中は久しぶりの東京事務所増える会議。
- NewA お仕事。「工学の分野で応用がある」なんてのを投稿してくるなよ。
- 西川さん昨日久しぶりにみた。
- なんか大きくなってた気が(空間的な意味で)
2014/5/25
- PKA さん:
主たる集積箇所ではないから担当者が知らないのも無理はない。集積するって書いてる文献は貼ったから、それはいくらあなたでも見えるでしょう?
- 引用続き:5日というのは随分短いので、たぶんそれは投与量が少ない場合ですね。治療目的の投与件数は少なくても検査目的の投与は珍しくないので薬物動態は概ねわかってる。
- 引用続き:そして添付文書に書かれてる数値と誰かの憶測による計算の数字があからさまにズレてるなら、それはたぶん憶測が間違ってる。同じことを何度も書かせないでくださいな。
- この(鼻粘膜は)「主たる集積箇所ではない」「添付文書に書かれてる数値と誰かの憶測による計算の数字があからさまにズレてるなら、それはたぶん憶測が間違ってる」
というのは大変正しい気がする。
- 「学会見解」というのも通常は注意深く書かれているものだと思うが、PKA さんの理解は違うみたい。
- で、添付文書で特に最大の肝臓でも0.83Gy/GBq であるわけなので、
PKAさん曰く「主たる集積箇所ではない」鼻粘膜ではこれを超えない、と想定
するのは憶測というわけでもなかろう。
- 常識的には「超えない」というか、だいぶ小さい、と思うほうが、、、で、だいぶ小さい、と思ってもPKAさん提示のガンマカメラ像と特に矛盾はしない。
- 従って、PKAさんの発言は、I-131 MIBG による鼻粘膜の被曝は肝臓を超
えるようなことはない、という理解とコンシステントであろう。「添付文書に書かれてる数値と誰かの憶測による計算の数字があからさまにズレてるなら、それはたぶん憶測が間違ってる」わけだから。
- まとめると、PKA さんの主張を定量的にすると、添付文書に書かれている数字からするとI-131 MIBG を 7.4BGq 治療投与した時で鼻粘膜の被曝は最大6Gy、おそらくその数分の1、検査用の35MBq なら30mSv 以下、というものであるということになる。
- で、治療投与の年間数名と検査投与のずっと多い人数の中で、患者が医師に症状として鼻血を訴えてきた例はPKAさんは知らない、と。
- おかしいな、去年の某君の結婚式の時に使ったネクタイが発見できない。なんか違うのがあるからこれでいいか。
- 会場に早くつきすぎた。もうちょっと渋滞とかしてるかと思った。
-
「脱原発」意見、9割超 エネ計画のパブリックコメント
- 引用:
安倍内閣が4月に閣議決定したエネルギー基本計画をつくる際、国民に意見を募った「パブリックコメント」で、脱原発を求める意見が9割を超えていた可能性があることがわかった。朝日新聞が経済産業省に情報公開を求め、開示された分について原発への賛否を集計した。
- 引用:
経産省は、そうした意見をほとんど反映しないまま、基本計画で原発を「重要なベースロード電源」と位置づけた。
- グラフによると9割超どころか 95% が反対である。
パブコメ 95%反対でも無視、というのはパブコメをする意義がやはり疑われるのではないだろうか?
- PKAさん:ところで、元々美味しんぼや井戸川さんの「事故からだいぶ経ってからの鼻血」の話だったと記憶してるんですが、
- 引用続き:一体いつから「原発事故直後の避難所での鼻血」の話にすり替わったんです?被災直後の話を使って美味しんぼを擁護してたんだとしたら、これはとんでもない誤魔化しですよ。
- まあ私は今回の6Sv とか4.8Svとかいう話については始めから2011年3月の話をしている。で、PKAさんの主張は、2011年3月についても被曝で鼻血なんか絶対にでないと断言できる、というものであったことは多くの人が記憶しているところであろう。
- もちろん記憶だけでは十分ではないわけで、Twilog を鼻血でサーチしてみよう
- 2011/6/13あと、鼻血などの症状に関しては全くのデタラメですね。I-131をギガベクレル単位で大量投与する治療がありますが、その副作用にそれらの症状はありません。放射線性唾液腺炎ならよく出ますが。
- 2011/6/30 I-131 MIBGで鼻血が出ないことは、さっきのガイドラインのSide Effect欄に鼻出血の表記がないのを確認して下さい。これは治療量ではなく検査量ですが、それでも最低35メガベクレルの投与を行いますし、集積のある鼻粘膜には相当量の被曝があります。
- サーチしなくても まとめもある。
- PKA さんが
(1) I-131 MIBG による鼻粘膜被曝は肝臓と同じかその数分の1であること
(2) 吸入による鼻腔の被曝は ICRP モデルからでてくる程度の被曝量があること(甲状腺等価線量の5-30倍程度)
に同意した、ということならそれでいいのかも。
- が、そうでないと想像されるし、そうならPKAさんが現在書いていることに整合性があるとはいいがたい。
- もちろん、整合性がないことを主張するのがいけない、ということはない。あんまりそういう人は信用できないと私は思うが。
- 菊池さん:見積もりが一桁間違ってるとしても2-3Svにしかならないので。被曝が例外的に多くてこれくらい
- ということで、菊池さん的には2011/3に地域によっては鼻腔に2-3Sv(Gy)はありえる、ということになったらしい。
- で、これは、甲状腺等価線量が最大で 50mSv だとして、の話だそうなので、もっと高い人では鼻腔の被曝ももっと高くなりえるということになる。
2014/5/24
- 明日はそういうわけで某君の結婚式である。なんかしゃべれと命令されている。
- これが東工大I先生だと命令がきても「俺スーツもってないから」で終わりなんだが。
- こんなのできてるのか→文部科学省国家課題対応型研究開発事業 原子力システム研究開発
- 今年度からの新規事業である。
- メモ:START
- 科学者とあたま
- 【東電テレビ会議・特別編集】情報統制と被曝〜震災3日後に何が
- 【原告勝訴の大飯原発訴訟】 福島事故に向き合う裁判官 背景に最高裁研究会
- 引用:
大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働を認めなかった21日の福井地裁判決は地震対策に「構造的欠陥がある」とした。行政手続き上の適否にとどまってきたこれまでの原発訴訟判決と比べると、実質的な安全性審査に踏み込んだことが鮮明だ。
- 引用:
東京電力福島第1原発事故に正面から向き合おうとし始めた裁判官の姿勢が読み取れる。
- 引用:
今回の判決には、審理改革の必要性を指摘する意見が相次いだ最高裁の原発訴訟特別研究会の影響もうかがえる。個々の裁判官は独立して判断するが、原告敗訴が続いてきた原発訴訟の流れが変わる可能性もある。
- 引用:
大飯判決で樋口英明裁判長は、基準地震動(耐震設計の目安となる地震の揺れ)を超える地震が来ない根拠はなく、それに満たない地震でも重大事故が生じうるとした上で、原子炉を冷やす機能と構造に欠陥があると述べた。
- 引用:さらに、関西電力が示した安全技術や設備については、楽観的な見通しに基づき「 脆弱 (ぜいじゃく) 」とまで言い切った。
- 引用:「原告敗訴」のレールが敷かれていたとの見方もある原発訴訟で、裁判官を後ろ向きにさせてきたのは、国策と逆行する判断をすることへのためらいと、高度で専門的な科学技術だ。
- 引用:最高裁が2012年1月に開いた研究会には全国の裁判官が参加し、訴訟の問題点と対応策を記した報告書をたたき台に議論。「福島事故を踏まえ、放射能汚染の広がりや安全審査の想定事項など従来の判断枠組みを再検討する必要がある」とした意見が出た。
- まあ次の事故が起こった時におまえが原告敗訴にしたせいだとはいわれたくないよね。
- こういうのは保守的で後ろ向きな判断なんだけど、まあ保守的で後ろ向きだから駄目というものでもない。
- Lispの真実
- もうちょっと別の方法で鼻粘膜の I-131 MIBG による被曝量を見積もってみる。
- PKAさん提供の写真では、
肝臓の像に比べて鼻粘膜は面積で 1/10 というところであろう。強度はわから
ないがこれもまあ 1/10 としてみる。濃さが全然違うので、これはおおきめの
評価。
- そうすると、I-131 の量は大体 1/100 程度ということになる。多分もっと少ない。
- あとは被曝する組織の重量比をだせば、肝臓に対する相対被曝量がでる。
- 片側
の鼻腔の表面積は約160cm2ということなので、両側で約300cm^2。例によっ
て厚さを2mmとすれば 60g である。
- 肝臓は体
重の3%とのことなので、体重60kgとして 1800g
- 従って、鼻粘膜の被曝しそうなところと肝臓の重量比は 1:30 というところになる。
- I-131 の量は 1:100 程度なので、肝臓に比べて 1/3 程度の被曝量とい
うことになる。肝臓の被曝量は0.83Gy/GBq だったので、この 1/3, 0.3Gy/GBqとなる。
- つまり、治療に使う最大量の I-131 7.4GBq で多めに見積もって 2Gy 程度ということである。これは北海道大学病院では年間3例ほど行われているとのこと。
- 診断用の I-123 では2桁以上小さくなる。20mGy 以下と。
- まあ考えてみると、ガンマカメラに写るからといって Gy レベルの被曝
をするようでは診断に使えないわけで、診断では10mGy とかでないといけないのであろう。
- study さんのこれにみんな書いてあった。
2014/5/23
- 午前最初は都内某所。それから石川台。打ち合わせ2つ終了。あと3つ。
- 3つ以上あると短期記憶からオーバーフローすることが経験的にわかっているが、
今日はちゃんとスケジュール表みたから大丈夫なはずである。
- もうひとつ増える会議が増えた。
- PKA先生が語る低線量被曝と鼻血、おかわりまあPKAさんなので定量的ではない。
- 試しに計算してみる。
- 資料
- とはいえ鼻粘液や粘膜での濃度については特に情報がない。
- 尿については 24時間で66%が移行とある。尿の量が体重の 1/50 とする
と、最大この逆数程度、つまり体内の平均濃度の50倍程度濃縮されることがある、となろう。
- 鼻粘液についてもこの程度の濃縮と考えればいいのではないか?より濃
縮するメカニズムがあるとかでなければ。
- 1GBq で体重50kg なら、尿での濃度が最大 1GBq/kg ということになる。
- 鼻腔内の粘液の厚さが例えば 0.1mm とすれば、これは
1E-2g/cm^2=1E-5kg/cm^2=1E4Bq/cm^2 となる。
- これは最大値で、半減期が血中の濃度の遅いモードの半減期と同じなら8時間である。
- 表面から 2mm の範囲で吸収するとして、kgあたりの吸収エネルギーをだすと
1.6e-19*2e5*1E4*8*3600/(1e-3*0.2)=0.046(Gy)
- I-131 のβ線の平均エネルギーを 200keV としました。
- 0.1mm は薄いとしても、1mm にはならないような気が。でも1mm にすると 0.46Gy
- I-131の MIBG での色々な臓器の吸収線量は PKAさんご紹介のこれにある。
- 最大は肝臓の 0.83Gy/GBq。これと同じくらいになったからオーダーで間違った計算ではなかろう。
- まああれか、こんな面倒な計算しなくても、肝臓より薄くしか写ってないから
肝臓より1桁多いとかはない、ということか。
- というわけで、治療には最大7.4GBqとあるので、これで0.4-4Gy
- 診断用だと2桁下がる。治療に I131-MIBGを使うのは日本では行われていないと。
- 未承認薬・適応外薬の要望に対する学会見解
3-ヨードベンジルグアニジン(131I)
- 北海道大学病院核医学診療科悪性褐色細胞腫、甲状腺髄様癌等に対するI-131 MIBG治療年間約3例行っています。
- 学会見解の p25から引用:「この指針に則り、MIBG内照射療法においては、放射線治療病室における患者隔離が平均的に5日間前後必要である。」
- PKAさん:3週間
- 北海道大学病院での131I‐MIBGによる内用療法の実際とガイドライン
- すみません読んでません。
-
「高温ガス炉」開発推進へ 文科省が作業部会設置
- 引用:文部科学省の原子力科学技術委員会は23日、炉心溶融を起こしにくく、安全性が高いと見込む次世代原子炉「高温ガス炉」について、技術開発を進めるための作業部会の設置を決めた。開発推進は国の新しいエネルギー基本計画に盛り込まれており、実用化に向けた研究計画などを検討する。
- 黒鉛減速の?
- 「高温ガス炉の概要」
- 引用: 高温ガス炉では、燃料や炉内構造物に黒鉛材料を使用しているが、
黒鉛は空気(酸素)や水と下記のような酸化反応を起こす性質があるため、異常
事故時の原子炉内への空気もしくは水の侵入現象に対して注意が必要である。
- 日本語訳(ちょっと補足あり):高温ガス炉では炉心に大量の黒鉛があり、1000度以上の高温になっている。このため、炉心に空気や水がはいると黒鉛が燃える。
- ウィンズケールもチェルノブイリも黒鉛減速炉である。事故でないと1000度とかにはならないけど。
2014/5/22
- STAP 不正認定以外にも複数の疑義
- 引用:ところが、NHKが取材したところ調査委員会が認定した2つの不正以外にも論文の複数の画像やグラフに疑義があるとする調査内容の文書を小保方リーダーが所属する神戸市の理化学研究所発生・再生科学総合研究センターの検証チームがまとめていたことが分かりました。
- 引用:これについて、理化学研究所は「所内から情報が寄せられているのは事実だが通報ではなく、あくまで情報提供なので正式な調査をする予定はない。
- 引用:また、個別の公表すべきものではないと認識している。ネイチャーの論文は取り下げの勧告を行っているため新たな疑義があっても調査は行う必要はないと考えている」としています。
- うーん、これ、理研本体としてとは別にCDBとして調査した、ということ
なのか、それともCDB内の非公式な検証グループなのかどっちだろう?
- いずれにしても和光の対応が不可解。
- いや、単に、とにかく現在調査中とかいっときゃいいのに、という意味で。
- 今日は今のところ会議がない、と書きかけると不吉なメイルが。
- それには被曝量がぜんぜん足りません。鼻で等価線量1Svに達するには100万ベクレル以上吸引しなくてはなりませんが、それはないです。
- 引用続き:また、放射線医は、鼻で局所的に1Sv程度では鼻血は出ないと言っています
- 例によって TECDOC-1162 によるなら、I-131 の吸入による実効線量は
0.011(mSv/h)/(kBq/m^3) である。大雑把に1時間の呼吸量が1m^3 とすれば、
これは吸入 1kBq あたり0.011mSv が実効線量である。
- つまり100万ベクレルで 10mSv。ここから、菊地さんの主張は、遠藤さん
の(というかICRPモデルからでてくる)1um 粒子の I-131では鼻腔(ET1)の被曝は実効線量の100倍、という数字を
使ったものであることがわかる。
- さて、では、100万Bq 以上吸引が必要、という主張及びそれはない、と
いう主張がどの程度正しいかを以下に検討しておこう。
- I-131 において実効線量の10倍、というのは、あくまでも Type F, 1um
という1タイプのダスト粒子だけを考慮したものであるが、これはちょっと古
い考えかたで最近は 5um 程度までを考慮する、とされている
- 文献はこれ
- この場合、鼻腔に残る量が3-5倍程度になるので、3倍としても 30万ベク
レルで十分ということになる。
- また、 I-131 とベクレル数で同程度あった Te-132 は鼻腔への線量は
1.4倍程度と評価されているので、 I-131 の量としてはさらに1/2.4、12万ベ
クレル程度の吸入で鼻腔の被曝は 1Sv に達することになる。
- では、I-131 で12万ベクレル程度の吸入はありえないか、ということだ
が、これは I-131 の実効線量で 1.3mSv、甲状腺等価線量でも 26mSv に相当する。
- 何度か引用した JAEA 論文では I-131 による実効線量が 0.4mSv と見積
もられているので、東海村にいた場合の3倍程度の吸入で鼻腔の被曝は 1Sv
に達しえることがわかる。
- ダストサイズを考慮しなくても3倍しか変わらないので、やはり東海村の10倍程度の濃度のところであれば鼻腔の被曝は 1Svに達しえる。そういうところにいた人がいない、という主張は明らかに間違いである。
- 特に、空間線量の最大値で 300倍にもなる双葉町でもそういうことがあ
りえない、という主張には科学的根拠がない。また、福島市でも空間線量の最
大値は東海村の「少なくとも」4倍である。もっと高かったエリアがある程度
の面積存在していた可能性は高い。
- 菊池さんが依拠しているのと同じモデル、仮定と実測データを使って、鼻で等価線量1Svに達するのは福島県内のそれなりの面積で十分ありえる、ということを議論してみました。
- モデル等はここ
- 「また、放射線医は、鼻で局所的に1Sv程度では鼻血は出ないと言っています」についてはさすがにこれを科学的根拠のある発言とみなすのは無理でしょう。
- 年次報告終了。
- 会議終了。明日は東京。
- ここでは、菊池さんは「100万Bq以上吸引はないです」から「100万ベクレル程度吸引したくらいでは「(中略)鼻血」はありません」に変化したかな。
- コメント欄が、ICRP モデルを全否定するようなもの多数なのがなんだかすごい。
2014/5/21
- 連携推進会議の他に連携推進WGというものが発生した。
- 午前セミナー、午後チームミーティング、そのあと事務と謎な相談。今日は(まだ)増える会議はない。
- 大飯原発 運転再開認めない判決
- おお、これはすごい。
- 引用:
福井県にある関西電力大飯原子力発電所の3号機と4号機について、周辺住民などが「安全対策が不十分だ」と訴えた裁判で、福井地方裁判所は、原発から250キロ圏内の166人について訴えを認め、関西電力に対し、運転しないよう命じる判決を言い渡しました。
- 引用:
21日の判決で福井地方裁判所の樋口英明裁判長は大飯原発から250キロ圏内の166人について訴えを認め、関西電力に対して、大飯原発の3号機と4号機を運転しないよう命じました。
- 引用:
福島第一原発の事故のあと、原発を運転しないよう命じる判決は初めてです。
大飯原発を含む原発の運転再開を巡っては、現在、原子力規制委員会が安全審査を進めているところで、21日の判決は原発の安全性を巡る議論に影響を与えそうです。
- あまり人にしてない若干はずかしい話なんだけど、私が駒場の2年生の時、進学振り分けで「基礎科学科第二」という新設の学科にだすので、という話をしたら親が心配して、親の友人の京大の物理の某先生のところにいって話をきいてこい、ということになった。
- で、そこからさらに駒場の物理の某先生のところで話をきいてこい、とかいうことになって、そこで、あそこはなんかよくわからないところだけど杉本さんがいるから間違いはないだろう、みたいなことをいわれて、親のOKがでたみたいなことが。
- 2014/05/21 15:30 打ち合わせ@どこか
- と、それはそれとして、なんか数億円くらいの大研究プロジェクトの申請書かと思うようなものが手元にあるわけだが、、、
- アセンブラ書いてみると、 FMA って FADD+FMUL の VLIW に比べてものすごく楽だ。
- 5/21 関西電力大飯原発3,4号機運転差し止め訴訟 福井地裁判決謄本
- 前半P38 からの「当裁判所の判断」を読もう。
- 正気の判断というのはこういうものであろう。まあ関電は控訴するし規制委員会はこれとは別に判断するわけだが。
2014/5/20
- 今日は東京分室で会議3個のあと神戸移動の予定。
- 松田さんの飛行機はなぜ飛ぶかのかまだ分からない??
- 流体、CFDの専門家であり京大航空で助教授やってた松田さんの書いたも
のなのでもちろんしっかりしている。が、、、等時間通過説について、背面飛
行や平板翼を理由にしているのはいずれも間違い。
- 前縁側のよどみ点は平板翼の場合前縁ではなくて下面の半端な場所にく
るし、薄翼でない場合もちろんよどみ点は迎角に依存するので、裏返しても
上面の流れが速い(これは事実)というのが等時間説への反証にはならない。
- 何度も繰り返すがこれはもちろん等時間説が正しいということではない。
- まだELSI計算機、広報、財務企画3委員会のメイリングリストからぬけられていない私。
- 報告書は戦略とFSは一応私の仕事は終わったのかな?AICS年次報告がまだである。
- これは昨年度との差分を集めてきて縦のものを横にすれば、、、
- もうひとつ会議があったらしい。只今開始。
- 「天の川銀河や近傍銀河の構造や性質に関する研究」って、それはまた結構スペシフィックな、、、
-
福島第一原子力発電所 多核種除去設備(ALPS)C系における処理運転の停止について
- 引用:
多核種除去設備(ALPS)C系については処理運転中でしたが、本日(5月20日)の定例のサンプリングにおいて、系統水に若干の白濁があること、カルシウム濃度が高いことを確認しました。
- 引用:
このため、多核種除去設備(ALPS)C系について、同日午前9時00分、処理運転を停止し、循環待機運転に切り替えました。
- 引用:
この結果、多核種除去設備(ALPS)は3系統ありますが、全て処理運転を停止している状況となります。
- 段々欠陥を潰していってそのうちになんとかなる、のかどうか。
- 昨日読んだ某コミックスの「専門はフォートラン」は極めて衝撃的なセリフだったが、話題にすらなってないのがなんだか悲しい。
- 年報処理一応終了。
- 神戸についたら雨と風が、、、
- 今日東京分室に2週間前に置き忘れた傘を回収できた(ありがとうございます>H様)ので傘はもっていた。この傘は戎崎さんの文部大臣表彰のおいわいの時に和光の駅で買ったものなので4年弱使っている。
-
「教え子の論文盗用」教授を処分 本人は反論し提訴
- 引用:
金沢大学は20日、人間社会研究域に所属する60代の男性教授が論文を盗用したとして1年間出勤停止の懲戒処分にしたと発表した。教授側は「盗用にはあたらない」と反論している。
- 引用:
大学によると、教授は、指導している大学院生の未発表論文を修正した論文を、ほかの研究者らとともに共著者として2010年に国際誌に投稿した。大学院生は当初、筆頭著者だったが、校正段階で著者から外されて、教授が筆頭著者になったという。
- 引用:
大学院生の訴えを受けて学内に設置した審査委員会が調査して盗用と判断し、昨年9月に処分を決めた。教授の不服申し立てを受けて再審査したが、決定は変わらなかった。
- 引用:
教授側は、大学院生の未発表論文には作成段階から深く関与していたほか、修正論文の執筆時には大学院生が体調を崩して入院するなどして通学していなかったと主張。昨年12月、大学を相手取り、処分の無効確認や慰謝料を求める訴訟を金沢地裁に起こした。
- まあその、論文改訂時に「体調を崩して入院するなどして通学していなかった」のは筆頭著者を落とす正当な理由にはならん気が。
- 業界によってはなるんだろうか??
- 情報いただく。ありがとうございます こちら
- 引用:
訴えによると、院生は北陸地方の高等専門学校に勤める男性准教授。教授は二〇〇九年四月に指導教員となり、論文の作成を提案した。
- 引用:
しかし院生は同年七月、うつ病を理由に入院。教授は他の研究者の協力を得ながら、加筆修正を重ねた。論文は同年九月に完成。院生は勤め先の高専を病気で休み、大学も休学していたが、教授は復職と復学を見込んで院生の名前を著者に加え、論文を国際誌に投稿した。
- こっちだと筆頭と書いてないけど、筆頭でいれたならやっぱり事情がなんであれ途中で落とすのはどんなものかと思う。
- いわゆる「美味しんぼ問題」の基礎資料となるべき疫学調査の存在について
- 2014/05/20 10 増える会議
- 2014/05/20 13:30 RF@東京分室
- 2014/05/20 17 RH@どこか
2014/5/19
- 神戸大学の公募がでてる。私としては色々思うところがある。
- これで大丈夫かな?
- 午前中というか昼1時頃まで会議。そのあとは書類書きとメイル処理。
- 評価書終了。ちょっと休憩。
- 『美味しんぼ』福島の真実編に寄せられたご批判とご意見、編集部の見解
- 中国の核実験はチェルノブイリの500万倍とか書いている人がいる。なにかのバランスをとる必要があったんだろうか?
- 盗用発見ソフトがなんたらというメイルがきていた。
- メイル処理終了。
- 第15回「県民健康調査」検討委員会 資料を掲載しました(5月19日開催)
- 資料2 県民健康調査「甲状腺検査」の実施状況について
- なるほど、対象者が 37万人にふえてるのか。
- とりあえず機械的に比率計算。1次検査受診者、2次検査対象者、2次検査
結果確定者、悪性及び悪性疑いの順。最後は検査確定率を補正した、1次検査
受診者と悪性(疑い含む)の比率
- H23: 41,981 218 189 15 1/2426
- H24: 140,946 997 858 54 1/2246
- H25: 112,584 861 551 21 1/3430
- 25年度はかなり少ないが、2月の数字より大きくなっている。24年度と25年度を年齢補正しないで 2x2 表にいれてカイ自乗分布で p
値だすと 0.097。5%有意ではないけど、10%なら有意。
- 2月にやってみたような保守的な年齢補正をすると p 値は大きくなる。
これは、検査時期がH24 と 25 で半年しかずれてないとして、
19歳以上になることによる悪性率の増加も無視、という仮定。
- まあこれは保守的過ぎるとするなら、補正すると p 値はかなり下がる。
2011/3 時点での年齢分布が違うことの効果は大体2割(H25が少なくなる)なん
だけど、検査時期が1年違うことの効果は3割近くあるから。
- というわけで、微妙な結果。地域差がある、と確実にいえるわけではな
いが、「地域差がない」というには1.5倍以上の差は大きい。
- H25年度分からいわき市を除くと、75,406 457 238 7 1/5610
- これを24年度と比べると p=0.018
- なぜいわきを除くか、っていうのは理屈はつけられなくないにしても微妙だが、それなりに正当性があると思われる会津だけにするとかしても低い。
- で、委員会の見解になると、「がんと診断された子どもの年齢がチェルノブイリより高いことや、発生頻度に地域差がないことから、現時点では被曝の影響だとは考えにくい」
- 発生頻度に地域差がないと、検定結果とかなにも資料ださないで断言するのってなんかすごい。
- <STAP論文>マウス購入記録なし 万能性証明実験前
- そういえば昔は日付なしの書類というのがあったなあと、、、90年代にはなくなった気が。
- 2014/05/19 10 4TL
2014/5/18
- まあその、翼周りに渦があるわけだから、無限前方までいっても上向きの運動量があって(速度は小さくなるが、その速度をもつ範囲は(高さ方向)大きくなるので運動量の積分値は0にならない)、後ろも無限遠方まで下向きの運動量がある。
- なので、翼前方の上向きの運動量が後方の下向き運動量に変化すること
の反作用で揚力がでる、という説明なら正しい(実際に、これで定量的に揚力の値がでる)
- 「前からまっすぐにやってきた空気が」みたいな説明をしたくなるのは、翼の存在が無限前方の流れに影響するのはいかがなものか的な感覚があるからかなあ?
- もちろん、実際に静止状態から動きだした翼を考えると、動きだしたところに渦が残るので、無限前方まで運動量があるわけではないからそれはそれでというところも。
-
福島第一原子力発電所 多核種除去設備(ALPS)A系における処理運転の停止について
- 引用:
多核種除去設備(ALPS)A系については処理運転中でしたが、本日(5月17日)の定例のサンプリングにおいて、系統水に若干の白濁があること、カルシウム濃度が高いことを確認しました。
- 引用:
このため、多核種除去設備(ALPS)A系について、同日午前9時00分、処理運転を停止し、循環待機運転に切り替えました。
原因等については、今後調査していきます。
- A系は3/27にトラブルがあって、 4/22に再開したらまたトラブルがあったと。
- で、この後いつからか不明だがまた運転していたけど止まったと。
- なんだか大変だ、、、
- ALPS が動かないとトリチウム入り処理水を海に流すところまでもいかないわけで。
- 原発の事故による健康被害について~美味しんぼ 福島の真実
- 原作者及び取材陣に鼻血、疲労感がでていた、という話。
- とりあえず、医者にかかったが原因不明といわれた、とのこと。
- これはもちろん、 3/12 とかに吸入で被曝、というのとは別の話。
-
福島の子ども甲状腺がん50人に 県、放射線の影響調査
- 引用:
福島県の全ての子どもを対象に東京電力福島第1原発事故による放射線の影響を調べる甲状腺検査で、対象者の約8割の結果がまとまり、がんの診断が「確定」した人は県が今年2月に公表した数より17人増え50人に、
- 引用:
「がんの疑い」とされた人が39人(前回は41人)に上ることが17日、関係者への取材で分かった。
- 合計だと2月の 75 から89に、14ふえたということかな?ふむ。
- 「ニセ科学」入門
- 引用:
一方、ニセ科学はどうか。プラスは悪く、マイナスはよいだとか、A型は几帳面だとか、+21は腎臓に最高だとか、とにかく小気味よくものごとに白黒をつけてくれる。
- 引用:
この思い切りのよさは、決して本当の科学には期待できないものであるが、しかしそれこそが科学に期待されるものなのに違いない。 「科学らしさ」に加えて、ニセ科学が受け入れられるもうひとつの理由として、「願望充足」を挙げておく。
- 引用:
ニセ科学は、信じたいと願っていることを提示してくれる。一部の人にとっては「信じたい」と「信じる」が ほぼイコールなのだろう。
- これは菊池さんの10年くらい前の文章なんだけど、現在の菊池さんの「小気味よくものごとに白黒をつけ」る様子と比べるとなんだか感慨深い。
- もちろん、本人の主張は「これは十分わかってることで断言できる」というものなんだけど、その主張の形式をみている限りでは本人の分類によるところのニセ科学と区別できない、という話。
- というと、じゃあ区別はあるのか?っていう話になるけど、区別があるとしても形式からできるわけではないし、菊池さんもあげているルイセンコ事件で明らかなように権威や専門家集団がサポートしているからといってそれが正しいという保証もない。
- あ、、、89人にふえた話、良くみると「約37万人を対象」と書いてある。
- 資料だと33万7千なので、単に書き間違い?
- 書き間違いだとすると、その8割は26万9千で、2月の時での1次検査の人数と同じ。
- 多分この解釈が正しいんだろう。
- ふくしま国際医療科学センター放射線医学県民健康管理センター各調査の結果
- サイトは fukushima-mimamori.jp なんだけど、実際の PDF は www.pref.fukushima.lg.jp/uploaded/attachment にあるんだな。
- 気温上昇に備えて散髪いってきた。
- 駒場キャンパス裏の道(航研通り)、いくつか新しいカフェとかできているが経営なりたつんだろうか?
- そういえば A-Cubed 氏はなくなられたと聞いたような。サイトもなくなっているのは残念なことである。
- すき家 三宮店
- 「3/20(木)よりパワーアップリニューアルの為、一時閉店させていただきます。」
- 転進みたいなあれ?
- 系列が同じでも「なか卯」はこんな問題はないのかな?
- 37万が気になったのは福島の甲状腺ガン検出率は他県とほぼ同じをみたから。
- もしも本当に37万なら、23、24年度分は18万くらいなので25年度だけで
それと同じくらいということになり、それに対して甲状腺がんの数は23,24年
度では65以上、25年度では24以下となって大変な差があることになってしまう。
- 実際には最大で33万、2月の段階で27万だったわけで、、、それでも、25年度はかなり少ない、という傾向は残るかも。まあ、明日にはちゃんとした数字がでるんだろう。
- 毎日の記事
- 引用:
検査は県内の震災当時8歳以下の約37万人を対象に県が実施。今年3月までに1巡目の検査が終わり、4月から2巡目が始まっている。
- 引用:
1巡目では、一次検査として超音波を使って甲状腺のしこりの大きさや形状などを調べ、大きさなどが一定以上であれば二次検査で血液や細胞などを調べた。3月までに約30万人が受診、全対象者の約8割に当たる約29万人分の一次検査の結果がまとまった。
- 引用:
2070人が二次検査に進み、がんと診断が確定した人は50人、疑いは39人だった。
- 2月の段階では2次検査受診者がまだ1490 人、結果確定者が1342人しかいなかったので、だいぶ増えている。
2014/5/17
- 田崎さんのこれ、珍しくなんだか雑である。
- P3 「飛行機の翼には、平板翼という平らな
板に近いものもある。それなら、上下を
通る道の長さは変わらんはずじゃが、
ちゃんと揚力は発生する」
- これは実は間違いで、迎角がある平板翼では前縁側の流れが分かれる点
は前縁そのものではなく、裏側(下面)で前縁の少し後ろにくる。上面の流れは
そこから前縁を回りこんでいくので、上下で長さは違う。
- これは大抵の航空工学や翼理論の
教科書にはでてくる話だが、例えば以下の文章を参照。
- これ
- 平板翼の周りの循環ありの流れの図(右下)
- まあこれはあくまでも完全流体+循環ででてきた流線で、実際にはこれく
らいの迎角では上面の流れが剥離するけど、まあそれはそれ。
- これはもちろん、だから同時到着の理論が正しい、という話ではない。
- P5「実際にも翼の後ろの空気は、多かれ少なかれ、かならず下向きに流れ
ておるんじゃ。前からまっすぐにやってきた空気が、下向きを向いているとい
うことは・・・」
- これも間違いで、前からくる流れはまっすぐではなく、上向きになる。これも先ほどの図を見ればわかる。
-
私の文章では以下の説明をした。
- 力学的にもっともらしい揚力の説明は、翼の前方では水平であった流れが翼の 後方では下向きの成分を持つことによって運動量が変化しており、その反作用 として翼は揚力を感じるというものである。
- これは直観的には正しくないといけないような気がするわけだが、2次元翼では実は正しくない。
- というのは、例えば前節の円弧翼の場合では、流れ場は前後対称であり、後方 で持つ下向きの運動量と全く同じだけの上向きの運動量を前方の流れはもって いるからである。
- で、もうちょっと一般的な翼断面でも、流れが渦なし流+循環という形で
書ける以上、後方で下向きなのと同じだけ前方では上向きである。
- 同じページ「下向きの流れができるためには、空気の粘性(ねばりっけ)
が必要なんだが、実際に、それをきちんと取り入れた計算をするのは、すごく
難しいんじゃよ。」
- 現代の CFD ならなんということはないわけで、これも間違い。まあ、レ
イノルズ数が大きい(粘性が小さい)と計算量的にはどんどん大変になるが。
- もちろん、この辺ちゃんと議論するとこんな話になって一般啓蒙向けにはならない。
- でもまあ、やはり等角写像の美について熱く語るくらいはして欲しい。
- 2014/05/17 10:30 打ち合わせ
2014/5/16
- 「飛行機がなぜ飛ぶか」分からないって本当?
- 松田さんの説明は大体いいんだけど、後縁条件(クッタの条件)が成り立つのは後縁が尖っているから、というのは嘘(その辺記事にちゃんと書いてないが松田さんはちゃんと説明したと思うけど)。
- 後縁が丸くてももちろん後縁条件に近いものが成り立って、揚力は発生する。
- ちなみに、前縁が尖っていたら翼の前縁で流れが分かれる、とすると迎角のある平板翼では流れが存在できなくなる。
- というような話は10年くらい前に書いたんだった。
- 午前中は東工大で議論、午後1某社、そのあとAICS東京分室に移動、と
いうことで昼飯を某社のあと某所で。
- 斜め前のテーブルから「原子力が」「3S」「プロメテウスの罠」というような単語が断片的に聞こえてきてとても気になる。
- Peta Exa Zetta Yotta なのね。
- TSMC は risk production だと 16FF+ が今、10FF が 15 end、7FF が mid-17 だと。ほんまかいな?
- まあ 16FF+ は IP とかそろってきた気配はあるっぽい。
- 福島県双葉町で鼻血「有意に多い」調査 「避難生活か、被ばくによって起きた」
- 調査自体はここで紹介されているもの→双葉町等を対象にした疫学調査の中間報告で鼻血等が有為に増加
- 引用:
双葉町の健康福祉課では、取材に対し、町が岡山大などに調査を依頼し、調査結果の報告も受けたことは認めた。報告を受けたのは、現職の伊澤史朗町長のときになってからだが、なぜ美味しんぼ側に抗議したのか。
- 引用:
こうした点などを聞こうとしたが、「担当者が退職するなどしており、詳しくは当時の書類を調べないと分からない」とし、5月16日夕までに回答はなかった。
- 引用:
町の秘書広報課では、「鼻血を出す人がそんなに大勢いないことは、保健所の聞き取り調査で分かっています。岡山大などからの報告を受けたわけではありませんが、町民の健康管理については今後検討していきます」と話している。
-
報告本体
- 福島県双葉町,宮城県丸森町筆甫地区,滋賀県長浜市木之本町の3か所の比較。
- 引用:鼻血に関して両地区とも高いオッズ比を示した(丸森町でオッズ比
3.5(95%信頼区間:1.2,10.5),双葉町でオッズ比3.8(95%信頼区間:1.8,
8.1))。
- 丸森町の空間線量は平成23年3月14日から平成24年3月30日までの県内10地点空間放射線量率の推移(グラフ付き)
- 2011/4/6 からしかない上に、 5/25 までは高さ 2.5m のモニタリングカー
で測定していたとのことで、それ以降の数字は 1.5 倍になっている。
- なので、 1m の数字としては 2011/4/6 で 0.32 uSv/h ではなく
0.48uSv/h とするのが適切であろう。
- そうすると、JAEA 論文にある東海村と同じような感じと思われる。決して低いわけではないが、双葉町に比べれば桁で低いことは多分確か。
- とはいえ、信頼区間は広いのでだからどうとかいえる結果でもない。
- あ、だからどうと言えない、というのは、被曝の影響自体があるかどうかわからない、ということではなくて、被曝量が全然違うのに差がないのはおかしい、とは言えない、ということ。
- 雁屋氏の5/4のブログ記事
- 引用:で、ここで、私は批判している人たちに反論するべきなのだが、「美味しんぼ」福島篇は、まだ、その23,その24と続く。
その23、特にその24ではもっとはっきりとしたことを言っているので、鼻血ごときで騒いでいる人たちは、発狂するかも知れない。
- というわけで、来週号で福島篇終了なのは当初の予定通りで、別に圧力のせいでもなんでもない。
- 区から「納税義務者様」で始まるなんだかとっても日本語が変なお手紙がきていた。
- 役所というのは中身はとにかく形式はきちんとした文書をだしてくるところと思ってたんだけど、最近そうでもない気がする。
- 2014/05/16 10 遠藤さん@Calypto 再調整必要かも
- 2014/05/16 午後 P?
2014/5/15
2014/5/14
- 富士通が次期スパコンのメーンボードを国内初展示、大きさ当たりの処理能力は「京」の22倍
- 電力あたりは、、、
- 午前中はセミナー。色々面白かった。午後はチームミーティングのあと事務方と相談、それから増える会議。
- 鼻血問題についての広河氏の見解
- チェルノブイリでは傾向はでている、という話。まあ、IAEA/WHO 的にはもちろんこんなのはなかったことになっている。
- つーかまあ、チェルノブイリの事故処理に関わった人はともかく、地域
住民については小児甲状腺がん以外の被曝の影響は一切公式には認められてい
ないのが現状で、統計的に有意であろうが相関があろうが全て「ストレスのせい」
になってるわけだ。
- まあなので、この件については公式見解と違う主張は「公式見解と違う」ことをもって「非科学的」とみなされる。(被害がでない方向に違うのは非科学的ではないみたいだが)
- なので、頭のいい人は公式見解の論理矛盾とかをつついたりしない。つつくのは頭の悪い人。
- これはまあそういう話。
- お、明日(今日)は午前中に会議がない。ちょっとゆっくりでよう。
- 2014/05/14 15:30 特別会議室
- 2014/05/14 17:30? 増える会議?
2014/5/13
- マルシャF1チーム
- CFD で F1 で最下位ってこれですかみたいな(情報どうもです>某方面)。
「京」とはもちろん全くなんの関係もない。
- ポートライナーで某君と遭遇。色々情報交換的。
- 中山茂さん死去
- 最後にお目にかかったのは、、、2011年8月か。
- 私は実はほとんど接触がなくて、某K氏から召集がかかって旧2号館の部屋の片付けを手伝ったことがあるくらい。確か吉岡さんもきてて昼飯食べた。K氏は召集しただけで本人はいなかった。
- ご存じの方はご存じの(私はよく知らない)色々なことがあって、中山さんは定年1年前まで宇宙地球科学教室の講師だった。
- 平川君コメント2.0
- 昨日私がひっかかったところは変わっている。
- 「今回の『美味しんぼ』の内容は科学的に一面的で、福島県など当事者の批判を招いたのは当然と言える。」→「今回の『美味しんぼ』の内容は原発事故後の状況を描いたものとして取り上げ方に偏りがあり、福島県などの反発を招いたのはしかたがない。」
- 「今回の問題は、放射線に関する知識の問題というよりも……」→「今回の問題は、被ばくと鼻血の因果関係といった問題としてだけ捉えると……」
- まあでも、これ、私は、まず第一義的には科学的に適切な見解やアプローチはどういうものか、また放射線に関する比較的正しそうな知識は何か、という問題だと思う。
- 例えば、「福島での被曝で鼻血がでることは科学的にありえない」とい
う主張は、空間線量の推移、そこから推測される大気中の放射性物質の濃度、
その大気を吸入した結果として起こりえる鼻腔の被曝、といったものを検討
すると到底受け入れられるものではない。
- あくまでも、 鼻血がでるメカニズムとして「高線量の被ばくがあった場
合、血小板減少」によるもの以外は認めない、という立場だけが正しい、とい
う、これ自体に科学的根拠のない信念から導かれるものでしかないからである。
- もうちょっと具体的に計算しておく。JAEA論文によると、最大の空間線
量が 5μSv/h であった東海村での I-131 による吸入による内部被曝は
実効線量で 0.4mSv となった。
- 最大の空間線量が 1.5mSv/h に達した双葉町にその時にいた町民
の内部被曝はほぼ比例して高くなると考えられる(この推測は、ダストサンプ
リングのデータがある場所については概ね正しい)。
- つまり、300倍とすると 120mSv、まあ成分も違うかもしれないので 1/3
程度の100倍として40mSv である。東海村では3/15 の分の他に 21日の分もあ
るからさらに半分にするとして 20mSv。東海村の50倍としてみる。
- 遠藤さんの ICRP モデルを使った検討で、I-131の形態が粒径1μで、鼻腔にあまり捕捉
されない微粒子で、鼻腔のβ線被曝は全身の実効線量の 100倍となることが示
されている。同程度の量があった Te-132 を考慮すると 240倍となる。
- つまり、20mSv の 240倍、 4.8Sv である。これでもかなり過小評価になるように見積もっている。
- 仮に、低線量被曝では鼻血のような症状はでない、というのが科学的に
正しいものであったとしても、鼻腔に 5Sv 程度の被曝、というのは低線量で
はない。
- 皮膚であればβ線による障害を起こすの
に十分である。
- 空間線量の最大値が少なくとも 200μSv/h であった飯舘村では東海村の 20-40倍程度として、鼻腔の被曝量は2-4Sv というとこになる。
- つまり、皮膚であれば障害を起こすような量の被曝を鼻腔にした人々は、
かなりの人数いた、と思われ、環境省や福島県の被曝による鼻血はありえない、
という主張には科学的根拠はないと結論できる。
- あ、ちなみに、1日に 6Sv という(その人の信念によれば)「低線量率」では放射線による障害は起きないと主張していた人がいた。
- この人
- Y-90 900MBq 投与で「500mSv/秒」という計算をする人なので、あまり信用できないのではと思う。
- 平成23年3月11日~3月31日(東日本大震災発生以降)にモニタリングポストで測定された空間線量率等の測定結果について
- 参考資料(グラフ)
- ここのコメントは概ね
「6Sv浴びたら死んでる」と「6Svで急性症状なんかでるはずがない」のどちらか。後者が多くなったかな?6Svとか被曝するのは十分ありえる話という理解になったと。
- 2014/05/13 13:30 エクサ進捗ミーティング(私パス)
- 2014/05/13 14 EXA MD ミーティング
2014/5/12
- 福島原発:1〜3号機燃料、格納容器に穴開け搬出検討
- 引用:
東京電力福島第1原発の廃炉作業で、炉心溶融を起こした1〜3号機の原子炉格納容器の側面に穴を開け、ショベルカーのような搬送機を入れて溶け落ちた燃料を取り出す工法の検討を東電と国が始めたことが分かった。
- 引用:
現在の廃炉計画では、格納容器内を水で満たした冠水状態にして溶融した燃料を取り出す方針だが、事故で破損した格納容器の修復ができなければ水をためられないため、水を入れずに取り出す方法も検討することにした。
- 「ショベルカーのような搬送機」
- TSMC Forecasts 2014 Boom
- 引用: Lui added that the 10nm FinFET process development is on-track
for risk production in 4Q15.
- 引用: He said the process will provide a greater than 25 percent speed improvement at the same total power consumption as 16FF+ or
- 引用: a 45 percent total power reduction at same speed compared with 16FF+.
- 引用: In addition, the 10FF process will provide density improvement of 2.2x over the previous generation 16FF+ process.
- 20SoC から比べて同じクロックで 16FF+ で電力 30%減少、10FF でさら
に 45% なので、20SoC に比べて 2.6 倍で、2012年の発表では 2.2 倍だった
のに比べて随分改善している。面積も。
- 2012年の数字は これ。
- 計算上は 10FF が 28HPM から電力性能が同一クロックで 3.25 倍とかいう驚異の数字。
- あ、TSMC の数字読み間違えていた。 16FF+/16FF で電力30%減少だ。
16FF/20SoC が 35% だとすると 16FF+/20SoC で 2.2 倍、28HPMからで 2.75倍。
- どもども>F方面。
- で、 10FF/28HPM だと電力 1/5 とかいうとても本当とは思えない数字に。
- これ前は 10FF/28HPM で 2.75 倍だった。から、10FF の数字が 1.8倍、
16FF+ の数字が前の 10FF の数字くらいになってる。
- この影響は滅茶苦茶大きくて、これまで電力的に 10FF でないとといってた話が 16FF+ でできて、10FFなら前の見積りの 1.8倍いけることになる。
- まあどっか間違ってて 10FF/28HPM が4倍程度としても前よりはるかに良い。
- とはいえ××の××は前から××、、、
- 週刊ビッグコミックスピリッツ「美味しんぼ」に関する本県の対応について
- 引用:「美味しんぼ」及び株式会社小学館が出版する出版物に関して、本県の見解を含めて、国、市町村、生産者団体、放射線医学を専門とする医療機関や大学等高等教育機関、国連を始めとする国際的な科学機関などから、
- 引用:科学的知見や多様な意見・見解を、丁寧かつ綿密に取材・調査された上で、偏らない客観的な事実を基にした表現とするよう強く申し入れております。
- 出版社へ申し入れした内容 「週刊ビッグコミックスピリッツ」4月28日及び5月12日発売号における 「美味しんぼ」について
- 引用:「週刊ビッグコミックスピリッツ」4月28日及び5月12日発売号の「美味しんぼ」において表現されている主な内容について本県の見解をお示しします。まず、登場人物が放射線の影響により鼻血が出るとありますが、高線量の被ばくがあった場合、血小板減少により、
- 引用:日常的に刺激を受けやすい歯茎や腸管からの出血や皮下出血とともに鼻血が起こりますが、県内外に避難されている方も含め一般住民は、このような急性放射線症が出るような被ばくはしておりません。
- 引用:また、原子放射線の影響に関する国連科学委員会(UNSCEAR)の報告書(4月2日公表)においても、今回の事故による被ばくは、こうした影響が現れる線量からははるかに低いとされております。
- 鼻血がでるメカニズムとして「高線量の被ばくがあった場合、血小板減少」によるもの以外は認めない、ということを明確に述べている。
- まあ、こういうことができるのは、あとでなにがおこっても「当時の科学的知見ではこれが限界」と主張すれば通る、という前例が山ほどあるからではある。
- あ、楠瀬さんとこなのか。それで実験、観測なの?うーん。
- 【スピリッツ24号掲載の「美味しんぼに関しまして】
- 画像である。24号は5/26号。5/12(今日)発売。
- 「悪意」の源流 小保方博士と理研の迷宮(上)
- 引用:
4月21日の取材で、7代目の理研理事長、有馬朗人は自戒の念を込めて、こう語った。「私が失敗だと思うのは、理研だけじゃなくて、国もそうだけど、機械はすばらしく良くするけど、その後がダメなんだよ。京はせっかく世界一だった実力が今、がたっと落ちちゃった」
- 引用:
次世代スーパーコンピューターとして理研に設置された「京(けい)」が計算速度世界一を達成したのは2011年のこと。民主党の事業仕分けで、「2位じゃだめですか」と指摘されたが、理研理事長の野依良治ら科学者が反発し、
- 引用:
「いったん凍結すれば、他国に追い抜かれる」として予算を復活させた。結局、1111億円を投じて、2012年に完成し、民間利用も始まっている。
- 引用:
だが、京はその後、計算速度を上げる開発が止まってしまった。そして、世界4位に落ちている。それでも、専用の6階建ての巨大ビルには今も210人が勤務し、毎年100億円を超える維持運営費がかかっている。電気代だけで20億~30億円を費消する。
- まあ実際問題として Top500 でさえまだ4位にとどまってて、トップは全
体でシミュレーションが動きさえしてない Tianhe-2 なので、有馬さんの「京
はせっかく世界一だった実力が今、がたっと落ちちゃった」は根拠レスではあ
る。
- 「だが、京はその後、計算速度を上げる開発が止まってしまった。」っ
て、じゃあポスト FX10 を入れますかとか、「京」の開発と並行して後継の
開発にお金だしてくれましたかとかそれはいいたくなる。
- まあ、10年に一度のプロジェクトに1200億掛けるより3年毎に400億のプ
ロジェクトをオーバーラップさせながらやるほうがいいに決まってる。開発費
用が莫大だから難しいという面はあるが。
- まあだから、「京」で総額膨らませすぎたのが悪いと思うんだけど。
- 今日は 10、15、16と3つ会議または打ち合わせ。今日の会議はこれでおしまいのはず。
- 日経記事から引用続き:
理研は、運用での成果を強調する。モノ作りや災害予知、ナノテクなどに利用されているというが、1000億円を超える投資に見合う具体的な成功事例は見当たらない。
- いやその1つで 1000億にあたるような素晴らしい成果がでればそれはいいけど、スパコンってそういう話じゃないわけで、、、
- 引用:
クルマの流体力学のシミュレーションにも使われているが、「スパコンでF1カーを製作したら、ぶっちぎりでビリになった」と理研計算科学研究機構の職員は苦笑する。
- 誰がいったのか知らないけど、大体日本メーカーってF1撤退してるし、「京」を F1 カーの設計に使ったという話はない気が。
- 「京」の開発や運用に問題がないわけではないが、こういうピントはずれな批判はあんまり意味がない。
- これはすごい→毎時1・5μSvは住むのに危険なレベルとは言えません。
- NHK 美味しんぼ「不安 口にできなくなると問題」
- 平川君:「今回の『美味しんぼ』の内容は科学的に一面的で、福島県など当事者の批判を招いたのは当然と言える。」
- 中間省略
- 平川君:「今回の問題は、放射線に関する知識の問題というよりも、原発事故後に生じた国などへの不信感が3年たった今もぬぐえず、出している情報が正しくても受け入れられない状況があることの表れと考えられ、被ばくと鼻血の因果関係の問題としてだけ捉えると、見方を誤るのではないか」
- 2011/3-4月あたりにも思ったことだが、まあこれだから STS は役に立たない、という話ではある。
- あ、もちろん、STS がなんの役にも立たない、という話じゃなくて、 STS研究者はこういう時には役に立たない、という話。過去の事例の分析やそこから得られる教訓は非常に有用。
- 放射能濃度、最高値相次ぐ=2~4号機間地下水で-10カ所超・福島第1
- 引用:
東京電力福島第1原発で放射性物質に汚染された地下水が海へ流出している問題で、東電は12日、海側にある測定用井戸など2カ所で7日に採取した地下水のトリチウム濃度が過去最高値を更新したと発表した。
- 引用:
それぞれの井戸によって最高値はばらつきがあるものの、2号機海側の井戸で8日に採取された地下水で同86万ベクレルのベータ線を出す放射性物質が検出されるなど、極めて高濃度なケースもある。
- 着実に状況は悪化していると、、、
- 記録: ↓ (若田さん,半年間のISS滞在で推定188mSv被曝.鼻血は?)
- まあだから、 STS な人のするべきことって、現在の状況を10-20年後くらいに分析することなわけ。現在進行形で分析とかどうなのかしら?
- ちなみに平川君は昨日から寝込んでいる模様だが(お大事に、、、)、取材に生霊が答えたわけじゃないよね?
- まあ原稿のネタが増えるのはありがたくないわけではないが、既に十分以上にある。
- 2014/05/12 10 4TL (東京から)
- 2014/05/12 15 Alchip
- 2014/05/12 16 増える会議
2014/5/11
- 報告書名で検索しても出てくるのは同じソースのものばかり。そういうことか。
- この人の中では赤旗とかJ-CAST ニュースはなかったことになった模様である。
なんだかすごい。
- 今日は評価書 x 2 と報告書(いくつあったかを数えるところから)を処理しないと。
- 井戸川氏の「3.11 の8日前」というのはこの件なんだろう。
- 引用:電力会社求め巨大津波警戒を修正 地震調査報告書で文科省
- 引用:東日本大震災の8日前、宮城-福島沖での巨大津波の危険を指摘する報告書を作成中だった政府の地震調査委員会事務局(文部科学省)が、東京電力など原発を持つ3社と非公式会合を開催、電力会社が巨大津波や地震への警戒を促す表現を変えるよう求め、
- 引用:事務局が「工夫する」と修正を受け入れていたことが、25日までの情報公開請求などで分かった。
- 引用: 報告書の修正案は昨年3月11日の震災の影響で公表されていない。調査委の委員を務める研究者らも知らされておらず「信じられない」などの声が出ている。電力会社との「擦り合わせ」とも取られかねず、文科省の姿勢が問われそうだ。
- 引用:文科省は「誤解を招かないよう表現を修正した」などと説明。東電は「文科省から情報交換したいとの要請があった。(修正を求めたのは)正確に記載してほしいとの趣旨だった」としている。
- 引用:作成中だった報告書は、宮城県などを襲った貞観地震津波(869年)の新知見を反映させた地震の「長期評価」。貞観地震と同規模の地震が繰り返し起きる可能性があると指摘されていた。
- 引用: 開示された資料や取材によると、会合は「情報交換会」と呼ばれ、昨年3月3日午前10時から正午まで省内の会議室で開催。青森、宮城、福島、茨城各県に原発を持つ東電、東北電力、日本原子力発電から計9人が出席した。
- 東電社内報 とうでん 1996 07 特集記事 「原子力、”自分の言葉”で語ろうよ」
- テレビ朝日 2011.7.18 モーニングバード 主婦は有名人で落とせ - 原子力PA方策の考え方から - 「原発 世論対策マニュアル 驚きの内容」
- ふむ、 Nature の今年の 1/9 号には 16ページも使った Kobe Biomedical Innovation Cluster の宣伝があるのか。
- 小谷野敦による佐々木力「東京大学学問論」の書評星2つ
- 引用:この「はっきり言わない限り拒絶とは見なさない」というのは、ストーカーにありがちな心理的欺瞞である。
- 要するにそういう本なのこれ、、、
原発事故と科学的方法現在アマゾン在庫切れ、、、
- 第10 回双葉町復興まちづくり委員会 議事録
- 以下引用(24ページから)
- 【高野重紘委員】 今木村先生が言ったことで、私は 3月 12日の朝 7時半にもう既に逃げまして、郡山から蔵王まで逃げたんですが、実は私は体内被曝をしてまして、 10月 16日の時点で、 471Bqの内部被曝しています。実際に私朝 7時半に逃げていますので、
- 引用:木村先生の言ってることわかるんですよ。そんで実際にこのことを福島医大にも何回も電話かけました。そしたら「爆発前に逃げてれば内部被曝は起きてない」という回答でした。
- 引用:
特に私の場合は 12日の朝 7時半に逃げて 3月 20日前後に鼻血が 2日間止まらなかったんです。その後帯状疱疹になったりいろいろしたもんですから、福島医大に何回も電話をかけました。県の方にもかけましたし、国の方にもかけたんですが、
- 引用:
電話は取り合ってくれません。「こちらに電話してください、こちらに電話してください」ということで全然取り合ってくれません。実際に私がもう福島医大のある人からは「食べ物、放射能の食べ物を食べたでしょう」と言われたんですが、実は私は逃げてから、
- 引用:
こんなことを言うとみんなに叱られますが、私は福島県、宮城県、あと岩手県の一部、千葉県と茨城県、あとお茶も一切飲んでおりません。お茶にも放射能があるということで一切飲んでいませんし、体内被曝は考えられません。そして魚は太平洋の魚は全然食べていません。
- 引用:
私は、魚は全部日本海の魚を食べてますし、寿司はわざわざ山形県の酒田まで行って食べています。徹底して私は放射能は食べてませんので、体内被曝は 3月 12日の朝 7時半まで、 3時 45分から私は工務店やってました
ので、
- 引用:
自分の建築した家を全部電気をつけて確認するために、山田地区と大熊町の野上地区を駆け足で回って見て歩きました。その間に被曝したというのは自分でもわかってますので、私は政府の発表は信用できないと、そちらのこちらに電話しているんですが、
- 引用:
実際に取り合ってくれません。鼻血出たのも、2日間鼻血止まらなかったということも信用していただいていません。それから今木村先生が言っていることは実質的に本当だったなとそういうふうに考えております。以上です。
- 確かに
グラフ見ると最初のピークは 3/12 6AM とかである。
- そんなに高いピークではないけど、単に風向きのせいでもっと高いところはあったのかもしれないし、、、
2014/5/10
- 金沢大学、研究専念へ授業免除 教員向け新制度
- 東工大での最初の2年はそういうポジションだったはずなんだが。
- Health
State of Belarusian Children Suffering from ...
- ... the Chernobyl Accident: Sixteen Years after the Catastrophe
- これはベラルーシ内で放射性物質による汚染が高いエリアと低いエリア
で、子供が色々な自覚症状を訴えたり、実際に病気と診断される割合を比較したもの。
- 調査時期は 1995-2001. 年間の平均の被曝線量は 0.8mSv と 0.03mSv と書いてある。
- 頭痛とか胃痛とか色々なものが高汚染エリアで高い。鼻血もあって高線量エリアのほうが3-4倍高いけど、件数が少ないので統計的に有意にはなってない。
- まあその、長期間の低線量被曝で色々な健康障害が発生して、その1つとして鼻血が増えているかもということを示唆するデータである。
- 伊藤君が神戸でいったのはあらがわだったのだろうか?
- 今は周りはマンションばっかりだけど。
- 菊池さんがとりあげてくれたせいで(嘘です。因果関係は確認されていません)、
原発事故と科学的方法のアマゾンでの売れ行きが倍増。
- 記者の目:STAP細胞問題/下=須田桃子
- 引用:
STAP細胞が画期的な着想の「新たな万能細胞」として登場して3カ月が過ぎた。改ざんなどの不正と認定された2件の問題以外にも多くの疑惑があり、作製できたという「再現報告」もなく、今や多くの研究者が存在すら疑っている。
- 引用:
理化学研究所は検証実験に取り組むが、私は研究過程の真相究明なくして、理研や日本の科学界の信頼回復はできないと考える。
- 引用:
だからこそ、理研は検証実験と並行して、STAP研究の過程で何が起きたのかを徹底的に調べ、公表してほしい。その材料はある。例えば、STAP細胞由来の残存試料▽実験装置や小保方氏らのコンピューターに残る生データ
- 引用:
▽実験ノート▽ネイチャー投稿論文の原稿と画像・図表類の原図、査読者とのやりとり−−など。すでに着手済みのものもあろうが、これらの分析と共著者への聞き取り調査でかなりのことが分かるだろう。
- これは、科学的成果の信頼性は研究プロセスの正当性によって保証されるべき、という、科学観によっているということであろう。
- 烏賀陽さんからの福島県双葉町の井戸川町長の話
- これは鼻血のほかに、「胸から下、すね毛まで毛が抜けてつるつるになった」といった話も。
- 井戸川氏は 3/12 の双葉町が 1mSv/h くらいになった時にそこにいた人なんだな、、、
- 脱毛は3Gy以上
- 飯舘村は Cs-137 で 200万Bq/m^2 とかで、双葉町は少なくとも1000万くらい、
I-131だと 5000万Bq/m^2くらい?
- それくらいが服や皮膚についたら 8mSv/h とか(TECDOC 1162 Table E5)。まあもちろん色々なばらつきもある。
- buveryさん:短期影響がでるような線量を一般人が被曝することはなく、鼻血で放射能が測定できるのなら、井戸川元町長を人間測定器として使える。
- まあ 皮膚症状による正確な線量の推定は一般に困難と教科書には書いてあると。
- 日本で3Dプリンターでピストルを製造した男が逮捕-何で作ろうと銃は銃
- ちゃんと実弾が使える銃なんだこれ。
- University Official Arrested For Possession of 3D Printed Gun
- スピリッツの 5/26 号にのっている「美味しんぼ」を読む。
- 大阪の焼却場の周りの住民の症状については、その症状が放射性物質のせいというのはどうなんだろう?焼却場自体というか普段からの排出ガスの影響はあると思うけど、、、
- もちろん、断定できない、という発言なんだけど。
- 例えば井戸川氏の被曝は飯舘村住民に比べても1桁程度多いかもしれないわけで、
福島市の多くの住民に比べるとさらにもう1桁多いかもしれない程度。
- 大阪でのがれき焼却とは同列には扱えないのではないかと、、、
- buvery さん: https://twitter.com/buvery/status/464990713952751617 魔術的解釈には魔術的解釈をぶつけても良く、不品行への天罰といったって別に良い。
- 徒然草 第八十五段
- [「狂人の真似とて大路を走らば、即ち狂人なり。悪人の真似とて人を殺さば、悪人なり。」
2014/5/9
- 放射性物質対策に関する不安の声について
- 引用:東京電力福島第一原子力発電所の事故による被ばくにより、確定的影響の1つとされる疲労感や鼻出血といった症状が多数の住民にあらわれているのではないかとご不安の声をいただきましたので、
- 引用:このような不安による、不当な風評被害が生じることを避けるとともに、福島県内に住んでおられる方々の心情を鑑みて、環境省としての見解を以下のようにお示しいたします。
- 引用:国連(原子放射線の影響に関する国連科学委員会(UNSCEAR(アンスケア))が、これまでの知見に基づき公表した「2011年東日本大震災と津波に伴う原発事故による放射線のレベルと影響評価報告書」(平成26年4月2日公表)によれば、住民への健康影響について、
- 引用:「確定的影響は認められない」とされています。
- 引用:東京電力福島第一原子力発電所の事故の放射線被ばくが原因で、住民に鼻血が多発しているとは考えられません。
- 引用:確率的影響と異なり、確定的影響の特徴は、これ以下なら影響が生じない、これ以上なら影響が生じるという「しきい値」が存在することです。
- 引用:造血機能低下(白血球や血小板が作られなくなる)は約500mGy(0.5Gy)以上で現れるとされ、鼻血の誘因となる出血傾向が生じるのは、それより高い被ばく線量です。吐き気、嘔吐、脱力感は1000mGy(1Gy)未満では現れないとされています。
- 公式見解として、被曝による鼻血のメカニズムは全身の急性被曝による造血機能低下、出血傾向である、と発表したと。
- 午前中は神戸で会議。それから移動。
- 東京分室に到着。ものすごい風と雨、、、
- 8時まで会議のあと某所で打ち合わせ。で、10時頃に帰宅。
- ポスト「京」で重点的に取り組むべき社会的・科学的課題についての検討委員会(第1回) 議事要旨
- 関口さん:アメリカでも,ハドゥープとか,マップリデュースといった形で,コンピュータパワーは大したことがなくても,処理を分散することである一定の目的を達しているという手法が出てきているわけです。
- これ、「一台の計算機は大したことなくてもそれをものすごく沢山つないで」という話だよね、、、
- 分散で大量処理するためには処理のための単価、つまり価格性能比と電力性能が大事なわけで、それは実はローエンドもハイエンドも同じ。
- 2014/05/09 10 AICS 研究連絡会議
- 2014/05/09 17 RM?
- 2014/05/09 19 打ち合わせ@どこか
2014/5/8
- 10時からは会議。
- 校正刷処理。
- 私の大雑把な見積もりでは、内部被曝に比べて鼻腔のβ線による被曝は
6000倍というのをだしたわけだけど、1ミクロンの粒子でI-131だけ、とすると
100倍、というのが遠藤さんがICRPデータベースを使って計算した結果。
- Te-132 も考えると 240倍、1ミクロンではなくて5ミクロンくらいとすれ
ば鼻腔に吸着される割合が数倍になって500-1000倍くらい、というのがありそ
うな範囲かなあと。
- 問題は、I-131 の甲状腺集積も考えて内部被曝を評価するなら、実効線量1mSvになる範囲は計算上は随分広いことである。
- JAEA論文では東海村でI-131で実効線量 0.4mSvにもなっている。
- つまり、東海村で大気中濃度が高かった日に屋外で普通に呼吸していると、計算上は鼻腔の被曝が 10-40mSv になる。
- なお、屋内にいたら減るかというと、ちゃんと換気を止めるとかしてないとそういう保証はない、という話は前に書いたような気がするので省略。
- 空間線量の比からは、福島市あたりでその3-5倍、飯舘村ではさらにその3-5倍となる。
- ただこれ、そうするとそもそも甲状腺被曝の等価線量が飯舘村では大人で100mSvとかの大きな値になってなんかおかしい。
- 公式にはそんな人はいないことになってた気がするわけで。
- おかしくないのかもしれないけど。今中氏らの飯舘村初期被曝評価プロジェクトでは内部被曝はこれからと書いてある。
- Alan Gara っていつのまにか I から I に移ってたのか。ふむ。
- あ、午前中に書いたのからまとめて tw されたけど、会議は 10-,
13:30-, 16-, 16:30-, 17- の5個でした。
- そのあとはジュンクによって某力先生本(ちゃんと在庫が4冊もあったぞ)を調達して帰宅したのであります。
- これで自分の行動に問題がないことが証明できるはずであると本人が思っているというのはわかる。
- 2014/05/08 10 4TL
- 2014/05/08 午後 パート面接予定
- 2014/05/08 16 Intel
- 2014/05/08 16 RH おお、ダブルブックだ。
2014/5/7
- 2014/05/07 17 文科@特別会議室
- 飯舘村土壌調査だと3/15 の降下量は Te-132 が I-131 とほぼ同じ。
- グラフだと多いように見えるがこれはγ線量で、表1、2の kBq/m^2 を使って 3/15に戻すとほぼ同じ。
- Te132/I131の件、私最初早とちりしてました。御指摘ありがとうございます>iPatrioticmom 様
- なので、これが大気中の濃度に比例しているとすると、飯舘村では鼻腔の被曝量は甲状腺等価線量の5倍ではなく12倍程度(係数が1.4倍違うとかも考慮して)となる。
- 但し、これは皮膚の吸収量として使う 70μm線量当量を使うのでこの1.4 倍という数字になる(んだと思う)。
- β線のエネルギーは I-131 は 0.97MeV, I-132 は3.6MeV、Te-132 は 0.52MeV でTe-132 はI-132 との合計で I-131 の4倍多い。
- 4倍多いのに係数が 1.4 倍なのは、エネルギーが高いと70μm線量当量が小さくなるからのはず。それで評価していいのかどうかは知らない、というか、ここには
- 「同じ種類の放射線でも、エネルギーが大きくなるにしたがって、より深い組織までエネルギーが到達するので、障害が強くなります」と書いてある。
- 色々ややこしい。
- あ、遠藤さんの計算はダストサイズ 1um なので、サイズ違うと結果変わるはず?
- セミナーしてミーティングしてちょっと合間があって増える会議か、、、
- その合間になんとか残り半分を書かないと。
- 合間には書けなかったのでこれから書く。
- しかし、6Sv の話、結局(粒子サイズや化学的形態にもよるとはいえ)多
分1桁から1桁半程度過大評価かな?というのがICRPのモデルを使った評価、と
いうところなわけか。
- というわけで、「6Sv」に対する反応には、「6Sv浴びたら死んでる」「こういう計算は無意味でするべきではない」に「6Svで急性症状なんかでるはずがない」が追加された。
- この全てをRTしている人がいて、思考形態がちょっと興味深い。どれも正しいと思っているのだろうか?
- ドラフト書いて送った。ふう。
- あああ、校正刷がまだだ、、、すみません、明日には。
2014/5/6
-
鼻血を出す人が増えたかどうかを調べようともせず、「こういうメカニズムを
想定すれば鼻血が出ることが無いとは言い切れない」とかあれこれ言ってる人
たちって、それこそ水俣病からの教訓をまったく学んでないと思う。
- 内容が適切かどうかに関わらず検討自体が駄目、ってなんか宗教的何か?
- まあ、調べてきてからでないと発言しちゃいけない、ってことだと、原子炉の中をみてこないとメルトダウンしてるはずとかいってはいけない、ということになるわけだ。そういう立場もあるか。
- 実名だしてる研究者ではこれRTしたのは今のところ菊池さんだけ?あ、片瀬さんもいる。まあ実名ではない。
- それはともかく、報告書原稿の催促がきていた。あと年報もある。それからもうひとつ別の報告書も。
- 4年前に書いた文
章を読むとなんだかつらい。So it goes 的。
- こういうのを見ると、菊池さんはなんかこう熱い正義感から怒っているんだろうなあと思う。
- 正義感
- 連休終わるので神戸に移動。新幹線の切符とってなかったが指定券とるの別に問題なかった。
- あれ、明日の会議は東京からでると返事してたような気もする。まあいいや。
- 報告書1つ半分書いた。後は明日でいいか、、、
- メモ 熱傷様放射線皮膚障害の症状と経過
- 引用: 一般に、約2Gy以上の局所被ばくでは、数時間後から被ばく部位に紅斑や軽い痛みが生じます。多くは一過性で数日で軽快しますが、2~3週間後に再び被ばく部位に紅斑が生じます。
- 引用: 高線量の場合は、さらに水疱形成や潰瘍形成等の重度の皮膚障害がもたらされます。極端に線量が高い場合は、難治性の潰瘍や壊死を起こすこともあります。また、被ばく後6ヵ月を過ぎる頃から皮膚が薄くなる、毛細血管の拡張、色素脱失、皮膚潰瘍の再発等が生じます。
- 引用: 汗腺の消失による皮膚乾燥も認められます。放射線の種類により症状の発現や経過は異なりますが、γ線および高エネルギーX線による被ばく線量と発症時期との関係を表2に示します。
2014/5/5
- PKA さん: あと、鼻血などの症状に関しては全くのデタラメですね。I-131をギガベクレル単位で大量投与する治療がありますが、その副作用にそれらの症状はありません
- 一方、9億ベクレルのY-90投与で10%程度の人で鼻血という報告もあると。
- 体内での挙動が違うので、おそらくどちらも本当なのであろう。
- 3年前の菊池さん
- ちなみに、この結果から
福島で鼻血が増えていない、という結論を出すのは間違っているといえる。
- 例えば会津と福岡や福岡と岩見沢で統計的に有意な地域差があるので、
他の地域に比べて少ない、ということが、以前に比べて増えていない、という
ことを意味するという保証はないからである。
- パーセンテージでいうと、相馬では10%、会津では3% (但し、相馬はサンプル数が少ないのでこの差は統計的に有意かどうか微妙)で、会津より相馬がおおかったりする。
- 例えば、の話だが、相馬では元はもっと少なかったかもしれない。
- こういうことに目をつぶって、この統計から何かいえるかのようなことを物理学者がいうのはいかがなものかと思わなくもない。
- とはいえ、この鼻血の事例は、 Wynne の "Misunderstood misunderstanding" を思い出させなくもない。7月の原稿はこれで。
- 竜田一人の再稼働論のこと 『いちえふ』
- ちょっと大きな地震がくると思い出す表層地盤増幅率マップ
- 詳しいデータは こっちにある。
- 23区内だと、山手線の東側は揺れが大きい、あと、西のほうでも川沿いや昔池だった低地も大きい、と。
- 住むとか家を買うとかなら増幅率 1.6 以下でなおかつ局所的に台地とかで地盤がよさそうなところにしたほうがみたいな。
- メイルチェックしたら理事長文書とは別に監査・コンプライアンス室からもきているのか。
- 駒場学際科学科シンポジウム「地球変遷と生物進化」5月20日(火)18:10開催
- 基礎科学科第二が広域科学科になってさらに学際科学科になったんだったかな?
- 専門家「”異常震域”現象が起きたか」
5月5日 7時18分
専門家「”異常震域”現象が起きたか」
- 引用:
今回の地震について地震の発生メカニズムなどに詳しい東京大学地震研究所の
古村孝志教授は、「陸側のプレートの下に沈み込んでいる太平洋プレートの内
部の深いところで起きた地震だ。
- 引用:
地震波はプレートの内部を通って遠くまで伝わりやすい特徴があるため、震源地の真上よりも離れた地域で揺れが強くなる“異常震域”という現象が起きたとみられ、揺れが広い範囲で観測された。
- 引用:
伊豆大島近海では、これまでも地震が起きてきたが、震源が深いので今回はメカニズムが異なる」と説明しています。
- 引用:
そのうえで古村教授は、「プレートの深いところではかかっている力が強いため、一度の地震でひずみを解放しやすく余震が発生しにくい特性がある」と話しています。
- 古村さんである。こういうのちゃんと強振動コードででるのかしら?
2014/5/4
- ちなみに、皮膚の場合のβ線被曝の影響はとんきょさん御紹介のこれの一番最後に書いてある。
- 3Gy くらいから影響がでだす、とのこと。まあ、粘膜だと影響が小さいかもしれないし、逆かもしれない。
-
- 消防庁のサイトにある
放射線の基礎知識には
- 「放射線の影響を受けやすいのは、細胞分裂が盛んに起こっている造血
器(骨髄)、消化管(大腸、小腸など)、皮膚、口腔内粘膜などです。」と書
いてある。鼻腔がどうかは書いてない。
- 理研 全研究者に論文の自主点検指示
- 引用:
STAP細胞を巡る問題を受けて、理化学研究所は、所属するすべての研究者に対し、論文の自主点検を指示したことが分かりました。ほかの論文からの盗用がないかなどが点検の主な内容で、対象の論文は2万を超えるとみられます。
- まだみてない気が。先週海外出張だったからか?
- 研究費の不正使用(特に業者預け金とか)については、三鷹にいた時に自
主点検、申告しろみたいなのが回ってきたことがあってなんだこりゃと思った
んだけど、東工大に移ったあとで東工大では当時結構まだやってた(のがいく
つか新聞にでた)ということはあった。
- 論文盗用とかもやってるところでは悪いことという意識すらなく普通にやってたりするんだろうか?
- まあ、自分で赤いれて直しまくった論文は盗用とかないわけだけど、そうじゃないやつはなんかあるかもしれないという可能性はあるか。
- 福島第一原子力発電所3号機タービン建屋における協力企業作業員の被ばくに関する調査結果について
- これは汚染水に足つっこんでしまった作業員の方の話。そういえばこの時も皮膚のβ線被曝量を全身のそれと混同していた人がいたか。
- 結局この時の足の被曝量は2-3Svということになった模様。
- この計算でも半減期考慮すれば1Sv。全身の被曝量に比べて3桁程度は大きくなると。
- まあ、 2011年11月に福島にいって鼻血、というのはおくとして、2011年3月については地域によっては被曝の影響がありえないという科学的な根拠があるとはいいがたい、というようなところ。
- これへの反応は色々あったわけだけど、(計算をみて納得した、というの以外の)反応は以下のような感じだろうか?
- 「6Sv 被曝したら死んでる。頭おかしいんじゃねーのこいつ」これはもちろん、全身の被曝量と鼻の粘膜の局所的な量を混同した、というものである。
- 「大筋はともかく、内部被曝 1mSv とか過大評価だし、途中の計算もちょっと変でない」これは普通の反応。実際、私の計算には過大評価なところも過小評価なところもある。
- 「こういう計算は無意味でするべきではない」無意味だという主張は述べられているが科学的な理由が書いてなかったりするのでなんだかよくわからない。
- 東海村でのダストサンプリングデータはこれ
- 3/15, 21 日あたりに I-131 で 1000Bq/m^3 くらいまであがっている時がある。
- で、屋外にいたとしてだが東海村での内部被曝量が 0.6mSv というのが JAEA の見積りであると。(p15表4)
- タブレット端末:佐賀県立高34校で問題に 教材DL滞る
- 引用:
佐賀県教委が今春、全県立高校の新1年生(計約6600人)に導入したタブレット端末を使った授業で、一部の教材ソフトのダウンロードが滞るトラブルが相次いでいる。
- 引用:
学校側が授業開始と同時に生徒に一斉にダウンロードさせようとして校内の無線通信設備や、教科書メーカーのサーバーに負荷がかかるなどしたのが原因。県教委はメーカーに対し、データの多いソフトを分割するなどの改善を指示したという。
- 教科書メーカーのサーバーって、校内にサーバーがなくて「教科書メーカーの」サーバーにアクセスにいくのかなこれ?
- 理研、全研究者の論文自主点検を指示 約3千人
- 引用:
STAP細胞の論文問題を受けて、理化学研究所は、所内の研究室や研究グループのトップを務める研究者約280人に対し、自分と部下の研究者全員の過去の論文に不正がないか自主点検するよう求めた。理研に所属する全ての研究者約3千人が関わった論文を対象にするという。
- というわけで、こっちは責任があるのは PI だけとちゃんと書いてある。
- 付録2 初期被ばく医療の放射線測定におけるスクリーニングレベル
- 「経験的に鼻腔汚染の40倍の放射能が吸入による131Iの摂取量になる」ということで私の計算で1%としたのは若干過小評価?とはいえ、滞在時間とかあるから。
- まあこれ、「鼻スミアで採取できた量」で、鼻腔汚染の総量ではないような気も。
- 鼻スミアで 5-10% という文献もある模様
- うーん、これはつまり、吸入の場合、結構な量(吸入量の2.5-10%)が鼻にたまる、というのは専門家には常識レベルの話ということだな。
2014/5/3
- 吸入で1mSv 内部被曝、というのがどれくらいの話かについて。例によって IAEA TECDOC 1162 ベースの推定。 2011/3/15 とかの大放出があった時の話で1年後とかの話ではない。
- 例えば I-131 を考えると、1kBq/m^3 の大気中に1時間いた時の被曝量が
11uSv となっている。核種によって色々違うが、極端な短寿命核種とか稀ガス
を別にすればオーダーはこれくらい
- なので、1万Bq/m^3 の大気中に10時間いると 1mSv という感じ。これは大人の場合。
- この1万という数字はすさまじく大きな数字のような気もするが、3/15 の
福島県内のダストサンプリングデータは存在しないようなのでなんとも言えな
い。KEKのデータはあるのでそれから何かいえるかどうかを考える。
- 3/15-16のデー
タだと I-131 で 20-30Bq/m^3, Te-132 は5-20 程度。
- 3/20-22
もI-131 で 20Bq/m^3, Te-132 は5 程度。
- 3/20-22 だと Cs (134+137) は 14Bq/m^3。内部被曝への寄与は Cs のほうが I-131 より大きい。
- KEK ではそういうわけで 20-50 Bq/m^3 に 50 時間くらいいた、という感じであろう。吸入による内部被曝としては 10-20uSv 程度。
- 福島県内での 3/15 日のサンプリングデータはないので、空間線量率の
比が大気中の濃度の比になっているとすると、0.3uSv/h 程度までしかあがっ
ていないKEKと、20uSv/h まで上がった福島市、さらに高い福島県の一部とで
は2桁くらい違うことになる。(30km圏外でも)
- なので、3/15 日や 20日の大人の内部被曝が 0.1-1mSv に達するエリアという
のはそこそこの面積、人口があったと推測される。
2014/5/2
- 2014/05/02 増える会議@13? 牧野は欠席
- というわけで日本に帰ってきた。既に2日の夜である。
- メモ:ビブリオメトリクスを用いた大学の研究活動の自己分析
- ふむふむ
この資料の表1だと、鼻スミヤでサンプルにあった放射性物質が全身量の1%であったと。
- サンプルは鼻にある全量ではないので、1%は(量としては)下限かな。
- もっとも、滞在時間はよくわからない。この測定も、吸入後どれくらい時間がたっていたか不明だし。
- 今週の研究会にはそういうわけで NUDT とか上海の計算機センターとかの人がきてたんだけど、その辺の人がサンディエゴの空は澄んでいて綺麗だというとなんかなんとも言えないものが。
- 帰りの 787 は JAL だったわけだが、
SKY MANGAというのがあった。
- 画面解像度が若干不足なのと、ページめくりボタンを押してからしばらく待たされるのが大変アレであった。ラインナップは最近だとこんな感じなのか。
2014/5/1
- 日本では17時間も前に5月になった模様だが、ここではまだ1時間しかたってない。
- 日本時間は既に2日だがまだ1日の午前中である。空港ついてチェックイ
ンできた。AAとJALのコードシェアで、UCSD がチケットとったのでAAなんだけ
どチェックインはJALでしろといわれてしかもその時にはJALのカウンターがあいてなかった。
- まあ空港ついたのが早すぎるんだけど
- 飛行機は787な模様。不吉である。
- ゲートの前の椅子の一部にACコンセントがついている。なんだか素晴らしい。
FreeWiFi もある。
- 例えば、i860 (というとIntel の中でも2つある気がするが、プロセッサ
のほう)は 1um, 25Mflops, 2.5W と資料にはある。 0.01GF/W である。
25MHz 動作の時。i860 は乗算は2サイクルに1演算だったので半分にしてみた。
- これを 10nm にスケールすると、電圧 0.7Vとして50GF/W までいく。
- つまり、90年代前半の設計のプロセッサをなにも考えないでシュリンク
すれば 10nm で 50GF/W、14 でも30くらいはいけることになる。860 の設計
いじればもうちょっと上げられる。
- もちろん、メモリインターフェースとかコア間ネットワークとかどうす
るかを考える必要があるが、現在の汎用コアで電力性能が悪いのは
基本的にIPCを上げるべくコアを大きくしたからである。
- そういう意味で、中国設計のプロセッサの電力性能が非常に良いことは
それほど不思議ではない。
- 横の外人のスマフォから「私は寿司に飢えています」という謎な合成音声が。それって日本語会話入門?
- 「トイレはどこだ」に変わった。